ヒールはホントに足痩せ効果ある?歩き方次第で美脚を実現!
Date:2017.08.04
スラッとした長い脚にハイヒール。女性でも思わず見とれてしまいます。きゅっと引き締まったふくらはぎも素敵。
足首もキレイに見えるし、仕事に行く時はハイヒール!という人も多いと思います。
ハイヒールは足痩せ出来るのか、それとも太くするのか、どちらがホントなのでしょうか。
ハイヒールは確かに脚がキレイに見えるが…
ハイヒールを履くとふくらはぎに力が入るので、脚がきゅっと引き締まってキレイに見えますよね。身長も高く、脚も長く見えるので、美脚効果も高いハイヒール。
歩いているだけでエクササイズ効果もあり、実際にハイヒールで足痩せした!という口コミなども多数見かけます。
しかし見逃してはいけない落とし穴があったのです。歩き方や選び方を間違えると脚が太くなることも。
結論としては、ヒールで足痩せは可能です。ただし、履き方や歩き方などに注意が必要なのです。
ハイヒールは実は足の健康を損なうことも
ヒールで歩くと足が疲れますよね。それだけ足に負担をかけているということです。ヒールも毎日履いていると足にはデメリットがあるんです。
脚がむくんで太くなる
ヒールで歩くというのはつま先立ちをして歩くようなもの。脚の疲労は甚大です。ふくらはぎの伸び縮みがないままに、でも力は入りっ放し。
そのような状態では筋肉のポンプ機能をうまく使うことが出来ないため、血液やリンパ液が下にたまって脚がむくんでしまうのです。
むくみを放置すると脂肪がつきやすくなったり、セルライトもできますから脚が太くなる原因になります。
脚の筋肉をきちんと使えない
ヒールで歩くとどうしても不自然な姿勢になります。前のめりになったような姿勢になりがちなので、ふくらはぎと太ももの前面に力が入ります。
何も意識せずに歩いていると足痩せは出来ません。ヒールを履きながら足の筋肉を鍛えるには正しい歩き方をマスターすることが不可欠だということを覚えておきましょう。
指先が詰まって血行が悪くなる
ヒールにも色々な形がありますが、つま先の細い、指が詰まってしまうようなデザインではかなり疲れますよね。
ただでさえ心臓から遠く、血行が悪くなりがちな足。それをキュッとさらに引き締めているのですから、足にいいはずがありません。
足先の血行が悪くなれば、当然ですがふくらはぎの血行も悪くなります。冷えたりむくんだりして脚が太くなる可能性があります。
姿勢が悪くなって骨盤が歪む
ヒールを履いた姿勢自体がそもそも不自然なので、身体に負担をかけないキレイな姿勢を保つことが難しくなります。履いて歩くと分かりますが、腰に負担もかかります。
極端なイメージでお話しすると、膝が前に出て、お尻が後ろに突き出て、お腹が前に出たようなチンパンジーのような姿勢ですね。こんな姿勢をしていたら、骨盤も歪むと思いませんか。
骨盤の歪みは内臓の位置が下がったり、足の骨が歪む原因にもなります。そうすると下半身に脂肪がつきやすく、かえって脚が太くなるのです。
ぺたんこ靴でも歩き方次第で足は太くなる
ではフラットシューズなら足は太くならないのか、というと必ずしもそうとはいえません。
ハイヒールは履き方次第で、かかとの低い靴では鍛えられないふくらはぎの筋肉を使うことが出来ますし、ぺたんこな靴でべたべたと緊張感のない歩き方をしていれば姿勢も崩れて太ります。
ハイヒールで足痩せするためには
それでもハイヒール大好き!ハイヒールを履きたい!という人もいるでしょう。仕事柄、ぺたんこな靴がNGで、ハイヒールを履かないといけないという方もいると思います。
大丈夫です、ハイヒールが必ずしも太るというわけではありません。ハイヒールを履いてもしっかり足痩せダイエットの効果を出すことは出来るんです。
そのためにはハイヒールの正しい履き方と歩き方を知ること。ヒールでも履き方次第で足痩せは可能です。
骨盤を立てて歩く
お腹が突き出た姿勢では骨盤が傾いています。そのまま歩き続けると骨盤が歪んでしまうので、骨盤を立てて歩くことを心がけます。
具体的にどうやって歩けばよいのかというと、お腹とお尻に力を入れてください。お腹はしっかり引っ込めて、お尻はきゅっと引き締めるイメージです。
慣れないうちは難しいので、電車や信号待ちで立っている時などに練習してみてください。
力を入れることに慣れてきたら、膝を曲げないようにして、お腹とお尻を引き締めたまま一歩を踏み出します。
歩く時には足先だけで歩くのではなく、股関節から大きく踏み出すようなイメージで足を前に出すと骨盤をうまく使えるようになりますよ。
膝を曲げないようにして歩く
膝は常に真っ直ぐを意識してください。膝を曲げてしまうとつま先から着地してしまいます。
足の裏全体が同時につくようなイメージで、足を真っ直ぐにして歩くと、自然に脚全体の筋肉が使えるようになります。
着地したら指先へと重心を移動し、つま先で軽く地面を押し出すようなイメージで歩くと、スムーズに体重移動できます。
つま先を30度の角度に開く
足の角度は「真っ直ぐ」ではないのです。つま先はやや外側、30度ほど傾けて、上から見て内側のくるぶしが見える程度が理想とされています。
その状態で親指に体重をかけるような意識で歩くのですが、つま先に体重をかけるのではなくて、かかととつま先が同時に着地するようにして歩きます。
動画などでモデル歩きを研究するとよく分かります。
ハイヒールを脱いだあとは必ず足のケアをする
ヒールを履いて歩いている間はずっと筋トレしているようなものです。かなり疲れがたまっているので、その筋肉疲労をそのままにすると、むくみが出たりして脚が太くなりますから、しっかりとケアしていきましょう。
- ◆足のマッサージ
- 足の裏、足の甲、くるぶしの周りなど、1日締め付けられていた部分の血行を良くするために、念入りにマッサージしてください。お風呂に入りながらでもいいですし、お風呂の後のリラックスタイムに、テレビを見ながらでもいいですね。
- ◆足首のエクササイズ
- 足首をぐるぐると回すだけでも足のリラックスが出来ます。右回り、左回りと両方やってみてください。
足の血行を促進することで疲れも取れますし、老廃物も排出しやすくなるので、スッキリ美脚を保つことが出来ます。
足痩せをサポートするハイヒールの選び方
歩き方をマスターしたら、自分の足に合ったヒール選びも大事です。
ピッタリくる靴を履くことで疲れも防止できますし、無理なく歩くことが出来るので、脚全体の筋肉を使って足痩せが出来るようになりますよ。
先が丸いハイヒールなら疲れない
つま先が尖っていると足の締め付けもきつくて疲れます。足の指が楽に動かせるような、少し先が広いタイプの靴がおすすめです。外反母趾にもなりにくいですしね。
- ラウンドトゥ
- スクエアトゥ
- オープントゥ
などの靴だとつま先が少し楽だと思います。
足にピッタリくるものを選ぶ
ジャストサイズの靴を選ぶのも重要なポイントです。きつすぎるのも良くないですし、ゆるくてかかとに余裕がありすぎるのもよくありません。かかとが浮いてしまうとしっかり歩けないからです。
靴を買う時は、サイズがぴったり合うように中敷きで調整してもらうなどして、自分の足に合ったものを選ぶようにしましょう。
素足でつま先立ちしてみる
ヒールといっても、5cmくらいのものから7cm、9cmと色々ありますね。どのくらいまでなら無理せず歩けるかを知っておくと靴も選びやすくなりますね。
部屋の中で、裸足でつま先立ちしてみましょう。この時の床からかかとまでの高さが、あなたにとって無理なく、歩きやすいヒールの高さとなります。
インソールを入れると歩きやすくなる
ヒールはどうしても前に体重がかかるので、靴の中で足が滑って歩きにくくなりますね。それも足を疲れさせる原因になります。
どんな靴でも履き方と歩き方が大事
ヒールを履いて歩くことは、ある意味運動と同じです。毎日きつい筋トレをしていたら筋肉が回復する時間がなくて、疲労だけがたまってしまいます。
平日毎日ヒールを履いているなら、休みの日はスニーカーを履くなどしてメリハリをつけるといいですね。それで少しでも足の疲労を取ってあげれば、むくんだりする心配もありません。
正しい姿勢を保って、エクササイズをしている!という意識で歩けば、美脚作りは可能です。
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