「果物=太る」は誤解!食べても太らない理由とフルーツで痩せるコツ
Date:2016.10.05
みずみずしくて甘〜い、フルーツ。色鮮やかで可愛らしく、大好き!という女性は多いですね。
でも「果物は太るって聞くから……」と我慢している人もいるのでは?
その結果、3つのことが分かってきました。
- 果物は、基本的にはやっぱり痩せる!
- ダイエット効果だけでなく、健康・美容に効果大!
- ただし適量には要注意
つまり、「果物が太る」というイメージは捨てても大丈夫(むしろ痩せる)。ただし暴食は危険、ということですね。
美味しい果物を使って、楽しみながらダイエットしたい!というわけで今回は、フルーツダイエットを成功させるためのポイントと、痩せやすいオススメのフルーツをまとめました。
1、果物はやっぱり痩せる!そのメカニズムを徹底解説
ただ単純に「低カロリーだから」というだけではありません。果物を食べるとなぜ痩せるのか、納得のメカニズムを見ていきましょう。
(1)低カロリー:ダイエット中でも食べられる
まず、なんといってもカロリーの低さが特徴的。
果物のカロリーは総じて低い傾向にあります。以下に、スーパーで手に入る主な果物の100gあたりのカロリーをまとめてみました。
種類 | カロリー(/100g) |
---|---|
バナナ | 86kcal |
リンゴ | 54kcal |
イチゴ | 34kcal |
キウイフルーツ | 53kcal |
梨 | 43kcal |
ブドウ | 59kcal |
ミカン | 46kcal |
オレンジ | 39kcal |
グレープフルーツ | 38kcal |
桃 | 40kcal |
スイカ | 37kcal |
柿 | 60kcal |
いかがでしょうか?もちろん品種や個体によって多少の誤差はあるでしょうが、果物は総じて低カロリーであることが一目瞭然、お分かり頂けたかと思います。
(2)満足感:甘みが多く、満足しやすい
甘いものが好きな人がダイエットする場合、「甘いものは一切食べないぞ」というのはなかなか続きません。
無理に我慢を重ねると、一度痩せてもリバウンドしてかえって太ってしまう……なんて心配も大きいですね。
果物の多くは甘みが豊富で、かつ低カロリー!デザートや朝食に、安心して食べることができます。甘いものを我慢しない分、ストレスも大幅に減少。
甘味好きのダイエッターには理想的な食材なんです。
(3)血糖値を上げにくい:果糖の秘密
果物の甘さの正体は「果糖」と呼ばれる糖分です。この果糖の特徴は
- 糖の中で最も甘みが強い
- 冷やすと甘みが更に増す
- 摂取しても血糖値を上げにくい
というもの。甘いのに血糖値を上げにくいなんて、嬉しいですよね。
血糖値の急上昇は脂肪細胞を定着させ、肥満の原因となります。それを防いでくれる甘味・果糖は、ダイエッターの強い味方と言えるでしょう。
2、美味しくてキレイになれる!果物の美容・健康効果
フルーツの美容・健康効果は、それだけではありません。豊富に含まれる、
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
- 酵素
の働きが、私たちの身体に嬉しい効果をもたらします。
ビタミンでお肌ツヤツヤに
果物の多くに含まれる、ビタミン類。とくにビタミンCは、肌細胞の新陳代謝を活性化させて、若々しいツヤツヤお肌を作ります。
ビタミン類は体内にとどめておけず、余分なものは尿と一緒に身体の外へ排出されてしまいます。
ここはひとつ食卓に、ビタミンたっぷりの果物を加えましょう!
ミネラルが健康を守り、脂質代謝をUP
果物には、
- カリウム
- カルシウム
- 鉄
- リン
などのミネラルも多く含まれます。
カリウムは余分な塩分を排出してむくみを抑えてくれますし、カルシウムは骨の生成やイライラ予防に欠かせません。鉄は貧血気味な女性の強い味方ですね。
またダイエットにおいてもこれらミネラルの働きは大きく、とくにリンには「脂質の代謝をUPする」という効果があります。
脂肪を分解し燃焼させやすくするため、痩せやすい身体になるのです。
食物繊維で便秘がスッキリ
便秘は身体にも美容にも悪影響しかありません。便秘が続くと、
- 腹痛
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 肌トラブル
など、つらい症状を招きます。
便秘を解消するためには、何と言っても食物繊維が不可欠です。そして、果物の多くには食物繊維が豊富に含まれています。とくに、
- アボカド
- バナナ
- マンゴー
- ブルーベリー
- ミカン
- キウイフルーツ
などには、かなりたくさん含まれているのでオススメです。
野菜や他の食材ではなく、果物で食物繊維を摂ることには、大きなメリットが2つあります。
1つは、「不溶性」「水溶性」の2種類の食物繊維が、バランスよく含まれていること。
これらは互いに役割が異なり、どちらかが不足すると下痢や硬便を引き起こすなど、身体に悪影響を及ぼすこともあります。
バランスよく摂取するのに、果物はうってつけなのです。
2つめは、皮や種まで食べられること。
野菜や根菜でもそうですが、栄養素の多くは皮や種の周辺に集中しています。
皮や種まで食べられて比較的捨てる場所の少ない果物は、効率よくその栄養を取り込むことができるのです。
酵素のパワーで新陳代謝がUP
果物の多くに含まれる「酵素」。この酵素は消化や脂肪燃焼の際に使われます。
身体は食べ物の消化を優先するため、酵素が不足すると脂肪の燃焼に手が回らず、太りやすくなってしまいます。
また、酵素には新陳代謝を助ける役割もあります。きちんと摂ることが大切。
3、これで痩せる!ダイエッターが食べるときのポイント
果物を食べて痩せるフルーツ・ダイエットをする際には、守るべきポイントがいくつかあります。
ポイント1:適量と時間帯を意識する
血糖値を上げにくい、太りにくい糖分とは言えど、やはり果糖も糖は糖。食べ過ぎれば脂肪として蓄積され、太ってしまいます。
果物をダイエットに利用するなら、適正量を守ることが第一!喉ごしが良く食べやすい果物ですが、1日に200g程度を目安にして、どか食いは避けましょう。
また、食べる時間帯もポイントです。活動量が増える、朝〜昼にかけて食べるようにするとよいです。
ポイント2:いろいろな種類を食べる
たった1つの食材のみを食べ続けるダイエット法は、身体にとって良くありません。栄養素も偏りますし、体重が減ったとしても筋肉や骨など、身体の大切な部分が衰える可能性が高いもの。
キレイになるためのダイエットで美や健康を損ねてしまっては、本末転倒です。
ポイント3:置き換えは1食までとする
朝食を果物のみに切り替えると、身体がだんだんほっそりしてくるでしょう。でも、嬉しくなって「よし、2食、いや3食とも置き換えてみよう」などと考えるのはNGです。
果物は栄養豊富ですが、身体に必要な栄養素が全て含まれているわけではありません。脂質やタンパク質、他にも無数の栄養素を摂取するには、果物は向きません。
置き換えるならば、朝食または昼食のどちらか1食のみとし、他の2食で栄養をしっかり補いましょう。
4、ダイエット時にとくにオススメの、太りにくい果物は?
果物はダイエッターの強い味方!ということをお伝えしてきました。
最後に、果物の中でもとくにダイエットに向いている「太りにくい果物」をご紹介します。
- イチゴ
- 水溶性食物繊維が豊富で、便秘解消効果が高いです。またカリウムが豊富で、むくみや冷えにも効果大!
- 柑橘類
- ミカン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類は、脂肪を燃焼させる働きが強いです。柑橘類に含まれるシトラス酸には、消化機能をアップさせ胃酸分泌を助ける効果も。また、爽やかなあの香りには食欲を抑える効果があります。食前に食べるのがオススメ。
- 梨
- 梨に含まれるソルビトールという糖類は、腸のぜん動運動を活発にし、便を柔らかくして排出しやすくする効果があります。梨にはタンパク質分解酵素やカリウムも豊富に含まれており、新陳代謝やむくみ解消にもお役立ち。淡白に見えて有能な、魔法のフルーツなんです。
- スイカ
- スイカの赤い色は、トマトと同じリコピンという栄養素。これは新陳代謝を活発にして、脂質や糖質の分解を助けてくれます。また、スイカの90%は水分で出来ており、満腹感を得やすいのも嬉しいところ。おまけに食物繊維も豊富な、スーパー食材なんですよ。
いかがでしたでしょうか。「太るから」と敬遠していた果物も、食べ方のポイントさえ抑えれば、ダイエットの強い味方になります。
秋は果物の美味しい季節。ぜひ我慢せず、自然の恵をゆっくり味わってみてくださいね!
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