仕事もプライベートも!あなたの第一印象を良くする方法14選
Date:2017.06.14
人と初めて出会ったとき、第一印象はたった数秒で決まると言われています。
初対面で良い印象を与えることができると、その後の人間関係をプラスの状態でスタートできます。
ビジネスでも、プライベートでも、第一印象が良い人は、悪い人より一歩も二歩も有利と言えるかもしれません。
そして第一印象は、ちょっとした工夫でコントロールすることができます。あなたにも、それは可能なのです。
今回は、第一印象を良くする簡単なコツをご紹介していきます。
【1】初対面の印象を決める4つの要素
ところで、人が人の第一印象を判断するときって、いったいどこを見ているんでしょうか?
何を見て判断するのかが分かれば、どんなことに注意すれば良いのかもおのずと分かってきます。
まずは「第一印象を決める要素」について、ざっくりと知っておきましょう。
1.第一印象は「外見」「態度」「話し方」「話の内容」で決まる
初対面の人と話すとき、人は一瞬のうちに相手の情報を五感で集め、おおよその人となりを判断します。それが、「第一印象」と呼ばれるものです。
第一印象は出会って数秒で決まると言われています。そして、一度定着した印象は、その後なかなか覆ることがありません。
心理学の一説によれば、第一印象を左右するのは次の4つの要素であると言われています。
- 外見
- 態度
- 話し方
- 話の内容
この4つの要素です。
あなたの第一印象を良いものにするためには、この4つの要素を念頭に置いてアプローチしてみるのが良さそうです。
2.第一印象を悪くするNGな行動・態度
一方、第一印象を悪くするのは主に以下のような行動・態度です。
- やる気のない態度
- なれなれしい話し方
- しかめ面で笑顔を見せない
- 視線をやたらキョロキョロさせる
- ソワソワして落ち着きがない
- 身だしなみがだらしない
- 話をさえぎる、否定する
など。
また、会話の内容で第一印象を悪くしてしまう場合もあります。
- 自慢話
- 異性関係の話
- お金の話
- 思想・政治の話
- 相手の外見について
など。こうした話題は、初対面ではNGです。
お互いにある程度知り合って心を開いてきてからすると決め、初対面ではこれらに言及しない方が良いでしょう。
とくに相手の外見や持ち物に関しては要注意。褒めるつもりで余計なことを言ってしまい、不愉快な思いをさせることもあります。
また、持ち物に関して褒めるなら、「高級ですね」などお金のことを話題にするのではなく、「デザインが素敵ですね」など、そのものの特徴を褒めましょう。
【2】第一印象を良くする14の方法・コツ
では、具体的な方法やコツを見ていきましょう!
第一印象を良くするために必要なこと。そのアプローチはさまざまです。
中でもとくに効果的なものをご紹介していきますので、自分に合う方法をチョイスして、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(1)身だしなみを清潔にする
まず一番最初に心がけたいのが、身だしなみ。
身だしなみは、誰かに会ったとき一番最初に目に飛び込んでくる情報です。たとえ中身がどんなに高潔で素晴らしい人物であろうと、だらしない格好をしていたら第一印象は「だらしない」になってしまいます。
と言っても、高価なファッションに身を包んだり、過酷なダイエットをしたりする必要はありません。
気をつけるポイントは、「清潔感」。
- 髪
- 爪
- 衣服
- 靴やカバンなどの小物
などが、「汚れていないか」「手入れされているか」に気を配り、見た目の清潔感をキープしましょう。
(2)不快なニオイを排除する
「ニオイ」もまた、印象を大きく左右する要素です。
世界の中でもとくに日本人は、ニオイに敏感な民族だと言われます。
- 汗
- 煙草
- 口臭
- 衣服についたニオイ
- 足下の蒸れ
- 強すぎる香水
など、初対面の人と会う際にはニオイにも気を配ると、印象を良くする大きな助けになります。
(3)TPOに合うファッションを意識する
清潔感の次に意識したいのが、TPOに合ったファッションです。
たとえば、堅い仕事の面接に、ビーチサンダルで現れたり。「遊園地に行こう」と約束したのに、動きにくいビジネススーツで現れたり。もし初対面でこんなことが起きたら、たいていの場合「なんだこの人は」と戸惑うでしょう。
付き合っていくうちにそういった個性が見えてくる分には、楽しいかもしれません。でも第一印象では、「TPOに合った格好をできるかどうか」がその人の評価に即、繋がってしまいます。
ごく当たり前のことですが、第一印象がどうも良くないと感じている人は、今一度ここに注意して服装選びをしてみましょう。
自信がないときは、誰か身近な人にチェックしてもらうのも一つの手ですよ。
(4)背筋と目線は「まっすぐ」に
印象の決め手となる4つの要素のうち、「外見」「態度」の2つを一度に満たすことができるのが、話すときの「姿勢」です。
背筋を伸ばして姿勢よく話をする人は、相手に「きちんとしているな」「誠実そうだな」という印象を与えることができます。
また、目線はまっすぐ相手を見るようにしましょう。会話の最中に目線がキョロキョロしていると、「自分の話に興味がないんだな」という印象を与えてしまいます。
と言っても、相手の目をじっと見続けるのはお互い居心地が悪いもの。ポイントは、
- 顔だけでなく身体ごと相手の方を向く
- 基本的には相手の目を見る
- うなずいたり相づちを打ったりしながら、たまに鼻や頬に目線をそらす
といった小さなコツを実践することです。
こうしたコツを守ることで、ちょうどいい目線の距離感を保つことができます。
(5)無意識にしている「癖」を直す
外見や態度でもう一つ気をつけておきたいのが、無意識のうちにしている「癖」です。
癖の中には、相手に不安や不快感を与えるものもあります。気づかないうちに、そういった悪癖を身につけてしまっていませんか?
たとえば、
- 足を組む、大きく開く
- 腕組みをする
- 髪をいじる
- 爪を噛む
- 貧乏揺すり
- 靴を引きずって歩く
- もじもじする
- 猫背
- うつむきがち
など。
心配な人は、自分に気になる癖がないかどうか、家族や友人など周囲に一度訊いてみるのも良いですね。
もし自分でこういった癖をしていると分かったら、気づいたときに止めるなどして、少しずつなくしていきましょう。
(6)丁寧な動作を心がける
身体の動作で癖以外にも気をつけたいのは、「丁寧な動作を心がける」ということです。
ちょっとした動きを丁寧にすることで、「落ち着いた、感じの良い人」というプラスの印象を与えることができます。
とくに女性の場合は、ゆっくりめの動作をすることで、優雅に美しく見える傾向があります。初対面で緊張しているときこそ、あわててパタパタと動かず、
- 座ったら、足をそろえる
- 物を受け取るときは、両手で
- お辞儀は頭を下げた状態で、数秒待つ
など、何事もゆっくり丁寧に行うことを心がけましょう。
(7)会話の中で「相手の名前」を呼ぶ
印象を劇的に良くするあめに、とても簡単にできておすすめなテクニックがあります。それは、「相手の名前を呼ぶ」ことです。
人は名前を呼ばれると、呼んでくれた相手に対して自然と親しみを持ちます。名前を呼ぶのは誰にでもすぐ実践できることですし、初対面の相手の名前を覚えやすくなり、一石二鳥と言えます。
たとえば、ただ「それ取ってください」と言うのではなく、「○○さん、それ取ってもらえますか?」と言ってみる。
「どう思います?」と訊くときには、「○○さんはどう思います?」というふうに、ちょこちょこ名前を付け加えて会話をしてみます。
たったこれだけで、驚くほど相手の態度が和らいでくるのを感じるはずです。
簡単で、効果的。このテクニックを使わない手はありません。
(8)繰り返されるキーワードを探す
会話が始まったら、相手の話を興味を持って聞きましょう。第一印象が良い人というのは、話が上手な人というよりも「話を聞くのが上手な人」であることがほとんどです。
もし相手の話に繰り返し出てくるキーワードがあるなら、それについて質問してみるのもおすすめ。繰り返し口にするのは、興味があること、好きなことです。
初対面で自分の好きなことの話題を楽しそうに聞いてくれる人がいたら、あなただって「いい人だな」と思いませんか?
(9)自分と相手の共通点を探す
もう一つ、会話で第一印象を良くするコツは、「共通点を探す」こと。
人間って不思議なもので、相手に自分と似たところがあると分かるとそれだけで好印象を持ちます。あなたも、自分と全く共通点のない相手と話すのは緊張しますが、似ていると分かっているとほっとするのではないでしょうか?
だから、あえて「似ているところ」つまり共通点を探すのです。
「でも、バックボーンが全然違う相手に共通点なんてあるの?」と思う人もいるかもしれません。が、ご心配なく!
注意して探すと、案外あれこれ見つかります。
まずは、相手の話の中から自分との共通点を探して「それ、私も一緒です」と伝えてみましょう。
(10)異なる意見が出ても、とっさに否定しない
会話していると、ときには相手が自分とは異なる意見を口にすることもあるでしょう。
そんなとき、反射的に「それは違う」と反論したり、「間違っている」と指摘したくなるのは誰にでもある感情です。
でも、反論や否定的な意見こそ、「とっさに」「反射的に」言うのは危険ですよね。
初対面では、とくに気をつけたいポイントです。相手はあなたの内面をあまりよく知らないので、否定的なことを言われたというだけで「この人は自分に否定的なのだ」と感じてしまう可能性が高いからです。
無理に自分を抑える必要はありませんが、初対面でケンカを売っているなどと思われないように、自衛することも大切です。
(11)喜怒哀楽はオーバーなくらいでちょうどいい
海外のドラマや映画を見ていると、登場人物の表情やリアクションの見事な変化に驚かされます。なんと豊かな感情表現をするのだろう……と、魅了されてしまうことも。
彼らに比べると、日本人はやはり表情の変化に乏しい傾向がありますよね。とくに初めて会う相手には、緊張してしまって堅い表情になってしまうことも多いのではありませんか?
人は自分の話に興味を持って聞いてくれる相手に心を開き、好意を持ちます。そして興味を持っているかどうかは、相手の表情で判断しています。
楽しい話に笑ってくれたり、悲しい話に眉を寄せて何度も頷いてくれたり。こうした表情や仕草が、「興味を持ってちゃんと話を聞いてくれている」というサインになるのです。
喜怒哀楽は、共感の証。どんどん出していきましょう!自分で「少しオーバーかな」と思うくらいの表情の変化が、むしろ相手には伝わりやすくてちょうどいいことも多いのです。
(12)とにかく「笑顔」をたくさん見せる!
「初めまして」の挨拶のときや、楽しい話をしているときには、ぜひたくさん笑顔を見せてください!
多くのアンケート調査で、「笑顔が多い人」は少ない人より好印象を抱かれるという結果が出ています。
また、自分の笑顔は相手の笑顔も呼び起こします。脳の中にあるミラーニューロンの働きで、人は向き合っている相手の表情や動きを無意識に真似してしまう傾向があるのです。
さらに、笑顔の効果がもう一つ。脳は、表情に合わせて感情を変化させます。楽しいから笑うのは当たり前ですが、「笑うと楽しくなってくる」というのも脳の動きとして本当にあるのです。
にこやかに接して、第一印象を「すてきな笑顔の人」「一緒にいると楽しい人」と覚えてもらいましょう。
朝出かける前に、鏡に向かって笑顔で「いってきます」と声をかけてから行くのも効果的ですよ。少し照れくさいかもしれませんが、慣れるにつれ自然な笑顔の作り方も身についてくるので、おすすめです。
(13)表情・声・言葉の3つを一致させる
次のような場面を想像してみてください。
もしこんなふうに、会話している相手の言葉と態度がチグハグだったら、なんだか居心地が悪い気持ちになりませんか?
もしくは、
こんな人がいたら、会話するのもなんだかちょっと怖いですよね。
こうしたチグハグな場面に出くわすと、脳は混乱し、心は不快に掻き乱されます。
- 表情
- 声
- 言葉
この3つがぴったり一致していると、感情がストレートに伝わり、相手にも安心感を与えます。
この3つの要素に関しては、「メラビアンの法則」という印象に関する有名な法則があります。
メラビアンの研究によると、判断基準として優先される順番は
- 視覚情報(表情、見た目)
- 聴覚情報(声のトーンなど)
- 言語情報(話の内容、言葉)
の順番なのだとか。
つまり、どんなに楽しかった話をしていても、表情や声のトーンが沈んでいれば、チグハグな印象や「楽しくない話」という印象を相手に与えてしまうのですね。
楽しい話は、笑顔で楽しそうに語ること。当たり前ですが、これを意識することが第一印象をより良くするコツです。
(14)色や香りを味方につける
上級者のテクニックとしては、色や香りを味方につけることがおすすめです。
色彩や香りの印象は、ときに言葉以上に相手に残りやすいもの。洋服やメイクの色合いを変えたり、身にまとう香りをチョイスすることで、相手に残る印象をコントロールすることができます。
たとえば色なら、
- 「赤」は快活で情熱的
- 「青」は知的で冷静沈着
- 「緑」はリラックスや癒し
といった印象を与える助けになってくれます。
香りも同様です。一概に言えるものではありませんが、一般的には
- 「フラワー系」は華やかな印象
- 「森林系」は落ち着いた印象
- 「柑橘系」は元気でフレッシュな印象
など、潜在意識をくすぐる効果があると言われています。
ビジネスや恋愛など、TPOに合わせた色や香りを使って、印象をコントロールしてみてはいかがでしょうか。ただし、香水のつけ過ぎは逆効果ですので、くれぐれもご注意を!
まとめ:ちょっとした心がけで第一印象は変えられる!
第一印象は、その後の人間関係にダイレクトに響いてきます。
初対面で悪い印象を抱いてしまうと、それを払拭するには時間がかかりますよね。関係性によっては、「二度と会うまい」と思われてしまうことだってあります。
第一印象が良いと、その後の関係をプラスの状態から始めることができます。そして、第一印象は、上記でご紹介したようなちょっとした行動やコツを心がければ、誰にでも変えることができるんです。
自分を変えようと焦る必要はありません。ただ、あなたの良い面を「初めまして」の段階で伝えることができるよう、少しずつ行動を変えてみましょう。
人間関係が劇的にスムーズになるかもしれません!
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