はっさくがもたらす美容効果がすごい!中袋と皮も捨てないで
Date:2016.02.21
程よい酸味と苦み、さっぱりとした甘みのあるはっさくは、古くから多くの人に好まれてきました。
糖度が高く甘みの強い新種の柑橘類がどんどん出てきている中でも、根強い人気がありますね。しかし、他の柑橘類に比べると外の皮も中の袋も厚いため「皮を剥くのが面倒だ」と敬遠している人も多いでは?
中には苦味や酸味といった味が苦手だという人もいるかもしれません。
旬の時期になると、親戚や知人からたくさん送られてきたりもらったりして消費に困る人もいるでしょう。
そんな人たちでも、はっさくを食べることで得られる効果を知れば、はっさくに対する認識が変わるはずです。
はっさくを食べて美と健康を手に入れる!はっさくの効果
はっさくには美容と健康にいい効果が沢山あります。そのいくつかをご紹介します。
はっさくの主な効果
- 免疫力を高める
- 疲労回復
- 風邪予防
- 血液をきれいにする
- 抗がん作用
- 肌にハリをもたせる
- 便秘改善
- ダイエット効果
- アンチエイジング効果
はっさくの旬は2~3月で、ちょうど風邪をひきやすい時期でもあります。はっさくには免疫力を高める効果があるので、風邪をひきやすい時期にはもってこいの果物です。
はっさくには他にも美容・健康効果が期待できる栄養素がたくさん含まれています。
知れば知るほど食べたくなる!はっさくに含まれる栄養素
身体にいい効果をもたらしてくれる成分が、はっさくの中にはたくさん含まれています。その中でも特に注目したい栄養素をご紹介します。
はっさくに含まれる主な栄養素
- ナリンギン
- ビタミンC
- クエン酸
- オーラブテン
それぞれの発揮する効果を知るとはっさくが食べたくなってしまいます。
はっさくの苦みのもとナリンギン!ナリンギンの働きと効果
はっさくの苦み成分はナリンギンです。はっさくの独特の苦みが健康と美容にいい効果をもたらしてくれます。
- 食欲抑制作用
- 活性酸素の増加を抑える
- 血栓の予防、血管を丈夫にする
- 脂肪の分解を促す
- アレルギーの抑制
- ウィルスへの抵抗を高める
- コレステロール値を抑える
ナリンギンの効果
- ダイエット
- アンチエイジング
- 花粉症対策
- 高血圧を抑える
- 生活習慣病の予防・改善
ナリンギンは果実よりも果皮(薄皮)に多く含まれています。
健康にダイエットにと体にいい効果をもたらしてくれるナリンギンですが、睡眠薬や降圧剤など一部の薬の効果を阻害したり強めたりする作用があるので、薬を服用する際にははっさくを食べないようにするか医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
シミシワの予防・改善に必須な栄養素!ビタミンCの働きと効果
はっさくには美肌には欠かせないビタミンCが豊富で、はっさく1個で1日に必要な摂取量(12歳以上100mg/1日)の約70%が摂れるといいます。
- メラニン色素の生成を抑える
- コラーゲンの生成を助ける
- 活性酸素を分解する
- 過剰な皮脂の分泌を抑える
- 肌の炎症を抑える
- 毛穴を引き締める
- 代謝を促す
- 免疫力を高める
- 抗ストレスホルモンの生成に使われる
ビタミンC の効果
- 肌のたるみ予防・改善
- シミ・シワの予防・改善
- ニキビ・ニキビ跡の予防・改善
- 肌のキメを整える
- 風邪の予防・改善
- ストレスに強くなる
メラニン色素の生成が抑えられることでシミやニキビ跡を出来にくくし、コラーゲンの生成を助けて肌のハリや弾力、シワの改善も期待できます。またターンオーバーを整えてくれるので、肌の様々な悩みに効果を発揮します。
ビタミンCははっさくだけでなくさまざまな食材に含まれていますが、効率よく摂取するには果物がお勧めです。
ビタミンCは空気に触れたり水にさらすだけでも失われてしまいます。また茹でる・焼く・蒸すなど手を加えることでさらに失われてしまいます。
調理の仕方にもよりますが、調理した後の食材にはビタミンCがほとんど残っていないのです。なので、手を加えずにそのまま食べられるはっさくなどの果物はビタミンC摂取には適しているのです。
疲労回復にはクエン酸!クエン酸の働きと効果
クエン酸といえば疲労回復効果がもっとも有名ですが、他にもクエン酸には体にいい効果があります。
- 胃の動きを活発にする
- 乳酸の生成を抑える
- 肝臓での脂肪の代謝を高める
- 体内の老廃物を分解・排出
- 血流改善
- 尿酸値を減少させる
クエン酸の効果
- 食欲増進
- 疲労回復
- ダイエット
- 成人病の予防
- 通風予防
スポーツをするときにクエン酸入りのスポーツドリンクを飲むのは、クエン酸には疲労や肥満の原因となる乳酸や脂肪の分解・燃焼をする作用があるからです。
他にもビタミンやミネラル、糖質などと一緒に摂取することでそれらの吸収率を上げる効果もあります。
はっさくの皮が癌を予防する?オーラブテンの働きと効果
オーラブテンははっさくの皮に含まれる香り成分で、果実には含まれていません。
- 活性酸素の増加を抑える
- 免疫力を高める
- 中性脂肪を分解
- 食欲を抑える
- 発がん抑制作用
- コレステロール値の改善
オーラブテンの効果
- ダイエット
- 風邪の予防・改善
- アンチエイジング
- がんの予防
オーラブテンは強い発がん抑制効果があります。そんなオーラブテンが含まれている皮を捨てるのはもったいないとしか言いようがありません。
そこで、はっさくの皮を使ってマーマレードやピールを作ってみてはどうでしょうか。それぞれの作り方を詳しく書いてあるサイトがあるので、ぜひ見てみてください。
はっさくの皮を食べる際には、なるべく無農薬で作られたものを選びましょう。またどちらも大量の砂糖を使用するので、食べすぎには注意が必要です。
はっさくを長く美味しく食べる為に!はっさくの選び方と保存方法
はっさくを食べるのなら、より美味しくて栄養価の高いはっさくを食べたいものです。そこではっさくを選ぶ時のポイントと、より長く美味しく食べるための保存方法をご紹介します。
- 皮にハリとツヤがある
- 茶色い部分が無い
- ヘタが緑色で生き生きとしている
- ずっしりと重みがある
- 旬の時期2~4月
保存方法
- 一つずつラップや新聞紙で包む
- 箱に入れて冷暗所で保存する
新鮮なはっさくは水分を多く含んでいるため、皮にもハリとツヤがありずっしりとした重みがあります。しかし鮮度が落ちてくると皮も実も水分がなくなってくるので、皮にハリが無くなってきます。
はっさくには乾燥が大敵なので、とにかく乾燥しないようにする必要があります。はっさくは冷暗所に置くだけでも2~3週間は持ちますが、もうひと手間かけることで長く美味しさを保ったまま保存することが出来ます。
気温の高い場合や暖かい部屋しかない場合は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。
はっさくは意外と高カロリー!食べ過ぎに注意が必要
はっさくはみかんほど甘くはありませんが、100gあたりのカロリーはみかんとほぼ一緒で45kcalあります。
みかんは大きさにもよりますが1個当たり80~180g、はっさくは1個当たり300~400gと量が多いため1個食べるだけでも135~180kcal摂取してしまいます。
ダイエット効果はありますが、1日2個程度に抑えた方がいいでしょう。特にマーマレードにする際は砂糖も多く使うので、体にいいからと食べ過ぎないようにしましょう。
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コメント一覧
女性の美学様 はっさく特集ありがとうございます。
この素晴らしい記事を是非とも、御社が続く限り残しておいてほしいです。
はっさく農家より。
八朔の皮の美味しい食べ方。1、集めのお湯で皮をしっかり洗ってから皮をむき食べる。2、皮を一口サイズにカットする。3、ひたひたより5センチくらい多めのお湯で10分位で茹でこぼす。これを2回繰り返し、茹でこぼし後、水に20分ほど浸した後、しっかり絞る。4、鍋(ステンレかホーローがいいようです)に八朔の皮とオレンジジュースをひたひたより1〜2センチくらい上まで入れ、一個あたり砂糖40〜50グラムを入れて、最初の5分ほどは中火で沸騰ぎみに炊き、その後弱火に落として汁けがなくなるまでコトコトを煮てください。鍋縁が焦げそうな時は水に浸したキッチンペーパーで丁寧の拭き取ってください。くれぐれも火傷しないように気をつけてください。そのまま食べたり、チョコレートディップにつけたり、チーズケーキを焼く時にみじん切りした八朔の皮を少し底にしいて焼くのも美味しいですよ。