美白ケアしているのにシミが濃くなる理由。ケアが間違ってるかも…
Date:2017.10.26
年齢とともに気になりだすシミ。頑張って美白ケアをしているのに、逆にシミが濃くなった気がする!と悩んでいませんか?
それはもしかしたら、スキンケアの仕方が間違っているのかもしれません。せっかくケアしているのにシミが濃くなるなんて悲しい!何とかしたいですよね。
シミが逆に濃くなってしまう理由をご紹介するので、間違った方法でケアしていないかどうか確かめてみましょう。
合わせて、それ以上濃くしないための対策もご紹介します。
シミが濃くなるメカニズムを知ろう
シミが濃くなっていくメカニズムは、ずばり色素沈着とターンオーバーの乱れです。
メラニン色素は紫外線を浴びた時だけでなく、肌をこすったり、ニキビを潰して炎症を起こしてしまった時など、様々なことで出来るわけです。
肌のターンオーバーが正常であれば、メラニン色素(=シミの元)が出来てもそのまま排出されます。垢となって剥がれ落ちるので、若いうちはあまりシミが出来ないんですね。
シミが濃くなるということは、メラニンが排出されずに肌にとどまってしまっている状態です。
ケアしているのにシミが濃くなってしまう原因
メラニンが出来ないようにスキンケアをしているはずなのに、どうしてシミが濃くなってしまうのか、それはケアの仕方に原因があるようです。
「夜専用」のものを朝にも使っている
化粧品にはそれぞれ正しい使用法というものがあります。使う前に説明書きをしっかり読むことが大切です。
なぜなら、特に美白コスメにはその成分の性質によって「夜専用」とされているものがあるからです。
これには理由があって、例えばハイドロキノンという成分は、強力なメラニン抑制作用があります。
メラニンを作らないということは、美白にとっては嬉しいことなのですが、それだけ紫外線に対して無防備になってしまうということ。
だから、ハイドロキノン配合のクリームは夜専用のものが多いのです。
少しでもシミを早く消したい!と、夜専用となっているものを朝のケアにまで使ってしまうと、それはシミが濃くなる原因となります。
使用量、使用頻度などが間違っている
化粧品には適度な使用量、使用頻度が必ず書いてあります。効果を出すためにはそれを守ることが大前提。
それが逆に肌への刺激になり、ダメージを与えてしまうこともあるのです。
肌に合わない化粧品を使っている
健康食品などと同じなのですが、どんなにいいとされる化粧品でも、肌に合わないことがあります。
例えば、美白化粧品によく使われるビタミンC誘導体ですが、ここの成分は肌を乾燥させてしまう性質があります。
ですから、元々乾燥肌の方が使うと余計に乾燥してしあう可能性もあり、それが元で肌のバリア機能が低下し、シミを作る原因になることがあるんです。
- 乾燥肌
- 敏感肌
の人は、美白化粧品の刺激が強すぎて、シミ以外の肌トラブルが起こることもあるので、肌が弱くても使えるかどうかの確認が必要でしょう。
肌荒れが原因で化粧品の効果が出ない
化粧品の効果は肌が健康であってこそ!土台が崩れていると、化粧品の効果が出にくくなります。
まずは健康な肌にすることが何より大事!美白する前にまずは肌に栄養です。
ピーリングのしすぎでもシミが濃くなる
シミを薄くする方法としてピーリングがありますね。古い角質を除去して、できてしまったシミを薄くしていきます。
最近では美容クリニックなどに行かなくても、自分で出来るキットなどもあり、とても便利です。
しかしピーリングをするということは、強制的に肌を剥がしているようなもので、その後にしっかり紫外線対策&保湿しておかないと紫外線のダメージを受けやすくなってしまうのです。
何事もやり過ぎはよくないということですね。
シミ消し効果が出るまで使っていない
肌にはターンオーバーの期間があるので、美白コスメを使ってもすぐにシミが薄くなるわけではありません。
例えば1ヶ月くらい使ったくらいでは美白効果が実感できないこともあります。これはその人のターンオーバーのサイクルとも関わっていますし、効果の出方には個人差があるからです。
メラニンの還元作用によってシミが薄くなるまでにも毎日メラン色素が作られているので、むしろ濃くなっていっているように感じることもあります。
また、濃いシミはすぐには消えませんが、その周りのシミが予防出来ている=肌が白くなってきていることから、濃いシミが際立って見えてしまう、ということもあります。
少なくとも同じ化粧品を正しい使い方で2〜3ヶ月は使い続けてみる必要があるでしょう。
日焼け止めの量が足りていない
日焼け止めにも適量があります。決められた量を守らないとその効果が発揮できず、毎日塗っているのにどんどんシミが濃くなるということもあり得ます。
1㎠あたり2mgというのが標準的な使用量なのですが、顔なら500円玉大の量が必要なんです。
これって結構な量だと思いませんか?ちゃんと塗れているでしょうか。
この量を守らないと日焼け止めを塗っていても日焼けする可能性があるんです。
食生活など生活習慣を全く考えていない
肌はスキンケアなど外側からのケアだけでは綺麗になりません。美白化粧品をいくら使っても、
- 夜更かしをする
- 野菜や果物を摂らずに肉ばかり食べている
- ストレス続きの生活
これではシミが増えても仕方がありません。
シミのケアというのは体の内側からもする必要があるということを忘れないでくださいね。
ホルモンバランスの乱れが原因であることも
生理の前にシミが濃くなるような気がする場合は、女性ホルモンが原因であることもあります。
女性ホルモンがメラノサイトを刺激してしまい、メラニン色素を作り出してしまうことがあるのです。
その代表的な症状が「肝斑(かんぱん)」です。
原因ははっきりしていないのですが、女性ホルモンと関わりが深いと考えられています。ですから、いくら美白美容液などを塗っても薄くはならないんですね。
誤ったケアをしていると症状を悪化させることもあるので注意が必要です。
肌をこすってしまっているから
化粧品を塗るときに、なんとかシミを薄くしたい!と、つい肌をこすってしまっていないでしょうか。
- 化粧水を塗るときに強めにパッティングしている
- 美容液を強く刷り込んでいる
- しょっちゅうマッサージしている
このようにして肌を刺激することは、逆にメラニン色素を増やしてしまうのです。
一生懸命ケアしていることがシミを濃くする原因になってしまうので、肌には刺激を与えないようにする!これが鉄則です。
シミが濃くならないための対策
それでは具体的にどうすればシミを薄くすることが出来るのか、そのための対策をご紹介します。
保湿を徹底的ににすること
まずは健康な肌を作ることから!肌のバリア機能を高めて紫外線のダメージから肌を守るためには徹底した保湿が必要です。
美白化粧品を選ぶときには、美白成分だけでなく、どのような保湿成分が含まれているのかにも注目してください。
肌に優しい美白化粧品を選ぶこと
自分の肌に合ったものを使うことが鉄則。敏感肌の人は敏感肌用と書かれているものを使った方がいいです。
医薬部外品など効果が出やすいものを使う
「薬用」と書かれているものは医薬部外品といって、特定の効能を表示することが認められている化粧品です。
とにかく肌に刺激を与えないこと
大事なのは肌に刺激を与えないこと、これがシミ予防には一番大事なことかもしれません。
スキンケアは毎日のことなので、特に注意が必要です。
クレンジングや洗顔の時も顔をゴシゴシこすったりせず、優しく。化粧品を塗る時も同様です。
どうしてもシミが薄くならなければ皮膚科に相談
色々ケアをしてみたけど、どうしてもシミが改善できないという場合には、1度皮膚科や美容クリニックで診てもらうというのもいいかもしれません。
レーザー治療という選択肢もありますし、もしかしたらその方が費用対効果がいいかもしれないです。
特に、肝斑などはスキンケアだけでは治りません。内服薬が基本的な治療法になるので、専門家に診てもらった方が確実に薄くすることが出来ると思います。
市販されている薬もありますが、まずは自分のシミが肝斑だということを確認してからでないとうかつに服用できないですね。そのためにも1度皮膚科で相談してみましょう。
化粧品の特性を理解して肌に刺激を与えないこと!
美白化粧品の効果を出すためには、まず美白成分の特性をしっかり理解することです。
その上で、
- 自分の肌に合ったものを選ぶ
- 正しい使い方をする
- 肌には刺激を与えない
それを数ヶ月続けて、初めて効果を実感できるでしょう。
美肌は1日にしてならず。1度できたシミを消すのは大変なので、出来るだけ作らないように予防することと、出来てしまったら早めのケアで対処しましょう。
Sponsored Link