女性の幸せに必要な「決断力」とは?人生の決めどきを逃さない!
Date:2017.11.07
進学、就職、結婚、出産、離婚。人は誰でも長い人生のうち、大きな決断をしなければならない瞬間が訪れます。その内容や回数は人によって違いますが、まったく決断をしなくていい人生なんてありません。
子供のうちは重大な決断は親に任せ、結婚してからは夫に任せる。そんなふうに決断を人任せにしてきた人もいるかもしれませんが、結局は自分の人生。ほかの誰も代わりに生きてはくれないのです。
決断すべきとき、あなたはちゃんと決断できていますか?怖くて決断できない、迷って決められない、など、ぐずぐずしていると幸せを逃してしまうことにもなりかねません。
幸せをガッチリつかむためには、「決断力」が必要なのです!
この記事の目次
女性だって「決断力」が必要!幸せは自分でつかみ取る!
「大事なことは、あなたが決断してちょうだい」と、男性をたてることができる女性も素敵です。
でも、「決断を下そうと思えばできるけど彼に委ねる」というのと、「決断できないから彼に決めてもらう」というのとでは話が違います。
いざというとき、自ら決断を下すことができる「決断力」のある女性を目指してください。
ただ決めればいいというわけじゃない!「決断力」って何?
どうすべきか、どうしたいのか、どうするのか。自分自身の判断で、責任をもって、意志決定する能力のことを「決断力」と言います。
判断と責任の伴う能力です。ただ決めることができればよい、というわけではないのです。判断力と責任を負う覚悟が求められる「能力」なのです。
本当の意味で決断力のある人とは?
決断力のある人とは、経験の伴わない直感などで、行き当たりばったりに物事を決定してしまう人のことではありません。考えるべきことを考えた上で、的確な時期に決断を下すことができる人のことを言います。
- 今までの経験・知識
- 自分の性格
をベースとして、今決めなければならない出来事についての判断材料を整理し(なければ集めて)、ブレない決断を下します。
決断するのに必要なのは、ふたつの「覚悟」
決断にもいろいろありますが、最終的には
- 「する」か「しない」かを決める
- 複数の選択肢の中から、何かを選ぶ
のどちらかの選択を迫られることがほとんどかと思います。
それは、何かを得るために何かを手放さなくてはならないということ。たとえ、「現状維持」という決断を下し、一見何も失っていないように見えても、現状維持を選ばなかった場合に「得られたはずの何か」をあきらめているということ。
また、自分で決断するということは、その結果どうなったとしても、決めたのは自分なので誰のせいにもできないということ。
- 何かを失うかもしれないリスクを負う覚悟
- 自分の決めたことに責任を負う覚悟
決断力のある人にはたいてい、このふたつの覚悟が備わっています。
「決断力」のない人は幸福度が低い?決断できない人の不満
決断力というのは、生まれ持った才能ではないはずです。小さな決断から始まり、中くらいの決断、大きな決断、さまざまな決断を繰り返し、ときに失敗をして痛い目をみながら、決断する力を磨いていくのです。
つまり、決断力がない人というのは、大人になるまでにその訓練ができなかった人ということになります。
幼少の頃の環境に問題あり?
我が子がかわいいあまり、「失敗して傷ついてはかわいそう!」と、安全な道を親が用意してしまうことがよくあります。
子供が決断すべきことも、「この子にはまだそんな決断はムリ!」「間違った選択をしたら…」などと心配しすぎて、決定権を子から取り上げてしまい、親がすべてを決めてしまう。そんな環境に育つ人も少なくありません。
決断を人任せにしてしまうことの弊害
子供の頃から人に決断を委ねる人生を送っていると、成人して親から独立した後も、困った癖が抜けないことがあります。
- 失敗や不幸の原因を他者に求めるようになる
- 小さい頃に何かを失敗したとき、「ごめんね、ママがそうしろって言ったから」と親がその失敗の責任をすべて引き受けてしまうと、「決めた人が悪い」「自分のせいではない」と、責任逃れする癖がついてしまいます。
- 自分で決断することが怖くなる
- 常に親のせい、誰かのせいにする楽さ知ってしまうと、すべての責任が自分に降りかかるのが怖くて辛くて、物事の最終決断を自分で下すことができなくなります。
誰でも失敗を認めるのは辛く、自分の非や過ち、努力不足など、反省するのは楽なことではありません。でも、それを乗り越えてこその成長。これらをすべて人のせいにし、責任が伴うことはすべて人任せにする癖がついてしまうと、自分で何ひとつ決断できなくなります。
- 不平・不満の多い性格になってしまう
- 何か失敗するたびに人のせいにしてやり過ごしてしまうと、どんなことに対しても、うまく行かなければ、「周りの人が悪い」「環境が悪い」「世の中が悪い」と、自分以外のせいにする癖がついてしまい、何かにつけて不満を抱えてしまうことに。
自分で決断をする人は、失敗をした場合に、自分の何が悪かったのかを反省し、変えるべきところは変え、足りないところは補い、自分が動くことで何とか今の状況を打破しようと考えます。
それに対し、周囲のせいにしてしまう人は「今の不幸は自分のせいではない」「自分に責任はない」と動こうとしません。
「自分は悪くない」と心に言い訳はできても、現状を変えられないため、うまく行かないことの多い人生になってしまいます。
人に求めるものが多い性格の人は、幸福感を得にくくなります。不満や愚痴が多ければ、幸せを感じるセンサーも鈍くなり、幸福度は低くなります。
今からでも遅くない!「決断力」を鍛えよう!
決断力は生まれつきの能力ではないのです。今まで訓練できなかったのなら、今からでも決断力を鍛えればよいのです。
まずはプチ決断から始めて徐々にステップアップ!
決断力がない人は、小さなことも自分で決めるのが苦手なことが多いようです。いきなり大きな決断をして失敗するのも危険ですので、まずは小さな「プチ決断」から。
- 外食時の注文メニューを人の意見に惑わされず、迷わず決める
- 服や靴や鞄などの買い物も、店員に押し切られたり、家族の意見に流されたりしないで自分で決める
- デートのプランや旅行のプランをひとりで立ててみる
- 先輩や友人の誘いにはっきり返事する
- 習い事やパート、アルバイトなど、とりあえず何かを新しく始めてみる
「どんなことでも自分で決める」と心に誓って、毎日の中にあふれている小さな決断に心を砕いてください。
慣れてきたら、少しずつ大きな決断にチャレンジを。買い物なら少額のものから大きな額のものへ。旅行なら日帰りプランから泊りプランへ。徐々にステップアップしていってください。
- 怖がらない
- 面倒臭がらない
- 欲張らない
がポイントです!
決めるのは自分。でも、人の意見は判断材料としてありがたく頂く
自分で決断することと、人の意見に耳を貸さなくなることとは別問題です。最終決定は自分でするにしても、人の意見は人の意見として、参考にさせてもらうのは大いに結構!
納得のいく決断をするには、判断材料は多い方がよいのです。人の意見もひとつの判断材料として、多くの人の意見を集めて分析するのもひとつの決断の仕方です。
女性の人生を左右する大きな決断「結婚」と「出産」
人は人生の中で分岐点ともいえる、大きな決断を迫られるシーンが何度か訪れます。女性の人生の中で、もっとも頭を悩ませる決断は「結婚」と「出産」ではないでしょうか。
するか?しないか?誰を選ぶか?「結婚」の決断
晩婚化がどんどん進む今の世の中。決断力がない人が多いことも、その一因になっているのではないでしょうか。
- 「出会いがない」と言っていないで何をすべきか決断を
- 結婚しない理由として、「相手がいない」「出会いがない」と不満げに言う人は多いようです。でも、
- 相手がいないなら見つける努力を
- 出会いがなければ出会いの場へ自ら出向く行動を
待っているだけでは、縁などなかなか見つかりません。
人任せに慣れている人は自分で動く癖がついていません。誰かに頼むこともしません。ただ、漠然と状況が変わるのを待つか、周囲の人が動いてくれるのを待つのみ。
待っていても事態は変わらないと気づいたときには、結婚の条件が厳しくなっていた!ということにも。
「いつかは結婚したい」という思いがある人は、相手ができてから結婚を考えるのではなく、まずは結婚問題について向き合う決断を!
- 「今の彼よりもっといい人が現れたら」と決断を先に延ばさない!
- 逆に恋愛体質の人は、今の彼に決めていいのか迷い、決断できないことがあります。「もしかすると、この先、彼よりもいい人が現れるのでは?」と。
結婚は条件ではありません。「稼ぎはいい方がいい」「長男でない方がいい」いろいろと思ってみたところで、今のご時世、いつ勤め先の経営が傾くとも限りませんし、次男でも親の面倒をみることになる人もいます。
いつどうなるかわからない条件などより
- 今の彼との性格の相性
- 一緒に暮らす上での互いの生活スタイルの相性
現れるかどうかわからない「いい人」との比較ではなく、今目の前にいる彼と自分についてしっかり見つめて!妥協する必要はありませんが、必要以上に欲を出すと機を逃してしまいます。
- 「現状を変えたくない」と言わずに手放す覚悟と決断を!
-
親に世話を焼いてもらう楽な実家暮らしや、仕事の環境など、今の環境を変えたくないという気持ちから、なかなか結婚に踏み切れない人もいます。
踏み切れないのは、今持っているものを手放す覚悟がないからです。
ただ、「快適な実家暮らし」は、いつかは両親の老いや死別で失うことになるもの。両親に介護が必要となれば、今度は世話を焼く番にもなります。
婚期を逃してまで手放したくない、手放すべきでないものなのか、しっかりと考えて決断する必要があります。「まだ若いから」「結婚はもう少し先でも大丈夫だから」という甘い見通しはナシです。
- 「まだ若い」とのん気に構えていたら、気づけば40歳になっていた
- 結婚話に困らなかったはずが、ある時を境にパッタリ縁がなくなった
実によくある話なのです。現状を変えないことを選ぶのであれば、婚期を逃すかもしれない覚悟もしておくべきです。
産む?産まない?いつつくる?「出産」の決断
結婚に次いで大きな決断が「出産」です。女性は大変です。昔に比べればマシになったのでしょうが、今の世の中も、仕事と育児の両立はまだまだ厳しいのが現状です。
理解のない夫や会社であれば、出産をためらうのも仕方がありません。ただ、「今はまだ…」という思いで決断を先延ばしにするのはダメ!
私自身がそうでしたが、「今は仕事を休めないから」「もう少し貯金をしてから」など、安易に子づくりを先延ばしにしていると、加齢により妊娠しにくい体になってしまい、いざ子づくりを!と思ったときには不妊に…ということが大いにあり得るからです。
仕事に人生をかけている人、子供をあきらめてでも手にしたい何かがある人。覚悟があっての選択であれば、それはそれでよいのです。人によって幸せの形は違うのですから、「産まない」決断もありです。
好機を逃さないために、決断力を磨く努力を!
「あのとき結婚していれば」
「あのとき子供を生んでいれば」
そんな後悔の言葉を聞くこともあります。決断すべきときに決断できずにやり過ごしてしまうと、消えない後悔となってしまうことがあるのです。
仕事を選んだことで結婚や出産の機を逃してしまった人でも、それが自分自身で考えに考えた末に下した決断なら、そこまで悔いは残りません。いざというときに、決断を下せる力をぜひつけてください。
ただ、どんな決断にもリスクはあります。いくら判断材料をそろえたとしても、「未来」という不確定要素がある限りは、絶対的な確信は得られません。不確定要素が大きければ大きいほど、覚悟とともに勇気が必要になります。
勇気が出ない人は、
- 最悪の状況をシミュレーションして、リスクに対する覚悟を確認する
- リスクがより少ない選択肢を選ぶ
など、勇気を後押しする材料を揃えてください。
人によって性格もさまざま。元々がギャンブラーな性格の人は、リスクが高くても得るものが大きい選択ができますし、怖がりな人は、多少妥協してもリスクの少ない選択をする方がよいでしょう。
自分の人生の責任は自分にしかとれません!自分を幸せにできるのも自分だけ!さあ、今すぐにでも「決断力を磨いて、絶対幸せになってやる!」との決断を!
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