
鼻のかみすぎで肌荒れするときの対処法。肌とティッシュを保湿
Date:2019.11.25
花粉症や風邪の時期にはティッシュのお世話になることが多いですよね。しかしティッシュで鼻をかみ過ぎると、鼻や周りの皮膚が荒れてカサカサになりがち…。
鼻をかむときにティッシュが肌の潤いを奪っているのが理由ですから、保湿するのが一番の対処法です。
とは言え、どのタイミングでどのように保湿をするのが効果的なのでしょうか?リアルタイムで鼻をかむときや、鼻をかむシーズンを通してできる対処法をご紹介します。
鼻をかむ前後にやる肌荒れ対策。ティッシュにも一工夫
まずは鼻をかむ前後にできる肌荒れの対処・対策方法を見てみましょう。
- 保湿クリーム(ハンドクリームやリップクリームでOK)
- 化粧水(スプレーボトルに入っているのが理想)
のどちらか、あるいは両方があれば、鼻をかみたくなったとき手元に用意してくださいね。
鼻周りをかむ前に保湿する
鼻をかみたくなったとき、ティッシュに手を伸ばす前に余裕があったら、あらかじめ鼻の周りを保湿しましょう。
ティッシュの触れそうな部分をクリームで覆っておくと、鼻をかむときにティッシュが触れても肌が乾燥するのを防げます。
鼻の頭や鼻腔周り、小鼻のあたりまでよくクリームを塗り込んでおきましょう。フェイス用のクリームが理想ですが、なければハンドクリームやリップクリームでもOK。化粧水を噴きかけておくのでも肌荒れ対策になります。
保湿ティッシュで鼻をかむ
できれば肌が荒れる前に、鼻をかむときのティッシュは保湿された物に変えましょう。もちろん肌が荒れた後にティッシュを変えても、肌荒れの悪化を防げます。
俗にいう「高級ティッシュ」はローションなどの保湿剤が入っていて、しっとりしています。鼻をかむときに使っても、ティッシュに触れる部分のうるおいを奪いません。
普段使うティッシュとは別に、鼻をかむとき専用で高級ティッシュを用意していれば、コスト的にもそこまでの負担にはなりません。
ティッシュをミストで保湿する
高級ティッシュを買うのがもったいない、またはすぐに用意できない場合は、普通のティッシュを保湿して簡易的に保湿ティッシュを作りましょう。
普通のティッシュを広げて、化粧水などの保湿剤をスプレーで噴きかけてから使いましょう。
ティッシュ自体を保湿しておけば、鼻をかんでも肌が乾燥することはありません。少し湿らせる程度がベストですから、サラサラのテクスチャーの化粧水をスプレーでミスト状にするのがおすすめです。
鼻をかんだ後に鼻周りを保湿する
一刻を争う勢いで、何の対策もせず普通のティッシュで鼻をかんでしまった…そんなときは、鼻をかんだ後すぐ、鼻周りを保湿してあげましょう。
何もせず普通のティッシュで鼻をかむと、鼻周りから水分が奪われ、大変にカサカサした状態に陥ります。
放置するとあっという間に肌が荒れ、皮がむけてヒリヒリします。鼻をかんだらクリームや化粧水で保湿することを習慣づけましょう。
リップクリームを保湿に使う場合は、メンソール系だとヒリヒリを助長させてしまうので要注意。
風邪気味や花粉症など。鼻をかむシーズンにやる対策
鼻をかむときだけではなく、鼻をかむシーズン中に欠かさず対策することで、ティッシュによる肌荒れを予防・緩和できます。
風邪を引いているときや花粉症の季節などには、以下の点に注意して肌荒れに対処しましょう。
まず鼻水の原因にアプローチ
鼻のかみすぎによる肌荒れを防ぐ上で一番大切なことは、やはり「少しでも早く鼻水を止めること」です。鼻水の原因に働きかけて、鼻をかむ回数を減らしていきましょう。
- 風邪
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- 身体の冷え
鼻水の原因はいくつかありますが、思い当たる点が一つはあるはずです。風邪薬や鼻炎薬の服用、マスクの着用などを徹底してください。
身体を温かく保ち、手洗いうがいをして清潔に過ごすなど、鼻水の要因をなくすことが一番確実な解決方法です。「これだ」と思うアプローチで鼻水が止まらないなら、病院で診断を受けて薬を処方してもらってください。
低刺激のナチュラルメイクで過ごす
鼻をかみ続けていると、鼻や鼻周りの皮膚がティッシュで摩擦され、バリア機能が弱くなります。些細な刺激にも敏感に反応するため、なるべく刺激を与えないように過ごしましょう。
低刺激のオーガニック化粧品を使ったり、コスメをあまり使わないナチュラルメイクで過ごしてください。
厚塗り派の女性にはつらいことかと思いますが、厚塗りのがっつりメイクは荒れた肌をさらに荒れやすくするので悪手。どのみち厚塗りでは鼻をかむ度にメイク直しが必要になりますから、鼻水が出ている間はナチュラルメイクの方が何かと便利です。
帰ったらすぐにメイクを落とす
鼻をかみ過ぎて荒れた肌には、可能なら化粧品を付着させないのが一番です。メイクをして出かけたら、帰ってきたときすぐに落としましょう。
ダブル洗顔不要のアイテムで、一度に洗顔とクレンジングを済ませると、肌への負担を最小限に抑えられます。
洗顔とクレンジングを別々にすると、肌を擦る回数が倍に増えるので、肌荒れが悪化することもあるのです。
洗顔とクレンジングで別々のアイテムを使う場合は、せめて肌を強く擦らないように注意しましょう。クレンジングアイテムは拭き取りタイプよりもジェルやクリームタイプの方が、摩擦回数が少なくなりますよ。
パックで念入りに保湿する
洗顔やクレンジングを終えた後は、コットンやティッシュを使ったパックでしっかり肌を保湿しましょう。
低刺激の化粧水をコットンに含ませて、鼻や鼻周りを中心に5分程度パックしてください。コットンがなければティッシュでも可。
たっぷり保湿されれば肌荒れも改善され、バリア機能が回復します。肌が赤くなっている場合は、炎症をクールダウンさせる目的でも有効的な手段です。
寝る前にクリームを塗る
就寝の前には肌荒れの気になる箇所にクリームをたっぷり塗って、保湿しながら眠りましょう。翌朝までにしっかり肌を潤すついでに、就寝中の肌の乾燥を防ぎます。
フェイス用の保湿クリームやバームで良いですが、肌荒れが酷ければワセリンや薬用軟膏を塗る方法もあります。
オロナイン軟膏などは炎症を抑えるケガの回復的な役割もありますから、皮がむけたりヒリヒリしたりといった肌荒れの緩和に役立ちます。ワセリンは鼻をかむ前後の保湿材としても優秀なので、携帯しておくと心強いですよ。
うぶ毛処理は少しの間控える
気になるかもしれませんが、肌が荒れている間はお顔のうぶ毛処理は控えてください。可能なら鼻水が止まるまではうぶ毛処理をしない方が無難です。
鼻をかんでいる間はただでさえ肌が敏感なので、カミソリやシェーバーの刃が刺激になります。もちろん除毛クリームもNG。薬剤が刺激を与えます。
ちなみにうぶ毛処理は頻繁にやるものではなく、2~3週間を目途に行うもの。頻繁にやると肌が荒れますから、うぶ毛処理をお休みする間に体調を回復させる…と気楽に考えて大丈夫ですよ。
まずは健康管理が一番。鼻水を止めて肌荒れも不調も改善
鼻のかみ過ぎによる肌荒れを回避するには、鼻水が出ないように健康を維持することが一番です。鼻水が出るような事態を防げば、そもそも鼻をかまないので肌荒れはしません。
鼻をかんでいる間は、スキンケアと並行して体調管理にも気をつけてください。
- 身体を冷やさないようにする
- マスクで風邪や花粉を防ぐ
- 必要な薬を飲んで安静に過ごす
いくら良い基礎化粧品を使ったところで、肝心の鼻水が止まらなければ肌荒れは収まりません。まさに美容と健康は紙一重。健康状態をキープして、肌荒れの要因をつくらないようにしましょう。

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