聞き上手になるにはリアクションが大切!共感と理解を伝えよう
Date:2017.06.16
聞き上手な人は男性にも女性にも人気がありますよね。「この人と話していると居心地が良い」と思えると、人は自然とその人のもとへ集まっていきます。もちろん異性が集まってくることもありますから、聞き上手は”モテる人”の条件になることも。
相談事からちょっとした雑談まで…たくさんの人からいろんな話を持ってこられる聞き上手な人たちには、実は共通した特徴やスキルがあるのは気づいていましたか?
ここでは、聞き上手な人になるための方法について見ていきます。会話の中でのちょっとした仕草を意識するだけで誰だって聞き上手になれますから、ぜひ試してみてくださいね。
この記事の目次
話し手の承認欲求を満たすのが上手い!聞き上手な人の特徴
聞き上手な人たちの特徴は様々ですが、その中には1つだけ必ず共通しているポイントがあります。
人の話を聞くのが上手な人たちは、総じて話し手の承認欲求を満たすのが上手なのです。
- 「あの人から褒められたい」
- 「あの人をギャフンと言わせたい」
…などの承認欲求が、人の動機や目標になることが多くあります。
はっきりとした動機や目標があってこそ、つらいお仕事や難しい勉強も頑張れますよね。つまり話し手の承認欲求を満たせる人は、話し手の人生を力強く支えることができるということです。
だから同じように聞き手に回っている人でも、承認欲求を満たせる人は「聞き上手」と言われるんですね。
承認欲求を上手く満たしてくれる聞き手には次のような特徴があります。
- 話し手が話していて不愉快にならない
- 話を盛り上げるような相槌・質問が上手い
- 話し手の気持ちの邪魔をしない
聞き上手になる根底は”話し手の承認欲求を満たす”ことが重要ポイント!ここを忘れずに、聞き上手になる方法について見ていきましょう。
話を聞く姿勢やリアクションを意識!聞き上手になる方法
聞き上手になるには、相手の承認欲求を満たすことが重要…ですが、それってなかなか大変なことですよね。
- 思ったように言葉が出ない
- 相手の気持ちが分からない
- つい反論してしまいたくなる
…など、聞き上手になるには様々な問題がついてきます。
そこで、聞き上手になるための方法の中でも手軽に実践できるものをいくつかご紹介していきますね。
相手の話に興味を示す
聞き上手な人は、話し手に「話したい!」と思わせる技術にとても長けています。その理由として、聞き上手な人には話し手が話し始めるときやその前から、相手や話題への興味を強く示しているという点が挙げられます。
- 「待ってたよ!その話ずっと気になってたんだ」
- 「意外だね、どうしてそうなったの?」
…といったように、振られた話題への強い興味を示しながら、話し手に続きを促しています。
いわば、”話を聞きたいオーラ”があるということ。確かに誰かと話しているとき、相手が自分の話に興味を持ってくれていると話し手としても嬉しいですよね!
話し手がどんな話題を振ってくるにしても、まずは「話したい」と思って貰わなければ会話が成立しません。聞き上手な人は、話し手が「話したい」と思える雰囲気に持っていくことが上手なのです。
相槌のタイミングが合っている
聞き手が会話の中で行う重要な役割の一つに”相槌”があります。「へえ」「そっか」「うん」といった相槌を打つことで、話し手に対して「あなたの話を聞いています」といった意思表示をすることができます。
相槌を打つときはタイミングを意識することで、「話を聞いている」ことをアピールしやすくなります。
話し手としては「本当に聞いてる?」と不安になってしまいます。
相槌を打つタイミングは、句読点や文節の合間を意識すると分かりやすくて簡単です。しっかり相手の話に合わせて相槌を打ち、「話を聞いている」ことを相手に伝えましょう。
相槌のバリエーションが豊か
上手な相槌には豊かなバリエーションも大切。聞き手がずっと「うん」しか言わないでいると、何だか機械的な印象を与えてしまいます。「この話はつまらないのかもしれない…」と話し手の不安を煽ることも。
そこで、相槌にはいつも数種類のバリエーションを備えておくと安心ですよ!
- 「そうなんだ」
- 「すごいね」
- 「なるほど」
- 「本当にね」
- 「それでそれで?」
- 「びっくりだね」
聞き手の相槌のバリエーションが豊富だと、”話し手が一方的に話している”という雰囲気から”聞き手がしっかり会話に参加している”という雰囲気に変わります。
何か嬉しいことがあったときは、もちろん一人で日記に書くよりも誰かに話して返事を貰った方が気持ちが良いですよね?バリエーション豊かな相槌は、「自分の話を誰かに認められている」と話し手の承認欲求を満たすのにとっても重要。
あらかじめ相槌のストックを用意しておけば、「どう返事をして良いかわからない」という人も気楽に聞き手に回ることができますよ!
一言プラスしたおうむ返し
相手と会話をするとき、どんな言葉を返して良いか分からないときはおうむ返しが便利です!
もちろん本当に相手の言葉を復唱するだけのおうむ返しはNG。ただのおうむ返しだと機械的な印象があって、まるでロボットと話しているような気分にさせてしまいます。
会話でおうむ返しを使うときは、相手の気持ちに共感を示しながら言葉を繰り返しましょう。
A「つらかったね」
B「ひどい!それはつらかったね」
…Aの返事よりもBの返事の方が気持ちに寄り添ってくれている感じがしますよね?「この人は自分の話を理解してくれている」と話し手も安心できます。
相手の気持ちに共感を示したおうむ返しをするなら、繰り返す相手の言葉と一緒に”喜怒哀楽”のどれかを表す言葉をつけ足してみましょう。
- ポジティブな気持ちなら、「やった」「すごい」
- ネガティブな気持ちなら「ひどい」「有り得ない」
…のように、おうむ返しでも最初や最後に気持ちをつけ足してみてください。
顔や身体の動きでリアクションを見せる
自分が話し手だったとき、聞いている相手の人がノーリアクションだと会話が気まずいものになりますよね。話し手からすれば自分が一方的に話しているような気分になって、なんだか申し訳なくなります…。
聞き上手な人は会話の中で必ずリアクションを返してくれるため、話し手にそんな気まずい思いをさせません。
聞き上手になるには、相槌や返事とは別にリアクションを相手に見せましょう。
- 話の内容に合わせて表情を動かす(驚く、笑う…など)
- 前のめりになって話を聞く
- 頷いて見せる
- 額に手を当てる
- 俯く
…など。リアクションは、無理に何か言葉を発さなくても態度や仕草で見せることができますよ。
自分が聞き手に回った時「どんな言葉を返したら良いかわからない」と悩んでいる人は、ぜひリアクションを取ってみてください。言葉に出さなくとも相手に「話を聞いている」アピールをすることができますから、簡単に聞き上手になれますよ!
リアクションはちょっとオーバーなくらいに大きな動きを取った方が相手にも伝わりやすいですね。海外ドラマや洋画などの人物を見てみると、リアクションの良い参考になりますよ。
共感の気持ちや自分なりの解釈を伝える
誰かに何かをお話している人の大半は、
- 共感してほしい
- 理解してほしい
という願望を持っています。最初の方でもご説明した承認欲求の気持ちですね。
そこで、誰かの話を聞いているときはなるべく共感や理解の気持ちを相手に伝えましょう。
「私もそう思うよ」といった風に、相手の気持ちを決して否定せずに受け止めることが大切。「そうだよね」の一言でも構いません。
「つまり○○が○○だったってこと?」と聞き手なりの解釈を伝えてみることで、話し手としても「自分の話がちゃんと理解されている」と承認欲求を満たすことができます。
聞き上手な人の中でも特に上級者だと、相手の話に独自のタイトルやキャッチコピーをつけて返すという技術を持っています。
もちろんこれはかなり難しいことですから、無理をして目指す必要はありません。ただ、最初から「この人の話にタイトルやキャッチコピーをつけるぞ」という気持ちで話を聞いていれば、自然と相手の話も理解できるようになりますよ!
好意的な言葉を伝える
どんな人だって、あまり親しくない人とは話したくはありませんよね?親しさの第一歩はお互いに向け合う好意です。話し手が一度でも「この人は自分のことが嫌いだな」と思ったら、なかなか話をしてくれません。
誰かから上手に話を引き出すためには、”相手への好意を伝えること”が絶対に欠かせないポイントです。
- 尊敬する…「すごい」「すてき」
- 祝う…「おめでとう」「よかった」
- 楽しむ…「おもしろい」「うきうきする」
相手との会話を楽しんでいるような好意の気持ちを積極的に伝えていきましょう。
聞き手からの好意が伝わってくれば、話し手だって会話が楽しくなります。「この人と話しているのは楽しい」と思わせることさえ出来たら、相手は自然と話し相手にあなたを選んでくれるようになりますよ!
また、「相手の話で好意の持てるところを伝えよう」と意識することで、聞き手自身も相手の長所に敏感になることができます。相手の長所に気付けたら、聞き手に回ることも楽しくなって聞き上手に近づくことができますね。
聞き上手な人は絶対にしない!聞き手が避けるべきNG行為
会話中の聞き手の言動には、聞き上手とはかけ離れたNG行為があります。ついつい知らずにやってしまうと、話し手からの好感度が下がってもうあなたには話をしてくれなくなることも…。
また、「聞き上手になりたいけどなれない」と嘆いている人の中にはすでにやってしまっていることもあるかもしれません。いきなり聞き上手な対応を取るのが難しいという人は、まずはNG行為を避けることから始めても良いですね!
「知ってるよ」「聞いたよ」と言ってしまう
話し手が何かを話してくれたとき、つい
- 「それなら知ってるよ」
- 「その話ならこの前聞いたよ」
と冷たく返してしまったことはありませんか?
話し手としては、聞き手に「教える」つもりで話しています。それを「知ってるよ」と返されてはプライドが傷つきますし、「自分は何を偉そうに話していたんだ…」と恥を感じてしまうことも。
会話の中で何かの情報を教えられたり伝えられたりしたときは、「そうなんだ」「知らなかった」と返すのが無難です。
聞き上手な人は話し手のプライドをへし折ったりなんて絶対にしません。あまりにわざとらしくなってしまうと逆効果ですが、自分が聞き手に回ったときは”相手を持ち上げる”くらいの気持ちで話を聞いておきましょう。
話し手に対してアドバイスしてしまう
誰かの話を聞いているとき、よく話し手に対して「でもこれってこうしたら良いんじゃないの?」とアドバイスを返してしまう人が少なくはありません。しかしこれ、実は話し手からすればあまり気分の良いものではないのです…。
話し手は元々「共感や理解をしてほしい」という気持ちで誰かに話をしています。決してアドバイスを求めているわけではありません。
もしも最初に「アドバイスが欲しい」ということを伝えられていれば話は別ですが、求められてもいないのにアドバイスや意見を言うと「偉そう」「上から目線」といった悪印象を持たれる要因になってしまいます。
アドバイスをしている側からすれば厚意でやっているつもりでも、話し手からすれば「今聞きたいのはそんな言葉じゃない!」と言いたくなってしまいます。
相談や助言を前提とせずに相手が話をしているときは、何か「こうすべき」とアドバイスをしたくなってもグッと堪えてください。意見を言うのは話し手であって聞き手ではないのです。
自分の話とすり替えてしまう
会話の中で主導権を握っているのは、基本的に話し手です。聞き手は話し手の話を隣でそっとサポートする役位置。
話し手の話を遮ったり、話題を横取りする形で自分の話をはじめてしまうと、「この人は自分の話しかしない人だ」と思われてしまいます。
- 「私も似た経験が~」
- 「でも私ならこうするかな」
- 「それなら私の方がもっと~」
といったように、相手の話を自分の話にすり替えてしまう癖のある人は要注意です。
人の話を遮って自分の話をしてしまうような人が相手だと、「この人は話を聞いてくれないから」と誰も話をしたがらなくなってしまいます。そうなればコミュニケーションにも支障が出てしまいますよね…。
人の話を静かに聞ける人には、自然と相手も「今度はこちらが話を聞く番だ」と次回は話し手の立場を譲ってくれるようになります。聞き手と話し手は交代で行うものですから、相手が話し手になった際にはしっかり聞き手に徹してください。
返事を否定の言葉から始める
相手の話に対して、つい否定的な言葉ばかりを返してしまうことはありませんか?
振られた話題に対する返事を、
- 「でも」
- 「いや」
- 「だって」
のような否定の言葉からしてしまう人は要注意です。
聞き上手な人は相手に共感・理解を示すのが上手。つまり否定を示してしまう人は、聞き上手とは真逆にいることになります。
確かに話の内容によっては、「それはおかしい」と否定してしまいたくなることだってありますよね。でも、聞き上手になりたいのならここが踏ん張りどころ。
もちろん相手が明らかに間違ったことを言っているのなら、ときにはそれを正すのも聞き手の役目です。しかし、全否定してしまうと話し手も良い気はしませんよね。
どうしても相手を否定すべきときは、まずは肯定的な言葉から始めて、その後から「だけどもしかしたら~」とやんわり意見を言ってみましょう。もちろん、押し付けがましいアドバイスにならないように要注意です。
豊かな人脈にモテ効果まで…聞き上手にはメリットだらけ
聞き上手な人には
- 包容力
- 気配り上手
- 居心地が良い
といった、モテに近づく強力なイメージがついてきます。特別スタイルや顔立ちが優れていなくても、聞き上手というだけでモテる女性になれるのです!
もちろん異性だけでなく、良好な友人関係を築いていったり職場の人間関係を円滑にしたり…聞き上手になるメリットは山ほどあります。
聞き上手になる方法はたくさんありますが、どれだって「話し手への気遣い」が根底にあれば達成できるものばかりですよね。話し手への気遣いを忘れずに聞き上手な人の特徴を真似れば、案外簡単に聞き上手になれますよ!
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