貧血の改善・予防には何をすべき?疲れやすい女性は特に気をつけたい
女性に多く見られる貧血ですが、立ちくらみだけが貧血の症状ではありません。様々な症状があるので、本当は貧血なの気がついていない人も多いのです。
また、鉄分を摂ればいい、ということは知っていても、何をどのくらい食べればいいかということはあまりよく分かっていないのではないでしょうか。
女性にとってはとても身近な病気なのに、詳しくは知らない貧血。貧血を改善し、予防するための対策についてまとめました。
これも貧血?貧血の症状はこんなにある!
貧血というと、顔が青白くなったり、立ちくらみがしたり、という症状が出るのが分かりやすいかと思います。
でも疲労と違って、貧血は休んでも治りません。女性は特に貧血には注意して欲しいので、もしかして貧血かも?と思ったら、症状をチェックしてみてください。
あなたは大丈夫?隠れ貧血の症状
一見貧血だとは分からない、「隠れ貧血」と呼ばれる症状があります。これは、鉄分不足ではなく、フェリチン不足。
鉄分不足による貧血よりも、隠れ貧血の方がずっと怖いんです。
フェリチンとは鉄を包み込んで身体の中に蓄えておくタンパク質なんです。これが不足すると、
- 肩こり
- むくみ
- 手足の冷え
- 動悸、息切れ
- 抜け毛が多い
- 風邪を引きやすい
など、貧血だとは気づきにくい症状が出てきます。
貧血対策は貧血の原因を知ることから
貧血というと「鉄分」という言葉がまず最初に浮かぶのではないでしょうか。確かに、鉄分が不足すると貧血になりますが、人によって原因は様々です。
原因によって違う、様々な貧血対策
貧血の原因は鉄分不足だけではありません。貧血の種類によっては鉄分補給だけではダメな場合があります。
鉄分を補給しても、血液そのものが少なければ血流が悪く、酸素や栄養素を身体の隅々まで届けられません。
貧血対策は鉄分を補給すると同時に、血液を増やしていくことが重要です。そのためには、生活習慣も見直していかなくてはいけません。
汗をかくことも貧血の原因になる
1年のうちで、夏は女性が特に貧血に気をつけなければいけない季節です。
夏バテだと思っていたら貧血だった、ということもあるので、疲れが取れない時は貧血を疑った方がいいでしょう。
まさか、汗をかくことが貧血につながるなんて!と驚かれると思いますが、夏はそのせいで貧血のリスクが高まるのです。
鉄分を効率的に摂取して貧血を改善する方法
貧血の主な原因は鉄分不足です。食事からの鉄分が不足していることもありますが、女性の場合は毎月の生理で血液が失われてしまうため、鉄分補給が追いつかないのです。
鉄分はどうすれば必要な量を摂取できるのか、その方法についてご紹介しましょう。
改めて知りたい、貧血を改善する鉄分の効果
そもそもなぜ鉄分が必要なのか、改めて鉄分の効果効能についてみてみましょう。
美容にも重要な役割を果たしているので、女性にはなくてはならない栄養素なんですよ。
食事と飲み物から鉄分を摂取する方法
鉄分は摂っているつもりでも不足しがちなミネラル。食事から摂るにしても、かなり食材を意識していかないと、効率的に摂るのは難しそうです。
鉄分は非常に吸収率の悪い栄養素であるため、含有量だけを見ていてもダメなんですね。鉄分の吸収をアップさせる食事の取り方があるのです。
サプリメントを利用する方法もありますが、まずは食事からきちんと摂取する方法を知っておきましょう。
自炊する時間があまりない、レバーなど鉄分を多く含む食材があまり好きではない、という方のために、飲み物で鉄分補給する方法もご紹介します。
普段飲んでいるものに加えて、毎日継続することで鉄分補給が出来るようになると思います。
調理には鉄素材を使うのがおすすめ
食べ物以外からも鉄分を摂る方法があります。それは、鉄のフライパン!鉄で出来た調理器具を使うことで効率的に鉄分補給ができます。
ただ調理するだけでなく、鉄分の吸収を高める方法も合わせてご紹介します。調理法によって、鉄分の吸収率が変わってくるんです。
鉄分補給は大事だけど過剰摂取には気をつけて!
貧血対策として鉄分補給はとても大切です。しかし、摂ればいいというものでもなく、過剰摂取に気をつけて欲しいのです。
それにサプリメントをプラスすると、逆に鉄分の量が多すぎて、体調不良を引き起こすこともあるのです。
病院で貧血の検査を受ける方法
会社の健康診断で血液検査を受けている人は、鉄分が足りているかどうかは分かります。
しかし、専業主婦など会社での健康診断を受けていない人は、自分で受けに行かないといけません。
また、一般的な血液検査ではフェリチンが不足しているかどうかは分かりません。
まずは普通の血液検査でヘモグロビンの値などをチェックしてもらいましょう。自分で検査を受ける場合には、2〜3千円程度のところが多いようです。
検査費用は2〜5千円くらいと病院によって幅がありますが、貧血の症状が出ている場合は保険適用されるので、料金については病院に問い合わせてみた方がいいでしょう。
貧血かな?と思ったらまずは病院へ
貧血は自分ではなかなか気づかないこともあります。貧血かな?と思っても、症状の程度が分かりにくい病気です。
何となく疲れが取れないとか顔色が悪いというような、貧血が疑われる症状が出ていたら、1度病院で検査してもらった方がいいかもしれません。
- 貧血はレバーだけでは治らない!栄養補給と生活習慣の改善に注目2017.11.14
- 貧血は放っておくと危険!貧血対策は鉄分摂取だけじゃない2017.09.29
- 貧血の症状は立ちくらみだけじゃない!自覚症状が出づらいので要注意2017.08.24
- 鉄分の効果や重要性を知ろう!不足すると貧血だけでなく美容に悪影響2017.08.23
- 貧血を改善する食事とは…鉄分だけでなくビタミンも大切だった!2017.08.18
- 夏は隠れ貧血が増える季節…夏バテと油断せず貧血対策を!2017.08.10
- 鉄分を効率よく摂れる飲み物とは?貧血予防にも役立つ!2017.06.26
- 鉄鍋や鉄のフライパンで鉄分補給ができる!鉄の調理器具で貧血予防2017.02.27