ほうれい線を予防・解消するマッサージ。自宅で簡単にできる!
Date:2018.02.27
鼻から口にかけて刻まれる「ほうれい線」、一気に老けて見えますよね。どんなにメイク方法を工夫してみても、ほうれい線はなかなか消えてくれません。
加齢に伴って深く刻まれていくほうれい線は、マッサージで予防・改善することができます。
この記事では、ほうれい線に効くマッサージの方法や注意点についてご紹介していきますね。
ほうれい線に効くマッサージ方法は何通りもある
ほうれい線は、表情筋の衰えや加齢に伴う肌の乾燥から皮膚がたるんで発生します。ほうれい線解消のマッサージは、衰えた表情筋に働きかけて皮膚のハリを取り戻すのがねらいです。
グッとお肌を持ち上げてほうれい線を解消するマッサージ方法には、いくつかのやり方があります。
方法1.顔をマッサージする
最もオーソドックスなのが、顔の表面をマッサージする方法ですね。マッサージをすることで表情筋を刺激して衰えを防ぐことが出来ます。
血流を促進すればリンパの流れも良くなり、老廃物が溜まって皮膚がたるんでしまうのを改善できますよ。
- マッサージオイルやクレンジングオイルを手に馴染ませる
- 顔の下から上に、内側から外側に向けて優しくマッサージする
※爪を立てないように注意!
マッサージのポイントは、丁寧に優しくもみほぐすことです。また、必ずオイルなどを使って滑りやすい状態でマッサージをすること。
滑りが悪い状態だと、皮膚を擦り上げて引っ張ってしまいます。皮膚が伸びて余計にたるみやすくなるのです。
メイク落としの際、クレンジングオイルで一緒にマッサージをすると良いですね。お風呂に浸かって血行を良くした状態でのマッサージもおすすめですよ。
方法2.口の中からマッサージする
口の中は頬の内側になっていますよね。そのため、ほうれい線に働きかけるためのマッサージは口の中からでも行えるのです。
- マッサージしたい方と逆の手を用意する
- 用意した手の親指を口の中に入れ、人差し指・中指を外側にあてる
(親指と人差し指・中指で頬を挟み込むイメージ) - 親指をグリグリと動かしながら、ほうれい線をマッサージする
頬の上からだと皮膚に直接刺激を与えるため、かえって皮膚に負担を与えてしまう可能性もあります。口内マッサージなら揉んでいくのは口の中の粘膜ですから、皮膚に刺激を与えずに済みますよ。
口内マッサージをするときは、必ず手を洗って清潔な状態にしてから行いましょう。不潔な状態で口内に指を入れると、口の中に雑菌が入ってしまいます。
お風呂や歯磨きのときに一緒に行うのがおすすめですよ。
方法3.リンパマッサージ
ほうれい線のある顔には敢えて触れず、首や鎖骨の辺りをマッサージしてリンパを流す方法です。
触れるのは顔以外の部位ですから、顔の皮膚を伸ばしてしまうようなリスクがありません。また、リンパの流れを良くすることで顔のむくみを改善し、ほうれい線の解消だけではなく小顔効果も期待できますよ。
- マッサージオイルなどを手に馴染ませる
- 耳の前から首を通って鎖骨に向かい、手でリンパを押し流すようにマッサージする
- 肩のあたりから鎖骨の内側に向かってリンパを流す
(鎖骨の上側のくぼみを通るようにしてマッサージする)
顔に脂肪がたまると、重みで皮膚がたるむためほうれい線ができやすくなります。リンパマッサージは顔の老廃物を流して皮膚のたるみを防ぐため、ほうれい線に効果をもたらしてくれるのです。
方法4.頭皮マッサージ
一見、ほうれい線と頭皮には何の関係もないように思えますよね。ですが頭皮は顔の表面と一枚になって続いている皮膚です。そのため頭皮をマッサージすることで顔のリフトアップ効果をもたらし、ほうれい線の予防や改善が期待できるのです。
頭皮にある筋肉を刺激すれば、顔の皮膚を持ち上げる力もアップしますよ。
頭皮マッサージをするときも、必ずマッサージオイルを手に馴染ませてから行いましょう。ちなみにクレンジングオイルを使うと、頭皮のクレンジングも出来て一石二鳥ですね。
- 側頭筋のマッサージ
- 側頭筋はこめかみのあたりにある筋肉で、咀嚼をサポートしています。
人差し指、中指、薬指にオイルを馴染ませたら、こめかみの周辺をクルクルと円を描くように揉んでいきましょう。円は内側から外側に向けて、指には少し力を入れて揉んでくださいね。 - 前頭筋のマッサージ
- 前頭筋はおでこの生え際のあたりにある筋肉で、顔のリフトアップと深い関係にある存在です。
オイルを馴染ませた親指の腹で、おでこの生え際あたりの頭皮を揉みほぐしていきましょう。クルクルと円を描くようにしてマッサージしてください。 - 後頭筋のマッサージ
- 後頭筋は滞るとリンパの流れを滞らせ、顔のむくみを招いてしまいます。
両手で握りこぶしをつくり、人差し指と中指の第2関節を使います。耳の裏のコブになっているところをグリグリと揉みほぐしてください。揉みながら、耳の裏から首の中心部まで揉んでいきましょう。
方法5.かっさプレートでマッサージ
かっさプレートとは、東洋医学から伝わるツボ押しのマッサージ器具のことです。最近ではドラッグストアや100円ショップなどでも、手軽に手に入れることができますね。
ほうれい線の解消に使うカッサプレートは、「凹」の型になっているものがおすすめです。
- マッサージオイルなどを顔に塗る
- かっさプレートの二股になっている足の部分を小鼻にあてる
- 小鼻から外側(耳のあたり)に向かって、かっさでクルクルと螺旋を描くようにしながらマッサージする
- スタート地点を小鼻だけではなく口の端や下に変えながら、3と同様にクルクルと外側に向けてマッサージする
かっさプレートが「凹」型でなければ、プレートのとがった部分を使ってマッサージしてくださいね。
あまり力を入れ過ぎないように注意してください。
方法6.ベロ回し運動をする
マッサージとエクササイズの中間ですが、「ベロ回し運動」というほうれい線予防の方法があります。
- 口を閉じたまま、歯茎に沿わせてベロを回す
- 左向き、右向きに各20回で1セット
舌を動かすことで顎の筋肉を鍛えるのと同時に、舌で口内(頬の内側)をマッサージする効果もあるのです。
場所も選びませんし道具も要らない方法です。トイレの中でもできますから、ぜひ朝・昼・夜と最低1日に3回は行ってみてください。
ほうれい線のセルフマッサージをするときのポイント
自宅でできるほうれい線のマッサージには限界があります。プロに頼まずに自分でやるのですから、しっかりポイントを踏まえたマッサージをしなければ効果は得られません。
ほうれい線のセルフマッサージをする際は、次のポイントに注目です。
強く力を入れ過ぎると逆効果
「ほうれい線を何とかしたい」という目的でマッサージをしていると、ついつい力を入れ過ぎてしまいます。ですが、力を加えるほど効果があるわけではありません。
強い力で皮膚をマッサージしていると、皮膚が伸ばされて逆にたるみの要因をつくってしまいます。
力を加えて揉もうとすると、皮膚が擦られてしまう可能性もあります。皮膚が擦られることで肌にダメージが加わり、潤いが失われて肌からハリがなくなっていくリスクもあるのです。
ほうれい線を消すためのマッサージも、やり方を間違えればほうれい線をより深く刻んでしまいかねません。できるだけ「やさしく丁寧に」を心がけたマッサージをしましょう。
1日に2回、毎日継続して行う
ほうれい線は、普段の日常生活の中でどんどん刻まれやすくなっていきます。老廃物も毎日溜まっていっていますから、毎日マッサージをして老廃物を流すサポートをするのが大切です。
理想は朝と夜に1回ずつのマッサージを行うことです。寝起きやお風呂での洗顔と一緒にマッサージをすると、無理なく続けられますね。
また、メイクを落とすときにクレンジングオイルを使ってマッサージをするのもありです。
刺激が加われば皮膚のダメージが蓄積され、マッサージの効果も帳消しになってしまいます。
美容液を使ってマッサージ方法もある
自宅で行うセルフマッサージだと、どうしてもプロが行うマッサージと差が出てしまいます。そこで、ほうれい線のマッサージ美容液を使う方法もあります。
- セラミド
- コラーゲン
- ビタミンC誘導体
などの成分が配合された美容液を使ってマッサージをすると、肌のアンチエイジング作用と保湿効果でほうれい線を効率的に解消できます。
マッサージ後に美容液を使うのも良いですが、マッサージ用の美容液が用意できるのならマッサージをしながら美容液を塗り込んでいきましょう。
日頃のスキンケアやマッサージでほうれい線を予防・解消
できてしまったほうれい線はセルフマッサージやエクササイズで解消できますが、できることなら予防するのが理想です。
ほうれい線をはじめとする顔のシワは、表情筋の衰えや肌の乾燥が原因です。
日頃から表情筋を動かすことを意識したり、保湿などのスキンケアを徹底するのがほうれい線の一番の対策。もちろんこの記事でご紹介したいくつかのマッサージ方法も、ほうれい線ができる前から取り組めばほうれい線の予防にもなりますよ。
ほうれい線ができている人はこれ以上シワが深くならないように、まだできていない人はほうれい線ができないように、スキンケアやマッサージを習慣にしてみてくださいね。
Sponsored Link