ヘンプシードの効果効能。生活習慣病予防やダイエットに役立つ!
Date:2017.09.03
栄養価が高く、ダイエットや美容、健康にと嬉しい効果を持ったスーパーフード。中でも近年注目されてきているのがヘンプシードです。
食べたことはないけれど、一度は名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
そんなヘンプシードは食べることでダイエットや健康をサポートしてくれる女性の味方の食品。
同じくスーパーフードとして人気のチアシードよりもタンパク質、ミネラル類が豊富なんですよ。
また、味にもクセがないので様々な料理に取り入れやすいのも魅力です。
今回は知っているようで知らないヘンプシードの効果効能とおススメの食べ方についてご紹介します!
この記事の目次
女性に嬉しい栄養素を豊富に含むヘンプシードの効果効能
ヘンプシードは大麻や大麻草とも呼ばれる麻の実のことを指します。
大麻と聞くとビックリしてしまいますが、実には幻覚作用はありませんので、安心して下さい。
実はとても栄養価が高く、宇宙食として食されているほど。また、七味唐辛子などにも含まれており、私達にとって身近な食材でもあるんですよ。
一粒の中に豊富な栄養素がギュっと詰まったヘンプシードは食べることでどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。
美肌作りやアンチエイジング対策に効果的
美肌を作る上で必要不可欠なコラーゲン。ヘンプシードにはコラーゲンを作るのに欠かせないタンパク質が含まれています。この他にも美肌効果のある
- ビタミンA:肌や皮膚の粘膜を健康に保つ
- ビタミンC:コラーゲン生成を助けるので肌のハリが保たれる
- 食物繊維:腸内環境を整え、美肌作りをサポート
など、これだけの成分が含まれています。
また、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が理想的なバランスで含まれているヘンプシードはアンチエイジングにも有効です。食べることで若返り効果を期待出来ますよ。
さらに、活性酸素や過酸化脂質といった老化促進物質の生成を防ぐビタミンEも含まれています。
これらの効果からビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれていますね。
ヘンプシードは健康だけでなく、美容の面でも私達をサポートしてくれる食品なんです。
ミネラルを補って貧血を予防する
鉄分や銅といったミネラルが貧血予防に役立ちます。
鉄分は血液中にある酸素を運ぶヘモグロビンの元になる成分です。
そのため、鉄分が不足すると体の隅々まで酸素が行き届かなくなり、貧血を引き起こす原因となります。
また、銅には鉄分の働きを促進する働きがあるので、こちらも鉄分同様、貧血予防として欠かせない成分ですね。
鉄分不足は貧血ばかりか
- 冷え症
- 肌のくすみ
- 疲労感
の原因ともなります。
腸を刺激し、便秘を解消する
豊富な食物繊維が腸内環境を整え、便秘を解消します。
特に不溶性食物繊維は腸を刺激したり、有害物質の排出を促す働きがあるので、便秘解消に一役買ってくれます。
なんとヘンプシードの約40%は不溶性食物繊維なんですよ。
良質な脂肪酸がダイエットをサポートする
私達が生きていく上でなくてはならない栄養素である必須脂肪酸。この必須脂肪酸は人間の体では作ることが出来ず、食べ物から摂取する必要があります。
ヘンプシードには80%もの必須脂肪酸が含まれており、中でもオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合は3:1です。
特にオメガ3脂肪酸には
- 脂肪燃焼
- 中性脂肪を減らす
働きがあるので、摂取すればダイエットの強い味方となります。
また、ヘンプシードはγリノレン酸も豊富に含んでいます。
γリノレン酸は加齢とともに体内で生成される量が減少するため、年を重ねるにつれ代謝が落ちて太りやすくなるんです。
ですが、ヘンプシードを摂取することで不足しがちなγリノレン酸を補うことが出来るので、代謝を高め、結果的にダイエットにも繋がります。
この他にも食物繊維には糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする働きがありますから、こちらもダイエットには有効な成分と言えます。
腸内フローラを活性化し、免疫機能を高める
ヘンプシードに含まれる必須脂肪酸には腸内フローラを活性化する働きがあります。
体の中でも免疫細胞が60~70%と特に多く存在しているのが腸内。そのため、腸が健康だと風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなるんです。
認知症やうつ病を予防・改善する
必須脂肪酸の一つ、オメガ3脂肪酸は体内に取り込まれるとDHAに変換されます。DHAには脳を活性化させる働きがあるので、
- 記憶力の向上
- アルツハイマー型認知症の予防
- 精神を安定させる
といった効果があります。
自分には関係ないと思っていても認知症対策は早いうちからしておくに越したことはありません。DHAを積極的に摂取して、いつまでも若々しくありたいですね。
アトピー皮膚炎、花粉症、喘息などのアレルギーを緩和する
ヘンプシードに含まれるEPAには様々なアレルギー症状を緩和する効果があります。
炎症やアレルギーの原因にはプロスタグランジンやロイトコリエンといった物質が関係しています。EPAはこれらの物質を抑制し、アレルギーを緩和します。
手軽に取り入れられるのが魅力!ヘンプシードの効果的な食べ方
ヘンプシードは栄養豊富で、味にもクセがないので様々な料理に合います。より効率的に栄養価を摂取するためにおススメの食べ方についてまとめてみました!
ぜひ毎日の食事に役立ててみてくださいね。
そのまま食べる
ヘンプシードの代表的な食べ方といえばやはりそのまま食べることでしょうか。
ヘンプシードはナッツですから、そのままでも充分美味しくいただけるのが特徴です。
ヨーグルトに混ぜて朝食に
手軽に食べられるのがヨーグルトに混ぜるという方法。ヨーグルトに混ぜることで、タンパク質、カルシウム、食物繊維を手軽に補えます。
ちょっと甘さが足りないなと感じた時には
- はちみつ
- 黒糖
- オリゴ糖
を混ぜても○。ヨーグルトとの相乗効果により、便秘解消にも繋がりますよ。
また、旬のフルーツを入れるとビタミンCも補えるので、おススメです。
スムージーに混ぜる
いつものスムージーにヘンプシードに混ぜても良いでしょう。チアシードなど、他のスーパーフードと合わせて摂取することも出来ます。
ここでビタミンと酵素がたっぷり摂れるスムージーレシピをご紹介しますね。
作り方も簡単ですし、内側からのキレイ作りをサポートしてくれるので、ぜひ試していただきたいレシピです。
- 材料(1人分)
- パイナップル 1/4個
- キウイ 2個
- いよかん 1個
- りんご 1/2個
- ヘンプシード 小さじ1
- はちみつ お好みで
- 作り方
ミキサーで材料をすべて混ぜるだけでOKです!
スープやサラダなどにトッピングする
スープの仕上げにヘンプシードを入れる食べ方もあります。ヘンプシードがアクセントになって美味しいですよ。
また、サラダやおかずにトッピングしても良いでしょう。栄養を補うとともに本来の食感を楽しむことが出来ます。
ゴマの代わりにおにぎりに入れても
ヘンプシードをおにぎりに入れたり、ご飯にふりかけても良いですね。ナッツとごはんってあまり合わないようなイメージを抱きがちですが、凄く合うんです。
ヘンプシードがゴマの代わりになっていつもとは違った風味になりますよ。
ヘンプシードを摂取する上での注意点は?
体に必要な栄養素がたっぷりのヘンプシードですが、食べる上での注意点はあるのでしょうか。
食べ方さえ気を付けていればヘンプシードは副作用もほとんどないですし、安心して食べられる食品なんですよ。
一日の摂取量を守る
気になるヘンプシードのカロリーですが、100gあたり約460キロカロリーと少々お高め。
栄養価が高いですから、そのくらいカロリーが高いのは当然といえば当然かもしれませんね。
ただ、体に良いからといって食べ過ぎてしまうと、やはりカロリー過多になる恐れはあります。
食べる際は必ず一日の摂取量の目安である25gを守るようにしましょう。
加熱せず食べる
これだけの効果があるヘンプシードですが、40度以上の熱が加わるとせっかくの栄養成分が失われてしまうという弱点があります。
そのため、食べる際は熱を加えた調理法は避けるようにしましょう。生のまま食べることで充分な栄養を摂取することが出来ます。
食べ過ぎると逆に便秘になる可能性も
ヘンプシードに含まれる不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質を持っています。
そのため、お通じを良くしたいからといって食べ過ぎるとかえって便秘になってしまう可能性もあるんです。
食べる際はほどほどに、正しい摂取量を守って食べてください。
一度開封したものは3ヶ月以内に食べ切る
栄養価が高く、様々な効果を持つヘンプシードですが、他の食品同様、賞味期限があります。
一度開封してしまうと酸化が始まり、どんどんと劣化します。そのため、3ヶ月以内を目安に食べ切るようにして下さい。
また、保存方法としては冷蔵庫で保存するのが適しています。冷蔵庫で保存した状態で3ヶ月ですから注意しましょう。
ヘンプシードは健康的な体作りをサポートする天然のサプリメント
現代の私達に不足しがちな栄養を補ってくれるヘンプシード。知れば知るほど魅力的な食品ですよね。
あくまで普段の食事にプラスするものだと考えるようにして下さい。
バランスの良い食事と運動にヘンプシードをプラスして健康的な体作りをしていきたいですね。
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