首が太くなる原因と、細くする方法。生活習慣の改善とケアが大切
Date:2019.10.24
首のサイズが変わると、顔の印象も変わってきます。首が太いと男性らしく、首が細いと女性らしく見えます。
細く華奢な首は、顔周りがすっきりして小顔に見えるというメリットも挙げられます。
そこで今回は、首が太くなる原因と、首を細くする方法をご紹介します。ちょっとした工夫で女性らしい細い首を目指しましょう。
首が太くなる原因。姿勢や運動など生活習慣が大きく関わっている
首が太く見えるのは、日頃の行動や体の変化など原因はさまざまです。どんな原因があるのか、詳しく見てみましょう。
姿勢が悪い。首に負担がかかって筋肉の発達やむくみにつながる
姿勢が悪いと、首に大きな負担がかかります。首は頭を支えるという大切な役割を担っているため、首に負担がかかると筋肉が発達してしまいます。
デスクワークなどで姿勢が悪い間、首にはずっと負担がかかっています。すると首の筋肉が発達したり、むくんだりし、首が太くなることがあります。
肩こりで筋肉が張り、肩が上がって首が太く短く見える
肩こりに悩んでいる人は多いでしょう。肩や目が緊張し、疲労が生じると肩こりにつながります。
肩こりの原因には
- 長時間同じ姿勢になる
- 運動不足
- ストレス
- 眼精疲労
などが挙げられます。
肩こりで筋肉が張ると、肩が少し盛り上がったように見えます。肩が上がった分、首が太く短く見えてしまいます。
また、肩こりが慢性化すると、首から肩にかけてリンパの流れが悪くなります。リンパの流れが悪くなると首がむくみ、脂肪が落ちにくくなり、首が太くなってしまいます。
首のリンパの流れが悪くなってむくむ。首周辺には多くのリンパが
足がむくむとパンパンに膨らむのと同じように、首がむくむと太く見えます。
前述したように、肩こりでリンパの流れが悪くなると、むくみが生じます。首の周りにはたくさんのリンパが通っているため、むくみやすい部位と言えます。
むくみは肩こり以外にも
- 塩分や水分の摂り過ぎ
- 睡眠不足
- 暴飲暴食
などが原因になっている場合があります。生活習慣が乱れている人は注意が必要です。
顔の筋肉がたるんで首まで顔の皮膚が下がり、太くなる
地球上には重力があります。若い頃は顔の筋肉が重力に逆らって、引き締まっています。
しかし、年齢を重ねると重力に負けてしまい、顔の筋肉がだんだん下がってきます。顔の筋肉がたるみ、首まで顔の皮膚が下がってしまうことで、首が太くなります。
首をつまんで厚みを感じるなら、脂肪が原因で太い可能性が
首が太くなるのは、当然ながら脂肪も原因の1つです。首をつまみ、もし厚みを感じるようなら、脂肪が蓄積されて首が太くなっているのかもしれません。
また、脂肪が増えるとリンパの流れが悪くなるため、首が太くなりやすいという悪循環に陥ります。
筋トレで首や肩の筋肉を鍛えすぎて首が太くなることも
顔の筋肉が衰えると首が太くなるとお伝えしましたが、筋肉を鍛えすぎても首が太くなる場合があります。
筋トレなどで筋肉を鍛えすぎると、首や肩の筋肉が発達し、首が太く見えてしまいます。
筋トレでスタイルの良い体を目指すはずが、間違った筋トレを行ったためにバランスが悪い体になる場合があるのです。
日頃簡単にできる首を細くする方法。生活習慣を見直すことも大切
お伝えしたように、首が太くなる原因は1つではありません。首のサイズには、首そのものだけではなく、肩や姿勢などいろいろなことが関係しています。
首を細くするためには、さまざまな方法があります。どんな方法があるのかチェックし、自分に合うものをぜひ試してみてくださいね。
猫背はやめて、姿勢を正す。胸を張り背筋を伸ばすのがポイント
首を細くするには、姿勢を正すことを意識しましょう。特に気を付けてほしいのは、やはり猫背です。
- デスクワーク中
- 電車やバスに乗っている時
- スマホを触っている時
などは猫背になりやすいので、注意しましょう。
胸を張って、背筋をまっすぐ伸ばした姿勢を心がけてみてください。アゴが前に出ないようにすることもポイントです。
猫背がクセになっている人は、なかなか慣れないかもしれません。まずは姿勢を正すという意識を習慣にし、少しずつ猫背を改善し、細い首を目指しましょう。
リンパマッサージで首のむくみを改善し、細くする
首が太く見える原因の1つが、リンパの流れの悪さです。リンパマッサージで首のリンパの流れを良くすれば、むくみが改善し、細くする効果が期待できます。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉を優しくマッサージして、リンパを流しましょう。
耳の下の胸鎖乳突筋から、鎖骨に向かって優しくリンパを流します。
さらに、顔のエラの下を軽くつまむと効果的です。人差し指と親指でエラの下をはさんで、親指だけ軽く力を入れ、3回つまみます。
首のリンパの流れが改善されてすっきりし、小顔になる効果も期待できますよ。
胸鎖乳突筋を伸ばすストレッチ。大胸筋を固定するのがポイント
胸鎖乳突筋を伸ばす、首のストレッチもおすすめです。
1.左手で右肩をつかんで、鎖骨を押さえます。左脇は締め、鎖骨と胸の筋肉を固定します。
2.鎖骨を押さえたまま、ゆっくりと首を後ろに倒します。アゴは軽く上を向きます。
3.首を後ろに倒したまま、左にゆっくり倒します。アゴの向きは右上です。
4.胸鎖乳突筋が伸びるのを感じた状態で、5回深呼吸します。反対も同様に行います。
胸の筋肉、大胸筋をしっかり固定するのがポイントです。大胸筋を固定すれば、胸鎖乳突筋も固定され、きちんと伸ばすことができます。
首のストレッチは肩こりが解消する効果も期待できるので、ぜひ続けてみてくださいね。
簡単に表情筋を鍛えたいなら、あいうえお体操がおすすめ!
顔の筋肉がたるむと、首に脂肪が流れてしまいます。首を細くするために、表情筋を鍛えましょう。
口を大きく開けて「あいうえお」と言うだけのあいうえお体操なら、簡単に表情筋を鍛えられます。声は出さなくてもOKです。
道具いらずでどこでもできるので、テレビを見ている時や家事をしている時など、気軽にできますよ。
首やアゴの筋肉が伸びて、フェイスラインが整い、首を細くする効果が期待できます。
食べ物を噛む回数を増やすと、表情筋が鍛えられる
首を細くするために表情筋を鍛える方法として、食べ物を噛む回数を増やすのも効果的です。
よく噛んで食事すると表情筋が鍛えられ、顔のたるみが改善し、首と顔のラインがはっきりする効果が期待できます。フェイスラインが整い、首を細くすることにつながります。
早食いが習慣になっている人は、ぜひ意識してみてくださいね。
蒸しタオルで首の周りを温め、血行を促進。筋肉がほぐれる
筋肉が冷えると、硬くなります。首を温めて血行を促進すると、筋肉がほぐれて、首を細くする効果が期待できます。
蒸しタオルなら、簡単に首を温めることができるので便利ですよ。
- フェイスタオルを濡らし、水がたれない程度に絞る。
- おしぼりのようにクルクルと丸め、ラップで包む。
- 電子レンジで約1分温める。
- ラップを外し、手に乗せても熱くない温かさになったら首に乗せる。
首の周りを温めると自律神経が整い、リラックスするというメリットもありますよ。
首を細くするツボ、風池と人迎。人迎は左右交互に押す
首を細くするためのツボを2つご紹介します。
1つ目は風池(ふうち)と呼ばれる、うなじの少しへこんでいる所にあるツボです。
風池を親指で押したまま、頭を前後に動かします。
2つ目は人迎(じんげい)というツボです。のど仏から約1.5cm、指2本分離れた所にあります。指を置くと、動脈があるのが特徴です。
人差し指を使い、左右交互に3秒押しましょう。3〜5回繰り返します。
首が太くなる生活習慣を見直し、女性らしい細い首を目指そう
首が太くなる原因には運動や食生活、睡眠など、生活習慣が大きく関わっています。特に現代は、肩こりや姿勢の悪さにより、首を太くしている人が多いようです。
顔の筋肉やたるみが原因となり、首が太くなっている人もいます。筋トレのし過ぎにも注意が必要です。
生活習慣を見直すと、首を細くする近道になります。猫背や早食いなど、悪い習慣に心当たりがあれば、意識して改善しましょう。
首を細くするリンパマッサージやストレッチ、ツボ押しもぜひ試してみてくださいね。生活習慣の改善と首周りのケアを続け、女性らしい細い首を目指しましょう。
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