お手伝いが自然としたくなる!子供にお手伝いを促す方法
Date:2018.10.22
ある程度の年齢になったら、子供にお手伝いさせた方が子供のためにも良いのかなと親は思うものですよね。
しかし、どの程度のお手伝いをさせたら良いのか、結局は親が手伝うことになり自分がやった方が早いから面倒だと思ってしまい、いつの間にか大きくなってしまった・・なんて先輩ママもいます。
子供がお手伝いするメリットはたくさんあるので、嫌々お手伝いをするようにならないためにも、まずは小さいうちからお手伝いをする環境を整えることが先決です。
小さいうちからお手伝いだと思わせないで自然にやらせていれば、身につく生活習慣もあり生活の一部にできます。
自分も家族の一員であり、自分のためにも家族のためにも生活するためにはお手伝いが必要である、ということを体感で味合わせましょう。
この記事の目次
親のまねっこでお手伝いデビュー!お手伝いは最初が肝心!
お手伝いをさせたい!させなければ!と意気込まず、時間と心の余裕がある時に以下の方法で促してみたらいかがでしょう。
お手伝いを自然にするようになる促し方
小さいうちが肝心です。楽しく気持ちよくお手伝いができるように、一工夫してみましょう。
- 真似させる&一緒にやる
- 色んなことを真似させることから始めてみましょう。最初は見させているだけでも、自分からやりたいと言ってきたり、勝手にやり始めます。
そして何でも一緒にやってみましょう。手取り足取り教えなくても一緒にやっていれば、少しの声掛けで自然と覚えます。
例えば、洗濯物をたたむのも真似から入ります。真似できたらほめてあげましょう。
- お手伝いをやりたい方向に導く
- 最初のうちは、簡単な「取ってくる」「運ぶ」などの失敗しにくいことをさせましょう。失敗がないので自信がつき、次も「やってみたい」という意欲につながります。
また、お手伝いをしてくれた時には、「すごいね、ありがとう。」「ここまでできるとは思わなかった。」などほめたたえてあげましょう。感謝されるだけでなく、感服されることでやる気につながります。
- 声掛けをする
- 「ちょっとお母さん大変だから手伝ってほしいな。」「忙しいし、これやってくれると助かるなぁ。」など困ってるから助けてほしいコールを発してみましょう。
困っている時には自分が必要なんだ、頼りにされているんだと感じ、やる気につながります。
- 失敗を見越して助け船
- お手伝いを頼んでも、多分ここは失敗するかもしれないという部分を見越して、「ここの部分はお母さんがやるからね。」「ここまでしてくれたらいいよ。」と先に線を区切っておきます。
もちろん全部やりたいと申し出があるなら見守りながら全部やらせてあげてください。
例えば、お米を研ぐ場合、お米洗いはできても水を流す時にお米まで流しそうだなと思ったら、「洗ってくれたらお水はお母さんが流すから見ていてね。」と言うように先に伝えておきます。そのうちこうやれば大丈夫なんだなとできるようになります。
お手伝いを頼む際の注意点
次からも気持ちよくお手伝いをしてもらうための注意点です。
- 失敗しても怒らない
- 決して失敗しても怒らないようにしましょう。次からお手伝いをしたがらなくなります。「次からはがんばろうね。」「今度はこうしたら良いんじゃないかな。」など声掛けをして次につなげましょう。
- 時間がかかっても最後までさせる
- 親がやった方が早いのは承知の上でお手伝いさせましょう。
危険なこと以外は、途中で取り上げてしまうことは絶対にしてはいけません。せっかくのやる気を削いでしまうことになり兼ねません。最後までやり遂げるのを見届けましょう。
- 「ありがとう」と必ず言う
- うまくできなくても、当たり前にならずに必ず「ありがとう」とお礼を言いましょう。感謝を伝えることがとても大切です。ギュッとハグしてあげても良いでしょう。
次からもきっと気持ちよくお手伝いをしてくれます。子供は親が喜ぶことがとてもうれしいのです。
- 罰としてお手伝いをさせない
- 何かのペナルティとしてお手伝いをさせることはやめましょう。トラウマになり兼ねません。お手伝いは嫌なものだと植えつけてしまっては、自主的に手伝うことがなくなってしまいます。
お手伝いをさせた方が良い!子供のためになるメリット
お手伝いをしないよりもさせた方が我が子のためになるのです。できるなら何でも親がやってしまいたくなりますが、ちょこっと我慢してお手伝いデビューさせましょう。
- 生活能力が身につく
- 生活をするためにしなければならないことをお手伝いするので、生活能力が養われます。自分が生きていく上で何が必要なのかを勉強することになりますよね。
その中でも生活しやすいように、お手伝いを工夫するなどの生きていく力が身につくのです。小さいながらも身につくものです。
- 自分に自信が持てる
- お手伝いを頼まれて最後までやることで、「できた!」という自信を持てます。人のために自分も役に立てる、信頼されていると感じることができ自己肯定感が生まれます。
誰でも人の役に立つとうれしいものです。そしてもっとやってあげたいという意欲に結びつきます。
- 責任感が養われる
- 頼まれたこと=自分の仕事を責任を持ってやり遂げることで、達成感を味わいつつ責任感が養われます。頼まれた一つのことを最後までやり遂げる持久力は諦めない強さをも育てます。
- 親子のコミュニケーションが取れる
- 毎日忙しくてなかなか向き合う時間がなくても、一緒に行うお手伝いの時間が親子のコミュニケーションを深めます。お手伝いの中の会話でも、知らないことを知る発見や驚きを親子で共有できる時間になります。
- 頭が良くなる
- 先先のことを考える能力や、計画を立て物事を運ぶスキルが身につくのです。失敗したら、今度は失敗しない術を考え実践し、知らず知らずのうちに身につけるのです。
お手伝いでは、たった数分の間にクルクルと頭の中でいろいろな情報を処理し答えを導くこともあります。脳みそはフル稼働することになり、頭が良くなります。
- 好き嫌いがなくなる
- お料理のお手伝いをするようになると、自分が普段口にしている料理がどのようにして作られるかの過程を知ることになります。
嫌いな野菜でも自分が皮をむいたから食べてみよう、自分が一緒に作ったから食べてみようと好き嫌いがなくなるかもしれません。
まずは幼児でもできる簡単なお手伝いをさせてみよう
こちらから促さなくてもお手伝いに興味を持ち、子供が自ら「お手伝いしたい!」と積極的にお手伝いをしたがるのなら、簡単なことからさせてみましょう。
まずは、簡単なことから始めることで自然に身につき、お手伝いの感覚が養われていきます。
- ポストの郵便物を取ってくる
- 毎朝新聞を取ってきたり、ポストの郵便物を取ってくるなど、幼児からできる簡単なお手伝いです。回覧板を隣の家のポストに入れるなども頼んでみましょう。
- 食事前と食事後のテーブル拭き
- 食事前と食事後のテーブルを拭かせます。
食事後は汚れている部分を確認でき、こぼさないようにしようと考えたり、端から端までキレイにしようと思ったり、テーブルを拭くだけでもいろいろなことを考えるきっかけになります。
- 配膳&下膳
- 家族分の配膳と、自分の食事を終えた後の食器を下げるお手伝いです。
お料理を運んだり、ご飯をよそったりするお手伝いですが、こぼれずに運ぶよう気をつけたり、普段どれくらいの量を食べているのかがわかったりと、お料理に対する興味を引き出し、気を配れるようになります。
- お米研ぎ
- 自分が洗ったお米が炊き上がる喜びを感じられます。調理補助として簡単にさせることができますね。
- サラダ作り
- レタスをちぎったり、プチトマトのヘタを取ったりと、盛り付けまでさせたら一品出来上がりです。
サラダ作りで慣れてきたら、野菜の皮むきやスジ取り、玉子割りなどの調理の補助へ移行していきましょう。
- 洗濯物たたみ
- まずは、簡単にできるタオルやハンカチなどをたたませましょう。
そのうちに服のたたみ方を教えて、自分の服をたたませ自分のタンスへ片づけられるように習慣づけると良いですね。
- ゴミ出し
- まずは、軽い缶やプラスティックゴミなどを捨てに行かせましょう。兄弟で一緒にさせても良いですね。
- コロコロ掃除
- 簡単にできるお掃除で、ゴミが取れることが目に見えてわかりやすいのでオススメです。
- 玄関掃き掃除
- ホウキで玄関周りを掃かせましょう。ホウキとチリ取りの使い方を覚えることができます。
- 家の周りの草むしり・落ち葉拾い
- 家の周りや庭の草むしりや落ち葉拾いをさせましょう。
雑草を根っこから取らなければいけないことや、草花や虫との触れ合い、四季の変化を感じたりもできます。見た目でキレイになるのがわかりやすく簡単なのでオススメです。
- 上履き(靴)洗い
- 週末に持って帰ってくる上履きやスニーカーを洗わせましょう。
最初は洗い方を教えて、洗い残しを確認しながら一緒に洗うと良いですね。週末の習慣にもできます。
- お風呂掃除
- 最初の内は掃除の仕方を教えながら一緒にやってみましょう。夏場に水遊び感覚で始めるのがオススメです。
子供の成長に必要!お手伝いは子供のやる気と責任感を育む
今の子供は、園や学校から帰宅しても宿題や習い事に追われています。お手伝いできない日もあるでしょう。無理矢理手伝いをさせるのではなく、自然にお手伝いができる環境を整えるのです。
毎日の生活の積み重ねが子供の成長につながります。その中に家族との生活は深く関わっており、お手伝いも生活の一部です。
お手伝いを通して一緒に生活している家族の一員であることを、体感で味わうことが大切です。
まずは、お手伝いがしたくなるような簡単で楽しいお手伝いを一緒にしましょう。
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