ダイエット後の皮膚のたるみが気になる…。日常でできる解消法
Date:2018.10.24
ダイエットで成功して痩せても、中には皮膚にたるみが生じる人がいます。
せっかく理想の体重になったのに、たるみが目立つとショックですよね。お腹や二の腕などの皮膚がたるむと、痩せたとしても残念に思うでしょう。
ダイエット後の皮膚のたるみは、筋肉の減少などが原因で起こります。筋肉量を増やしたり、マッサージしたりすれば、少しずつたるみは改善します。
今回はダイエットをして皮膚がたるんでしまった人に向けて、解消法をご紹介します。毎日コツコツとエクササイズやマッサージを続けて、たるみを解消しましょう。
この記事の目次
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ダイエット後、皮膚にたるみが生じる原因。筋肉が減るとたるむ
ダイエットした後、なぜ皮膚にたるみが生じるのでしょうか?中には、ダイエットをしても皮膚がたるまない人もいます。
原因が分かれば、解消法も見えてきます。ダイエットでたるんだ皮膚を解消するため、まずはなぜたるみが生じるのか原因を知っておきましょう。
ダイエットで筋肉が減ると皮膚は支えを失い、たるみを生じる
ダイエットは主に脂肪を減らすのが目的です。しかしダイエットをすると、筋肉も減ってしまう場合があります。
筋肉が減ると、皮膚を支える筋肉までなくなってしまい、たるみが生じやすくなります。筋肉の量が落ちないダイエットをしていれば、皮膚のハリを保ち、たるむことなく痩せられます。
また、筋肉がなくなると皮膚の下に隙間ができ、たるんでしまいます。もし筋肉が増えれば皮膚の隙間が埋まり、ハリが出てたるみを解消できます。
皮下脂肪が多いと皮膚が伸び、ダイエット後にたるむ
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。その名の通り、内臓脂肪は内臓に、皮下脂肪は皮膚の下に付きやすい脂肪のことです。
2つの脂肪のうち、たるみに大きく関係しているのは皮下脂肪です。皮下脂肪が増えると皮膚は伸びます。ダイエットなどで急激に皮下脂肪が減少すると、皮膚は支えを失います。
皮下脂肪が多かった人ほど皮膚は伸びていたため、ダイエットした後のたるみも大きく、皮膚が余る状態になります。
ダイエットで代謝が落ち、たるみを招くことも。皮膚のハリを失う
ダイエットを行うと、代謝が落ちる場合があります。
- 筋肉の量が減る
- 栄養素が不足する
このようなことが原因で代謝が落ちると、皮膚のたるみに繋がります。特にダイエット中は栄養のバランスが偏りやすいので、代謝が落ちやすくなります。
代謝は皮膚にとって非常に大切なことです。新陳代謝により新たな皮膚が作り出され、肌にハリや潤いをもたらします。ダイエットで新陳代謝が乱れると、皮膚のハリを失ってしまいます。
さらに代謝が落ちると皮下脂肪が増えやすいため、たるみに繋がります。
道具不要のマッサージでダイエット後の皮膚のたるみを解消!
ダイエットの後に生じた皮膚のたるみは、マッサージで解消しましょう。
皮膚のたるみに効果的なマッサージは数多くありますが、中でも手軽にできるものをご紹介します。
マッサージの種類や部位ごとにご紹介するので、やりやすいマッサージを見つけ、毎日続けてみてくださいね。
たるみが気になる皮膚をつまんで離すだけ!簡単マッサージ
最初にご紹介するのは、皮膚をつまむマッサージです。道具を用意する必要がないので、気軽にすぐできますよ。
基本的には、皮膚のたるみが気になっている所をつまんで、離す。これだけです!皮膚を2秒ほどつまみ、3秒目に離します。1ヶ所あたり10回以上つまみましょう。
つまむだけの簡単マッサージですが、部位別にやり方やポイントをお伝えします。
- お腹…下腹を親指と人差し指でつまむ。
- 背中…たるみが気になる所をつまみ、もみほぐす。
- 二の腕…二の腕全体を、下から上に向かってつまむ。
- 太もも…ひざの裏から足の付け根に向かってつまむ。
マッサージで血行を促進し、ダイエット後の皮膚のたるみを少しずつ改善しましょう。
リンパマッサージで筋肉の働きを改善し、たるんだ皮膚を改善
皮膚のたるみにはリンパマッサージもおすすめです。リンパの流れが悪いと、周辺の筋肉の働きも悪くなり、脂肪や老廃物が溜まる原因になることもあります。
たるみやすい、お腹と二の腕のリンパマッサージをご紹介します。
- 手をグーにして、お腹の上から下に向かってさする。
- 10回繰り返す。
- 脇の下を親指以外の4本の指で5秒押す。
- 腕を上げて手首をつかみ、二の腕に向かって手のひらでさする。
- 1と2を5回繰り返す
二の腕のたるみが気になる人は、ねじるとさらに効果的です。雑巾絞りのように、外側と内側のどちらともねじりましょう。
マッサージでリンパの流れをスムーズにして、ダイエットでたるんでしまった皮膚を解消させましょう。
顔のたるみには頭皮マッサージ!指の腹で優しく頭皮を動かす
ダイエットを続けて食生活が乱れたり、急に痩せたりすると、顔にたるみが生じる人もいるかもしれません。
頭皮と顔は皮膚が繋がっているため、頭皮がたるむと顔のたるみを引き起こしてしまいます。顔のたるみは、頭皮のマッサージで解消しましょう。
頭を指でつかみ、指の腹で頭皮を動かしましょう。耳の上から頭頂部に向かって30秒ほど行い、頭皮は強く動かさないように注意してください。
シャンプーの時に行うのもおすすめですよ。
お手軽エクササイズでたるみ解消!日頃動かさない筋肉を使う
ダイエット後、皮膚にたるみを生じる原因の1つに筋肉の減少があるとお伝えしました。つまり、筋肉の量を増やせば皮膚にハリが出て、たるみが解消される可能性が高まります。
エクササイズをすると血行が促進され、筋肉が効率的に使われるようになります。脂肪燃焼によるたるみ改善も期待できます。
また、日頃動かしていない筋肉を使えば、基礎代謝アップにも繋がります。
これからご紹介するエクササイズは筋トレのようなハードなものではないので、ぜひコツコツ続けてみてくださいね。
わき腹のたるみは下半身を固定し、上半身をひねって改善
ダイエットが成功したと思ったら、今度はたるんでしまったわき腹が気になる…。そんな人は上半身をひねるエクササイズで、たるみを解消しましょう。
- イスに浅く座り、背筋を伸ばす。
- 両腕を胸の前でクロスさせる。
- 腰から下は固定し、上半身を左右にひねる。
ひねる時は2秒で1往復を目安に行い、5回繰り返しましょう。なるべく下半身を固定するのがポイントです。
下腹のたるみは下半身を左右にひねるエクササイズ。背筋は伸ばす
下腹のたるみはわき腹と反対で、上半身を固定して下半身をひねります。
- 背中を背もたれにつけて座り、背筋を伸ばす。
- 両手をイスの上に置いて上半身を支え、固定する。
- 両脚をそろえ、腰から下を左右にひねる。
下腹も2秒で1往復、5回繰り返しましょう。背筋をしっかりと伸ばし、上半身を固定してひねるのがコツです。
たるみやすい太ももの裏側。筋肉を刺激してたるみ解消!
太ももの裏側の筋肉は衰え、たるみやすい部位です。太ももの筋力が低下すると膝がたるみ、脚全体がたるむ場合もあります。
エクササイズで筋肉を刺激し、筋力をキープしましょう。
- うつぶせに寝てつま先を立て、両手は顔の下で重ねる。
- 膝を左右交互に曲げ、かかとをお尻に近づける。
膝を交互に30回曲げるのを1セットとし、3セット行います。テンポよく膝を曲げ、太ももの裏側の筋肉に刺激を与えましょう。
また、太もものたるみが気になる人は、つま先立ちもおすすめです。
- 歯磨きをする時
- 通勤電車の中
などでつま先立ちをすると太ももが引き締まり、脚全体のたるみ解消も期待できます。
たるみ解消におすすめの栄養素や食べ物。意識して摂り入れよう
ダイエット中に食事制限をしていた人もいるでしょう。
食べ物は皮膚を作る材料になるので、ダイエット後も食べ物に気を遣うとたるみ解消をサポートしてくれます。たるみの改善に役立つ食べ物を選べば、より効果的です。
ここでは、たるみ解消におすすめの栄養素や食材をご紹介します。意識して摂取しましょう。
タンパク質は皮膚の材料。コラーゲンもタンパク質の1つ
タンパク質は皮膚や筋肉、内臓、血液など体の多くを占める重要な栄養素です。
皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンもタンパク質の1つで、不足するとたるみの原因になります。日々の食事でしっかり摂取しましょう。
タンパク質は
- 豚肉や鶏肉などの肉類
- アジやサンマなどの魚類
- 卵
- 牛乳
- 納豆
などに多く含まれています。
主菜を肉や魚にしたり、納豆を副菜に加えたりして日常的に摂取してくださいね。
皮膚にハリをもたらすコラーゲン。不足するとたるみの原因に
皮膚の約70%はコラーゲンでできています。コラーゲンは繊維状になっており、肌を支えて弾力をもたらし、保湿する役割も担っています。
コラーゲンが不足すると弾力を失ってハリがなくなり、たるみを引き起こしてしまいます。食べ物からコラーゲンを摂取し、体内から働きかけましょう。
コラーゲンを多く含む食べ物は
- 鶏の手羽先や皮
- 牛すじ
- 豚足
- フカヒレ
- エビ
- ゼリーやプリン
などが挙げられます。
なお、コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高くなるとされています。ビタミンCは体内で合成することができないので、食べ物や飲み物から摂る必要があります。
肉や魚と一緒に
- ブロッコリー
- ピーマンやパプリカ
- キャベツ
などの野菜を食べるとビタミンCも摂取できます。手羽先とキャベツを煮込んだスープや、エビとブロッコリーのサラダなどでぜひ取り入れてみてくださいね。
たるみ解消にはビタミンはA・C・E!野菜の摂取を心がけて
前述したビタミンCを始め、皮膚にはビタミンが欠かせません。ダイエット後の皮膚のたるみを改善するには、次の3つのビタミンがおすすめです。
- ビタミンA
- 皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあります。ターンオーバーを活発化させ、細胞の生まれ変わりを促します。レバーやウナギの他、ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
- ビタミンC
- コラーゲンの生成をサポートする、皮膚のメラニン色素の合成を抑えるなどの働きがあります。パプリカやピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、キウイやレモンなどの果物に豊富に含まれています。
- ビタミンE
- 血行を促進させ、抗酸化作用が強いのが特徴です。多く含む食べ物にはアーモンドなどのナッツ類、モロヘイヤやカボチャ、ホウレン草などがあります。
緑黄色野菜に多く含まれているので、日頃あまり野菜を食べていない人は意識して摂取するようにしましょう。
大豆イソフラボンはハリをもたらし、コラーゲン生成をサポート
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンの1種であるエストロゲンと似た働きをします。他にも
- 肌にハリやツヤをもたらす
- ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す
などたるみ解消に嬉しい効果があります。大豆イソフラボンはその名の通り、大豆製品に多く含まれています。
1日50〜75mgが摂取量の目安なので、下記のイソフラボン含有量を目安に毎日コツコツ食べるようにしてみてくださいね。
大豆製品 | 大豆イソフラボン含有量 |
---|---|
豆乳200ml | 約50mg |
納豆1パック | 約35mg |
豆腐100g | 約26mg |
きな粉大さじ1 | 約10mg |
ダイエット後にたるみを生じたら大豆イソフラボンを摂取し、ハリのある肌を取り戻しましょう。
睡眠と入浴もたるみ解消の味方に!睡眠不足はNG
エクササイズや食事などでダイエット後のたるみを解消しようと思っても、睡眠不足では皮膚の状態も改善されません。
また、血液の流れが悪いと皮膚がたるみやすいため、入浴で血行を促進させることも大切です。
ダイエット後に生じた皮膚のたるみを解消するためには、日常生活をきちんと送ることも忘れてはなりません。ここでは睡眠と入浴のポイントをご紹介しましょう。
睡眠の質を高める。睡眠不足はたるみ悪化の可能性も!
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、細胞の新陳代謝を促します。睡眠不足だと成長ホルモンの量が減り、細胞の再生を妨げるため注意が必要です。
新陳代謝が乱れるとハリや弾力のある新しい細胞の生成が遅れ、皮膚にたるみを引き起こします。睡眠不足の日が続けば、ダイエットで生じたたるみが悪化する可能性もあります。
睡眠不足にならないよう下記に気を付け、睡眠の質を高めましょう。
- 朝起きたら、太陽の光を浴びる
- 就寝の1時間前からパソコンやスマホを見るのを控える
- コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物は就寝3〜4時間前まで
- アルコールは就寝4時間前まで
太陽の光を浴びて約14時間後、メラトニンというホルモンが分泌され、眠気を引き起こします。夜眠れない人は起床したらカーテンを開け、太陽の光を浴びる習慣をつけましょう。
また、就寝前にパソコンやスマホを見ると光が刺激となり、覚醒する可能性が高まります。カフェインやアルコールも覚醒作用があるため、
- 入眠を妨げる
- 眠りが浅くなる
といった原因になる場合があります。寝る直前は控えて睡眠の質を高め、たるみを悪化させないようにしましょう。
湯船に浸かり、血行を促す。ぬるめのお湯に15〜20分程浸かる
ダイエット後のたるみを解消するためには、血行を促すことも大切です。
湯船に浸かって体を温めると血行が促進され、新陳代謝がアップします。たるみの原因になる老廃物や水分を排出させる効果も期待できます。
入浴で皮膚のたるみ解消を目指すためには、ぬるめのお湯に浸かることがポイントです。38〜40℃前後のお風呂に約15〜20分浸かりましょう。
ダイエット後の皮膚のたるみはマッサージや食事で少しずつ解消!
ダイエットで理想の体重になっても、皮膚がたるんでいると残念ですよね。ダイエットで筋肉が減ったり、代謝が落ちたりするとたるみを生じてしまいます。
睡眠不足にならないように注意して、入浴もシャワーではなく湯船に浸かるようにしてくださいね。
今回ご紹介したダイエット後のたるみ解消法は、どれも手軽で簡単なものばかりです。毎日少しずつ続けて気になる部位を引き締め、たるみを解消しましょう。
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