化粧品で肌荒れ…見極め方と対処方法、化粧品選びも注意!
Date:2018.11.26
下記の肌荒れに悩まされていませんか。
- 肌が痒くなる
- 肌がひりひりと痛む
- 肌の一部が極端に白くなる、もしくは黒くなる
- 肌が赤くなる
- 肌が腫れる
- 肌がベタつく
- 肌がカサつく
- 肌がくすむ
もしかしたらその肌荒れの原因は、いつも使っている化粧品にあるかもしれません。化粧品による肌荒れは、新しく購入した化粧品だけが起こすものではありません。いつも使っていた化粧品が、突然肌トラブルの原因となる場合もあります。
生活習慣を正しても、食事の栄養バランスに気を配っても肌トラブルが改善しないときは、化粧品による肌荒れを疑ってみましょう。
今回は化粧品で肌が荒れる原因と、改善方法をご紹介します。
この記事の目次
成分だけが原因じゃない!化粧品で肌荒れが起きる理由
化粧品で肌が荒れるといっても、その原因はいくつかあります。保存方法や使用方法など、化粧品の扱い方に問題がないか振り返ってみましょう。
成分が肌に合わなかった
化粧品に配合されている成分が肌に合わないと、肌荒れの原因となる場合があります。
意外と刺激が強い成分が含まれているのが美白化粧品です。美白化粧品の多くは、しみやしわの原因となるメラノサイトの活動を抑制することで、肌を美白へ導きます。肌本来の働きを邪魔する成分が含まれているため、その分刺激が強く肌に負担をかけてしまいます。
ただし現在は低刺激の美白化粧品も多く、美白化粧品=刺激が強いということにはなりません。
また肌に優しいイメージがあるオーガニック化粧品にも注意が必要です。小麦粉やそばなどアレルギーは自然の動植物でも発症してしまいます。同様にオーガニック製品がいくら天然成分でできていようとも、アレルギーを引き起こす可能性はゼロではありません。
食べる機会が少なかったため気づかなかったアレルギーが、化粧品を使うことで発覚するということも少なくありません。
化粧品の使い方が間違っていた
化粧品の使い方が間違っている場合も肌荒れが起きます。
洗い流さなければいけない化粧品をそのままにしていた、月に1回使うべき化粧品を過剰な頻度で使用したなど、思いこみで化粧品を使って肌がひどくなることも多いです。
劣化した化粧品を使っていた
劣化した化粧品が肌荒れを引き起こすこともあります。空気中の酸素に触れて起きる酸化や、指から移った雑菌の繁殖など、封を開けたときから化粧品の劣化ははじまっています。
できるだけ早く使い切るようにし、しばらく使わなかった化粧品も「もったいない」と残さず、潔く捨てるようにしましょう。
一時期TVや雑誌で取り上げられた、化粧水や乳液の冷蔵庫保存もおすすめできません。冷蔵庫に保存し取り出しての使用は、温度変化が激しく、化粧品の劣化を促してしまします。またクリームや乳液などは分離するおそれがあります。
冷蔵庫保存がすすめられていない限り、劣化防止のためにも、化粧品は常温の直射日光が当たらない場所に保存しましょう。
化粧品以外が原因で化粧品による肌荒れが起きることも
化粧品による肌荒れは、化粧品だけが原因で起きるわけではありません。肌の不調が原因で、いつも使っている化粧品による肌荒れが起きることもあります。
体調悪化が原因の場合
風邪などで体調が悪くなっているときなどは、肌は敏感になっています。化粧品の成分に問題がなくとも、肌が敏感になっていると肌荒れが起きます。
それだけではなく生活習慣やホルモンバランスの変化によっても、私たちの肌は常に変化しています。
いつも使っている化粧品で肌荒れが起きた場合、生活や体調と違いはないか自身を振り返ってみましょう。
環境が原因の場合
環境によって肌が敏感になるときもあります。よくあるのは季節の変わり目です。湿度が高い夏から乾燥する秋になる季節の変わり目などは、肌が季節に追いつけず乾燥が酷くなり、肌が敏感になります。
肌ケアによって肌が敏感になった
ムダ毛の処理、洗顔のし過ぎなど、日々の肌ケアによって肌が敏感になることがあります。肌ケアのポイントはほどよく手をかけてあげることです。
化粧品原因の肌荒れとそれ以外の肌荒れの見分け方
化粧品原因の肌荒れと、それ以外が原因の肌荒れはどのように見分けたらよいのでしょうか。見分け方のポイントをご紹介します。
化粧品を使い始めてから症状が現れた
化粧品を肌に触れさせた時点でひりひりと痛んだり、腫れたりしたなら化粧品原因の肌荒れを疑い、すぐに使用を取りやめてください。
上記のような場合は分かりやすいのですが、化粧品による肌荒れは1ヵ月~1年の長期間の使用で発症することもあります。
また生活習慣や食生活をいくら正しても肌荒れが解決しない場合は、同様に化粧品による肌荒れを疑ってみましょう。
化粧品の使用を止めたら症状が治まる
何をしても肌荒れが治らない場合、心当たりのある化粧品の使用をやめてみましょう。肌が改善するようであれば、化粧品原因の肌荒れである可能性が高いです。
肌が荒れたらまずは化粧品を疑おう
生活習慣や食生活が原因である肌荒れは、自力で改善を目覚めますが、化粧品が原因の肌荒れは、アレルギーなど専門医の治療が必要になる可能性もあります。
化粧品原因の肌荒れの症状によっては、一生治らないなど最悪の場合もありえます。
化粧品が肌荒れの原因である可能性が1%でもあるのであれば、すぐに化粧品の使用を取りやめましょう。
どのような肌荒れでも、化粧品が原因である可能性もあることを頭の片隅に残しておいてください。
すぐに洗い流そう!化粧品による肌荒れが起きたときの対処法
化粧品による肌荒れが起きてしまったら、どのように対処すレアよいのでしょうか。
水や低刺激の化粧落としで洗い流す
化粧品が肌に触れてすぐ赤くなったりひりひりと痛んだりしたら、水や低刺激の化粧落としですぐに洗い流しましょう。
化粧品で荒れた肌は敏感です。症状が落ち着くまで、できるだけ他の化粧品も触れないようにしたほうがよいでしょう。
肌荒れ当日のスキンケアも、化粧水と乳液だけのシンプルケアですましたほうがよいです。それさえも難しいほど肌荒れがひどい場合は、ワセリンやオイルなどで保湿だけ行うとよいでしょう。
専門医に相談する
肌荒れがひどいときや、長期間続くようなときは皮膚科などの病院を受診しましょう。
原因となった化粧品も一緒に持っていくと、医師への説明をしやすくなります。化粧品の持ち運びが難しい場合は、成分表や説明書だけを持って行ってもよいです。
- いつごろに発症したのか
- どんな症状なのか
この2つをきちんと伝えましょう。
化粧品の使用方法などを見直す
肌荒れの原因となった化粧品はすぐに捨てないようにしてください。医師に症状を説明するさいに活用できます。
皮膚科に行くほどの症状でない場合も、成分表や使い方などを改めて確認することが大切です。正しい使い方や、どの成分が肌荒れのきっかけになっているか調べておくと、次回から肌荒れを防止できます。
パッチテストで対策!化粧品による肌荒れを防止する方法
化粧品による肌荒れを防止するために、化粧品の封を新しくあけるときにパッチテストを実施することをおすすめします。
パッチテストの方法
- 化粧品を綿棒にとる
- 化粧品を、二の腕の内側に10円玉硬貨程度の大きさに塗る
- 乾燥させる(30分程度放置しても乾かない場合は余分な液を拭う)
- 2日程度様子を見る
肌荒れを防止しつつ自分に合った化粧品を選ぶポイント
化粧品は肌トラブルを引き起こさないことも大切ですが、肌を整える効果も重要です。
化粧品を選ぶとき、ついつい口コミや評価などを参考にしてしまいがちですが、肌に合わなければ意味がありません。敏感肌向けや脂性肌向けなど、あくまで参考にするようにしましょう。
よい化粧品というのは、値段も評価も広告もあまり関係ありません。本当に自分に合うかは、実際につけてみないと分からないのです。
だからといって、肌荒れの原因となるかもしれない化粧品を試すのは躊躇してしまいます。
化粧品による肌荒れを避けたいのであれば、敏感肌用の化粧品を選ぶ、もしくは使用前のパッチテストなどの方法があります。
またその化粧品の効果を知りたい場合は、化粧品のテスターを毎日片方の手の甲につけ、付けていない方の手の甲と見比べるとよいでしょう。
つけ続けることで肌がどのように変化するか判断することができます。
手の甲でなくとも、二の腕の内側などでも行えます。
手間を減らし短時間で自分に合う化粧品を見つけたい方は、専門の医師と相談しながら探すのもよいかもしれません。
たくさんの化粧品のなかから自分に合った化粧品を探すのは大変です。結果はすぐには現れませんが、焦らずじっくりと自分に合う化粧品を探してください。
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