塩抜きダイエットの効果とやり方。健康維持にもおススメ!
Date:2018.11.26
太る原因にもなってしまう身体の「むくみ」は、塩分の過剰摂取が原因になる事も多く、毎日の食事から塩分を抜くことでむくみが解消されてダイエット効果が期待できると言われています。
ダイエットと言えば、甘いものは食べられない、食べる量が制限されてお腹いっぱい食べられない、といったイメージがある人も多いですが、塩抜きダイエットでは、塩分さえ抜けばダイエットに大敵と言われている甘いものも食べて良いので、ストレスも少ないですよ。
そこでここでは、塩抜きダイエットの効果ややり方についてご紹介します。ダイエットだけでなく体質も改善されて健康にも役立つので是非参考にしてみて下さいね。
この記事の目次
塩分の摂り過ぎに注意!むくみは太りやすい体をつくる。
人間の体に塩分は必要不可欠な成分ですが、摂り過ぎてしまうと体内の塩分濃度を下げるために腎臓に水分をため込もうとします。それがむくみとなって表れてくるのです。
また、むくみが解消されないままではどんなダイエットも効果が出にくくなってしまいます。
特にわたしたち日本人は塩分を摂り過ぎていると言われています。塩分はお醤油や味噌といった調味料や、加工食品にも多く含まれています。特にインスタントラーメンや、カップめんなどを日常的に食べているという人は要注意です。
健康や美肌にも効く!塩抜きダイエットの効果
塩抜きダイエットは、ダイエットだけでなく健康や美肌にも嬉しい効果があります。体の中の塩分濃度が下がり、むくみを解消することは様々な効果に繋がってくるのです。
体内の余分な水分を排出する
塩分は水分を保持するという性質があります。そのため塩分を摂取し過ぎてしまうと、体の中に水分がたまり、体内で水分がスムーズに循環されず、不必要な水分を体の中から排出しにくくなってしまいます。
特に、
- 体重が落ちにくい
- 下半身だけが太り気味
- 頑固なセルライトが悩み
という人は、むくみが原因になっている可能性があります。そんな人はむくみを改善することで悩みが解消されることも多いでしょう。
血流改善で代謝アップ
むくみで血管が圧迫されると
- 全身の血流不全
- 体に必要な栄養が行き渡らない
という事態に陥ってしまいます。体の中に十分な栄養を効率よく行き渡らせることが難しくなると、栄養をエネルギーに変える力も弱くなってしまいます。
エネルギーに変えられずに体に溜まってしまった栄養素は主に脂肪となり太る原因になります。
また、血流が悪くなれば冷え性や低体温症といった症状を引き起こし基礎代謝も下がってしまうという悪循環が起こります。
つまり塩分を抜いて体内の塩分濃度を下げることは、血流改善や代謝アップの効果が期待できるのです。
腸の働きが改善し便秘が解消する
塩抜きをすることで、アデステロンという物質が分泌されます。このアデステロンはカリウムを体外に排出させる働きがあります。
カリウムは筋肉に作用しており、カリウムが減少することで腸周辺の筋肉の緊張もほぐれ便が出やすくなるため便秘改善にも効果的です。
食欲が抑えられる
塩分が多い味の濃い食事を摂ると、塩分に作用するグレリンというホルモンが分泌されます。グレリンは、成長ホルモンの分泌を促し消化管の働きを活発にするため食欲を増加させてしまうホルモンと言われています。
また、濃い味付けになれてしまうと、素材の味や甘味などの味覚が鈍ってしまうことで食欲が促進されて必要以上に食べてしまうことになります。
これらの要素から塩分の少ない薄味の食事は食欲をおさえる効果があるのです。薄味の食事に慣れていくことで、必要以上に食べてしまうということを防ぐことが出来ます。
肌の健康も取り戻す
細胞の老化も塩分の摂り過ぎで早めてしまうことになります。塩分を摂取し過ぎてしまうことで、肌の健康のために欠かせないターンオーバーが乱れ、くすみ、ニキビ、シワ、そばかすなど、の肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
肌トラブルは、顔のむくみが解消されることで改善される場合も多く、塩抜きダイエットを行うことで肌の健康も取り戻し、美肌効果も期待できます。
健康な体を維持できる。
塩分の摂り過ぎは、生活習慣病の原因にもなりかねません。塩抜きダイエットで、体内の塩分濃度を下げることは、むくみを解消し余分な水分や老廃物を排出して痩せやすい体質に改善できるということだけでなく、動脈硬化や高血圧などの重大な病気を予防できる効果もあります。
体内の余分な老廃物を一掃!塩抜きダイエットのやり方
塩抜きダイエットの期間は3日間です。塩分を抜きすぎてしまうと体によくありませんので、3日間という期間を厳守すること。
ダイエット期間中の3日間は以下のことを取り入れてダイエットに取り組んでみましょう。
塩分を含んでいる食べ物は食べない
塩分が多く含まれている加工食品やお菓子などは食べないようにします。また、自分で調理する時も塩分がある調味料は使わずに調理するようにしましょう。
塩・醤油・味噌・和風だし・コンソメ・鶏ガラスープ・市販のドレッシング・だしつゆ・ポン酢など。
1.5ℓ~2ℓの水を飲む
体の中の塩分を排出しやすいように水分を多く摂るようにします。飲み始めは水を飲みすぎてむくんだような感覚になることもありますが、その後体の中の塩分濃度が下がってくると、余分な水分がどんどん排出されていくので、むくみがスッキリ解消されていきますよ。
冷たい水を沢山飲みすぎると体を冷してしまうこともありますので、常温のお水をおススメします。
カリウムを多く含んだ食材を摂取する
カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあると言われています。水と同様にカリウムが多く含まれる食材を意識的に摂取することで、よりスムーズに体の中の老廃物を排出することができますよ。
カリウムは主に野菜や果物に多く含まれています。
ホウレンソウ・小松菜・かぼちゃ・ブロッコリー・レンコン・バナナ・アボカド・さつまいも・じゃがいも・トマト・キウイフルーツなど。
ダイエット4日目以降は復食期
3日間の塩抜きを終えたら、4日目以降からは徐々に塩分を取れる食事に戻していきます。4日目から一気に塩分を増やした食事にしてしまわないように気を付けましょう。ここで塩分を摂り過ぎてしまうと、これまで塩分を控えていた分むくみやすくなってしまいます。
また、3日間の塩分抜きの食事で薄味になれた状態をできるだけ長く継続させるようにするためにもダイエット後の食事にも気を使うようにしたいですね。
塩分抜きダイエットを乗り切るために!ポイントと注意点
塩抜きダイエットをより効果的に行うためのポイントや注意点と、3日間のダイエット期間中の食事を塩分抜きでも楽しめるための方法をご紹介します。これらをおさえて、3日間のダイエット期間を乗り越えましょう。
旨味を利用する
塩分の多い食事に慣れてしまっていると、塩抜きダイエット中の食事が薄味すぎて物足りなさを感じてしまうこともがあるかもしれません。そんな時は、素材の旨味を利用すれば美味しく食べることが出来ます。
- 昆布
- 貝類
- 野菜類
- キノコ類
など、これらの食材からはおいしい出汁をとることができます。野菜たっぷりスープやクラムチャウダーなど無塩でも美味しいメニューに挑戦してみましょう。
塩分抜きの食事に使える調味料
お醤油や味噌、様々な顆粒タイプの出汁などは調理する時によく使っているという人も多いでしょう。しかしこれらの調味料は塩抜きダイエット中は控える必要があります。その他にも市販のドレッシングや、洋食によく使われるケチャップやウィスターソース、マヨネーズなどもダイエット中は使用できません。
これらの調味料の代わりとして
- お酢
- レモン汁
- 生姜
- にんにく
- カレー粉
- 唐辛子
- 粉末昆布
- ごま
- ごま油
- ココナッツオイル
- オリーブオイル
- ヨーグルト
などがおススメです。
これらは塩分を含んでいないため塩抜きダイエット中の料理にも使用することが出来ます。薄味な分、オリーブやココナッツオイル、ごまなどを使うと風味が楽しめます。
また、オリーブやココナッツオイル、ヨーグルトなどは手づくりのドレッシングにも使えますよ。ヨーグルト+バナナならカリウムも取れて朝食におススメですね。
味に物足りなさを感じるなら味にインパクトが付けられるカレー粉や唐辛子などを使ってみましょう。
これらの調味料を上手に利用することで塩抜きの食事でも案外美味しく食べることが出来ますよ。
ダイエット期間は3日間を厳守する
本来塩分は人間の体に必要不可欠な成分です。ですから塩抜きダイエットは3日間が限度。それ以上継続してしまうと、体調を崩してしまう可能性が高いため、やせたいがために何日も継続して行わないようにしてください。
健康にも繋がる!3日間の塩抜きダイエットで体質改善。
塩抜きダイエットはむくみを解消して痩せやすい体をつくるために、3日限定で塩分を抜いた食事を徹底するというダイエット法です。そのため
- ダイエットは長続きしない
- 甘いものが食べたい
- お腹いっぱい食べたい
- むくみやすい
- 健康な体も手に入れたい
という人におススメなダイエット法です。
3日間という短い期間なので、挫折する可能性も低いし、ダイエット中には大敵と言われている甘いものも、無塩のものなら食べることが出来ます。
塩抜きダイエットは、痩せる体質を手に入れるだけでなくこれからの健康にもつなげていけるダイエット法です。特にむくみが気になるという人は3日間是非試してみて下さいね。
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