自尊心を高める方法。他人との比較はやめて自分を大切に!
Date:2018.05.07
自尊心とは自分を「大切な存在だ」と思う心のことです。自尊心が高い人は自分を大事に思い、自信を持って生きることができます。
反対に自尊心が低い人は自分を大切にしておらず、
- 物事が上手く進みにくい
- 息苦しさを感じる
などのデメリットが多くあります。
ではどのように自尊心を高めるのか、その方法をご紹介します。自尊心が高いか・低いかのチェック項目や、自尊心が低い原因もぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
自尊心とは自分を大切に思うこと。自尊心が低い原因と特徴
冒頭でお伝えしたように、自尊心とは自分を「大切な存在だ」と思う心のことです。他にも、
- 「自分に価値がある」と思う心
- 自分を好きな気持ち
などとも表現されます。
自尊心が低い人は自分の価値が低いと感じ、ネガティブになりやすいとされています。自分で自分のことを否定し、「大切な存在」とは捉えていません。
下記に当てはまる項目があれば自尊心が低く、当てはまる項目数が多ければ精神的な病にかかる可能性もあるため注意が必要です。
- 自分の悪い所を直視しない
- 他人に悪口を言うことが多い
- 自分が原因の失敗を他人のせいにする
- 自分を良く見せるためにウソをつく
- 自分に満足していない
- 自慢するようなことがほぼない
いずれも物事をネガティブに捉えています。何か問題が生じても冷静に自分のこととは考えず、他人に原因を見出そうとしているといった特徴も目立ちます。
自尊心が低い原因。自分を否定される・否定することが影響
自尊心が低い原因はさまざまありますが、子供の頃の出来事が関係していると言われています。
- どのようなしつけをされたか
- どのような言葉をかけられたか
小さい頃のこういったことが影響し、自尊心が低い場合があります。
例えば子供の頃に「できるはずがない」「無理に決まっている」などの否定される言葉を頻繁にかけられていたら、
- 自分はできない人間だ
- ダメな人間だ
このように思い込んでしまい、心に影響を与えて自尊心が低くなる原因になっている場合があるのです。
また、自尊心が低いと、自分で自分を否定する人が少なくありません。
誰かと会話していて「でも…」「だって…」といった否定の言葉が多い人は、自分に秘められた可能性をなくしてしまい、どんどんマイナス方向へ進んでしまいます。自尊心が低い原因を自分で作っている状態です。
自尊心を高める方法。自分自身を大事に思い、他人と比べない
自尊心を高めて自分のことを「大切な存在」と思うためには、自分自身を大事にすることが重要です。
自分の存在をネガティブに捉え、否定的な言葉で話すのが習慣になっているのなら、少しずつ改善しましょう。
ここからは自尊心を高める方法をお伝えします。難しいことは紹介せず、簡単なことに絞ってお伝えするので、気になる方法があれば少しずつ試してみましょう。
自分の長所を認める。短所は長所の裏返しと考える
自分のことを自分で認めてあげるのは、自尊心を高める上で大事なことです。自分の長所は否定せず、きちんと認めましょう。
例えば、話すのが苦手なタイプだけど、聞き上手な人。
- いつも上手く話せないから、自分はダメだ
- 沈黙を埋めるために何か話さないといけない
こんな風に考えると、自尊心を低くしてしまいます。聞き上手は
- 相手の良い所を引き出す
- 安心感を与える
などのメリットもあります。
「短所は長所の裏返し」とも言われます。自尊心を高めるには、まず自分の長所を認めましょう。先程の例なら、聞き上手な所を活かした方が自尊心は高まりやすくなります。
視点を変えて、短所を「ダメな所」と考えるのではなく、「長所の裏返し」と考えてみることが自尊心を高める一歩につながります。
他人に親切にする。感謝の言葉を受け取り、自分の価値を高める
自分に向けてではなく、他人への態度を改めることも自尊心を高めることにつながります。
他人に優しく接し、親切にしていると
- 感謝される
- 気持ちが良い
などの良い効果を生み出します。
例えば「ありがとう」といった感謝の言葉を受け取ると、自分は他人から大切にされていると感じ、自尊心が高まりやすくなります。
親切にすることを心がけると、そのうち
- 自分は役に立っている
- 自分は必要とされている
といった感情が芽生えやすく、自分に良いイメージを持つようになります。
自尊心を高めるためには自分のことだけに目を向けるのではなく、他人へどう接するかも非常に大事なことです。他人に優しく親切にすることで自分の価値が高まったと感じ、自尊心を高めるきっかけになることもあります。
褒められたら素直に言葉を受け取り、前向きな言葉を返す
前述したように、誰かに親切に接すると「ありがとう」といった言葉を受け取ることがあります。褒められたら素直にその言葉を受け止めましょう。
誰かに褒められても
- そんなことはない
- これだけしかできなくて申し訳ない
といった言葉を発したり、考えたりすると自尊心は低くなってしまいます。
褒められたら素直に
- ありがとう
- とても嬉しい
などのように前向きでポジティブな言葉を返しましょう。言われた方も言った本人も気持ちが良くなり、自尊心を高めることへとつながるはずです。
小さな成功体験を積み上げる。日記やメモに残すのもおすすめ!
成功体験を積み上げれば自分に自信がつき、結果として自尊心が高まるようになります。
成功体験とは言っても大げさなことではなく
- 今日はゆっくりご飯を食べることができた
- 朝早く起きられるようになった
などの小さなことでも良いのです。毎日少しずつ成功体験を積み重ねていけば、だんだん自分のことを「大切な存在」と認め、自尊心が高まる効果が期待できます。
どんな成功体験をしたか日記をつけたり、メモに残しておくのもおすすめです。後から振り返った時に「これだけの成功が積み上がった」という自信にもつながります。
自尊心を高めやすい場所へ身を置き、長所や得意なことを活かす
環境を変え、自尊心を高めやすい場所へ身を置くと、
- 長所を活用できる
- 得意なことを活かせる
などポジティブに思えることが増え、自尊心は低くなりにくいと言えます。
長所を活かせるような場所へ身を置けば、気持ちを楽にして過ごせ、物事が上手くいきやすくなります。例えば、
- 長所を活かせる仕事に変える
- 趣味を楽しめる場所へ足を運ぶ
こういった場所へ行くようにすれば、ネガティブな発言を受け取ることも比較的少なく、感謝される場面も多いはずです。
自分らしく楽しく過ごすことができれば、自ずと自尊心を高めることにつながるはずですよ。
他人と自分を比較しない。ウソをつかず、自分に目を向ける
前述した自尊心が高いか低いかチェックする項目の中で、「自分を良く見せるためにウソをつく」とありました。
- あの人より上の成績を収めたい
- 気に入られたい
こういった気持ちを満たすためにつくウソは、自尊心を高めるために良いとは言えません。ウソをつくこと自体がそもそも良いことではありませんが、ウソが多くなる程だんだん自分のことをどう考えているのか分かりにくくなります。
また、自分を良く見せようとする人は、他人と自分を比較しているという考えが潜んでいる場合があります。
上記の例にも「あの人より」とあったように、他人と比較して自分をより良く見せようとする人がいます。相手の顔色をうかがったり、他人と比べるのはやめて、
- 自分は今どんな状況で、何を改善すればいいのか
- 昨日よりも今日は上手く仕事が進んでいる
など、自分のことを客観的に考えましょう。そのためには、誰かと自分を比較しないように意識し、自分に目を向けることが大切です。
ウソをついていても本当の問題は解決しませんし、自分の価値を下げ、自尊心を低くするだけです。
自分の人生を振り返り、ポジティブな面を掘り起こす
自尊心を高める方法をご紹介しましたが、これまでの人生を振り返るのもおすすめです。これまでの自分の経験を振り返り、
- 何を楽しいと感じたか
- 情熱を傾けたのはどんなことか
など、ポジティブに感じたことを書き出してみましょう。自分のポジティブな所を掘り起こすと自尊心を高めやすく、自分に価値があると思えるようになります。
自分の長所を新たに発見したり、得意なことに気付けたりと、自分の良い面の再確認ができます。1人でじっくり人生を振り返ると、自分を見つめ直すきっかけにもなりますよ。
他人と比較せずに自尊心を高めて、自分を大切にして生きよう
自尊心を高めることは、自分を大切にして自分の価値を見出し、生きる上でとても大事なことです。
自分に満足せず、ダメな人間と考えて自尊心を低くしてしまうと、生きるのが辛いと感じやすくなります。
他人と比較せず、毎日少しずつ成功体験を積み上げながら、自尊心を高めていきましょう。
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