休日に一人で楽しめるブックカフェの魅力!読書会などイベントも!
Date:2016.11.15
おうちで読書をするのとカフェで読書をするのって、雰囲気が違うせいかおうちで本を読むより楽しい気がしませんか?
また、家の中で勉強や事務作業をするより、カフェでする方が作業がはかどるというタイプの方も多いですよね。
ブックカフェとはどんなところなのか?魅力やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します!
この記事の目次
最近話題の「ブックカフェ」は本屋さんと喫茶店が融合したお店
ブックカフェとはその名のとおり、本が読めるカフェのこと。じっくり読書を楽しみたい方や、たくさんの本と出会いたい方から人気があります。
また、フードやドリンクなどのメニューが充実した店舗も多く、おいしい食べ物を目当てにブックカフェに通うという方も多いです。
スターバックスのような今時っぽいおしゃれなブックカフェもあれば、ちょっと懐かしい純喫茶風のブックカフェもあり、お店ごとに違った雰囲気を楽しんでいるという方もいます。
本が好きな人にもそうでない人にもおすすめ!ブックカフェの9つの魅力
ブックカフェというと、ものすごく本が好きなコアな人たちばかりが集まっているのをイメージする方も多いですよね。
なんとなく敷居が高く感じる方も多いのではないでしょうか?
でも実は本が好きな人はもちろん、そうでない人でも魅力を感じる良いところがブックカフェにはたくさんあります。
ブックカフェの人気の理由とも言える、9つの魅力についてご紹介します。
1.じっくり本が読める空間
ブックカフェの最大の魅力と言えば、「好きな本をじっくり読める空間が作られている」ということです。
一般的なカフェや飲食店は純粋をご飯を食べにくる人もいれば、楽しくおしゃべりをしている方もいます。
また、リーズナブルな価格帯のお店だと、とにかくお客さんの出入りを増やして回転率を上げることで収益を上げていることもあり、長居しにくい雰囲気もあります。
ブックカフェは「読書にぴったりなお店であること」がそもそものコンセプトなので、他のお店のように気を使わず心行くまでのんびり読書が楽しめるのが魅力です。
2.購入前の本や雑誌も読める
TSUTAYAがやっている「BOOK&CAFE」など、商品として売り物にされている本を購入しなくてもカフェで読めるブックカフェも多いです。
じっくり中身を確認してから本を買いたいという人にとってはうれしいサービスですよね。
図書館と同じような感覚で利用でき、人気があるブックカフェの形態の一つです。
3.漫画や雑誌を読むのもOK
ブックカフェで読める本や文学小説や哲学書のようなちょっとお硬いイメージのある本だけではありません。
書店内から自由に本を持ち込めるタイプなら書店内の本ならほぼ全て持ち込めるので、
- 漫画
- 雑誌
などでも大丈夫です。
4.知らなかった本と出会える
書店が併設されているブックカフェではなく、カフェ自体に本がたくさんそろっているようなブックカフェだと、自分が知らなかったたくさんの本との出会いがあります。
こういったカフェでは、カフェのオーナーやスタッフがセレクトした本がたくさん置いてあるので、普段手に取らない本を選ぶきっかけになってくれます。
そのため、今まであまり手に取らなかった本との出会いや、好きなジャンルや作家の知らない本と出会うことができるのです。
ブックカフェなら実際に手に取って好きなだけ読むことができるので、本を探すのが楽しくなりますよね!
5.読書会などのイベントが充実!
ブックカフェの中には、定期的にさまざまなイベントを行っているカフェもあります。
- 読書会
- 朗読会
- 絵本の読み聞かせ
- 美術作品の展示会
- 有名人のトークライブ
などなど、イベントの内容は本に関するもの以外もあり、本が好きな人でなくても気軽に参加できるものもたくさんあります。
また、子供向け絵本の読み聞かせやお子さんが好きそうなアイテムの展示会などもあり、親子で楽しめそうな企画をしているカフェもたくさんありました。
6.おしゃれなインテリアが楽しめる
多くのブックカフェの見どころの一つが、内装や家具などのインテリアです。
店内や外装の雰囲気に凝ったおしゃれなブックカフェが多く、本を読むための椅子や机を見ているだけで楽しめそうなお店もたくさんあります。
また、アート作品の展示をしているお店もあり、いつもとは違う空間で気分転換するのにぴったりです。
7.オリジナルの雑貨や文具の販売も
ブックカフェの中には、本の閲覧・販売だけでなく、オリジナルの雑貨や文具を販売しているお店もあります。
そこだけでしか買えないという商品があったりするので、オリジナリティーのあるおしゃれな雑貨や文房具を探している人にもブックカフェはおすすめです。
女性が好きなかわいいデザインの小物や小さな子のおもちゃがたくさん並ぶお店などもあり、インテリアやかわいい雑貨が好きな人にもたまらない空間となっています。
8.ドリンクやフードのメニューも充実
ブックカフェは書籍だけでなく、ドリンクやフードなどの飲食物のメニューも充実しているのが人気の理由の一つ。
例えば、TSUTAYAとスターバックスが運営するブックカフェのBOOK&CAFEだと、その店舗で取り扱いのあるスタバのメニューなら何でも注文OK!
ブラックコーヒーはもちろん、スタバおなじみのフラペチーノやスイーツが楽しめます。
その他のブックカフェでも、ランチやディナーメニューが充実していておいしい料理が人気のお店や、こだわりのケーキが食べられるお店もあります。
9.勉強や仕事をする場所としても最適
多くのブックカフェが、スマホやパソコンの充電ができるように電源が取れるようになっている他、Wi-Fiの設置もされています。
ブックカフェは読書を目的に来る方が多いので静かな環境で勉強やPCを使った作業をするのにもぴったりの環境です。
また、のんびり読書ができることがコンセプトなので、数時間作業を続けてもOK。人目を気にせず静かな環境で作業したい人にもおすすめです。
長時間いてOKで本が読める場所というと漫画喫茶もかなり近いイメージがありますが、漫画喫茶とブックカフェは全くの別物です。
まず置いてある書物が全く違います。漫画喫茶は漫画と雑誌のみ、ブックカフェはそれだけでなく小説や実用書なども自由に読むことができます。
また、ブックカフェは漫画喫茶と比較すると飲食物が充実しておりインテリアもかなり凝っています。
漫画喫茶は一人で利用する方が多く個室でもそうでなくてもスペースが仕切られていることが多く、プライバシーに配慮された少し閉鎖的な空間となっています。
また、漫画喫茶は入店時に滞在する時間を指定する形で、その時間を超えると延長料金が発生します。
一方、ブックカフェは街中の普通のカフェや喫茶店と同じく仕切りのない開放的なスペースで、ドリンクまたはフードを頼めば何時間いてもOK。
どちらも本を楽しむ場所ではありますが、こうして比べてみると全く別物です。どちらにもそれぞれ良いところがあるので、その時々に合わせて選んでみてくださいね。
ブックカフェの種類とそれぞれのメリット・デメリット
ブックカフェには色々なタイプのお店があり、大きく分けると3つのタイプに分けることができます。
それぞれのタイプよって利用方法が異なるため、ここではブックカフェのタイプとそのメリット・デメリットについてご紹介します。
書店とカフェが合体しているタイプ
書店の中にカフェがあるタイプのブックカフェで、レンタルCD・DVDで有名なTSUTAYAにある「BOOK&CAFE」などが代表的です。
本屋さんを歩いている時に気になる本があれば、購入前でも自由にカフェスペースに持ち込んで読むことができます。
このタイプのブックカフェの最大のメリットが、本屋さんにある多数のジャンルの膨大な数の本の中から好きな本を購入せずに読むことができるところです。
書店とカフェが融合したブックカフェでは特にデメリットと言える部分はないのですが、あえて言えば購入前の本をカフェに持ち込み飲食するので気を使うというのがあります。
日本のほとんどのブックカフェは仮に汚してしまっても商品代金を請求することはめったにありませんが、買ってもいない新品の本を汚してしまったら…と思うと少しドキドキしますよね。
図書館にカフェが併設されているタイプ
本屋さんよりもさらに多種多様な本が勢ぞろいしている図書館にカフェが併設されているのがこのタイプのブックカフェです。
ほとんどの図書館が貸出後の本に限定していますが、図書館の本を併殺されたカフェに持ち込み飲食しながら読むことができます。
まだごく少数ですが、中には貸出前の本をカフェに持ち込める図書館もあり、図書利用カードなどがない方でも気軽に本を楽しめるようになっています。
このタイプのブックカフェのメリットは、なんと言っても図書館ならではの充実した本の数々!
書店の場合、どうしても新刊やロングセラー書籍の扱いが多いため、読みたい本となかなか出会えないということもあります。
一方、デメリットはというと、このタイプのブックカフェは基本的に貸出後の本しかカフェに持ち込めないところです。
多くの図書館が図書の貸出に必要な図書利用カードなどを発行しているのですが、発行条件には「市内にお住いの方のみ」などのルールが設けられています。
そのため、他のブックカフェのように住んでいる町以外のブックカフェにふらりと入って本を楽しむということができないのです。
また、図書館の本は大勢に貸出すことを前提として購入されたものです。カフェ内で汚してしまった場合、高確率で弁償となります。
カフェにたくさんの本が置かれているタイプ
カフェの店内に置かれたたくさんの本の中から気になるものを手に取って読めるスタイルのブックカフェです。
イメージとしては、カフェの中に小さな図書館があるような感じです。古書の販売も併せて行っているブックカフェもあり、気に入った本を購入できることもあります。
このブックカフェのメリットは、カフェの経営者や店員さんの選んだ本が読めるところにあります。
逆にデメリットは、カフェ店内に本が並んでいるため書店や図書館が併設されたブックカフェに比べると蔵書数はどうしても少なくなってしまうところです。
しかし、蔵書が少ない分一つ一つのカフェごとにジャンルやテーマが全く違う本が並んでいるので、自分が普段手に取らない本との新しい出会いを楽しむにはもってこいの場所です。
ブックカフェについて色々知る内に「ブックカフェってどうやって経営が成り立っているんだろう?」と不思議に感じた方も多いと思います。
自治体が運営する図書館なら本を無料で貸し出しているので利益がないのはいつも通りのことですし、カフェに本が置いてあるタイプならカフェの収入があるので特に不思議はありません。
でも、TSUTAYAが運営するBOOK&CAFEのように、書店の本をカフェに持ち込むスタイルだと書店には何のメリットもないように見えますよね。
TSUTAYAを例に挙げると、TSUTAYAはスターバックスジャパンとライセンス契約を結んでいます。
ライセンス契約とは、簡単に説明すると「スタバの名前を名乗ってスタバの商品を売っても良いですよ」という契約のこと。
つまり、BOOK&CAFEにあるスタバはTSUTAYAが運営していることになり、スタバの売上は全てTSUTAYAに入ることになります。
ブックカフェがあることで集客アップにつながりスタバを利用した人の利益が入ってくるので、TSUTAYAにとっては損をすることがない仕組みになっているのです。
ブックカフェを利用する際の最低限のマナーと注意点
ブックカフェは読書をコンセプトにしたカフェです。普通のカフェとは違うため、少しだけマナーには注意が必要です。
ここではブックカフェを利用する時に気を付けたいマナーについてご紹介します。
本を汚してしまったら正直に申し出る
購入後の本であれば問題はないのですが、購入前の本を持ち込むスタイルのブックカフェで本を汚してしまった場合は、必ず正直に店員さんに伝えてください
汚れたままの本が本棚に戻ってしまうと、汚れを知らずに購入した人に迷惑がかかってしまいます。
また、汚れた本を売ってしまった書店の責任問題になってしまうため、汚れた本が売り場に出ないようにすることが書店にとっては第一なのです。
海外のブックカフェでは汚したら買取となるケースが多いですが、日本の場合は弁償しなくて良いケースがほとんどなので正直に申告しましょう。
ただし、図書館併設のブックカフェやカフェに本があるタイプのブックカフェだと汚した場合は買取または弁償となることもあります。
購入前の書籍の写真撮影やメモは基本的にダメ
本には著作権があり、写真を撮ったりメモに書き写すといった行為は本の代金を支払った人にのみ許された行為です。
購入前の本をカフェに持ち込んで読んでいる場合、こういった行為はしないようにしましょう。
また、カフェに本が置いてあるタイプでは、スタッフさんから了承がいただければ問題ありません。
カフェ内に持ち込める数に注意
購入前の本や貸出前の本をカフェに持ち込めるタイプのカフェの場合、カフェスペースに持ち込める本の数が決まっていることがあります。
複数の本をカフェで読みたい時は冊数に制限がないか気を付けましょう。
どのカフェでもお静かに
どのブックカフェにも共通するマナーが「静かに本や空間を楽しむ」ことです。
ブックカフェは静かな空間で読書を楽しみたい方が集まる場所なため、他のカフェのように楽しくおしゃべりをしていると周りのお客さんの迷惑になってしまいます。
今やデートスポットにもなっているブックカフェですが、ブックカフェならではの静かで落ち着いた雰囲気を壊さないよう静かに楽しみましょう。
中にはカフェとしての側面が強くおしゃべりを楽しむ方の多いお店もあるので、カフェごとの雰囲気にあった楽しみ方をおすすめします。
また、静かにしないといけないとなると子供連れのお母さんも入りにくいと感じてしまいますよね。
絶対に楽しめる!読書好きにもそうでない方にもおすすめのブックカフェ
読書が好きな方はもちろん、ブックカフェがちょっと気になるという方でも、誰でも楽しめるおすすめのブックカフェを4つご紹介します。
TSUTAYA×スターバックス「BOOK&CAFE」
この記事の中でも何度か名前を出しましたが、日本国内で一番身近で気軽に入れるブックカフェの代表がTSUTAYAが経営する「BOOK&CAFE」です。
日本でブックカフェが有名になったきっかけは、数年前にTSUTAYA TOKYO ROPPONGI店にオープンしたBOOK&CAFE1号店。
それから徐々に店舗数を拡大させており、2016年時点で全国に38店舗のBOOK&CAFEがオープンしています。
店舗展開は東京都内が中心ですが、以下の地域にもあります。
- 東北(北海道、宮城)
- 関東・甲信越(東京、神奈川、埼玉、長野)
- 中部(静岡、愛知)
- 関西(大阪、京都、三重、和歌山)
- 四国(香川、愛媛)
- 九州(福岡、熊本、佐賀)
47都道府県を網羅とはいきませんが、数あるブックカフェの中でも最も店舗数が多く、気軽に利用できるというのがメリットです。
▼こちらから検索できます。
http://www.starbucks.co.jp/store/concept/bc/
お近くを通った際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
TSUTAYAの書店内の本は購入前の本でも持ち込める他、他書店で購入した書籍の持ち込みもOK。
さらに、国内外の古い雑誌やセレクトされた書籍に加え、アート作品も並んでおり、スタバより大人っぽい雰囲気が楽しめます。
天狼院書店
TSUTAYAと同じく、書店にある本を購入前に持ち込みできる他、他書店で購入した書籍を持ち込んでも大丈夫です。
このブックカフェはちょっと変わっていて、たたみやこたつといった家具があるのが特徴です。
また、数多くのイベントや部活が行われているのもこのカフェならでは。
- 部活(落語部、フォト部、英語部、デザイン部、女子部など)
- ゼミ(小説か養成ゼミ、書籍編集ゼミ、TOEICパーフェクト・ゼミなど)
- アーティストのライブ
- 医師や経営者によろトークライブ
などなどが行われており、みんなで楽しく部活動や勉強をしたり、その道のエキスパートのお話を聞いたり、本好きさん以外でも楽しめるのが魅力です。
天狼院は現在国内に2店舗で、
- 東京豊島区南池袋
- 福岡県福岡市中央区(天神)
に店舗を構えています。
http://tenro-in.com/
小田急百貨店 新宿店内「STORY STORY(ストーリーストーリー)」
書店兼カフェといったタイプのお店で、カフェスペースの横に書籍と雑貨が並ぶカフェです。
また、楽天市場で人気のスイーツが期間限定で出されており、お取り寄せスイーツが手軽に楽しめるのも人気の理由の一つ。
さらに、絵本の読み聞かせなど子供と一緒に楽しめるイベントもたくさん開催されており、子供連れのママでも入りやすい雰囲気になっています。
http://www.yurindo.co.jp/storystory/
BOOK AND BED(ブックアンドベッド)
カフェではなくホテルなのですが、本好きにはたまらないホテルなのでご紹介します。
BOOK AND BEDは「泊まれる本屋」がコンセプトのホテル。共有スペースには3万冊を超える本が並び、どれも自由に手に取って読むことができます。
ベッドに本を持ち込めるので、時間を気にせず寝るまで本を読みたいという方におすすめです。
あくまで読書を楽しむことが目的のホテルなので基本は素泊まりで豪華なお部屋ではありませんが、その分宿泊料金はリーズナブルなので東京観光などで宿泊費を抑えたい時にも活用できそうです。
池袋に1店舗ある他、2016年秋には京都店がオープン予定です。
http://bookandbedtokyo.com/
ここでは全国展開しているブックカフェと東京都内の人気のブックカフェをご紹介しましたが、ブックカフェは全国各地に徐々に増えています。
個人経営のブックカフェが多いため蔵書数は都心部のブックカフェには劣ってしまいますが、それぞれ違った雰囲気を楽しめるのが地方のブックカフェの魅力です。
例えば、古都で有名な京都や奈良には古い町屋を改装したブックカフェ、鎌倉や湘南にはちょっとレトロな雰囲気のあるおしゃれなブックカフェといったように、その土地ならではの雰囲気のあるカフェは店内のインテリアを見ているだけでも十分楽しめそうです。
ブックカフェは読書が好きな方もそうでない方も楽しめる場所
じわじわ人気が高まっているブックカフェの魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ブックカフェは本や読書が好きな方はもちろん、おしゃれなインテリアや独特の静かで落ち着いた雰囲気を楽しみに来る方もたくさんいて、本はあまり手に取らない方でも居心地が良い空間です。
読書のためのカフェと言われるとちょっと敷居が高く感じる方もいると思いますが、ブックカフェはのんびりした時間を過ごしたい全ての方におすすめの場所です。
おしゃれなカフェで読書をしたい時はもちろん、いつもとは違う雰囲気を楽しみたい方や、静かな場所でゆっくり過ごしたい時は、ブックカフェを利用してみてはいかがでしょう?
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