ビタミンC誘導体配合の化粧水のオススメは?効果を得る選び方
Date:2016.10.13
シミひとつない透明感のある肌を作りたい、それは女性なら誰しも思うことではないでしょうか。
ビタミンCには抗酸化作用によるシミを予防する働きがあるといわれていますが、そのビタミンCを皮膚に浸透しやすい形にしたものがビタミンC誘導体、それを配合した化粧水がビタミンC誘導体化粧水です。
ビタミンC誘導体化粧水にはシミの予防や解消以外にも様々な美肌効果が期待できるようです。
ビタミンC誘導体配合の化粧水はとても高価なイメージがありますが、それも成分の種類によるようです。まずはその種類を知って選び方のポイントなどを抑えたいですね。
スキンケアにビタミンCを使ってみたいと思っている方に、ビタミンC誘導体化粧水の効果やどんなものを選べば良いのかなど、様々な角度からご紹介しましょう。
この記事の目次
ビタミンC誘導体化粧水に含まれている成分
ビタミンCがお肌にいいことはご存知ですよね。柑橘類などに含まれる栄養素ですが、これを肌から取り入れるとなるととても不安定な物質で使いにくいものなんです。
そのまま塗ってもほとんど皮膚には浸透しません。それを改良し、肌への浸透を良くしたり安定性を追求したのがビタミンC誘導体です。
リン酸アスコルビルマグネシウム
メラニン色素の生成を抑え、シミの予防に役立つ成分です。その名の通りマグネシウムなどのミネラルを含み、肌の奥まで届くのが特徴です。即効性が高いビタミンC誘導体のひとつです。
シミを予防するだけでなく、にきび跡の色素沈着などに効果があるそうです。
皮脂を押さえてコラーゲン生成にも関わるなど、水溶性のビタミンC誘導体の中では最も効果が高いとされています。
リン酸アスコルビン酸ナトリウム
水に溶けやすいことから、主に皮膚科などで使われている成分です。リン酸アスコルビルMgマグネシウムに比べると若干肌への刺激を感じる場合があるようです。
アスコルビル酸グルコシド
安定して常温で長期保存が可能な水溶性ビタミンC誘導体で、安定型ビタミンC誘導体とも呼ばれています。
低刺激なので化粧水に使われていることが多い成分です。ただ、美白効果は若干低いようです。
というのも、ビタミンCに糖を結合させたビタミンC誘導体で、人の皮膚に塗ってもその糖を分解できないため、ビタミンCへの変換率が低いとされているからです。
アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)
アプレシエ(APPS)と呼ばれる進化型のビタミンC誘導体で、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naと表記されることも。
- 水溶性
- 油溶性
両方の性質をもつ「両性ビタミンC誘導体」です。
皮膚への浸透がよく、ビタミンCへの変換率にも優れているので、美白効果だけでなくアンチエイジング効果も期待できる成分です。
ただ、この成分が配合されていると若干価格も高くなります。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
VCIPと表記されることもあり、油溶性なので化粧水よりはクリームなどの油分を含む化粧品に配合されています。
ビタミンC誘導体化粧水の美容効果
ビタミンC誘導体の種類がわかったところで、実際使った時にどのようなメリットがあるのか、その美容効果には以下のようなものがあります。
シミ、そばかすの予防、または薄くする
ビタミンC誘導体の一番の効果はメラニン色素の生成を抑えることでしょう。シミやそばかすを予防する美白効果が期待できます。
また、使い続けることでメラニンの色素沈着を防ぐので、シミやそばかすを薄くする作用も期待できますね。
皮脂をおさえてニキビを予防する
オイリー肌でニキビが出来やすい人ほど使って欲しい!ビタミンC誘導体には皮脂の分泌を抑えて、毛穴の開きやニキビの予防に役立ちます。目立つ毛穴も引き締まりますよ。
また美白効果によってニキビ跡の改善効果も期待できます。
くすみを解消して透明感のある肌を作る
黒色メラニンを白色メラニンに変える効果もあり、色素沈着によってくすんでしまった肌をワントーン明るい肌へ導きます。
コラーゲン生成を促進しハリのある肌を作る
ビタミンCはエイジングケアにも欠かせない成分です。コラーゲン生成に関わり、たるみを防いで肌の弾力を取り戻します。
また、抗酸化作用によって活性酸素を除去するので、細胞の老化を防ぎ、シミやシワなどの老化から肌を守ります。
ビタミンC誘導体化粧水の使い方と注意
せっかくのビタミンC入りの化粧水ですから、正しい付け方で効果を最大限に引き出しましょう。
ハンドプレスでつけること
化粧水の浸透をより高めるために、コットンは使わずに手で塗りましょう。
- 手に適量を取って、両手でしっかり温める
- 顔全体に優しくなじませる
- 手の平全体で顔を覆って優しくハンドプレスして終了
手が乾いてしまうと、乾燥ぎみの人は手に化粧水が吸い込まれてしまうからです。
適量をしっかり使うこと
普通の化粧水と比べるとちょっと価格が高いので、ついケチりたくなってしまいますが、化粧品には適量というものがあります。
使い方の表示などをしっかり読んで適量を使って下さいね。
シミが気になるところにローションパック
頬骨のあたりなど紫外線が当たりやすくシミが気になる場所にはローションパックで浸透させるのもおすすめです。
ただし、肌が乾燥しやすくなるのでパックはコットンが乾燥する前に取る、時間にしたら5分くらいが適当でしょう。
ビタミンC誘導体化粧水のデメリット
美肌効果の高い化粧水なのですが、保湿効果は少し低いなどでメリットも。それをしっかり理解した上でスキンケアに取り入れて下さい。
保湿力に欠けるので乾燥しやすい
保湿力はあまり高くないので、高濃度のものを使い続けると乾燥しやすいというデメリットがあります。
皮脂の分泌を抑える働きがあり、脂性肌の人は良いのですが、乾燥肌の人はさらに乾燥しやすくなってしまうかもしれません。
化粧水でシミ対策をするなら、同時に保湿をしっかりすることも必要になってきますね。
ヒアルロン酸やセラミドなどが配合された保湿効果の高い化粧水をビタミンCの後につけるか、美容液やクリームなどでしっかり保湿して下さい。
敏感肌の人も気をつける
ビタミンC誘導体の種類によっては、若干肌への刺激がある場合があり、敏感肌の人、または体調不良などで肌が敏感になっている時には注意しましょう。
使う前には必ずパッチテストをして下さいね。
酸化しやすく保管は冷蔵庫で
ビタミンCは酸化しやすい成分ですから化粧水を開封したらなるべく早く使い切ることとと、高濃度のものは冷蔵庫で保管するなどして新鮮なまま使う工夫が必要です。
すぐに排出されてしまう
これはビタミンCを食べるときも同じなのですが、ビタミンCは長時間体内にとどまることが出来ません。肌にのせたときも1日中とどまっているわけではないんですね。
市販品はたくさん!ビタミンC誘導体化粧水の選び方
これだけたくさんの種類があったら、どのビタミンC誘導体を選んだら良いのでしょうか。
美肌効果の高いものを選ぶ
数あるビタミンC誘導体の中で、美白効果もアンチエイジング効果も期待できるのは、APPSです。
浸透力も水溶性ビタミンC誘導体の100倍ともいわれていますから、その効果は絶大ですね。
配合率や配合量を確認する
一般的な美白化粧水のビタミンC誘導体の含有濃度は1%程度だそうです。それだと効果を感じられるかどうかは、かなり分かれるところですね。
継続して使用し、効果を感じられる濃度は3%以上だといわれています。
医療用のものでは5~6%といわれていますから1%ではちょっと少ないかもしれません。
より美白効果の高い成分が配合されたもの
ビタミンC誘導体以外の美白成分、アンチエイジング成分にも注目してみましょう。
- アルブチン
- レチノール
- イソフラボン
など美容効果の高い成分が同時に入っているものが嬉しいですね。
より高い美白効果が期待できます。
ビタミンC誘導体化粧水のおすすめはこれ!
初めて買うとなるとどれを買えばよいか迷ってしまうと思いますが、効果を実感できると口コミ評価の高いものをいくつかオススメしましょう。
サイクルプラスの「エンリッチローション」
APPSを配合した浸透力の高い化粧水。珍しい2剤式化粧水で、ローションにビタミンC誘導体が配合されたパウダーを混ぜてから使います。
届いてから自分で混ぜることが出来るので、新鮮な状態で使い始めることが出来る画期的な方法です。
使用期間は1ヶ月ですが、パウダーを混ぜた日から1ヶ月とわかりやすいですし、使用の目安量も「5滴」と決められているのでとても使いやすいと思います。
3滴を顔全体に、2滴を気になるところに重ねづけするそうです。容器には1週間ごとのメモリがついているので、適量を使えているかどうかの目安にもなりますね。
抗酸化作用の高いビタミンE誘導体やアルブチン、ヨクイニンエキスなど他の美容成分もたっぷり配合されています。高額な化粧水が多い中で、1ヶ月分が3000円以下というのも嬉しいところです。
価格:2800円
容量:80ml+パウダー(約1ヶ月分)
http://www.cycleplus.jp/lineup/lotion.html
ドクターケイの「ケイカクテルVローション」
ビタミンC誘導体は水溶性、油溶性、両溶性をすべて配合、それ以外にも12種類ものビタミンが配合されています。
シミを防ぐだけでなく、肌のハリ、ツヤを出し、しっとりすべすべの毛穴レスの肌を実現します。
美容液級の贅沢な美容成分配合でお値段はそれなりにしますが、ビタミンC誘導体化粧水にありがちな乾燥も少なく、保湿感があってよいと口コミ評価も高い化粧水です。
価格:7000円(定期購入で割引あり)
容量:150ml(約1.5ヶ月分)
https://www.doctork.jp/line/kvl/
ドクターシーラボの「VC100エッセンスローション」
APPSを高濃度200%も配合した贅沢なローションで浸透力もアップ。とろみのあるテクスチャーでお肌に吸い付くようにして潤いを与えます。
ビタミンC以外にも3種のフルーツ酸、19種のアミノ酸、3種のコラーゲン、3種のヒアルロン酸を配合しており、年齢を感じ始めたお肌にたっぷり栄養を与えてくれます。
水分は富山湾の海のミネラル水を使い、美容成分の浸透率を高めているのだとか。柑橘系のさわやかな香りも人気の秘密です。
パラベン、アルコールフリーで敏感肌の人でも安心して使えますよ。
価格:5076円
容量:150ml(約1〜1.5ヶ月分)
http://www.ci-labo.com/shopping/product/00033744/
肌研(ハダラボ)の「白潤薬用美白化粧水」
ドラッグストアなどでも購入可能。美白化粧水の中ではかなりのプチプラですが、ビタミンC誘導体以外にもアルブチンが配合されていて、ダブルの美白効果が期待できます。
コスパも良いので安心してパシャパシャ使えるのではないでしょうか。無香料、無着色、アルコールフリーで肌への刺激が穏やかなのも特徴です。
価格:1260円(オープン価格)
容量:170ml(詰め替え用あり)
http://jp.rohto.com/hadalabo/promo/shirojyun/
decenciaの「サエルホワイトニングローション クリアリスト」
敏感肌でも使える医薬部外品の化粧水です。アミノ酸が配合されているので保湿効果もバッチリ。セラミドの産生をサポートし、うるおいのある角質層を作る化粧水です。
水にも油にもなじむ性質があるという「ウォータリーモイスチャー」という浸透性保湿成分を配合し、美肌成分を角質細胞までしっかりと届けます。
100円玉大を手に取り、顔全体に1度塗ります。優しくハンドプレスしあたらもう一度同量を重ねづけしてなじませます。
美白だけでなく保湿も出来て様々な肌悩みをサポートできる化粧水です。
価格:4860円(定期購入で割引あり)
容量:125ml(約1.5ヶ月分)
http://www.decencia.co.jp/g/gK031/
ビタミンC誘導体化粧水で美肌を作ろう
毎日食べ物からビタミンCを摂れればそれでも良いのですが、美肌のために必要なビタミンCの量は1日1000mg以上といわれています。
それを補うために、直接肌から浸透させよう、というのがビタミンC誘導体です。
使い方にはちょっと注意が必要ですが、食べるものからも摂取しつつ、外側からのケアもしていけば美容効果を実感できるのも早くなりそうです。
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