20代のほうれい線の原因と対策、ほうれい線は若くてもできる!
Date:2019.07.30
「ほうれい線」とは、鼻の小鼻くらいから口元にまで伸びているシワのこと。たとえ20代でも、ほうれい線があるだけで一気に老けた印象になってしまう恐るべき『ほうれい線』。
顔のシワの中でも一番目立ち、一番できてほしくないシワでもありますよね。それが20代でもうっすらとでき始めているなら、早めの対策が必要です。
ここでは、20代で『ほうれい線』ができてしまった原因と対策をご紹介しましょう。
油断大敵!20代でほうれい線ができる原因と対策
加齢や紫外線の影響で肌内部のコラーゲンやエラスチンなどの繊維の減少や劣化によって起きる目や額のシワは、表情に合わせて目立ちますが、『ほうれい線』は、表情を変えなくてもくっきりと存在し、隠すことができないシワですよね。
では、20代の『ほうれい線』は何が原因なのでしょうか?顔の他の部分にできるシワとはできる原因が違う場合もあるので、「20代のほうれい線ができる原因」について詳しく見ていきましょう。
肌の乾燥
若いからと言って肌の保湿ケアを怠ると乾燥してしまいます。乾燥すると肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーが乱れてしまい、ハリや弾力がなくなってしまうのです。そこで笑うと笑いジワができそのまま跡に残ってしまい『ほうれい線』の誕生です。
最初のうちは時間が経つと消えますが、この乾燥の笑いジワが重なるとそのままくっきり『ほうれい線』ができ上ってしまうのです。
その上、肌が乾燥すると角質層のバリア機能が低下して真皮にダメージを与えてしまい、たるみを引き起こし『ほうれい線』を作ることに。
また、洗顔時の洗いすぎや角質ケアのし過ぎによっても、乾燥を引き起こす可能性もあり、結果的にほうれい線を作ることにつながってしまいます。
間違ったスキンケアを改め、十分な保湿ケアを行うことが大切です。また、乾燥しやすい時期には加湿器を用いて適切な湿度を保つようにしましょう。
紫外線
上述したように、紫外線は肌のハリや弾力を作るコラーゲンやエラスチンを破壊してしまい、『ほうれい線』を引き起こす原因になります。よって、若いからと言って紫外線を無防備に浴びすぎてしまうと、20代でも『ほうれい線』ができる可能性があるのです。
日焼け止めを塗って、紫外線から肌を守りましょう。一年中紫外線は降り注いでいるので、若いうちからUVカットを意識した紫外線対策をしておきましょう。
顔の骨格
20代と言わず子供のころから『ほうれい線』が目立つという人は、顔の骨格が原因だと考えられます。生まれつきの顔の骨格の筋肉や脂肪のつき方によって、『ほうれい線』に見えてしまっていたり、『ほうれい線』が出やすくなっているのです。
頬骨が高い場合は、頬骨の高さによって溝ができやすいとされていますが、必ずしも頬骨が高い人が全て『ほうれい線』が目立つわけではありません。頬のたるみがあるから頬骨が高く見えるとも言えるので、頬のたるみで頬骨が目立つ人が『ほうれい線』も目立ちやすいのですね。
また、丸顔の人も骨格によってふっくらとお肉がつきやすいので、頬がたるむ可能性が高く『ほうれい線』ができやすいと言われています。
生まれつきの骨格を変えることは難しいので、たるみをケアしたりたるみができないように予防しましょう。下記に上げている「ほうれい線予防エクササイズ」を習慣化し、表情筋を鍛えて頬をたるませないよう努力していきましょう。
姿勢が悪い
姿勢が悪さが、骨格のゆがみを引き起こします。猫背の場合は、あごを突き出す姿勢になりがちで口角が下に下がりたるみを引き起こしてしまいます。また、背中や首、顔の筋力も弱まることで『ほうれい線』が深くなってしまうのです。
自分が姿勢が悪いのかどうかは、なかなかわからないものですよね。普通に立ってみて耳の真下に肩の付け根、腰骨、くるぶしと一直線になっておらず少しでも前傾していたら猫背です。一度他の人にチェックしてもらいましょう。
猫背の人は、肩が内側に巻き込まれている巻き肩になっているので、肩甲骨を背面で寄せて胸を開き背筋を伸ばす意識をして生活してみましょう。また、普段伸ばさない筋や関節を伸ばすストレッチや運動を取り入れれば、最初はつらい改善姿勢であっても徐々に体が正しい姿勢を覚えるはずです。
顔のむくみ
顔のむくみといえばパンパンになるイメージですが、たるみをも引き起こすのです。むくみによりリンパの流れが滞り水分が停滞し、その水分の重みで顔の皮膚がたるみ『ほうれい線』を引き起こす可能性があるのです。むくみが続くと、常に肌がたるんでいる状態になり『ほうれい線』も深くなってしまいます。
- 食生活を改める
- 塩分や糖分の多いものを控えて規則正しい食生活を心がけましょう。
- リンパマッサージ
- 姿勢の悪さや肩こりによりリンパの流れが滞ってしまうので、顔周りのリンパ節である耳の後ろ首のたもと、鎖骨周り、脇の下などをマッサージしてリンパの流れを良くしましょう。
- 運動
- がっつり運動しなくても良いですが、日ごろからできる適度な運動を心がけましょう。
筋力の低下
表情筋の筋力の低下によって、頬の筋肉がたるんでしまいます。
- 無表情
- 普段あまり表情がない無表情な人よりも表情豊かな人の方が表情筋が鍛えられているので、『ほうれい線』ができにくいです。
- スマホやパソコンのやりすぎ
- スマホやパソコンばかりしている人は、知らず知らずに前傾姿勢になる上に無表情で作業するため、頬が垂れ下がり『ほうれい線』ができやすくなります。
- 噛み癖がある
- 食べ物を片側だけで噛む癖がある人は、噛まない方の筋肉が衰えやすく片側だけ『ほうれい線』ができやすくなります。
- やわらかい食べ物ばかり
- 硬い食べ物を好まずやわらかい食べ物を好んで食べる人は、あごや口周りの筋肉が衰えやすく『ほうれい線』ができやすくなります。
表情筋を鍛えるためには、普段から周囲の人とコミュニケーションを取ることが一番です。笑ったりおしゃべりすることで表情筋は常に鍛えられていることになります。
スマホのやりすぎを控え、仕事でのパソコンは仕方ないのでたるませないように顔のエクササイズを休憩に取り入れるなど、下を向きすぎない、口角を上げるよう意識するなど無表情になりすぎないように取り組みましょう。
噛み癖ややわらかい食べ物ばかりの人は、もう片方を使う努力をしたり噛み応えのある硬い食べ物を意識して食べるようにしたりと対策を取りましょう。
生活習慣の乱れ
若いからと言って不規則な生活を繰り返していると、後悔することになりますよ。
- 栄養の偏りと睡眠不足
- 頻繁に暴飲暴食をしたり、野菜を食べない生活をしていると栄養不良により肌荒れを起こしてしまったり、また睡眠不足になると寝ている間に肌のダメージを修復する作用がある成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌の生まれ変わりを阻害し『ほうれい線』ができやすい肌を作ってしまいます。
- ダイエットの繰り返し
- 無理なダイエットで痩せたり太ったりを繰り返すことで皮膚のたるみを引き起こしてしまいます。頬のお肉も例外ではありません。
毎日規則正しい時間に栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。たまに羽目を外したとしても次の日には胃腸を休めたり、サプリメントで栄養を補給したりと工夫しましょう。また、成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイム22時~2時の間には寝床についているように心がけましょう。
ダイエットもリバウンドを起こすような無理なダイエットをせずに、三食きちんと食べて運動をする健康的なダイエットを行うようにしましょう。
喫煙習慣
喫煙によって血流が悪くなって肌のターンオーバーを乱すことになり、肌が乾燥してシワが深くなりやすくなります。
また、タバコを吸った時に排出される活性酸素を除去するために体内のビタミンCがたくさん消費されてしまいます。ビタミンCが使われすぎることで、コラーゲンが生成できなくなり肌のたるみを促進してしまうのです。
タバコをやめられるなら一番ですが、タバコを習慣化している人は、本数を減らしたりビタミンCを補給したりと、肌のたるみの原因になる要素を少しでも減らしましょう。
まだ間に合う!20代の『ほうれい線』は予防できる!
20代だからと言って油断していると、ほうれい線の予備軍がぐんぐん成長してしまい取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。深く刻まれてしまった『ほうれい線』はなかなか消すことは難しいので、若いうちからできる限りの予防対策を行いましょう。
への字口を直そう
いつも不機嫌そうな顔をしている人は、口角も下がっているはず。知らず知らずのうちに「への字口」になっているかもしれません。
口角を横に引いて笑うのを直そう
「ニッ」という感じで口角を横に引いて笑う癖がある人は、横に引っ張る筋肉を使いすぎてシワが横に寄ってしまいほうれい線ができやすくなるのです。
『ほうれい線』予防エクササイズ
あるだけで老け顔になる『ほうれい線』ができる前に予防していきましょう。自分に合ったエクササイズを習慣化することで、どんなエステよりも若返り効果があるのですよ。
- 「えおえお」体操
- 『ほうれい線』の根元をほぐします。
- 小鼻の横=ほうれい線の始まり地点に人差し指と中指を置く。
- 指先に力を入れながら、口を大きく開いて「え」と発音する。
- 次に「お」と発音し、「え」「お」「え」「お」と10回繰り返す。
できるだけ、顔の筋肉を大きく動かすように意識して行う。
- リフトアップマッサージ
- 顔全体のリフトアップを促し、たるみを引き上げましょう。
- こめかみに両手の平を当ててグーっと押し付けながら、円を描くようにグルグルマッサージする。
- 頬骨の下のくぼみに、人差し指・中指・薬指を押し込むように当てて、下から上へ持ち上げるように筋肉をほぐしていく。
- 次に、エラの肉を親指と人差し指でつまむようにほぐしていく。
- カギ型にした人差し指と親指であご先から骨をつまみ、耳の下に向かってほぐしていく。
- 両手の平を頬に当てて、あごからこめかみに向かって少しずつ筋肉をもみほぐしていく。
- 表情筋エクササイズ 各5回
- 舌の筋肉を使うことで表情筋を刺激し、『ほうれい線』予防につながります。
- できるだけ口を閉じたまま、舌を前歯の前側→右頬の内側→下の歯の前側→左頬の内側とグルグル円を描きながらなぞるようにマッサージする。
- 同じように反対回りも行う。
- ツボ押し
- マッサージよりも手軽に、「ちょっとむくんでいるな」「顔が疲れているな」と感じた時に、気軽にツボを押してみましょう。
- 【こりょう】・・・小鼻の外側のくぼみにあるツボ
- 【ちそう】・・・口角の外側にあるツボ
- 【げかん】・・・耳の少し前で頬骨とぶつかった所のくぼみにあるツボ
以上のツボを一回に5秒ほど押しましょう。始めは痛いかもしれませんが、筋肉がほぐれて血流が良くなり肌の調子が上がっていくのを感じられるでしょう。
20代からの『ほうれい線』ケアで、30代40代も若々しく!
年齢や肌質に関係なく『ほうれい線』は引き起こされるのですが、一度できてしまった『ほうれい線』は簡単にはなくすことはできません。20代にうっすらと『ほうれい線』らしきものが表れたら、肌のお手入れを見直しすぐさま顔のエクササイズを行って、予防と対策を行いましょう。
継続は力なり。毎日のケアを習慣化することで『ほうれい線』を予防し進行を遅らせ、30代40代になってもエステいらずの若々しい肌を目指しましょう。
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