柔軟剤の香りを持続させる方法。良い香りを長く楽しもう
Date:2019.04.09
皆さんは、普段の洗濯に柔軟剤を使用していますか?今や柔軟剤は香りのバリエーションが豊富で、機能よりも香りで選ぶ時代と言われるほどです。
衣類からいい香りがするとうれしくなりますが、その香りはどのくらい持続してくれますか?
洗った直後だけで、そのあとはほとんど香りがなくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんのために、今回は柔軟剤の香りを持続させる方法をお伝えします。良い香りを長く楽しみましょう。
この記事の目次
柔軟剤の香りはなぜ衣類に付くの?香りが移る仕組みとは
そもそも衣類に香りがつき、そしていったんついた香りが消えるのはどういう仕組みによるものなのでしょう。
柔軟剤の香りが長持ちしないという人は、香りがなくなるような洗濯の仕方を気づかないうちにしている可能性があります。
また香りの仕組みがわかれば、どうしたら香りを長続きさせられるかも見えてくるのではないでしょうか。
柔軟剤の香料は液体だから、ある程度は蒸発する
柔軟剤を使うと、衣類の繊維に香料が染み込んで香りがつくようになっています。しかし、香料は液体のため乾くにつれて蒸発し、香りの成分が消えてしまいます。
つまり、柔軟剤の香りが減ったり無くなったりするのはある程度仕方ないということです。だとしても、香りが長続きする人としない人がいるのはなぜなのでしょうか?
実は、柔軟剤の香りは洗濯の仕方や干し方次第で残りやすくすることが可能です。
ちょっとした違いで、柔軟剤の香りは長続きさせることも消してしまうこともできるのです。
複数のにおいが衣類についていると打ち消し合ってしまう
香りの仕組みについて、もう一つ知っていただきたいことがあります。ときどき、柔軟剤を洗濯洗剤と同時に洗濯槽に入れている人がいますが、これは残念ながら間違った使い方です。
柔軟剤は仕上げのすすぎが始まるタイミングに入れるか、洗濯機にある自動投入口に入れるのが正しい使い方です。
洗濯洗剤と柔軟剤を同時に使うと互いに打ち消し合ってしまい、それぞれの効果だけでなく香りもなくなります。
これは衣類にもともとにおいがついている場合も同じことが言えます。洗濯をしても衣類に染みついたにおいを取りきれていないと、柔軟剤の香りを十分に感じることができません。
柔軟剤の良い香りがずっと続く!洗濯と干し方のコツ
柔軟剤の香りは洗濯の仕方と干し方に気をつければ長続きさせることが可能です。
今日の洗濯からすぐに実践できる、ちょっとしたコツをご紹介します。
柔軟剤の香りが持続する洗濯の仕方
柔軟剤の香りを長続きさせる洗濯の仕方は、特別なことはほとんどありません。日頃やっていることを、ほんの少し変えるだけです。
- 1.頻繁に洗濯する
- 汚れて何日も放置した衣類は、雑菌が繁殖して臭いが発生しやすい状態です。なるべく早めに洗濯するようにしましょう。
- 2.洗濯物の量は少なめにする
- 一度に洗濯する量が多すぎると、柔軟剤の香りが十分に行き渡りません。まとめて洗うのは避け、一回あたりの洗濯物の量は多くても洗濯槽の8割程度にしましょう。
- 3.衣類のにおいは酸素系漂白剤で取り除く
- 衣類についたにおいが気になるときは、酸素系漂白剤を使いましょう。洗濯洗剤と一緒に洗濯槽に入れるだけでOKです。
- 4.部屋干しする
- 外に干してしっかり乾かすと、香りを逃してしまいます。1と2を習慣にしていれば、部屋干しでも嫌なにおいがしにくくなります。
時間があるときに試したい、香りを持続させる裏ワザ
続いては、少し手間がかかりますが確かな効果が得られる方法を2つご紹介します。時間があるときに試してみてください。
まずは、柔軟剤を入れたあとにつけ置きする方法です。仕上げのすすぎの際、柔軟剤を入れて水が十分行き渡ったら洗濯機を一時停止させます。
30分程度つけ置きしたら、すすぎと脱水を行います。これで衣類にしっかり香りの成分が染み込み、香りが長続きしやすくなります。
もう一つは、干した洗濯物に水で薄めた柔軟剤をスプレーする方法です。洗い流さないので柔軟剤の成分がきちんと衣類に残り、香りも長続きします。
作り方は、スプレーボトルに水道水100mlと柔軟剤5mlを入れて軽く振るだけです。
これは乾いた洗濯物に使ってもいいですし、お出かけ前に香水がわりにひと吹きするなど、洗濯のとき以外にも幅広く使えるので、作っておくと便利ですよ。
そのため時間がたつにつれて色や香りが変質するので、少なめに作って一週間以内に使い切ってください。
柔軟剤を使うときはここに気を付けて!主な注意点
香水のような香りが魅力的な現代の柔軟剤ですが、もともとは衣類の肌触りをよくするためのものです。
香りのことだけを考えて使ってしまうと、衣類が傷むなど様々な弊害が生じることがあります。
柔軟剤の香りを楽しみつつ快適に使っていただくために、注意したいことをお伝えします。
使用量を守る
柔軟剤を入れるタイミングが大事なことは先のほうで述べましたが、使用量を守ることも必要です。香りを強くしたいなどの理由で柔軟剤をたくさん入れてしまうと、衣類の吸水性が悪くなります。
シャツが汗を吸わなくなったり、タオルが水分を吸収しにくくなったり、衣類としての大事な機能を果たせなくなるので注意しましょう。
また、柔軟剤は化学物質で衣類に香りをつけているので、かゆみやかぶれを起こす場合があります。そのようなことがあれば、使用を控えましょう。
同じ香りを嗅ぎ続けていると鼻が麻痺する
人は同じ香りを嗅ぎ続けていると慣れて、その香りを感じにくくなります。お使いの柔軟剤の香りを感じにくくなることがあったら、それは鼻が麻痺しているのかもしれません。
場合によっては香りに慣れるともっと強くを感じたくなり、使用量を大きく超えて使用するなどエスカレートすることもあるようです。
また、柔軟剤の香りが人気になってから「スメルハラスメント」や「香害」という言葉を聞くようになりましたが、他人の柔軟剤の香りで気分が悪くなることがあります。
よく言われる通り、自分にとっての良い香りが他人にとってもそうとは限らないからです。
特に柔軟剤の香りは化学的なものなので、香りが強すぎるとアレルギー反応を起こす場合もあり、とても危険です。柔軟剤は、量とマナーを守って使用しましょう。
柔軟剤の良い香りが長く続くように、洗濯の仕方を変えてみよう
柔軟剤は、香りを長く感じるために使い方のコツがあります。柔軟剤の使い方を間違っていた人は、正しい使い方をするだけで香りが長く続くようになるでしょう。
また、柔軟剤の香りが全く続かず、別の商品に買い換えようと思っていた人もいると思います。新しい柔軟剤を買う前に、まずこの記事で紹介した方法で洗濯を行ってみてください。
お気に入りの香りを嗅ぐと、本当に気分がいいものです。柔軟剤の香りを長続きさせる方法をマスターし、良い香りを長く楽しんでくださいね。
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コメント一覧
迷惑なのわかってないバカしか使わないと思う