上手な年の重ね方をしよう!「老化」を防ぐためにできること
幼い頃は「成長」と呼ばれていた変化も、いつしか「老化」と呼ばれる年齢にさしかかりました。
年を重ねることは避けられませんが、いつまでも若々しく元気で美しく居たいと願うのが女性ですよね。
老化の仕組みを知り、少しでも若見え美人でいるために必要なことを身につけましょう!
老化とは?
「老化」は成長期以降、加齢に伴って起こる、心臓を動かす、息をする、体温を保つなど私たちが生きていくうえで欠かせない働きである生体機能の低下を意味します。
私たちが実感する目にみえるものだと、「シミ・シワ」「くすみ」などが代表的なものでなないでしょうか。
他にも「体力の低下」など、数えだせばきりがないほどの変化が「老化現象」として起きています。
同じようなものを食べて、同じような生活をしているのに、どうして身体にこのような変化が起こるのでしょうか?
老化の原因
身体が変化していく主な原因として
- 活性酸素の増加
- 代謝の低下
この2つが大きく関わっているのです。
活性酸素とは
活性酸素とは、呼吸をしたり紫外線を浴びることで体内で発生するものです。分かりやすい例として、りんごの切り口が空気に触れてしばらく経つと、茶色くなりますよね。
鉄も新しいときはピカピカなのに、空気に触れることでサビていきます。この現象が、私たちの体内でも起こっている「活性酸素」による劣化なのです。
ただ呼吸するだけで、皮膚が空気に触れるだけで身体が老化するのは、ここに原因があったのです。もうひとつの老化の原因として代謝の低下が大きく関わってきます。
代謝の低下とは
若い頃と同じ生活をしていれば、加齢とともに低下するのが基礎代謝です。代謝が低下することは体温の低下にもつながり、免疫力が下がり、血流が悪くなる原因にもなり、老化現象の一つともいえる「病気」にもかかりやすくなってしまいます。
若い頃と同じように生活していては、防げないのがこの代謝低下の問題です。
老化を防ぐには?
これらの原因をふまえたうえで、私たちが老化を防ぐために出来ることは
- 活性酸素を増やさない!(身体のサビとり)
- 代謝をUPさせる!
この2つです。
抗酸化物質で活性酸素と戦う
活性酸素と戦うために、身体に抗酸化物質を進んでとりいれましょう。
抗酸化成分の高い物質として、いま注目されているのが「レスベラトロール」です。
レスベラトロールとは?
2006年にあの有名な科学雑誌の「Nature」(ネイチャー)に取り上げられたことで大注目されるきっかけになったのがこの「レスベラトロール」で、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用をもつといわれています。
活性酸素が発生することで、からだがサビついていくのを抗酸化作用の強い「レスベラトロール」が防いでくれるので、老化防止につながるといわれています。
この「レスベラトロール」は、老化だけでなく細胞の死滅を防ぐことから、様々な病気の予防効果も期待されています。
老化防止に役立つ上に、病気の予防効果もあるので「若々しく健康的に長生きできる」とまさに一石二鳥の物質なのです!
これほどの効果をもつ「レスベラトロール」を採らないわけにはいきませんよね。他にも、ビタミンを多く含む食べ物やコエンザイムQ10、αリポ酸なども抗酸化作用が高いとされています。
代謝をUPさせる
年齢とともに低下していく代謝ですが、この代謝は大きく分けると3つの種類があります。
- 基礎代謝
- 生命を維持するために必要なエネルギー。なにもしなくても、ただ生きているだけで消費されるこの「基礎代謝」は代謝のなかでも一番多く、全体の約70%を占めています。
- 食事誘導性熱代謝
- 食事をとることによって消費されるエネルギー。食事をとることでもちろんカロリーも摂取しますが、食べるという行為で燃焼されるエネルギーがこの「食事誘導性熱代謝」になります。
- 生活運動代謝
- 身体を動かすことで消費されるエネルギー。普段の生活のなかで、家事をしたり仕事をしたりと何かしら身体を動かすことで消費されるのが、この「生活運動代謝」です。
この全ての代謝が年齢と共に低下してくるわけですから、代謝をあげるためには日常生活の見直しが必要になってくるのです。
代謝を上げることは、太りにくい体をつくることにもつながるのでダイエットにも効果的といえます。
若く元気で過ごすために、いまできること
老化の原因がわかったところで、先ほど説明した抗酸化物質を摂取する方法と代謝をアップさせる方法を記していきます。
食生活の改善
若い頃と同じような食事ではなく、抗酸化成分の多く含まれるものを積極的に食事に採り入れることで、サビない身体をつくります。
バナナ・プルーン・アボガド・牡蠣・大豆・玉ねぎ・トマト・納豆・卵黄・キャベツ・にんにく・わかめ・アーモンド・ブドウ等々。
ビタミンやミネラル、そしてファイトケミカルスが多く含まれる食品は、特に抗酸化作用が強く働きます。
好き嫌いせず、バランスよく食事をとることがやはり大切なのですが、食事では摂取しにくい栄養素も数多くあります。
その辺りは、うまく健康食品(サプリメント)で取り入れることをオススメします。
レスベラトロールの入ったサプリメントも沢山の会社から販売されていますので、試してみてはいかがでしょうか?
サプリメントもバランスの良い食事も毎日続けることで、身体に働きかけてくれるので意識して生活改善に取り組みましょう。
適度な運動をする
代謝アップといえば誰もが思い浮かべたことでしょう。
そうです、運動をして筋肉量を増やすのです。筋肉の量が増えれば代謝も上がります。
ただ、こちらも昔と違って激しい運動をして疲れを溜め込むのは厳禁です。
体に合った程よい運動を始めましょう。
- 寝る前にストレッチをする
- 階段をつかうようにする
- シャワーで済まさず、湯船につかる
- 一駅多く歩いてみる
たったこれだけのことでも、基礎代謝をあげることができます。
ウォーキングなどの有酸素運動も肺や心臓を鍛えることができるので、こちらも基礎代謝をあげるのにとても有効とされています。
体を冷やさない
冷たい飲み物や、冷たい食べ物、クーラーで冷えた部屋を薄着で過ごす・・・。これから夏にむけて、そういった場面が多くなると思うのですが、その習慣が身体を冷やすことになりつながります。
1度体温が下がるだけで、免疫力は37%低下し、基礎代謝は12%も下がってしまうのです。普段から少し意識して、身体を冷やさないように生活をすること。
例えばシャワーだけの毎日から、湯船に入る日を増やしてみたり、常温の飲み物を飲むようにしたり、クーラーの温度を適温に保つようにするだけでも違ってきます。
10年先の「わたし」のために
「美は一日にしてならず」その言葉の意味を身をもって実感するようになりました。
あの頃もっとケアしていたら、と思うことはありませんか?
飲み会続きで夜更かし、化粧を落とさずに眠ってしまったり。過去は過去ですが、過去の積み重ねが「現在の自分」です。
「未来の自分」をつくるのは、いまの貴女です。
老化を全て防ぐことはできませんが、いつまでも健やかで美しくいるために、日々の生活をほんの少し見直してみませんか?
10年先の自分へのプレゼントだと思って、今できることから始めるきっかけになれば幸いです。