スイミングのメリット・デメリット、子供の習い事人気ナンバーワン
Date:2018.10.09
今やほとんどの子供が幼児期から何らかの習い事をしています。
その中でスイミングは昔から人気の高い習い事の一つで、近年男女共に習い事ランキングで堂々の一位を連続で獲得しているのです。
幼児期の習い事は、子供からやりたいと意思表示するよりも親の意思で決めていることが多いですよね。では、なぜ親は子供にスイミングを習わせたいのでしょうか?
子供の習い事で、親が子供にスイミングを習わせたいと思う理由と、昔から人気の高いスイミングを習わせるメリットとデメリットを見ていきましょう。
親が子供にスイミングを習わす理由は、愛情ある「とりあえず」
親は、体力作りのためにスイミングを習わせたいと一番に考えるようです。水の中で関節に負担をかけることなく全身運動ができる点が、人気が高い理由です。
健康第一といいますが、生きていく上では健康が資本なので、とりあえず通わせようと親は思うようです。
中には赤ちゃんの時から親子スイミングで通っている母子もいます。早いうちから遊び感覚で水になじませ、水に対する恐怖心を抱かせることなくスイミングへ移行できるようですね。
大半の親は、水泳選手になってほしいわけではなく、スイミングを通して得るものがあると考えているようです。
- とりあえず通わせる
- 近くにスイミングスクールがある、ママ友と一緒に行けるなどの理由で通う親子が多いですね。
また、何かスポーツをやらせたいけど子供がやりたがる運動がないのでとりあえずスイミングとなったり、やりたいことが見つかるまでのつなぎの感覚で始めるようです。
- 体力作り
- 他のスポーツに比べても、まんべんなく身体を動かすことができ、総合的に有効な身体能力をつけることができます。
水圧による負荷で肺が強くなり喘息や風邪になりにくくなるなど、健康面でも良い効果が得られると期待されています。
- 身体を使って遊ぶ場や機会が減っているため
- 現代の子供たちは身体を使って遊ぶ環境が少なく身体能力が低下しているため、なんらかの運動をさせたいと思って始めることもあるようです。
- 学校での水泳授業のため=最低限の泳法を身につけてほしいため
- 水泳授業時間が少ない学校が多く、その中で水泳のテストがあるなどまるっきり泳げないと全くできない、練習のしようがない教科でもあるのです。
よって、泳げて損はないし、プロに的確に教えてもらうスイミングに入れておくか、となるようです。
- 心身を鍛える
- どのような道に進むにしろ、心身共に健康でいることが第一なので心身を鍛えられると期待してスイミングを始めるようです。
- 天候に左右されずに一年中できる
- スイミングスクールはスポーツジム内に併設されていることが多く、屋内プール設備になります。よって、天候や季節に左右されることなくレッスンを受けられるのも魅力の一つのようです。
- 送迎バスがあって、ついて行かなくてもいい
- 多くのスイミングスクールは、送迎バスが近所の停留所に迎えに来てくれます。送迎の面倒もありませんし、一人で行かせる不安もありません。
子供スイミングのやらせたい「メリット」&仕方ない「デメリット」
子供をスイミングに通わせるメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
「とりあえず」通わせていても、以下を読んだら通わせて良かったと思うはずです。
- 呼吸器の鍛錬
- 水中での全身運動は、水圧により呼吸器や血液循環が活発になります。よって、肺が強くなり呼吸機能が向上します。
- バランスの取れた身体になる
- 他のスポーツでは利き手や利き足を使う左右不均衡なものが多いですが、スイミングでは両手両足共左右同じように動かすので、均衡のとれた身体になります。
- 精神面の鍛錬
- 定期的に進級テストがあるので、目標や課題に取り組む意欲が養われます。25mの次は50mというように目標に向かって泳ぎ、苦しくても「あともう少しだがんばろう!」という精神面も鍛えられ、勉強面にも良い効果が期待できます。
- 正しいフォームで泳ぐことができる
- 学校の水泳の授業だけでは正しいフォームを習得できません。正しいフォームで泳ぐことができれば上達も早いです。
- 小学校の水泳の授業で困らない
- スイミングに通っていない子よりも泳げるので、スムーズに授業に対応でき困ることはありません。学校の水泳授業では、スイミングでやっていること以上のことは求められませんからね。
- いくら動いて汗をかいても、汗臭くならない
- プールでの運動になるので、汗をかいても流れていき、汗臭くなりません。シャワーも浴びることができます。
- 万が一の水難事故に対応できる
- 万が一川で溺れるようなことが起きたり、海に転落するなどの水難事故や遭難時に泳げることでパニックにならずに役に立つかもしれません。
- 体力がつく
- 泳げて鍛えていても損はありません。健康第一で、体力がなければ勉強もできません。病気になりにくい身体を手に入れられます。
- 親の関りが少ない
- バスの送迎はもちろん、他のスポーツの習い事にある親の仕事(お茶出し、送迎、コーチや監督への謝礼など)がありません。
- 振り替えができる
- 休んでもいろんな曜日にレッスンがあるので、大概は振り替えができます。急な用事や体調不良時にも対応できますね。
- ガラス張りの待合室で、見学ができる
- 小さな弟妹がいても迷惑にならず、気が楽です。
- 選手コース以外は、ケガが少ない
- 他のスポーツに比べて、圧倒的にケガが少ないです。浮力があるので関節を傷める心配がないのです。
- マイペースに通える
- 個人技なので周りに惑わされずに、自分のペースで計画しながら習うことができます。
- 達成感を味わいやすい
- 個人技であり、できたできないが目に見えてわかるので、できなかったことができるようになる達成感があります。
- そんなにお金がかからない
- 水着一式を揃えたら、毎月の月謝以外はそんなにお金がかかることはないです。
- 他の日に練習が必要ない
- 「練習しなさい」「宿題はやったの?」という言葉が必要ありません。
デメリット
スイミングを嫌がる子供を無理やり通わせたら、余計に水が怖くなり水泳が嫌いになってしまう可能性もありますが、その他のスイミングでのデメリットをご紹介しましょう。
- 衛生面
- 多くの人間が出入りしているプールは、決してキレイとは言い難いでしょう。毎日は水を入れ替えていないので、しっかりとシャワーを浴びて、目薬をするなど細菌が体内に入るのを防ぐ努力が必要です。
水から感染する結膜炎や感染症に気をつけましょう。
- 髪の毛がパサパサに
- プールの塩素が髪の毛のキューティクルを剥がし、髪の毛がパサパサになりがちです。スイミングのある日は、汚れをきれいに落としてからトリートメントで普段よりも丁寧にケアしてあげましょう。
- 着替え
- 水着は家から着て行ったらいいですが、レッスンが終わった後に着替えるのは、低学年以下だと親がついてやってあげなければなりません。
その頃から「自分でやりなさいよ」としつけたら、早い段階で自分で身支度ができる子になるかもしれませんが。
- 冬
- 一年中プールに入れるとは言え、冬はやはり躊躇します。きちんと拭けていないと、湯冷めのように身体や頭が冷えてしまい、風邪の原因になるかもしれません。
- 肩幅が広くなる
- 水泳選手を見ていたらわかると思いますが、肩幅が広くなり逆三角形の体形になる可能性があります。しかし、全体的に見て手足がすらりと長くしなやかな体形ですよね。
身体だけでなく精神面も鍛える子供スイミングはやって損なし!
親が良かれと思って通わせても、結局は子供のやる気次第です。
興味がなかったのにやり始めたらスイミングが好きになる子もいるでしょうし、友達が習ってるからといって習い始めたのに、グループが違って嫌になったり、思ったよりできなくて、とスイミングが好きになれない子もいます。
まずは、体験や短期講習を受けてみてはいかがでしょう。そのスイミングスクールの雰囲気も感じられることができますし、スタッフや施設の衛生面などもチェックできますよ。
親が子供にスイミングを勧める場合は、スイミングをやる意義をきちんと子どもに伝えてみましょう。
子供がスイミングを始めたいのなら体験や短期講習を受けて本当にやりたいのか続けられるのかきちんと意思確認をしておきましょう。
そうすることで、責任を持って楽しくスイミングに通えるはずです。
Sponsored Link