ドライヤーの冷風モードでうるツヤ髪が実現!乾かし方次第で美髪に
Date:2019.06.21
濡れた髪を乾かすのに欠かせないドライヤーですが、基本的に使うのは【温風】モード。「冷風なんていつ使うの?」「そもそも冷風機能なんて必要なの?」と感じている方も多いかもしれません。
一見、なかなか使う機会がないように思える冷風モード。しかし、実は温風と冷風を組み合わせて使うことで髪のコンディションは大きく違ってくるのです。
ここではドライヤーの冷風モードを使うメリットと効果的な使い方について詳しくご紹介していきます。ヘアケア効果をアップさせたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
冷風機能を使うメリット。ダメージから髪を守ってツヤを出す
冷風を髪に当てるとどのような効果があるのでしょうか?まずは冷風を使うことで得られるメリットから説明しましょう。
ダメージを受けにくくする
濡れた髪はダメージを受けやすいと良く言われますが、それは髪の「キューティクル」が開いているからです。
- 摩擦
- 熱
などの外的刺激を受けやすい状態。放っておくと髪の水分もどんどん逃げていってしまいます。そのためなるべく早くキューティクルを閉じてあげるケアが必要なのです。
しかし、ドライヤーの温風をあてただけではキューティクルは完全には閉じません。
ではどうすれば良いかというと…そこで冷風機能の出番。温風で熱くなった髪に今度は冷風を浴びせて冷まします。すると魚のウロコのように並んだキューティクルがきちんと閉じて引き締まります。
冷風機能を上手に取り入れることはダメージを受けにくい髪を育てることにつながると言えるでしょう。
髪にツヤを与える
ツヤのある髪はそれだけで若々しい印象を与えます。スタイリングの仕上げにツヤ出しスプレーなどのヘアケア剤を使っている方も多いことでしょう。
しかし、実は髪を乾かした仕上げに冷風をあてることで髪にツヤを与えることができるのです。
キューティクルが開いていると髪の表面がザラザラになってツヤのない髪になってしまいますが、温風で髪を乾かした後に冷風に切り替えて風をあてるとキューティクルを閉じることができます。髪の毛一本一本に自然なツヤが出るので、このひと手間を加えるだけでも髪の印象がぐっと良くなるでしょう。
スタイリングがキープできる
髪の80~90%は「ケラチンタンパク質」というタンパク質。熱によって柔らかくなり、冷えると固まるという性質をもっています。
そのため、
- ドライヤーの温風をあてた後でヘアスタイルを作る
- 仕上げに冷風をあててしっかり冷やす
というスタイリング方法を行うとヘアスタイルのもちがぐっと良くなります。
- ストレートアイロン
- コテ
を使ってヘアスタイルを作ったときも同じです。仕上げにドライヤーで冷やすだけでカールやクセを長持ちしますよ!日々のヘアセットはもちろん、凝ったヘアアレンジをするときにも使えるワザなのでぜひ覚えておいてくださいね。
寝ぐせをつきにくくする
髪を中途半端に乾かしたまま寝て翌朝、寝ぐせを直すのに苦労した…といった経験は多くの方がお持ちでしょう。それは寝ている間に髪の毛が冷えて、その時の状態で固まってしまうからです。
説明したように、髪の毛は冷えたときに固まります。夜のシャンプー後は温風で髪を乾かすだけでなく、毛先までしっかりと冷風をあてて冷やしきることで翌朝の寝ぐせをつきにくくすることができます。
夜のひと手間で翌朝の手間を軽減しましょう。
髪のボリュームを調節する
髪の毛を柔らかくする温風でスタイルを作り、形状記憶させる冷風で固めるというスタイリング方法を利用すると髪のボリューム調節もかないます。
- 髪をふんわりとさせるボリュームアップ
- 髪の広がりを抑えるボリュームダウン
と温風と冷風を使いこなすことでヘアスタイルを楽しむ幅が広がるでしょう。
髪のうねりを抑える
「ドライヤーを使った後はストレートなのに時間が経つとうねる…」なんてお悩みを持つ方にも冷風機能はお役立ち!
髪を引っ張るようにしながら冷風をあてると、気になるうねりやクセを抑えて自然なストレートヘアが作れます。
ドライヤーの熱ダメージを軽減する
多くの方が知っているように、ドライヤーの熱はヘアダメージの原因になります。髪の毛が熱くなりすぎるのも負担がかかりますし、乾燥しやすくなるというリスクもあるからです。
そこで温風と冷風の両方を使って髪を乾かします。【温】と【冷】を切り替えながら乾かすと髪が熱くなりすぎるのを避けられるので、ドライヤーの熱ダメージの軽減に効果的です。
ドライヤーの効果的な使い方!温風8割・冷風2割で乾かす
今夜からさっそくその冷風機能を使いこなすために、ここからは具体的な使い方について説明していきます。
1.タオルで水気をとる
びしょ濡れの髪にいきなりドライヤーをあてるのはNG!ドライヤーを使う時間が長引いてヘアダメージにつながってしまいます。
ドライヤーをあてる時間を少しでも短くするために、まずはタオルを使って髪の水分を取り除く「タオルドライ」を行いましょう。全体の約7割の水分をこのタオルドライでふき取るのが理想です。
タオルドライの方法とポイントは以下の通りです。
- 濡れ髪を軽く絞ったり払ったりして、バスルームでできるだけ水気を落としておきます。
- まずは頭皮や髪の根元部分のタオルドライから行います。タオル全体で頭全体を包み、その上から指先で優しく頭皮をマッサージするようにして水分をふき取りましょう。
- 根元部分の水分がある程度とれたら、次に毛先です。毛先をタオルで挟み、とんとんと軽く叩くようにして水分を取り除きましょう。
- ゴシゴシこするなど力任せにやるのはNG!摩擦や静電気が起きて髪が傷んでしまいます。
- 特に傷みやすい毛先は優しく丁寧に水分を取り除きましょう。
より効果的にタオルドライをしたいなら、ぜひ使うタオルにもこだわってみてください。吸収性が高いタオルなら余計な摩擦が起こりにくいですし時間の短縮にもなります。また、タオルを2枚使って水分をふき取るのもおすすめです。
2.洗い流さないトリートメントをつける
ドライヤーを使う前にもうひと手間!ドライヤーの刺激から髪を守るため、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを髪になじませましょう。
適量を手のひらに取り出したら、髪の中間部分から毛先を中心に優しくもみこむようにしてなじませます。髪同士をこすりあわせないよう気をつけてください。
使うヘアケア剤にもよりますが、ドライヤーの前につけておくことで、
- ドライヤーの熱から髪を守り乾燥を防ぐ
- 髪に保湿成分や栄養分を与えて手触りを良くする
- 傷んだ髪の修復をする
といった効果があります。
3.温風モードで全体の8割を乾かす
ここまできてやっとドライヤーの出番です。温風モードで髪の約8割を乾かしていきます。
熱のダメージを少しでも軽減するために以下の点に注意しましょう。
- 時間は5~10分が目安
- ドライヤーの使用時間はできるだけ早く済ませることがポイント。温風を使う目安はショートヘア、ミディアムヘアの方なら5分、ロングヘアの方なら10分を目安にしましょう。
- 頭皮や髪の根元の生乾きに注意
- 頭皮に近い髪の根元は雑菌が繁殖しやすいので生乾きにならないようしっかりと乾かします。
- 斜め45度の角度で風をあてる
- キューティクルを整えながら乾かすため、斜め45度の角度で温風をあてていきましょう。
- ドライヤーを揺らしながら乾かす
- 熱が一部分にだけ集中しないよう、ドライヤーを揺らしながら乾かしましょう。同一方向からではなくいろいろな方向から風をあてるように意識してみてください。
- ドライヤーは20㎝以上離して使う
- ドライヤーの吹き出し口が髪に近すぎると髪の毛が熱くなりすぎてしまいます。吹き出し口と髪との距離は20㎝以上離しましょう。
4.残りの2割は冷風モードで乾かす
全体の8割ほど温風で乾かしたら、残りの2割は冷風モードを使って仕上げていきます。
以下のように、冷風のあて方によって仕上がりに違いがあるので好みに合わせてやってみてくださいね。
- ストレートに仕上げたい場合
- 髪の毛を引っ張るようにして冷風をあてるとクセやうねりが伸ばされてストレートの仕上がりになります。
- ゆるい内巻きに仕上げたい場合
- 指で毛先を内側に軽くねじるようにしながら冷風をあてると、ゆるい内巻きのカールがつけられます。
- ボリュームダウンさせたい場合
- 髪を手で押さえながら上方向から冷風をあてると髪のボリュームが抑えられます。
- ボリュームアップさせたい場合
- 最初に髪の根元を乾かすとき、普段の分け目よりも左側から温風をあてて、仕上げに冷風をあてます。その後で、今度は普段の分け目よりも右側から温風をあてて、仕上げに冷風で固めます。その後で好みの分け目にスタイリングしましょう。自然に髪が立ち上がってふんわりとした仕上がりになります。
5.生乾きになっていないか確認する
全体をしっかり乾かしたつもりでも「髪の根元が冷たい」「内側が濡れている」など後になって気づいたことはありませんか?
髪や頭皮に水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルやニオイの原因になってしまいます。
- しっとり感がある部分
- ひんやりと冷たい部分
があればまだ水分が残っている可能性大!湿り具合によっては再度、温風をあてるなどしてしっかりと乾かしましょう。
冷風だけで乾かすのはNG!ゴワつきやパサつきの原因になる
ドライヤーの熱ダメージを避けたいからといって最初から最後まで冷風のみで乾かすのは良くありません。
- パサつきの原因になる
- 冷風だけで乾かすと髪の毛がゴワゴワ、パサパサになってしまいます。
- 乾くまで時間がかかる
- 濡れた髪を冷風だけで乾かそうとしてもなかなか乾きません。また、髪や頭皮に水分が残りやすくなります。
温風と冷風の両方を使って手早く髪を乾かすのがベストです。
温冷切り替え機能や温度調節機能…おすすめドライヤー3選
最後に、冷風機能が優秀なドライヤーを3つご紹介します。買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
パナソニック ナノケア EH-NA9A
「パナソニック」の「ナノケア」は使用している女性も多い長年人気の商品です。今回ご紹介する最新型は進化した「ナノイー」と「ダブルミネラル」の搭載でよりヘアケア効果が高いドライヤーになっているようですよ!
- 温風と冷風を交互に発生させることで毛先をまとまりやすくする「毛先集中ケアモード」
- 温風と冷風が自動で切り替わる「温冷リズムモード」
など温風と冷風を使い分ける機能が元から搭載されているので、自身で切り替えるのが面倒という方にぴったりのドライヤーです。
温冷切り替え機能や温度調節機能…おすすめドライヤー3選
最後に、冷風機能が優秀なドライヤーを3つご紹介します。買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
パナソニック ナノケア EH-NA9A
「パナソニック」の「ナノケア」は使用している女性も多い長年人気の商品です。今回ご紹介する最新型は進化した「ナノイー」と「ダブルミネラル」の搭載でよりヘアケア効果が高いドライヤーになっているようですよ!
- 温風と冷風を交互に発生させることで毛先をまとまりやすくする「毛先集中ケアモード」
- 温風と冷風が自動で切り替わる「温冷リズムモード」
など温風と冷風を使い分ける機能が元から搭載されているので、自身で切り替えるのが面倒という方にぴったりのドライヤーです。
パナソニック イオニティ EH-NE6A
「パナソニック」の「イオニティ」も根強いファンが多いドライヤーです。
この商品の最大の特徴はなんといってもその風量!
- ロングヘアの方
- 毛量が多い方
- 時短で髪を乾かしたい方
などにおすすめです。
また、吹き出し口の真ん中からは温風、その左右からは冷風が出る「温冷ツインフロー」で温風と冷風をバランスよく髪に浴あてることができます。
クレイツイオン エレメアドライ(デジタルドライヤー)
「クレイツイオン」の「エレメアドライ」はなんと温度表示機能がついている珍しいタイプのドライヤーです。
- 「40℃」
- 「60℃」
- 「80℃」
- 「100℃」
- 「120℃」
と20℃刻みの温度調節ができるようになっています。
髪の状態やスタイリングに合わせて温度を変えてヘアダメージを防ぎましょう。
ドライヤーの温風と冷風を使いこなしてうるツヤ美髪になろう
なんとなく濡れ髪を乾かすために使っていたドライヤーでも、温風と冷風の両方を使うことでヘアケア効果をぐっと高めることができるのです。
また、冷風を使うとヘアダメージを軽減できるだけでなく、スタイリングもしやすくなるというのは意外に思った方も多いのではないでしょうか?
ほとんど使ったことのなかった冷風モード、今夜のお風呂上りからさっそく取り入れてみてくださいね!毎日のドライヤーでダメージのないツヤ髪を目指しましょう。
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