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要チェック!女性のための「非常持ち出し袋の中身」必需品リスト

Date:2017.04.13

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要チェック!女性のための「非常持ち出し袋の中身」必需品リスト|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/bousai0826/

世界各地、日本各地で、大きな災害が続いています。

「地震・雷・火事・おやじ」なんて古い言葉がありますが、これが笑い話ではすまないほどに、大きな災害が私たちの生活を脅かしていますよね。

地震などの自然災害も、火の不始末からの大火事のような人災も、いつ起きるか素人にはほぼ予測できないのが怖いところです。

いざというとき慌てないよう、非常持ち出し袋を準備しておきましょう。

「でも、持ち出し袋の中身ってなんとなく不足がある気がする」
女性ならではの持ち物までカバーしているセットは少ない」

そんなことを感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「非常持ち出し袋の中身」を女性目線でセレクト、リストアップしました。ぜひ、貴女の備えの参考にしてください。

では早速、いってみましょう!

【1】非常持ち出し袋の基本〜中身選びのポイント〜

非常の際には持ち出し袋の存在がとても役に立ちます。普段から「何かあってもあれを持って逃げれば何とかなる」という安心感にも繋がりますよね。

ただ、「準備しようと思ってはいるけど何を入れたらいいのかよく分からない」という人も、案外多いのではないでしょうか。

また、「玄関に置いてあるけど、何年か前に適当に詰め込んだままで中身のチェックをしていない」なんて人も多いかもしれません。

そこでまず、持ち出し袋の中身について、「基本」を軽くおさらいしましょう。

(1)グッズを選ぶポイントは4つ

防災関連グッズは、今やあらゆる場所で売られるようになりました。種類もさまざま、ユニークなものから多機能のものまで、売場で目移りしてしまうほどです。

そんな中、迷ったときの判断基準にすると良い「グッズを選ぶ基本ポイント」は、次の4つです。

  1. 重さ
  2. サイズ
  3. 耐久性
  4. 使い勝手
この4つの基準に照らし合わせて選ぶと、機能的な持ち出し袋をつくることができます。

重さについては、できるだけ軽いグッズを選びましょう。

とくに女性の場合は男性より力が弱いので、袋の中身をできるだけ軽くしておいた方が逃げやすく、持ち歩きもしやすいですね。

サイズもできれば小さいものがかさばらなくて良いのですが、ものによっては小さすぎて使いにくかったりします。その辺りは注意しましょう。

耐久性は、もちろんよりタフな方が嬉しいですね。

使い勝手は、実際試してみないとなんとも言えないところがあります。試用できるお店で手に取ってみる、口コミを調べてみるなど工夫しましょう。

(2)女性が持ち運ぶなら重さは5〜10kgに抑える

非常持ち出し袋の重さは、一般的に、

  • 男性は15kg以内
  • 女性は10kg以内

に抑えるのが適切であると言われています。

ただ、お米10kgを持ち運ぶことを想像してみてください。これ、女性にはけっこう重たくないでしょうか。

あれもこれもと詰め込みすぎて重くなりがちな持ち出し袋。いざというときに「持ち上がらない」「重すぎて逃げおくれる」なんてことになったらいけません。

女性が持ち運ぶ用に作るなら、非常持ち出し袋はできるだけ軽く、5〜10kgの範囲内に収まるように工夫するのが良いです。

(3)3.11経験者が語る「本当に必要だったもの」

2011年3月11日「東日本大震災」。鮮明に記憶に残っている、という人も多いでしょう。

実際に被災した女性たちの声を聞くと、避難所生活で悩まされたのは、

  • 生理
  • 尿モレ
  • 膀胱炎

などの、体調にまつわることだったと言います。

じつは、生理は言うまでもなく、尿モレや膀胱炎も、男性より女性の方が体質的に悩みやすいと言われます。こういった悩みは、他人になかなか言い出しづらいのもつらいですよね。

また、救援物資を支給した人の話によれば、

  • 生理用品
  • 尿モレパッド
  • 使い捨てビデ(スポイトのような形の膣洗浄用品)

などの物資が、予想以上に喜ばれたとのことです。

のちほど詳しく書きますが、女性用の非常持ち出し袋にはぜひこれらのグッズも備えておきたいところです。

(4)職場にも用意しておくのがおすすめ

災害は、自宅にいるときに起きるとは限りません。

東日本大震災が起きたときは、筆者自身、自宅から電車で片道2時間の場所で仕事をしていました。オフィスはビルの6階にあり、古いビルは軋みながらぐらぐら揺れました。未だ忘れられない恐怖です。

自宅の玄関には非常持ち出し袋が準備してありましたが、距離が離れすぎていてどうにもなりません。電車は軒並み運転見合わせ、ホテルはあっという間に満室。

運良く、職場や友人宅などに3日ほど宿泊させてもらうことができましたが、何の備えもしていなかったためとても不便な思いをしました。

もしも職場にあなた専用のロッカーなどがあるのであれば、職場にも非常持ち出し袋を(簡易版でも良いので)置いておくと安心です。

【2】女性目線で選ぶ「非常持ち出し袋」の中身

さて、基本をおさらいしたところで、いよいよ具体的な中身のお話に入っていきましょう。

(1)基本その1・男女問わず必要なものリスト

まず、男女問わず必要なもの、最低限これは備えておきたいというものを見ていきます。

【男女問わず「必要」なもの】

  • 下着
  • 靴下(丈夫で厚手のもの)
  • マスク(個包装のもの数枚)
  • 除菌シート
  • お金(硬貨で数千円+お札で数万円あると良い)
  • 緊急時の個人情報メモ
  • 家族の写真(裏に氏名・血液型を書いておく)
  • 医薬品(持病の薬、常備薬、救急セット)
  • 食品用ラップ
  • 油性ペン
  • 布製の粘着テープ
  • 水(500mlのペットボトルを数本)
  • 非常食(火や水を使わないもの)
  • 歯ブラシセット(コップ付きが便利)
  • 充電器(手動タイプが便利)
  • 懐中電灯
  • 避難所マップ(地図)
  • 簡易トイレ
  • アルミブランケット
  • ホイッスル
  • 乾電池
  • メガネ(古いものも予備として入れておく)

お金については、硬貨を必ずある程度入れておきましょう。公衆電話で使えるのはもちろん、災害時にはお店も混乱しています。小銭不足で釣り銭を出せないケースもありますので、小銭を持っておくと便利なのです。

「緊急時の個人情報メモ」とは、怪我をしたとき救命士や医師に伝えるべきことを書いたメモです。持病や飲んでいる薬の他に、家族への連絡先なども記載しておきます。

「家族の写真」は、はぐれた家族を捜すときに使うことができます。裏に氏名や血液型を書いておくと、緊急時の助けにもなります。

食品用ラップは有能で、さまざまな用途が期待できます。食器の上に敷いて捨てれば衛生を保てますし、怪我をしたときには応急処置に止血帯代わりとしても使えます。

油性ペン+布ガムテープがあれば、即席の伝言ボードができます。

また、メガネは視力が弱い人にとっては命綱とも言うべき存在。もし古くて今は使っていないメガネがあれば、それも予備として入れておきましょう。

(2)基本その2・男女問わず入れておくと助かるものリスト

次に、これがあると格段に便利なため、荷物に余裕があれば入れておきたい!というものが、以下のとおりです。

【男女問わず「入れておくと便利」なもの】

  • タオル
  • 着替え(動きやすく寝間着にもなるもの、ジャージなど)
  • ジッパー付きビニール袋
  • 加熱剤(ご飯などを温めるもの)
  • カイロ
  • 充電済みのモバイルバッテリー
  • 水の要らないシャンプー
  • ティッシュ
  • 軍手
  • ろうそく、マッチ
  • レインコート
  • エコバッグ
  • マルチツール(ナイフや缶切りが一つになったサバイバルグッズ)
  • アイマスク、耳栓
  • 身分証明書・通帳のコピー

水の要らないシャンプー(ドライシャンプー)は、スプレーなどするだけで汚れや匂いをある程度緩和してくれるもの。なかなかシャワーも浴びられない避難生活では嬉しいグッズです。

また、避難所では多くの他人と寝食をともにすることになります。睡眠不足は体調を崩す大きな原因になるため、アイマスクや耳栓できちんと睡眠を確保できたらありがたいですね。

身分証明書のコピーは、混乱の最中だからこそ持っていると安心です。通帳コピーを入れておくのは、キャッシュカードをなくしてしまっても口座が分かれば比較的早めにお金を引き出せるケースがあるため。

これらのグッズは荷物の量と相談しながら、上手に取捨選択していきましょう。

(3)女性にとって必要なもの、あると良いものリスト

ここまでは男女共通の非常持ち出し袋の中身でした。いよいよここからは、女性のための中身について見ていきましょう。

【女性が非常持ち出し袋に加えたいもの】

  • 生理用品
  • サニタリーショーツ
  • パンティライナー(おりものシート)
  • 尿モレパッド
  • 使い捨てビデ
  • カップ付きインナー
  • ヘアゴム、シュシュ
  • 大きめのストール
  • 黒いゴミ袋(サイズ大)
  • 化粧品、鏡
  • 洗顔用具
  • 圧縮袋
  • 釣り用ベスト

生理関連のグッズは言わずもがなです。救援物資としても比較的行き渡りにくいため、必ず入れておきましょう。おりものシートは薄くてかさばらず、下着を換えられないときにも大いに役立ちます。

冷えやすい女性を助けてくれる大きめのストールは、防寒に役立つだけでなく、床に敷いたり荷物をまとめたり、さまざまなシーンで出番があります。

ゴミ袋も便利です。女性なら、90リットルなど大きめのもので、黒い袋を入れておくのがおすすめ。底に穴をあけて頭からすっぽりかぶれば、着替えの際にも役立ちます。

圧縮袋は、服などをコンパクトに運べて便利です。また、釣り用ベストは重いものを持ち慣れない女性にこそおすすめ。ポケットがたくさんついているので荷物の重さを分散でき、手を使わないため楽に移動できます。

(4)袋の隣に置いておくべき「靴」「消火器」の2つ

非常持ち出し袋を準備できたら、仕上げとして

  • 運動靴
  • 消火器

2つを袋のそばに置きましょう。

ガレキの上を歩く可能性を考えて、靴は底が厚く、歩きやすいものを選びます。地震による火事なども想定されるので、すぐ取り出せる場所に消火器を置いておけば完璧ですね。

おわりに:定期的なメンテナンスが最も大事

女性ならではの必要なもの、たくさんありました。

他にも「これはあった方が良い」と感じたものがあれば、ぜひコメントなどで教えてくださいね。

最後に、非常持ち出し袋について最も大事なことをお伝えしておきます。それは、「定期的なメンテナンスが必要」だということ。

わかってはいるけど忘れがちなメンテナンス。ぜひ「大掃除のときに」や「防災の日(9月1日)に」などチェックするタイミングを決めて、年に一度は賞味期限・使用期限の確認を行ってください。

備えあれば憂いなし。バッチリ備えていきましょう。

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ライター:コロボックル

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