髪型が決まらないのはブローが原因?ドライヤーの使い方とセット方法
Date:2017.04.26
朝、髪型が決まらないと1日の気分が上がらないという女性も多いと思います。そのため、朝から時間をかけてセットをしている人もいます。
しかし、思ったように髪型が決まらずイライラしたり、出かけるのを止めようかなと思うことありませんか?
美容院で仕上げるような出来栄えには遠いかもしれませんが、ちょっとしたポイントを押さえるだけでセットはバッチリと決まります。
そのためには、まずはドライヤーを上手に使ってセットしやすい髪の毛を作っていきましょう。
この記事の目次
髪型が決まらない理由は髪の性質にある
髪をセットしても、自分が思ったようにセットできないと嘆いている人はいませんか?
きれいにヘアスタイルが決まらないため、たっぷりスタイリング剤を使ってセットをしたり長時間ドライヤーを当ててセットしている人が多いと思います。
しかし、髪型が決まらない理由の1つに髪質があります。
髪質は変えることができませんが、自分の髪の特徴を知ればどうしたらセットしやすくなるかが分かるようになります。
- 天然パーマ、縮毛
- カラーリングやパーマによるヘアダメージ
- うねり毛
こういった髪質の場合、一生懸命髪型をセットしようとしても髪の乾かし方などによっては髪型が決まらない場合があります。
髪型を決めるには髪の乾かし方が重要!正しいドライヤーの使い方
髪型が決まらないのは、スタイリングが下手だからと思っている人が多いようですが、実はそうではありません。
シャンプー後の髪の乾かし方が間違っていると、一生懸命スタイリングをしても自分の思ったような仕上がりにはなりません。
それくらい、シャンプー後の髪の乾かし方が重要になります。また、髪の乾かし方は髪の長さなどによって少しずつ違ってきます。
自分の髪の長さなどに適した乾かし方を覚えて、スタイリングしやすい髪を作るようにしましょう。そこには、ドライヤーの使い方にもポイントがあるようです。
その1.髪を乾かす前に「タオルドライ」と「髪に保護」をする
シャンプーをした後、タオルで髪の水分を取った後にドライヤーで乾かすという人が多いと思います。
しかし、これではドライヤーを使う時間が長くなり髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
髪を乾かす前には、次の2つを行って髪や頭皮への負担を減らすことが大事です。
- しっかりとタオルドライをする
- 洗い流さないトリートメントやオイルで髪を保護する
シャンプー後に、タオルで髪の水分を取ることは誰でも行っています。しかし、これだけでは不十分です。
タオルドライをしっかりとすることで、髪の傷みも最小限に抑えることができます。
- 髪をタオルで挟み軽く叩いて水分を取る
- 頭皮(髪の根元)に近い部分は、頭皮を拭くような感じで擦らないようにして水分を取る
頭皮や髪の根元の水分を取らないと、いくら毛先の水分を取ってもずっと髪が濡れたままになってしまいます。
先に頭皮部分の水分を取ってから、毛先の水分を取るようにしましょう。
また、ドライヤーで髪を乾かす時、短時間で済ませても熱で髪にダメージを与えてしまいます。
髪にダメージを受けると、髪型のセットにも影響を与えるため、熱から守らなくてはいけません。
熱のダメージから髪を守るのに適しているのが、洗い流さないトリートメントや髪を補修するヘアオイルです。
- 手のひらに適量のトリートメントを出し、手のひら全体に伸ばす
- 手のひらのトリートメントを髪全体につける(頭皮にはつけない)
- クシで髪全体にトリートメントを馴染ませる
クシで髪全体にトリートメントを馴染ませる時、髪を引っ張るようにすると髪が傷んだり抜け毛に繋がります。優しく髪をとかすようにしましょう。
その2.髪は頭皮(根元)を乾かすようにする
髪の毛を乾かす時、ドライヤーを濡れた髪に当てて乾かします。この方法で乾かすと、髪先は乾きますが根元の水分がずっと残るため髪の毛が早く乾きません。
また、根元部分が乾いていないままになるため、せっかく乾かしても朝起きたらクセがついてしまいます。
髪の毛を乾かす時は、頭皮(髪の根元)にドライヤーの風が当たるように乾かしていきます。
そうすると、髪の根元からボリュームが出てふんわりとした綺麗な仕上がりになります。
その3.髪を乾かす時はドライヤーを動かして風を当てる
髪の毛を乾かす時、手で髪をゴシゴシとしながら乾かしていませんか?この方法だと早く乾きそうですが、あまり乾くスピードに差はありません。
また、ゴシゴシとしながら乾かすと、髪を傷めたりゴシゴシとしたことによって変なクセがついてしまう場合もあります。
髪を乾かす時は、次のようなことに注意をしましょう。
- 髪はかきわけながら直接ドライヤーの風をあてる
- ドライヤーを動かし、髪の毛はゴシゴシしない
- 髪とドライヤーは20センチ以上離すようにする
早く乾かしたいからと、ドライヤーを近づけると頭皮が乾燥したり髪を傷めるので、必ず20センチは離すようにしましょう。
その4.ドライヤーで乾かす順番を守ればクセも出にくい
髪の根元から乾かすのがいいと上記で説明しましたが、実は乾かす順番というのもあります。
乾かす順番を守れば、髪の毛のクセも出にくくなるのでスタイリングしやすくなります。
- 最初に前髪や顔周りの髪の毛を乾かす
- 後頭部や襟足の髪の毛を乾かす
- 髪の毛は根元から毛先に向かって乾かす
よく頭頂部から乾かす人がいますが、前髪を乾かしてから後頭部乾かしていると頭頂部にも適度に風が当たるため乾いていきます。
髪の毛は根元から毛先に向かって乾かすと、キューティクルも整います。
下から上に向かってドライヤーを当てて髪を乾かすと、キューティクルがうろこ状に剥がれたままで髪が乾いてしまうので、傷んでしまいます。
ドライヤーの風を当てる時は、後ろ(後頭部)からと上(髪の根元)からを心がけましょう。
その5.ロングヘアを乾かす時は下を向いた状態でドライヤーを当てる
上記の乾かし方は、セミロングぐらいであればできますが、ロングの場合は髪が長くて乾かしにくく感じます。
その時は、お辞儀したような形で髪を下にして乾かします。この状態だと、襟足の方から乾かすような形になります。
襟足→後頭部→髪の毛→毛先
綺麗なストレートにしたい場合もこの乾かし方をしておくと外はねしにくい髪の毛になります。
その6.パーマをかけている人は手を上手に使って乾かす
髪の毛を乾かす時に難しいのは、パーマをかけている髪の毛です。
ストレートの場合、普通に乾かしても問題ありませんが、パーマをかけた髪を普通に乾かすとパーマの落ちが早くなる感じがします。
パーマをかけた髪の毛を乾かす場合、次のようにするとふんわりとしたパーマを保つことができます。
- 前髪と後頭部を乾かす
- 髪の中間部分から毛先のパーマがかかっている部分は、手のひらで軽く包み込んでドライヤーを当てる
- ある程度乾いたら、冷風を当ててカールを維持させる
ゆるふわのパーマの場合、上記の乾かし方がいいですがちょっときつめのパーマをかけている場合は、指先に髪を巻き付けて乾かすとカールがしっかりと出てきます。
自分のパーマの加減によって乾かし方を調整しましょう。
その7.髪は8割乾かせば大丈夫!その後は冷風を当てるのが必須
髪を乾かす時、しっかりと乾かそうと頑張ってしまいますがそれではかなりの時間がかかります。
髪の毛は8割乾けば、あとは自然乾燥でも十分乾いてくれます。また、髪の毛を乾かした後、必ずドライヤーの冷風を髪に当てることが大事です。
この時は、頭頂部から毛先に向かって冷風を当てます。これは、髪の毛のキューティクルを安定させるためです。
キューティクルが安定すると、髪が良い状態になるのでスタイリングもしやすくなります。
ドライヤーを上手に使って髪の毛をセットする
スタイリングは、髪の乾かし方で7~8割決まると言われています。
上記で紹介した乾かし方で髪を乾かしても、寝ると少し癖がついてしまったりもっと綺麗に仕上げるためにはスタイリングが必要になります。
そのためには、上手にドライヤーを使わないといけません。
綺麗なストレートにする時は髪を軽く引っ張りながらスタイリングする
髪を綺麗なストレートにしたい場合、ヘアアイロンを使う人が多いと思います。
ヘアアイロンは髪をはさんでプレスしながらスタイリングしていきますが、ブラシとドライヤーでもヘアアイロンと同じような効果を得ることができます。
- 髪にスタイリング剤をつける(熱から髪を守るため)
- ブラシで髪を軽く引っ張りながら根元から毛先に向かってドライヤーの熱風を当てる
- 熱風を当てた後は、必ず冷風を当てる
この時、ドライヤーの風とブラシが平行になるようにすると綺麗にスタリングすることができます。
朝起きた時の寝ぐせや髪のうねりはブロッキングをしてセットする
夜、寝る時に髪を乾かして綺麗にセットできていたにもかかわらず、起きたら髪にうねりが出ていたり寝ぐせがついていたなんてことありませんか?
こういう時は、少し手間がかかりまずが、ブロッキングをしてセットすると綺麗に仕上がります。
- 髪にスタイリング剤をつける(熱から髪を守るため)
- 髪をおさげをするように左右に分けた後、その髪を耳を境に上と下にブロッキングする
- 耳下の髪の毛をブラシで軽く引っ張りながら根元から毛先に向かってドライヤーの温風を当てる
- クセが取れたら、ドライヤーの冷風を当てる
- 他の3ブロックも同じようにスタイリングする
- 最後に頭頂部から毛先に向かってドライヤーの冷風を当てる
毛先を内巻きにしたい場合は、ブラシを少し内巻きにカールしながらブラシを当ててドライヤーの温風を当てるとカールします。
また、カールを長持ちさせるためにはカールした部分をしっかりと冷やしてあげることが大事です。
カールを維持させる場合は、ストレートの時より少し長めにドライヤーの冷風を当てるようにするといいかもしれません。
ショートヘアのボリュームアップ・ボリュームダウンもドライヤーが必須
ショートヘアの場合、ササっとブラシや手ぐしでスタイリングしている人がいます。
ショートヘアもドライヤーを使うとすぐにボリュームアップ・ボリュームダウンができます。
- 髪の毛にスタイリング剤を付ける
- ボリュームアップしたい部分の毛束を取り、ブラシで持ち上げてドライヤーの温風を10秒ほど当てる
- ブラシで持ち上げたままの状態でドライヤーの冷風を10秒ほど当てる
根元からボリュームを出したい場合は、ブラシではなく手を髪の中に入れ根元から持ち上げた状態でドライヤーを当てると、さらにボリュームアップします。
- 髪の毛にスタリング剤を付ける
- ボリュームダウンしたい部分をブラシやクシで押さえてドライヤーの温風を10秒ほど当てる
- 2の状態で次にドライヤーの冷風を10秒ほど当てる
最後に必ず冷風を当てるのがポイントです。
よくボリュームダウンしたいからと水を付けて押さえている人がいますが、これは逆に髪が広がってしまいます。
髪が押さえられるようにドライヤーを使ってクセをつけてあげるようにしましょう。
スタイリングが苦手な人はブラシ付きドライヤーを使う
スタイリングをしたいけれど、上手にドライヤーを使いこなせないという人も中にはいます。
そういう人は、ブラシとドライヤーが一緒になったブラシ付きドライヤー(くるくるドライヤー)を使うのも便利です。
これはブラシが付いているので、片手で簡単にスタイリングすることができます。
ドライヤーを上手に使って正しい乾かし方・セットをする
髪のセットは、スタイリングの技術ではなく髪の乾かし方が1番大事です。
乾かし方が悪いと、いくらスタイリングをしようとしても自分の思うようになりません。
綺麗なスタイリングをするには、正しい乾かし方でスタイリングしやすい髪の毛を作ることが大事です。
そういう場合は、正しい乾かし方をしてスタリングしてみましょう。きっと綺麗に髪型も決まるようになります。
Sponsored Link