
二重整形は今や普通?二重整形を考える前に気をつけること
綺麗になりたいけど、少し不安な人へ。知っておきたい二重整形の基礎知識
世の女性たちの憧れであるぱっちり二重。もともと二重の人はいいですが、中には毎日アイプチで二重を作って、涙ぐましい努力を重ねている人もいるのでは?そんな人は二重整形が気になりますよね。
最近はメスを入れないプチ整形もあり、価格的にも手頃で二重整形のハードルが低くなっています。でも、手術って色々とリスクがありそうで不安…という人のために、今回は二重整形の基礎知識を勉強しましょう。
プチ整形から切開手術まで、二重整形の方法は3通り!
二重整形といっても、簡単なプチ整形から本格的な切開手術まで、選択肢は様々。以下に主な3つの方法をご紹介します。
- 埋没法
- まぶたに糸を埋め込んで二重を作る方法です。メスを入れない手軽さが魅力で、プチ整形として注目を浴びています。手術は10分から20分程度で終わり、価格も切開法よりはリーズナブルですが、取れやすいというデメリットがあります。
- 部分切開法
- まぶたの一部を1から1.5センチほど切開して、二重まぶたを作ります。手術時間は1時間程度。切開よりも傷が小さく腫れも少なく、埋没法より取れにくいですが、傷が小さい分、逆に気になる場合もあり、価格も全切開法と大差がないので、選択する人は少ないようです。
- 全切開法
- まぶたの二重ラインに合わせて3から3.5センチ程度切開し、二重まぶたを作ります。同時に皮膚のたるみを取ったり、目の開きを良くしたりする手術ができます。手術時間は1、2時間程度で、複合手術をするか否かで時間は変わります。腫れが引くまで時間がかかりますが、取れにくいのがメリットです。
二重整形はいくらかかる?気になるそれぞれの手術費用
二重整形するとなると、気になるのがやはり費用。高額な費用がかかると思いがちですが、埋没法であれば8万円前後と比較的手ごろな価段で手術をすることができます。
糸を止める箇所を何点にするかでも、料金が変わってきます。また、糸が取れにくい埋没法では14万円程度と、もう少し費用が高くなります。
一方、部分切開法は25万円程度、全切開法になると30万円程度の費用がかかります。しかし二重が取れにくいので、埋没法で何度も手術をするのであれば、トータルの費用は同等になる可能性もあります。
何が違うの? 知っておきたい各方法のメリットとデメリット
手術の方法が違うことは分かりましたが、具体的にどのような点が違って、値段が変わってくるのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
埋没法のメリットとデメリット
埋没法の最大のメリットは経済的・精神的手軽さです。切開手術には抵抗があっても、埋没法なら試してみたいという人もいるでしょう。手術時間が短くて傷も目立たず、腫れもたいていは数日で落ち着くので、あまり時間がなく、周囲に整形を知られたくない人にも向いています。また、ラインが気に入らなかった場合、やり直すことも比較的容易です。
一方、デメリットとしては、手術は永久のものではなく、早いうちに糸がゆるんで二重のラインが取れてしまうことが挙げられます。だいたい保持できる期間は3年から5年と言われており、それ以後継続させるためには再手術が必要になります。
部分・全切開法のメリットとデメリット
切開法の最大のメリットは、ラインが長持ちすること、理想の二重に近づけられることでしょう。特に全切開法では、眼瞼下垂手術といって、上瞼を大きく開くようにすることで、目をぱっちり見せる手術や、皮膚のたるみを取る手術、腫れぼったさを取る手術などを同時に行うことができます。
デメリットとしては、手術後に腫れが引くまで、2週間から3カ月と長い時間がかかることが挙げられます。傷も半年から1年で目立たなくなりますが、手術直後は気になる場合もあります。手術後に腫れが引くまで時間の取れない人や、即効的な効果を求める人は向いていません。
手術の際はどのくらい痛みがあるの?
埋没法でも切開法でも、麻酔を使うので手術の際の痛みはほとんどありません。ただ局所麻酔の注射を行う際に痛みがある場合があります。
埋没法の場合、手術後は突っ張るような違和感が残るものの、痛みはあまり感じない人が多いようです。切開手術後はじんじんとした痛みがありますが、痛み止めの薬で対応できる場合がほとんどです。
腫れを長引かせないためには、どうしたらいい?
手術後はどうしてもまぶたに多少の腫れが生じます。腫れがひどくならないようにするにするには、何よりも安静が大事。
血行がよくなると腫れやすくなるので、手術当日はできるだけ身体を動かさず、一週間程度はアルコールや湯船に浸かることも控えてください。
時にはリスクも!手術の失敗例と対処法
二重整形手術はそれほど難しいものではなく、多くの人が成功して快適な二重ライフを送っていますが、中にはまれに手術が失敗することも。以下によくある失敗例をご紹介します。
埋没法の失敗例
- 理想の二重にならない
- 失敗例で一番多いのがこれ。カウンセリングがしっかり行われていなかったり、自分の目の形に合わない無理なラインをリクエストしたりすると起こる場合があります。また、直後は綺麗な形だったのに、時間が経ってから徐々に左右差が出てくることも。何年も経ってから修正しようとしても、皮膚がすでに癒着して元に戻らない場合もあり、注意が必要です。
- 目の違和感や視力の低下
- 手術から1、2週間は目がゴロゴロして違和感を感じることがありますが、あまり治らない場合は注意が必要。まぶたの裏側で糸が露出しているかもしれません。露出した糸が直接眼球に触れると、炎症を起こしたり、炎症がもとで視力が低下するおそれがあります。異常を感じたらすぐ病院に相談し、抜糸の必要があれば行うようにしましょう。
- 痛みがひどい
- 痛みは通常短期間で収まりますが、長引く場合や我慢できないほどの痛みがある場合、糸が完全に露出しているか、糸にまつげやゴミが入っていることが考えられます。すぐに手術をした病院で症状をチェックしてもらいましょう。また、エクステが引っかかる場合もあるので、手術前にまつげのエクステは行わないようにしてください。
- 目を閉じると点状のくぼみがあり、糸のようなものが見える
- 目を閉じて点状のくぼみがあったり、糸が見える場合は、糸が完全に埋没しきれず、皮膚を巻き込んでいる可能性があります。その場合、皮膚垢などで感染を起こし、膿がたまって腫れあがるおそれがあるので、早めに抜糸してもらいましょう。
切開法の失敗例
- 目の開閉がしにくくなる
- 目が閉じにくくなる場合、最も考えられる原因は皮膚の取りすぎです。また、幅の広い二重にした場合、目を開ける筋肉が瞼を持ち上げられず、開きにくく感じる場合があります。もしくは癒着が起こって医原性の眼瞼下垂が起こっている可能性もあるので、早めに処置が必要です。
- まぶたが腫れぼったい、またはくぼみがある
- 眼瞼下垂手術で脂肪を取りすぎてしまった場合、まぶたにくぼみができる可能性があります。また同じ眼瞼下垂手術で、瞼を上げる筋肉や腱膜を損傷したり、どこかを傷付けて癒着を起こした場合はさらに眼瞼下垂を起こし、腫れぼったくなることがあります。眼瞼下垂の手術は、できれば経験豊富なドクターに依頼するようにしましょう。
よいクリニックやドクターを見極めるポイントは?
大切な目を触られるのですから、できれば手術は信頼できるドクターに任せたいもの。しかし、二重整形を行っているクリニックは星の数ほどあるので、どこを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、クリニック選びの参考に、チェックするべきポイントをまとめました。
- 医師の経験をチェック
- 埋没法は、ある程度経験がないとうまく結べません。最低でも50から100件ぐらいの手術経験があり、美容外科医として1年以上の経験がある医師が望ましいです。とはいえ、病院のプロフィールに手術件数を明記してあるところはあまりないので、医師に直接聞いてみてもいいでしょう。きちんとした専門知識を持ち、質問に的確に答えてくれるかも重要なポイントになります。
- 値段設定は適切か
- 大手のクリニックなどではスケールメリットにより価格を安く抑えられることもありますが、あまり安すぎる価格で広告を出しているところは、現場に行ってから高い手術を勧められる場合もあるので、注意が必要です。一方、あまり高すぎたり、たくさんのオプションを勧めてくるところも気を付けた方がいいでしょう。
- 費用の話に終始し、リスクの説明がない
- 高額の手術の効果ばかり謳う医師は、あまり信頼できません。手術にリスクは付きもの。きちんとリスクについての説明を行い、費用面でも予算の相談に乗ってくれる医師は、よい医師と言えるでしょう。
- 〝うちでしかやっていない〟は気をつけて!
- 「〇〇独自の施術法」を謳うところには、注意した方がいいかもしれません。なぜなら、他のドクターがやっていない=他のドクターが価値を見出せない方法ということが往々にしてあるからです。〇〇独自ということを謳い、他よりも格段に高い価格設定にしているところは、気を付けた方がいいでしょう。
- アフターフォローは手厚いか?
- 手術だけでなく、その後のフォローが手厚いところは安心感がありますよね。中には手術後の保証が明記されているところもあります。もし決まった保証がなくても、きちんとしたところなら誠実な対応をしてくれます。大手チェーンなどは無休なので、何かあった時にいつでも相談に行けるのが魅力ですが、一方で対応が画一になる可能性もあります。
- 口コミやランキングサイトは参考程度に
- 個人のブログや口コミサイトなどは信頼できると思いがちですが、アフィリエイトなどで病院側からお金が出ているものも中には存在します。同じくランキングサイトも病院側がお金を払って上位に位置付けられている場合もあるので、あくまで参考程度にとどめておきましょう。
きちんとした手術を受けるには、下調べが大切。まずは情報収集を!
いかがでしたか?美容整形は一般の病院と違い、治療法や費用などに明確な基準がないので、誠実な医師もいれば、営利主義の医師もいます。
施術が雑でアフターフォローに乏しい、悪質な医師やクリニックに引っかからないためにも、事前に情報収集や下調べをしておくことが大切です。
二重整形のハードルが低くなったとはいえ、顔をいじるのですから、リスクは皆無ではありません。きちんとリスクを理解した上で、信頼できる医師やクリニックを選ぶようにしてくださいね。
