人参の驚きの美容効果!高級美容液よりシミ・肌荒れに効く!?
Date:2016.10.04
にんじんはカレーやシチューなどの料理を始め、家庭料理では幅広く利用する機会が多い野菜ですね。
その一方で、にんじんの独特な匂いや味は小さな子供には好き嫌いの対象となることも…。
いつでもスーパーで年中買える野菜ですが、カロテンを多く含んでいることから、手作りの野菜ジュースの食材として使用するなど美肌や美白のためににんじんを意識して食べる女性も増えています。
身近なにんじんを上手に使えば、ファイトケミカルを始めとする豊富な栄養素をしっかり摂取できます。
にんじんの美容効果について紹介します。
緑黄色野菜の王様にんじんの栄養と美容効果を知ろう!
にんじんは緑黄色野菜の中でも王様と言われるほどにさまざまな栄養を含んでいます。
その栄養成分は健康に良いだけではなくて、美容にも抜群の効果があります。
にんじんに含まれる栄養成分とその美容効果について解説していきます。
にんじんに含まれる栄養成分
にんじんは緑黄色野菜の王様と言われるほどに栄養成分が豊富な野菜で、代表的なβカロテンの他にもビタミン類やミネラル類がバランス良く含まれています。
- βカロテン
- ビタミンB群
- 鉄分
- カルシウム
- ビタミンA
- カリウム
- 食物繊維
- ポリフェノール
- 酵素(アスコルビナーゼ)
にんじんは葉っぱも食べることができます。にんじんの葉にも多くの栄養が含まれています。
- カリウム
- 鉄分
- カルシウム
- ビタミンB群
- ビタミンE
- ビタミンC
- ビタミンK
- βカロテン
可食部のオレンジ色の部分だけではなく葉っぱにもこれだけの栄養素が含まれていると、なんとかして全ての栄養素を食べるようにしたい、そんな気持ちになります。
にんじんに含まれるアスコルビナーゼは酵素の1つ
少し横道にそれますが、あまり聞いたことがない酵素の1つアスコルビナーゼについて解説します。
このアスコルビナーゼはにんじんに含まれている酵素の1つで、ビタミンC(L-アスコルビン酸)を壊してしまう働きがあります。
本来なら酵素と言うのは新鮮な生の食品に含まれているもので、食べた物の消化吸収を良くして、免疫力などを高めて総合的な生命活動を維持する働きがあります。
しかしアスコルビナーゼは酵素なんだけどビタミンCを壊してしまうちょっと厄介な性質を持っています。
アスコルビナーゼを抑制しながらにんじんの他の栄養成分を摂取するには、
- にんじんを生食するときは酢の入っているドレッシングを加える
- 加熱をして食べるときには油料理にする
という工夫が必要です。
にんじんの驚くべき美容効果を徹底解説!
にんじんは先に触れた栄養素の働きによってさまざまな美容効果があります。
美容効果というと肌に特化したイメージがありますが、肌以外にも女性の体全体にとても良い効果があります。
- アンチエイジング効果
- βカロテンの働きによって強力な抗酸化作用が発揮されて活性酸素除去や抑制に役立ちます。アンチエイジングから動脈硬化などの生活習慣病の予防、がん予防などの効果も期待できます。
- 免疫力アップ効果
- βカロテンは必要に応じてビタミンAに変換されます。それによって皮膚や粘膜の組織を正常に保ち、結果的に美白・美肌作りと感染症の予防効果が期待できます。
- 美肌効果
- βカロテンとポリフェノールの仲間のクマリン、ビタミンC、Eなどの相乗効果で皮膚の免疫力をアップさせて新陳代謝を高めます。紫外線のダメージを回復させて、シミの予防、肌荒れ予防、乾燥肌の予防、ニキビ予防にも効果があります。
- 疲れ目の解消効果
- 疲れ目になると目元にたるみやくすみ、小じわが出来ることがあります。疲れ目を解消し、視界をクリアにする働きがあるので、目と目元のケアにも効果的です。
- 冷え性改善、むくみ解消効果
- カリウムを多く含み余分な水分や塩分を排出させる効果がある他に、血行促進効果のあるクマリンや造血に欠かせない鉄分なども含んでいるので、冷えの改善と冷えからくるむくみ解消に効果があります。これらが改善されると肌のターンオーバーの正常化、内臓機能のアップが期待できます。
- 整腸作用
- 食物繊維の中でも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていて、頑固な便秘解消と整腸作用が期待できます。腸内環境を整えて下痢を改善してちょうど良い便にする効果もあります。
にんじんの美容効果を効率的に摂取できる方法
にんじんはいつでもスーパーで買える安心感から、常備菜というポジションに置かれていることも多い野菜です。
しかし先に触れたような美容効果を全て摂取するには、いくつかのポイントがあります。にんじんの成分や特徴を上手く生かして美容効果を効率的に摂取するにはどうしたら良いのでしょうか。
βカロテンは油に溶ける性質がある!これを上手く利用しよう
にんじんの成分と言えばβカロテンといっても良いほどの代表的な栄養素で、油との相性が良いことでも有名な成分です。
油に溶ける性質、脂溶性ビタミンとも言われていて、これは調理法をひと工夫する必要があることを意味しています。
使用する油は一般的な油よりも
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
のように美肌効果のあるものがおすすめで、βカロテンの吸収率をアップさせるとともに、オイルの美肌効果も期待できます。
- 生食をするときはオイルと酢が入ったドレッシングをかけて食べる
- 加熱するときは最初に油で炒めることを忘れない
- 皮の部分にも栄養が豊富なので、皮ごと食べることを習慣にする
加熱に関しては水溶性ビタミンも含まれているので、油で炒めた後にスープ類やみそ汁にすることがおすすめです。
汁ごと食べられるような調理をすれば、水溶性ビタミンもある程度は摂取できます。
調理するのが苦手、時間がない場合は下記のようなジュースもおすすめです。市販品でも多くの商品があります。
http://www.kagome.co.jp/products/drink/10300/
にんじんを買うときどうしたらいい?選び方のコツを紹介
どんな野菜にも選び方があります。にんじんの場合はどんなコツがあるのでしょうか。
にんじんを選ぶときは皮を見る!茎の切り口もチェック
にんじんはスーパーで3本くらい袋に入って陳列されていることが多いです。しかしその中でどのにんじんが良いにんじんかはなかなかわかりません。
にんじんを選ぶときにはこんなところに注目してみましょう。
- 全体的に赤みが濃いめのもの
- 皮が乾燥しきっていない滑らかなもの
- 茎の切り口の軸が小さい方が芯まで柔らかい
- 全体的に黒ずみがないもので、みずみずしいものが良い
にんじんの産地や出回る季節によって種類が違うこともありますが、大体上記のようなポイントをおさえて選んでいけばほとんど外れることはありません。
身近なにんじんの美容効果で体の内側からきれいになろう
にんじんはいつでも冷蔵庫に1本はある、そんな印象が強い身近な野菜です。季節によっては3本で100円くらいで買うこともできます。
そんなにんじんにはこれだけの栄養素が含まれていて、女性の体にとって良いこと尽くしの美容野菜だったんです。
にんじんが苦手な方も今日からは普段の食事に少量でも取り入れて食べるようにしてみましょう。継続していけばしみやそばかすの予防にもなりますし、デトックス効果も発揮されます。
1日の目安として中サイズのにんじんを1本食べると良い説もありますが、そこまで難しい場合はジュースなどを上手に利用してみると良いです。
1カ月、2カ月と継続していくうちに、あれ?キレイになったな、と肌の変化に気づくかもしれません。
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