ハイヒールの効果は美脚だけじゃない!ハイヒールでいい女に
Date:2016.05.19
ハイヒールを履いて颯爽と歩いている女性は、同性から見てもかっこよくきれいに見えます。
しかし、「上手く歩けないから、靴擦れするから」とハイヒールを嫌煙してしまう人もいるでしょう。
それでも心の中では、「ハイヒールを履きこなせたらいいのに」と思っているはずです。
そこで、誰でもワンランク上の女性になれるハイヒールの選び方や歩き方、立ち振る舞いをご紹介します。
いい女はハイヒールを履いている!ハイヒールの効果とは
ハイヒールとは、ヒールの高さが6㎝以上の靴のことを言い、6㎝未満のヒールのものはパンプスと言います。
ハイヒールを履くことで足が長く見えるのはもちろんですが、ハイヒールの効果はそれだけではありません。
- 足が長くキレイに見える
- スタイルが良く見える
- ヒップアップ
- ダイエット
- 女性らしさが出る
- 気持ちが前向きになる
ハイヒールには、見た目がきれいになるだけでなく精神面にもいい効果があります。
ハイヒールで美脚に!足が長くキレイに見える
足の長さは足首までですが、ハイヒールを履くことで足の甲も脚に見えるため、足が長く見えます。
ハイヒールを履くとふくらはぎが緊張し、ふくらはぎが細くなり足首も細くなります。
また、足にはキレイに見える角度があり、ハイヒールを履くことで足が自然とその角度になります。
このように、ハイヒールは足を長く見せる上に足自体もキレイに見せてくれるのです。
全体のバランスまでよく見える!スタイルが良く見える
顔が小さくスタイルのいい人のことを、”8等身美人”といい、テレビや雑誌の中にはその8等身美人がたくさんいますが、普通の人は6~7等身です。
またハイヒールを履くことで姿勢もよくなるので、ヒールの分以上に背が高く見えます。
背が高くてヒールを嫌煙している人もいるかもしれませんが、ハイヒールを履くことの変化は背が高くなるということではなく、全体のバランスがよくなりシルエットがきれいになるということが重要です。
全体のバランスが良くなるので、もともと持っているきれいさが増し、身長が高い人でも低い人でも、ハイヒールを履いているときの方が圧倒的にスタイルが良く見えます。
ですから、きれいになりたい人はハイヒールを履くべきです。
筋肉を刺激してダイエット!ダイエット・ヒップアップ効果
また、ハイヒールを履きこなすには姿勢を維持するための筋肉が必要なので、ハイヒールを履いているだけで自然と筋肉が刺激されて、ダイエットにもなります。
- 背中の筋肉……広背筋・大菱形筋小菱形筋
- ももを引き上げて歩みを助ける筋肉……腸腰筋
- 姿勢を維持する筋肉……お尻の筋肉(大臀筋・中臀筋)
- 太ももの引き締めと足を真っ直ぐ保つ筋肉……内転筋郡
- 体重を支えるふくらはぎの筋肉……腓腹筋・ヒラメ金
フラットシューズを履いて歩くときには使わない筋肉を使うので、自然とダイエットになるのですが、それは正しい歩き方が出来ている人に限ります。
ハイヒールを履いていても、膝や腰が曲がっている女性がたくさんいます。そんな人は、逆にハイヒールを履くことで足が太くなったりむくんでセルライトが出来てしまったりします。
ハイヒールでキレイに歩くのは、慣れていない人にとってはとてもしんどいことでしょう。
それはハイヒールを履いて歩くときに刺激される部分の筋肉が衰えているからです。
ですから、ただハイヒールを履けばいいのではなく、ハイヒールを履いて正しい歩き方をするのが大切です。
ハイヒールにはきれいな動作が必須!女性らしさが出る
同じ格好をしていても、足元がフラットシューズかハイヒールかで印象は大きく違います。
同じTシャツにジーパンでも、フラットシューズだとボーイッシュな印象に、ハイヒールを履いていると女性らしい印象になります。
このように、ハイヒールには女性らしさを引き出す力があるのです。
また、ハイヒールをきれいに履きこなすには、
- きれいな姿勢
- きれいな仕草
- きれいな立ち振る舞い
がついてきます。
見られることできれいになれる!気持ちが前向きになる
見た目の効果は気持ちにもいい効果をもたらします。かしこまった服を着ていると、気持ちが引き締まるように「ハイヒールを履きこなしている」ということが自信につながり、気持ちが前向きになります。
ハイヒールを履くことで女性らしさが磨かれる上に、周囲も女性として接するので「女性扱いされている」という意識が、その人の女性らしさを引き出してくれます。
また、ハイヒールを履くことで視線が高くなり、視界が広くなります。自分の見えるものが増えると、その分人から見られていることにも意識が向きます。
その「見られている」という意識が美意識につながり、心身にいい効果を与えます。
足が痛くなるのは合っていないだけ!ハイヒールの選び方
ヒールを履かないという人は、「足が痛くなるから」「動きにくいから」という理由が大半を占めるのではないでしょうか。
もちろん、合わないハイヒールを履いていると、靴擦れや姿勢の歪みなどを引き起こしてしまいます。
しかし、それは靴がその人の足に合っていないだけで、きちんと自分に合ったハイヒールなら靴擦れもしませんし、走れるくらいに動きやすいものです。
ハイヒールの選び方のポイント
- かかとが浮かない
- つま先に余裕がある
- 足底にフィット感がある
ハイヒールを選ぶ際には、上記の点を重視して選んでみてください。いくらデザインが気に入っても、足にぴったり合わないものは買うべきではありません。
自分に合わないハイヒールは、結果としてきれいでない自分を作ってしまいます。
大きめサイズは痛くないけど歩き辛い!かかとが浮かない
”足が痛くならないように”と、少し余裕のあるサイズを買う人もいるでしょうが、歩くたびにかかとが浮いてパカパカ状態では動きにくいだけでなく骨がゆがむ原因になります。
ハイヒールに限らず、大きいサイズの靴を履いていると無意識に脱げないように足の指を折り曲げて踏ん張ってしまいます。
すると足の指を折り曲げる癖がついてしまし、体全体の骨が歪む原因になります。また、脚の疲労感も大きくなります。
軽く小走りをしても、かかとが浮かないハイヒールを選びましょう。
足は伸ばしている状態がベスト!つま先に余裕がある
ぴったりサイズのハイヒールは、時に足指を圧迫してしまいます。爪先に余裕がないと、指が変形してしまう原因になったり、歩き方も内また気味になってしまいます。
足に合うハイヒールは、靴の中で足の指まっすぐにできるものです。つま先に1㎝ほど余裕があるものを選びましょう。
走れそうなハイヒールを選ぶ!足底にフィット感がある
足に合うハイヒールは、足の裏が靴底に吸い付くような一体感があり、歩いていても足が疲れません。
ですから、斜向があってもまるでフラットシューズを履いているような感覚でいられるといいます。
主に土踏まずのフィット感が重要で、どうしても合わない場合はインソールやストラップを使うのも一つの手です。
ハイヒール初心者は、
- ストラップ
- ベルト
の付いた靴を履くとフィット感が得られやすいです。
自分に合う靴が見つからない時は!オーダーメイド
時間をかけて自分に合う靴を見つけるのもいいですが、自分だけのオーダーメイドの靴を作るのも一つの手です。
- セミオーダー…決まったサイズの中からその人に一番合うサイズの靴を作る
- フルオーダー…自分の足に合うものを作ってくれる
既製品では、足の長さだけでサイズが決まっていますが、人それぞれ足の甲の高さや幅も違います。
セミオーダーは足の長さや甲の高さ、足の幅のサイズを計測して、決まったサイズの中からその足に一番合うサイズの靴を仕立ててくれます。
フルオーダーはその人の足型をとって、一から靴を作ります。ですから、決まったサイズの中から選ぶのではなく、その人に合うものを作ってくれるのです。
人の足は左右でも差があり、人によっては左右で1㎝も長さに差がある人もいます。オーダーメイドでは左右で違うサイズの靴の作成も可能です。
内ももとお尻の筋肉を使って!ハイヒールの履きこなし方
自分に合うハイヒールを見つけたら、そのハイヒールを履きこなしましょう。ハイヒールでの歩き方は、フラットシューズでの歩き方と少し違います。
ハイヒールでの基本姿勢は、内ももとお尻の筋肉を使います。
- くるぶしの真下に重心を置く
- ひざ・ふくらはぎ・かかと・つま先の4点をくっつける
- 太ももで1枚の紙をはさむようなイメージで立つ
ハイヒールを履いていると、ついつま先に重心が行きがちです。つま先に重心があると、前のめりになってお尻が突き出した状態になってしまいます。
正しい重心の位置はくるぶしの真下です。頭から一本の糸で吊るされているようなイメージで立つと、体がまっすぐになり長時間立っていてもあまり疲れません。
さらにお尻をきゅっと引き締め、内ももで一枚の紙をはさんで落とさないようにイメージして立つと、きれいな立ち姿になります。
長時間立ち仕事をする場合は、つま先は30℃開くとより安定します。
大きめの歩幅で歩くとよりきれいに!ハイヒールでの歩き方
基本の姿勢がマスター出来たら、次は歩き方です。
- まっすぐ歩く
- かかととつま先を同時に着地させる
- 着地のときにひざを曲げない
- 腕を後ろに振る
- 丁寧に静かに歩く
それぞれに注意点があるので、詳しくご説明します。
一本のラインの上を歩くように!まっすぐ歩くポイント
まっすぐ歩くといっても、簡単なことではありません。プロのモデルでもまっすぐに歩けない人がいるくらいです。
体の筋肉に左右差があったり体の歪みがあったりすると、歩くときに自然と左右に揺れたり曲がったりしてしまいます。
歩く際は、意識してまっすぐなラインの上を歩くイメージで足を運びます。ここで注意したいのが、足先の向きです。
内股の人はつま先も内に向いてしまい、足の間に隙間ができO脚のように見えてしまいます。かといって、がに股のように足を外に向けすぎてもいけません。
かかとの中心と足の親指が一直線になるようなイメージで、つま先だけが外を向いている状態にしましょう。着地した足が、常にその状態になるように歩いてみてください。
きれいな歩き方は音もきれい!かかととつま先を同時に着地させる
フラットシューズでは、かかとから着地することが勧められますが、ハイヒールでかかとから着地するとひざが曲がってしまい猫背にもなってしまいます。
また、足も疲れやすく靴も痛みやすくなります。ハイヒールで歩く場合は、かかとからではなくかかととつま先を同時に着地させます。
ハイヒールでかかととつま先を同時に着地させると、「コツン」ときれいな音がします。
かかとから着地すると「カッコン、カッコン」と二段階に分かれて音がするので、きちんと歩けているかの目安にもなります。
足を上げているときも、前の人に靴の裏を見せないように足首を伸ばして足を運びます。
ひざが曲がっている人が多数!着地のときにひざは曲げない
ハイヒールを履いていても、歩くときにひざが曲がっている人は多く、特に若い女性に多いような気がします。
ひざを曲げて歩くととても不格好なので、ひざを曲げて歩くのならハイヒールは履かないほうがいいくらいです。
筋肉が弱っている人は姿勢を保つことができないので、自然とひざや腰が曲がってしまいます。
最初はしんどいかもしれませんが、意識してひざを伸ばして歩くことで弱っている筋肉が鍛えられて、きれいな歩き方が自然とできるようになります。
猫背を解消して後姿もきれいに!腕は前ではなく後ろに振る
腕は前後に大きく振るのではなく、後ろに振りましょう。腕を前に振ると、前傾姿勢になりやすく猫背になりがちです。
腕を後ろに振るには肩甲骨を引き締め、背中の筋肉を使います。この背中の筋肉が衰えることで猫背になってしまうのです。
腕全体の力を軽く抜いて、肩甲骨を少し寄せるようなイメージで腕を後ろに振りましょう。
腕を振る際は、腕の位置が身体の少し後ろに来るように振るときれいに見えます。
雲の上を歩くようなイメージで!丁寧に静かに歩く
ハイヒールと言えば「カツカツ」と音を鳴らしながら歩くイメージがあるかもしれませんが、大きな音を鳴らして歩くのはきれいな歩き方ではありません。
足を地面に叩きつけるように歩くと、足にも靴にも負担がかかってしまうので、足の下にやわらかいものがあるかのように、やわらかい足取りで歩きましょう。
また歩幅を広くとって歩くと、よりキレイに歩ける上に腰から足の筋肉を効果的に使えるので、ダイエット効果がアップします。
ハイヒールは座り姿もきれいに見せる!座り方のポイント
ハイヒールを履いて普通にまっすぐ座るだけでも足は長く見えますが、更に足がキレイに見える座り方があります。
足を組んだり横に流して座るのもきれいに見えますが、ハイヒールでもフラットシューズでもまっすぐに座るのが基本です。
- 背筋を伸ばす
- ひざ・かかと・つま先をつける
- ひざの角度を90°に保つ
足をまっすぐに保つだけでも意外としんどいものですが、しんどいということは筋肉を使っているということです。きれいに座るだけでもエクササイズになるのです。
電車や人の多いカフェでも、ひざが開いている人やつま先を開いてハの字にしている人など、足をきちんとと閉じて座っている人はほとんどいません。
きれいな座り姿を心掛けるだけでも、その大勢の中では一際きれいに見えます。
- 脚を揃えて少し斜め前に出す
- 片足を少し後ろに引く
脚の組み方
- 脚を流した状態で足を組む
- 斜めに出した反対の足に沿うように足を置く
足を組んだり横に流す座り方は、骨盤が歪む原因になるのであまりお勧めしませんが、足の置き方で女性らしさや華やかさが増すのも事実です。
脚を横に流すときは、真横に流すよりも少し遠くに置くようにすると、より脚が長く細く見えます。
脚を組む時は、上の足をブラブラさせないようにしましょう。両脚が平行になるように、組んだ足を下の足に沿わせるようにするときれいに見えます。
合わないハイヒールや間違った歩き方で起こる症状
上記のように、足に合ったハイヒールで正しい歩き方ができればいいのですが、合わないハイヒールや間違った歩き方をすれば足や体に悪影響が出ます。
- 靴擦れ
- 外反母趾
- 反り腰
- 足が太くなる
- リンパの流れが悪くなる
- お尻が垂れる
これらはハイヒールが原因で起こるのではなく、ハイヒールの選び方や歩き方が原因で起こります。デザイン重視の靴選びや、筋肉を使わない楽な歩き方はやめましょう。
ハイヒールは、きちんと選んできれいに歩けばたくさんのいい効果が得られる素敵な靴です。もちろん、ハイヒールを履かなくてもきれいな人はきれいです。
でも、少しでも「ハイヒールをきれいに履きこなせたらいいのに」と思う人は、靴選びを見直してみたり歩き方に気を付けてみることから始めてみてはどうでしょうか。
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