親は先生になれない?自分の子供に勉強を教える時のコツ
Date:2018.11.22
自分の子供の勉強や宿題を見てあげる機会はどの家庭でもあることでしょう。
小学生ぐらいまでは、勉強のわからないところを教えてあげることができるので、子供も親に聞いてきたり、親も気軽に応えることができます。
しかし、教えているうちに「何でこんなことがわからないの!」「さっきも言ったでしょ!」というように、イライラしてしまうことはありませんか?
どうしても子供のダメな部分が見えてしまい上から目線になり、口うるさく注意してしまいますよね。そうなると、子供は勉強のことよりも怒られたことの方が鮮明に頭に残ってしまい、教えてもらったことが身につかないばかりか、親に教えてもらうことが苦痛になってしまうのです。
ここでは、そうならないためにも自分の子供に勉強を教えるコツをご紹介しましょう。
勉強嫌いにならないために!自分の子供に勉強を教える親の心構え
親が子供に勉強を教えると、どうしても感情的になってしまいます。そうならないためにも、親が心掛けておくことをご紹介しましょう。
他人の子供に教えていると思い込む
難しいかもしれませんが勉強を教える前に深呼吸をして、親であることをひとまず置いておくのです。自分が家庭教師になったつもりで、他人の子供に教えるつもりで教えてみましょう。
自分の子供だと思わなければ、落ち着いて冷静に効率良く教えることができるはずです。
干渉しすぎない
「あれはやったの?」「これはやったの?」と干渉しすぎないようにしましょう。干渉されすぎると、子供は愛情を感じるどころか、逆に信頼されていないと感じるようになり、やる気を持てなくなってしまいます。
親が子供に勉強を教える時は、子供が教えてほしいと言ってきた時のみにしましょう。親が積極的に勉強を教える姿勢を見せると、子供は窮屈に感じて勉強が楽しく思えなくなってしまいます。
一緒に勉強するつもりで
自分が習った頃とは教え方も変わっているので、不用意に教えることができなくなっています。よって、机を並べて一緒に勉強したら良いのです。「これどうやるのかな?先生どう言ってた?」「ママの時と違うから教えてよ。」と、一緒に教えたり教えられたりしながら、考えるのも良いでしょう。
子供がもくもくと問題を解いている傍ら、ママも一緒にデスクで勉強してみましょう。仕事の書類を整理したり、PC作業をしたり、家計簿をつけたり、読書をしたり・・と、デスクでできることを子供の勉強時間に被せてやるのも良いですね。
同じ空間で親と一緒の時間に黙々と勉強することで、集中力が増し勉強に積極的になれるはずです。
自分の子供に勉強を教える時の6つのルール
以下に紹介している6つのルールを遵守すれば、親子げんかにならずに自分の子供に勉強を効率良く教えることができるでしょう。
できなくて当たり前が前提
「何でできないんだ」と思うのではなく「できなくて当たり前」と思っておけば、キーキー怒ることもなくなるでしょう。
その時は理解しても子供は忘れるものと思っておきましょう。何度も教えることを前提に、根気よく定期的に確認するつもりで教えてあげてください。
否定しない
「だから、そうじゃないでしょ。」「さっきも言ったでしょ。」と子供がわからないなりにも一生懸命取り組んでいるにも関わらず、途中で割って入り否定すると、子供は何度やってもダメなんだとやる気がなくなってしまいます。間違っていても最後まで否定せずに見守ってみましょう。
間違っていても最後までやり遂げて気づくこともあるのです。時間がもったいないと思うでしょうが、その時間も大切な時間だと割り切り付き合ってみてください。
ヒントを与えて気づかせる
間違えている時には、自分から答えを導き出せるように気づかせることが大切です。答えや解き方を教えてもらうと、その時は納得するかもしれませんが、自分で気づいて答えを出せば覚えることも早いからです。
勉強が身につく時は、自らがひらめいて答えを出した時に大きな喜びと共にストンと自分の中に入ってくるのです。時間はかかるかもしれませんが、ヒントを与えて考える時間を持たせましょう。
無理矢理させない
やる気がない時に無理に勉強させようとすると、勉強嫌いになる可能性があります。また、嫌々やることになると効率も悪く身になりません。
そんな子供の態度を見てイライラするのがおちなので、やる気がなさそうな時は、「宿題しなさい!」と命令するのはやめましょう。
「何時になったら勉強する?その時間まではゆっくりしようか。」など、子供に時間を決めさせて時間を置いてみましょう。子供に時間を決めさせるのがポイントです。
比べない
親は教えながらイライラすると、他人と比べてしまいがち。「○○ちゃんはきちんとやっているからできるんだよ。」「お姉ちゃんは言わなくてもやっていた。」などと、お友達や兄弟姉妹と比べてしまいます。
実際本当のことでも、言われた子供は良い気持ちにはなれないですし反発心を生み出してしまうでしょう。大抵の子供は、余計やる気が失せてしまうのです。
他人と比べるのではなく、「前はこの問題苦戦したけど、できるようになったね、スゴイ!」と過去の本人と比べて褒めてあげましょう。「以前よりできるようになった自分」と、自己肯定感が育まれ前向きに勉強に取り組むようになれます。
褒める
できた問題や良い点が取れた時、勉強をがんばってした時は、褒めてあげることが大切です。一緒に喜びを共有し分かち合いましょう。
子供は親に褒められることが一番うれしいものです。褒める時はここぞとばかりに持ち上げて褒めてあげましょう。
学ぶ楽しみを引き出すために親は一歩引いて見守る我慢も必要
子供は成長するにつれて新しいことをどんどん学んで吸収していきます。「知りたい!」「できるようになりたい!」という欲求があり学ぶ喜びを知っている子供は、本来学ぶことが大好きなのです。
子供は基本親が大好きなので、一緒に勉強することもうれしいはずです。しかし、毎回ガミガミ言われたら勉強の時間も恐怖に変わっていきます。子供が勉強嫌いになると、その姿を見て親もイライラする・・・の悪循環になり兼ねません。
学ぶ楽しみを奪わないように、時には注意し時には一緒に考え、ある程度の距離を保ちながら見守ることが大切なのです。
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