がんになんてなりたくない!がん予防のためにできる予防法。
がんは今や国民病とも呼ばれ、一度がんに侵されると治療の難しい場合もあります。
また女性には、体の中でがんにかかりやすい場所があります。
その場所がどこであるのか、また普段からがんにならないために心がけたいことを知っておくことで、がんにならないような健康体を維持しましょう!
女性なら気を付けたい!女性ならではの、かかりやすい「がん」について
女性には、体の中でもがんにかかりやすい場所がいくつかあります。ここでは、女性が特に気を付けたいその場所についてご紹介します。
年々急増中!芸能人も治療中の乳がん
乳房は大きくわけて脂肪と乳腺からできており、乳がんはこの乳腺から発生するがんです。乳がんは、早期に発見して適切な治療を受ければ完治することもないわけではありません。
セルフチェックや定期的な検診で早期発見に努めましょう。
近年では発症する年齢層が若くなってきている、子宮がん
子宮とは、女性の内性器で赤ちゃんを産むために大切な器官です。
子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」の二種類があります。子宮頸がんは性交渉との関係が原因と言われており、子宮体がんは女性ホルモンとの関係が原因と言われています。
自覚症状が少なくサイレントキラーとも呼ばれる、卵巣がん
卵巣とは、子宮の両端にある楕円形の臓器です。
卵巣は上皮性、胚細胞性、性索間質性などで作られています。卵巣がんの90%を占めているのは、上皮性のがんです。
卵巣がんは自覚症状がほとんどなく、気が付いた時には進行していることもあるそうです。
昔と比べて、女性の寿命が長くなっていることや出産経験の有無などに関係して近年、増加傾向にあります。注意したいですね。
誰だってがんにはかかりたくない!今からでもすぐに実践できるがん予防12か条!
国立がんセンターが提唱する「がん予防12か条」には、食生活や食習慣に関連したものが多く掲げられています。がんと食べ物の関係が深いということがよくわかりますね。
がんを防ぐための新12か条を守って、がん知らずに!
国立がん研究センターがん予防・検診研究センターは以下の「がんを防ぐための新12か条」を掲げています。
がん予防12か条について
1.たばこは吸わない
2.他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3.お酒はほどほどに
4.バランスのとれた食生活を
5.塩辛い食品は控えめに
6.野菜や果物は不足にならないように
7.適度に運動
8.適切な体重維持
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療
10.定期的ながん検診を
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12.正しいがん情報でがんを知ることから引用…日本がん協会
ほとんどの項目が食生活や生活習慣について書かれています。
適度な運動をすることや、塩辛い食品を控えるなどは、ちょっとしたこころがけですぐに実践できます。
今日の食事からちょい足しで!今日からできるがんに効く食材ベスト5!
食事というのは毎日のことだから、がんに効く食材を取り入れて健康体を目指しましょう!
ここでは、がんに効く食材としてオススメしたいベスト5をご紹介します。
抗がん食品、ナンバーワンとして注目のニンニク
抗がん食品のナンバーワンとして注目を浴びているのが、何といってもニンニクです。
またS-アリルシステインという、ニンニクからしか発見されていない成分は、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の働きを助けます。
これは、特に大腸がんの予防に大きな効果を発揮します。
βカロチンが豊富で抗酸化作用も高い、ニンジン
ニンジンにはβカロチンとαカロチンなどの栄養素が豊富に含まれています。
がん予防には十分なβカロチンの摂取が有効だといわれています。抗酸化作用が高く、体の免疫を上げがんを防ぎます。
解毒作用で発がん性物質を無毒化してくれる、ブロッコリースプラウト
ブロッコリーは特にビタミン類を豊富に含んだ野菜ですが、他にもスルフォラファンという成分を含んでおり、この成分には素晴らしい健康効果が期待出来ます。
スルフォラファンの栄養を効果的に摂取するには、生で食べることが大切なため、ブロッコリーよりもブロッコリースプラウトがおすすめです。
豊富なイソフラボンを含み活性酵素を減らしてくれる、大豆
大豆は強力な抗酸化作用をもち、がんの原因となる活性酵素を除去する働きがあります。
またイソフラボンに含まれている成分は、女性ホルモンであるエストロゲンとよく似ており、乳がんや前立腺がんなどを防ぐ働きがあります。
セレンの抗酸化作用で発がん物質を無毒化する、大麦
大麦に含まれるセレンという成分は抗酸化作用があり、発がん物質を無毒化してくれる作用があります。
また、大麦に多く含まれるβグルカンは腸内環境を整える効果があり、それによって自律神経のバランスを正常に保ち、免疫力のアップにつながります。免疫力を上げることで、がんの発生や進行を防ぎます。
がん予防には適度な運動も取り入れて!
先程、ご紹介した12か条にも「適度に運動」と「適切な体重維持」という運動に関する項目が2つ入っています。体を動かすことで、がん予防に努めましょう。
運動習慣のない人にとって、急に運動をするのはなかなか気の向かないもの。
ここでは、お手軽に始められる軽い運動をご紹介します。無理せず、少しずつ生活に取り入れてみましょう。
少しの工夫で日々の生活にプラスできる、ウォーキング
まずは今の生活を少しだけ工夫して、自分のペースで歩いてみましょう。ウォーキングは歩くだけの単純な運動です。しかし、通勤途中に一駅手前の駅で降りたり、エレベーターを使わずに階段を使ったりと手軽に生活に取り入れられる運動です。
しっかりと体を伸ばすことで立派な運動にもなる、ストレッチ
家の中でもできるお手軽な運動の代表ですね。
テレビを見ながら、体をひねったり、足をぐーっと伸ばしたりと、一見地味な動きですがしっかりと行うことで体があたたかくなることを実感することができると思います。
リズムよくステップを踏むだけのお手軽運動、踏み台運動
踏み台さえあれば、どこでもできる運動です。踏み台に向かって、片足ずつリズムよく、上ると降りるを交互に繰り返すだけ。地味ですが、とてもいい運動になります。気長に少しずつ続けてみましょう。
サプリメントでがん予防効果を補いましょう!
がんの予防には、なんといっても免疫力を高めることが大切です。
その上で食べ物や運動は大切ですが、どうしても時間のとれないとき、また普段の食事にプラスして、カバンに忍ばせておきたいのが、サプリメントです。
これからご紹介する成分は、がん予防に効果があるとされているものばかりですので、試してみてくださいね。
驚異のハーブとも呼ばれる、注目の穿心蓮(センシンレン)
中国やインドに伝わるハーブの一種です。
一部の自生している地域では認知度が高く、古くから医薬や漢方にと重宝され健康促進や病気の治療に使用されてきました。
抗菌作用が強く、免疫力を高めるとともに消化機能の改善効果や血液をサラサラにする効果も期待できるといわれています。
海藻類に含まれる成分でアポトーシスを促してくれる、フコキサンチン
がん細胞にアポトーシスを起こさせるよう誘導することで、がん細胞の成長をとめることに繋がることがわかっています。
人はたくさんの細胞の、いく度とない細胞分裂によって成り立っています。この古い細胞が自然死し、新しい健康な細胞に生まれ変わっていくことをアポトーシスといいます。
私たち人間はアポトーシスの連続により健康を維持していますが、一方でがん細胞は大きくなる一方でアポトーシスを起こしません。
フコキサンチンのような天然の色素は健康に良い成分がとても多いのですが、カロテノイドにはがんの原因でもある活性酵素を撃退する抗酸化作用に加え、アポトーシス誘導作用もあることがわかっています。
免疫細胞を活性化してくれる、ラクトフェリンを摂取しよう
ラクトフェリンは、牛乳やヨーグルトに含まれているたんぱく質のひとつです。
ラクトフェリンは免疫細胞を活性化し、がんの増殖を抑制します。
また、がん細胞は成長する際に新生血管を作り、そこからエネルギーを補給してがん細胞を大きくしたり転移したりしながら体を蝕んでいくという性質があります。
ラクトフェリンは、その新生血管の成長を阻止し消滅させて、アポトーシスへ誘導する効果があるといわれています。
また、がんは細胞の突然変異から生まれます。
ラクトフェリンは突然変異の原因となる炎症反応を抑制する働きがあり、がん予防に効果を期待することができます。
ちょっとした運動・日常生活への心がけが癌予防につながる
がんを予防するためには、日常生活を見直して食べ物に気を付けたり、軽い運動を取り入れたりすることがとても大切なことはお分かりいただけましたでしょうか。
また、もうひとつ免疫力を高める方法として「笑う」ということもあげられます。
笑うことでナチュラルキラー細胞を活性化し、免疫力が高まるといわれています。最近では、福祉や医療の現場でも笑うということはとても注目されている程です。
日々の生活に食生活、適度な運動にプラスして、笑うことを取り入れ、がんとは縁のない生活を送っていきたいですね。