カフェインの効果とは?眠気覚まし・集中力アップなど様々な魅力が!
Date:2017.10.19
日々の暮らしに密接につながっているお茶やコーヒー、コーラやエナジードリンク…。その中に含まれたカフェインの効果を知っていますか?
カフェインと言えば、眠気覚ましというイメージがありますが、これ以外にもカラダに嬉しい様々な効果を発揮します。
「カフェインの良いところってあるの?」と思われている方にオススメです!
また、最後の項目に「カフェインの副作用」についての記事をリンクしています。「カフェインの副作用は?」「中毒が怖いけど症状はどんなもの?」と疑問を持っている方はコチラも併せて読んでみて下さい。
適量で得られるカフェイン効果!
カフェインの適正量は1日あたり400mg。コーヒーが1杯200mlであれば1日3杯程度が目安です。
カフェインの耐性が弱い方や、不眠症の方、妊婦さんは摂取を控えましょう。飲み物だけでなく、医薬品にも使われる身近な化合物でもあります。
眠気防止 15分仮眠でスッキリ!
そもそも、なぜカフェインで眠気が取れるのでしょうか。
カフェインは摂取した30分後に脳へと伝わります。脳にあるアデノシン受容体(アデノシンと結合してカラダに疲れや眠気を感じさせる分子)が、アデノシンと似たような構造を持つカフェインとくっつき、その力を抑制して眠気を飛ばすのです。
カフェインの眠気覚ましを発揮させるには、コーヒー1杯分を飲んだ後、15分程度仮眠を取るのが効果的です。
なお、30分以上の仮眠はカラダが眠りに入ろうとするので、寝起きが悪くなってしまいます。
運動能力の向上 ダイエットなどは30分前に摂取!
血流が良くなり、心臓に作用して冠状動脈(心臓に巻き付いた二本の動脈)を拡張させる力が働き、心筋収縮力を強めます。
また、持久力が試される運動に多少の増強効果があり、疲労の元となる乳酸の蓄積を弱め、疲労感を減らします。
脂肪燃焼ができるからと言っても、多量に摂取しても効果は変わりません。
頭痛解消 症状が軽いうちに摂取
カフェインにある血管収縮作用の効果で、拡大して痛む血管を狭め血流を良くしていき、一時的に痛みを緩和させます。
ですが、カフェインを慢性的に飲み続けている場合は、カフェインの耐性ができてしまっているのであまり効果は期待できません。
胃酸分泌の促進 食後の摂取で効果あり
カフェインは腎臓を活性化させて利尿作用を促す効果もありますが、意外にも胃酸を増やす作用もあります。
胃を適度に刺激して胃酸を分泌するため、お腹になにも入っていない状態だと胃もたれや胃痛を引き起こす原因になるので注意が必要です。
二日酔い解消 ズキズキする頭痛も緩和
楽しく飲み食いした翌日の辛い症状を緩和させるのも、カフェインが効果的。
肝臓を活性化させ、アルコールから生成された二日酔いの原因アセトアルデヒドを素早く分解させていきます。
コーヒーがキツイ場合は、緑茶などでもOK。頭痛も解消されるので、一石二鳥ですね。
リラックス効果 ホッとするのは味や香りだけじゃない
チョコレートを食べたり、コーヒーや紅茶などを飲んだりして「ホッ…」。
心がリラックスしますね。
覚醒作用と聞くと薬物のイメージが強いですが、カフェインの覚醒作用はとても弱いです。
そのため、過剰に摂取してしまうと、リラックス効果ではなく、カラダを壊す薬になります。適量だからこそのリラックス効果を忘れないでください。
集中力向上 興奮作用で効率アップ
カフェインが作用する中枢神経に繋がっている、海馬(記憶や学習に関わる脳の器官)が刺激されることで効果的な記憶の仕方やと集中力が向上します。
集中したい30分前に摂取することで、カフェインの効果を存分に使うことが可能です。
コーヒーナップの方法も活用してみましょう。
カフェインの副作用について
カフェインの良い部分を挙げていきましたが、過剰に摂取してしまうと良い部分も悪い部分として作用していきます。
リンクもここから飛ぶことが可能です。
良いものでも、摂りすぎは逆効果!
コーヒーやチョコレート、眠気防止薬などに含まれているカフェインは、アルカロイドと呼ばれる化合物の一種。興奮作用があり、主に中枢神経を刺激します。
適量であれば今までご紹介してきたようなカラダに良い効果を与えますが、過剰摂取すると劇薬の一面を見せます。
1日の摂取量を間違えると吐き気や動悸、怠惰感などがカラダに起こり、多量摂取を毎日続けると睡眠に支障をきたしてしまうほか、嘔吐や不整脈などの症状が現れてしまいます。
これらだけでなく、肌荒れなどお肌にも影響が出始めます。
近年ではカフェインレスやノンカフェインなどの商品が多くありますが、
容量を守って摂取するだけで不安になるものではありません。
カフェインと無水カフェインの違いとは?
カフェインの摂りすぎには注意したいですよね。目に飛び込むカフェインはすぐ見分けが付きますが、無水カフェインとはなんでしょう?
カフェインとはまた違うものなのでしょうか。
無水カフェインは薬品用!
本来カフェインは、茶葉やカカオ、コーヒー豆などに含まれた自然由来の成分なので、水分も含まれています。
そのカフェインだけを人工的に取り出して、扱いやすく粉状にしたものが「無水カフェイン」。医療用医薬品、カフェイン系製剤、劇薬として扱われています。
成分は同じですが、頭痛薬や気管支系ぜんそくなどの薬品だけでなく、
- 眠気防止ドリンク
- エナジードリンク
- 眠気覚ましのガム
などに含まれています。
カフェインと正しく接して、生活に潤いを
ここまでカフェインの良い効果を紹介してきましたがいかがでしたか?
適量であれば効果が発揮されるカフェインですが、多量摂取は逆にカラダを崩します。「摂らなきゃダメだ」になる前に、カフェインの摂取量を見直してみてくださいね。
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