自己主張の強い人にありがちな特徴と、うまく付き合う方法
Date:2019.02.20
会社や知人に自己主張の強い人がいると、なるべく接しないようにと避けてしまう人がほとんどだと思います。
それは自己主張の強い人の場合、トラブルになると面倒なのと自己主張の強い人が苦手というところから来ています。
自己主張の強い人は迫ってくる圧が強いため、全てが威圧的に感じてしまうことがあります。
そのため、なるべく接することがないようにと避けている人もいます。
仕事の関係者の場合、自己主張が強いからといって避けてばかりでは仕事にも支障が出てきます。
自己主張の強い人と付き合っていくには、どういうところを注意すればトラブル回避ができるのか。
また、どんな特徴があるのかについて紹介します。
こんな人は要注意!自己主張の強い人に共通する特徴
「自己主張の強い人」と言っても、どんな人がそういう人なのかよく分からないという人が多いと思います。
自己主張の強い人には、いくつかの共通する特徴があると言われているので、チェックしてみましょう。
その1.自分の中のルールがありそれに反するものはすべて否定する
自己主張の強い人に多いのが、自分なりのルール持っているということです。
- 自分の言う通りにするのが正しい
- 人の意見よりも自分の意見が正しい
- 自分が思ったことは貫き通す
特に、上記のようなルールを持っている人が多いのも自己主張の強い人の特徴です。
自分の言うことが正しいと思っているため、自分の意見と違う意見を持っている人は正しくないと否定をします。
自分のルールに沿っていないからと他人を否定するのはもちろんですが、自分が間違ったことをした時に注意されても、それすら認めないこともあります。
自分のやっていることは間違っていないと思っているため、人に謝罪することもほとんどありません。
間違っていることを大勢で注意すると、へそを曲げたり女性の場合では泣いて解決しようとすることもあります。
自分が正しいと思っているので注意だけではなく、アドバイスにも耳を傾けないのも特徴です。
その2.マウンティングを取りたがる自己顕示欲が強い人が多い
自己主張の強い人に多いのが、多くの人に自分をもっと認めてほしいという自己顕示欲が強いところです。
自己顕示欲は誰もが持っているものですが、その強さが人によって違います。
自己顕示欲が強くなると、他の人よりも自分が1番になりたいという気持ちが勝ってきます。
その思いを自分の中で留めておけばいいのですが、自分の思ったような結果が得られず1番になれないと感じた時に出てくるのがマウンティングです。
マウンティングというのは動物が、自分が優位に立つために相手に馬乗りになる行為のことを言います。
人間の場合は、自分を1番にするために相手を蹴落とすような態度や行動、言動を浴びせることを言います。
自己主張の強い人はその行動がマウンティングと感じていないこともありますが、周りからみるとかなり強いマウンティングをしているように見ることがあります。
その3.周りからの評価ばかりを気にしている
自己主張が強い人は自分を強く見せたり、自分が優位に立ちたいという態度だけではありません。
周りからどういうふうに自分が見えているのか、自分の評価はどうなのかということも常に気にしています。
自分の評価を上げるために評価をして欲しい人の前では積極的に動いて頑張りをアピールしますが、人が見ていないところや評価に関係ない人の前では適当に動けばいいと思っています。
その4.相手の気持ちを考えず自分の感情で動く
自己主張の強い人は、自分の気持ちや感情が1番大事と思っているところがあります。
そのため、自分の行動で相手が不快な思いをしたり悲しい気持ちになるということを深く考えていないことがあります。
それよりも自分の思ったことや感じたことを相手にぶつけ、自分の感情が正しいと思い動いてしまうことが多々あります。
感情で動いて失敗しそうと分かっていても、感情をコントロールできずに突っ走ってしまうことがあるのも自己主張の強い人の特徴です。
その5.思い込みが激しく自分の考えは絶対に曲げない
自己主張の強い人は思い込みが激しいと言われています。
- 自分が1番
- 自分が正しい
上記のように、自分が全てという気持ちが強いため自分の考えは絶対だと思っていて曲げることはできません。
自分の意見が正しいか論理的に合っているか分からなくても自分の意見を通すこともあります。
また、自分の考えや意見が正しいと思っているので人の意見を取り入れることがなかなかできないという特徴もあります。
自分の意見を伝えたいという気持ちは大事なのですが、自己主張が強い人は「相手に伝えたい」というだけではなく、自分の考えが正しいんだから!と押し付けてしまうところがあるので注意が必要です。
その6.心が弱く人のことを信用できない
自己主張が強い人の中には、自分のメンタルを保つために人に強く当たっている部分もあります。
自分の意見を全否定されるのが怖くて強く自分の意見を通すということもあります。
自分が攻撃される前にバリケードを張るためにマウンティングを取ったり、相手が口を出せないくらいまくしたてることもあります。
また、人のことを信用できないという人もいます。
- どうせあの人は自分のことを悪く思っている
- あの人は自分のことを嫌っている
- 口で言っていることと思っていることが違うのではないか
上記のようなマイナスなことばかり考えてしまうのは信用できないだけではなく、心が弱いことも関係しています。
その7.自分の感情によって気の強さがコントロールできないことがある
自己主張が強い人だけではなく、気が強い人はたくさんいます。
でもほとんどの人が、その気の強さを人に迷惑をかけないようにとコントロールしています。
自己主張が強い人の場合、自分がイライラしていたり気に入らないことがあった時には、この気の強さが爆発して感情を押さえられなくなってしまうことがあります。
この時は、まくしたてるように話をすることが多いので、自分がどういう態度で人に接していたのかも覚えていないことがあります。
その8.異性には積極的になりアピールも強くなる
自己主張の強い人は、自分に自信があるので自己アピールが強いと言われています。
- 学力
- 容姿
上記のようなことはもちろん、子供の頃から「凄いね」と言われ続けると自信がついて自己主張が強くなります。
学力も容姿も良い人は、モテポイントを備えているということになります。そのため、異性にも積極的にアピールするようになります。
実際、学生時代などにモテた経験がある人は社会人になってもモテると思い、異性に積極的にアピールするだけではなく振り向いてくれるまでずっとアピールと続けてしまう傾向があります。
アピールが強いため異性からは煙たがれることもあり、同性からは面倒くさいと嫌われてしまうこともあります。
トラブル回避のためにも覚えておきたい!自己主張の強い人との付き合い方
自己主張の強い人と付き合っていくと、トラブルを引き起こしてしまうことがあります。
トラブルになるとなかなか関係が元に戻りづらく、相手に不快感を与えるだけではなく威圧的な態度や攻撃が増えてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、自己主張の強い人と付き合う時は、次のようなことに注意が必要です。
その1.相手の特徴を知って付き合う距離を決める
自己主張の強い人が全て同じような特徴を持っているというわけではありません。
人に威圧的な程度を取る人もいれば、自分の話をとにかく聞いて欲しいという人もいます。
その人にどんな特徴があるのかをまず知ることが大事です。
威圧的な程度を取る人とは、なるべく距離を取って接する機会を減らすことでトラブルの回避に繋がります。
また、とにかく話を聞いて欲しいという人の場合はがっつりと話を聞くと捕まってしまう可能性があります。
特に人の話を聞くのが上手な人は、そういう自己主張の強い人のターゲットになってしまいます。
相手を全く無視するのは難しいですが、話を聞いてと言われた時も毎回受けるのではなく「今日は忙しいから」などと断ることも大事です。
その2.とにかく話を聞いて相槌は適度にしておく
自己主張の人は我が強く威圧的というイメージがあるため、あまり接したくないと距離を置いてしまいます。
適度な距離は必要ですが、全く関わらないという対応は不自然です。
「自己主張が強いから話は聞かない」というのは相手に不快感を与えてしまい、さらに自己主張が強くなってしまう可能性があります。
そうならないためにも、相手の話は聞く必要があります。自己主張の強い人の話を聞く時にはいくつかのポイントがあります。
- 相槌は必要以上に入れない
- 話を継続されるような言葉は使わない
- 目を見て話をしない
相手の気持ちをよくしてしまうと、話が止まらなくなります。
相槌もずっと打っているとどんどん話が進んでしまい、なかなか終わらなくなってくるので適度にしておくのが大事です。
その3.自己主張の強い相手に振り回されないよう自分の意見をしっかり持つ
自己主張の強い人は、自分の意見を押し付けてくることがあります。また、威圧的に意見をしてきたり人の意見を否定してくることもあります。
関わりたくないからといって、相手の意見を全て受け入れているとそれが当たり前と相手は思ってしまいます。
相手から威圧的に言われても、自分の意見をしっかりと持っていれば相手に「自分はこう思っているので」と伝えることができます。
また、特に多いのが自己主張の強い人は周りをイエスマンで固めたがることです。
自分の意見に全て「はい」と答えてくれる人の方が自分が傷つくこともないため、都合がいいからです。
でもこれでは相手に威圧的に話されたり指示されても断ることができません。嫌なことや出来ないことをお願いされた時は「できません」と否定するようにしましょう。
その4.自己主張の強い人の意見を否定しない
自己主張の強い人の意見は全てが正しいというわけではありません。話していることの中に間違いがあったり、持論を言っているものもあります。
間違っているものに関しては本来修正をするのですが、自己主張の強い人の場合は修正をされると自分の意見を否定されたと思い機嫌が悪くなってしまいます。
修正しなければいけないことがあっても、頭ごなしに否定するのではなく「その意見もあるけれど…」と訂正する必要があります。
それでも相手が納得せず、言い返してくるようなことがある場合は、間違ったり自己主張をしてきても聞き流すくらいの気持ちが必要です。
その5.なるべく1対1で接するのは避ける
自己主張の強い人と付き合う時、よく耳にするのが「主張が強いため一緒にいると疲れてしまう」というものです。
特に1対1で接すると、相手の圧力をもろに感じてしまうため話しているだけで疲れてしまい、自分のダメージが大きくなってしまいます。
だからといって、自己主張の強い人を避けるのは相手に失礼になります。
1対1で接するので疲れるのであって、多くの人と接するようにすれ負担になることも減ってきます。
また、多くの人と接する方が自己主張の強い人もあまり強く主張ができないので、口論や喧嘩になることも少なくなります。
自己主張の強い人は距離を考えて付き合うのがベスト
自己主張が強い人とはなるべく関わりを持ちたくないという人が多いと思います。
近くにそういう人がいても関わらないようにとしている人がほとんどですが、仕事などの場合それは難しくなってきます。
接しない、無視するではなく適度な距離を持って接することが大事です。
自己主張が強い人は本当に強くて意見を押し付けているわけではありません。
人にどう評価されているのか不安だったり、自分の心が弱くて自己主張を強くしていることもあります。
まずは話を聞いて適度な距離を取り、1人で対応するのではなく複数の人と接するだけで相手の対応も変わってきます。
自己主張の強い相手は避けるのではなく距離や対応を考えるようにしましょう。
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