子供を本好きにする方法、国語力が上がり学力向上につながる!
Date:2018.12.06
ゲームやネットが当たり前に遊びとなる現代では、読書離れが進み本に関心がない子供たちが増えています。
ネットで知りたいことを調べることができ、知りたい情報だけを読むことができる時代なので、読みたくない、読まなくても良いものは、わざわざ読まなくても済んでしまうのです。
そんな中、国語力が低下している子供を心配して読書をさせたいと思う親は、どのように子供に読書の良さを教えて本好きにすることができるのでしょうか?
ここでは、読書環境の大切さと子供を本好きにする方法をご紹介しましょう。
本が身近にある環境を作れば、子供は必ず本好きになる!
「子供に本を読ませたい」「子供を読書好きにしたい」と考えているならば、本が身近にある環境を作りましょう。本がない家庭で本好きにするのは難しいのです。本が身近にあるからこそ本に興味が湧き、いつでも本を読める状況になるのです。
読み聞かせをする
毎日でなくても、毎日読み聞かせをしようという気持ちを持って就寝前など時間のある時に読み聞かせをしましょう。
読み聞かせとは赤ちゃんや幼児期にするものだという認識がありますが、子供が「本を読んで」と言ってくるならば、小学校高学年くらいまで読み聞かせをしても問題はありません。
子供は読み聞かせをしてもらうことで、想像力が膨らみ本に関して興味を持ちます。自分で読んでみようという気力が湧いてくるのです。
図書館に頻繁に通う
時間があれば図書館に通う習慣をつけましょう。習い事に行くついでや買い物に行くついでに寄ることができれば、毎週新しい本に触れ合うことができます。
- 子供の好きな本の傾向がわかる
- 「好きな本を選んできてごらん」と子供に本を選ばせれば、子供の好きな本の傾向がわかるようになります。そうなると、定期的に自宅の本棚に好みの本を並べることができます。本棚から自分が読みたい本を選ぶことが大切なのです。
- 本好きな子供の様子を見ることができる
- 図書館には、本好きな子供が集まります。図書館で本を静かに夢中になって読んでいる同い年くらいの子供を見ることで刺激を受けるのです。
自分も読んでみたいという気持ちが湧いてきたらこっちのものですね。「読書は楽しいもの」ということが断定される瞬間です。
本がたくさんある環境を作る
子供の好きな本や親が子供のころ読んだ本など、「家庭図書館」のスペースを作りましょう。子供が気になる本を選んで読める環境を作るのです。
手に取っても途中でやめてしまうこともあるかもしれませんが、そこに「家庭図書館」があれば、また「読んでみようかな」と、また手が伸びるかもしれません。
よって、読まなかったからと言って図書館に返して終わりとするのではなく、読まない本でも親が読んでほしいなと思う本は、定期的に借りて「家庭図書館」に置いてみましょう。いずれ「読んでみようかな」という時期が来るかもしれません。
調べる習慣をつける
子供の「何で?」「どうして?」という気持ちを大切にしましょう。忘れないうちに調べることが読書につながります。今ではネットで簡単に調べることができますが、もっと掘り下げて調べるには本を読むことが大事です。
すぐに親が教えてあげるのではなく、「ちょっとお母さんはわからないから、教えてくれる?」と自分で調べることを促してみましょう。小さいうちは一緒に調べてみてみても良いですね。
自分で調べて知識を得ることは、子供の探求心が芽生えていろいろなことに興味を持つことにつながります。そしてやがては読書への関心につながるのです。
親も一緒に読書をする
親が読書をしている姿を見せましょう。読書することが当たり前の家庭では、自然と子供も読書の習慣がつきます。「お母さんはどんな本を読んでいるのかな?」「自分も大きくなったらあの本を読んでみよう」と読書に対しての興味が湧くのです。
幼いころから親の読書する姿を見せていたら、隣に本を持ってちょこんと座り読書のまねごとをしたりするものですよ。
読書の時間を幸せな時間に
「本を読みなさい!」と強制されても逆効果。本を読むことのハードルを下げて読書への苦手意識定着させないことです。読書=幸せな時間という認識を幼いころから持たせてあげましょう。
「本を読まなければいけない」という状況は、何も楽しくないですよね。幼いころから遊びの一環として「一緒に本読も~」と声をかけ、本が身近にある生活を送りましょう。
ひざの上にのせて一緒に読み聞かせたり、仕掛け絵本で遊びながら読んだり、お母さんなりきり読み聞かせで興味を持たせたりと、子供が楽しくなる読書の時間を考えてみてください。「うちの子はこうすれば喜びそう」とお母さんならわかるはずです。
感想を聞く
一日の終わりのお風呂や就寝時間前に、今日読んだ本の感想を聞いてみましょう。
- どんなお話だったか
- 読んでみての感想
- 自分ならどうするか
- 一番心に残ったこと
など、親から質問をして感想をどんどん引き出してみましょう。子供は読書を振り返ることができ、自分の視点や想像をふくらます訓練にもなります。また、親の感想を伝えることで会話が広がり読書が楽しいと思えるのです。
これだけはしちゃだめ!読書嫌いになってしまう注意点
「読書好きになってほしい」と、どの親もきっと思っていることでしょう。そのためには、親の気持ちを押し付けずに、そっと見守ることが大切なのです。
読書を強要する
「本を読んだら賢くなるよ」「ゲームばかりしてないで本を読みなさい!」と言って読書を強要してはいけません。
本人が興味を持たないことを強要されることがいかに苦痛なことか。子供が読書をしたいと思えるように上記の環境作りから始めてみましょう。
親が読んでほしい本を与える
「推薦図書を読んでほしい」「この本がためになる」と親が読んでほしい本ってありますよね。しかし、まずは子供が読みたい本を読ませてあげましょう。そこがきっかけで読書の扉が開けるかもしれません。読みたくない本を読まなければいかない状況は、読書を敬遠することになり兼ねません。
読書は楽しいと認識させることが、本好きな子供を作る
読書が好きな子供は、語彙力や読解力、漢字能力などが上がるだけではなく、人とのコミュニケーション能力も上がり良好な人間関係をも構築できます。そんな風に子供を育てたいと親は思いますが、読書を強要するのではなく本が身近にある環境を作ることから始めてみましょう。
家族一緒に読書の習慣をつけて、読書=楽しいという基盤を作り、読書から広がる世界を子供と一緒に堪能しましょう。「本ばかり読んでて困るわ~」なんて日が来るかもしれませんよ。
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