断捨離のメリットとコツを身につけて、毎日をシンプルに暮らす方法
そもそも断捨離とはどこから来た、どういう意味なのでしょう?それは、ヨーガの行法から来ています。断業(だんぎょう)、社業(しゃぎょう)、離業(りぎょう)という3つの考え方を応用した考え方です。
- 断・・・入ってくる不要なものを断つ。
- 捨・・・必要でないものを捨てる。
- 離・・・物に執着する気持ちから離れる。
この3つの考え方が柱となっている整理術です。
断捨離できない理由と、断捨離のすすめ
日本には古来から物を大切にするという考え方があります。子供の頃からもこういう風に言われ続けられ、それが美徳とされてきました。
「もったいない。」使えるものは捨てないで使う。
この考え方がなかなか断捨離したくてもできない原因です。物を大切にするのはいいことです。そして、物を捨てるのはなんとなく罪悪感があって捨てられない・・・。
ここは考え方を変えてみるのはいかがでしょう?
今すぐには使わないれど、いつか使おうと思っているものが押入れの奥にたくさん眠っていませんか?今手放したらもう二度と手に入れられない、自分にとって価値があると思えるものは、いつまでも大切にとっておくべきものです。ただ、全てがそのようなものではありません。
余分なもの=今自分にとって必要ではないもの。
これは結局いつまでたっても、必要な時期は来ないものです。時代も流行も移り変わって、自分も体型だけではなく心も成長して、以前の自分とは成長して変わっていくのです。
その時には自分にとって本当に必要なものは、違うものに変わっているに違いありません。
人は日々変化していきます。新しい自分には、その時に相応しいものを選んであげてはいかがでしょう?
断捨離を進めるための具体的な方法とは
断捨離と一言で言っても、なかなかできるものではありません。ここでは効率的に断捨離を進めるための、考え方やその方法を項目別にご紹介します。
洋服の断捨離を進めるための具体的な方法
一番溜め込みやすいのが洋服です。去年一度も着なかった服、気に入って買ったのに一度も着なかった服がクローゼットにありませんか?
確かにサイズはまだ着れるけど結局着ないままで、いつか着るかもしれないからと。捨ててしまうのはもったいないから・・・。
さあ、ここで考え方を変えてみましょう。
体型が変わって着れなくなるのは、よくあることです。
そしてなんとなく着なくなってしまった。これも誰にでもよくあることです。時とともに流行の変化でなんとなく、ラインが古い感じがする。
これは年々サイクルが早くなっている流行の変化によるもの。
待っていても次同じラインの流行が来たとしても、全く同じ流行は戻ってきません。
全く同じものではなく、似てるけどちょっと進化しているのです。
そして、以前に似合っていた洋服がなんとなくシックリこないのは、自分自身も内面が成長しているのです。
いろんな経験をしていくうちに、価値観や考え方も変わります。
洋服を着るということは、自分の内面を表現することでもあります。以前着ていた洋服が似合わないのは、自分が変化した証です。
そう考えると、少しも残念なことではなく、ちょっとワクワクしてきませんか?
では、まだ着れそうな服に次の活躍の場を与えてあげましょう!
我が家ではもう役目は終わったけれど、次の持ち主は気に入って毎日来てくれるかもしれません。
リサイクルショップに持って行ったり、地元のフリーマーケットで気に入った人に買っていただくのもいいですね。
最近ではインターネットで気軽にオークションやフリーマーケットに参加できて、楽しむことができます。
そしてちょっと悲しくなるかもしれませんが、利用できない洋服を取っておいても仕方ありません。
譲れる人がいなかった場合には、思い切って廃棄処分しましょう。
本当に今の自分に必要なものだけを残して、これからは新しいものを購入するときは、本当に必要かどうか考えてから購入するようにしましょう。
食器やキッチン道具の断捨離を進めるための具体的な方法
食器やキッチン道具も洋服同様に、最初は気に入って購入しても、そのうちに使い勝手のいい形や柄の食器など、毎日使う食器は決まってきます。
また、引き出物などのいただき物の食器は、自分で選んで購入したわけではないので好みに合わない場合も。
そんな場合には必要な分だけ残して、あとはリサイクルに出したりバザーに出したりして処分をして減らしましょう。収納にもゆとりが出るのでおすすめです。
本の断捨離を進めるための具体的な方法
新しい本や雑誌を購入して、捨てないでいると本棚からはみ出すほど増えていませんか?
本はずっと手元に置いておきたい本以外は、定期的にでも処分する時期を決めると。本棚の収納を見直すいい機会になっておすすめです。
また、新しい本を購入したら古い本は捨てるルールや、一定の棚よりはみ出る量の本は持たないルールなど、自分で処分のボーダーラインを決めてしまうのもいいでしょう。
データをスキャンで読み取ってPCやメディアに保存する方法もありますが、捨てるより労力がかかるのであまりお勧めはできません。
できるなら自分にあった、やりやすい方法を見つけるのがいいですね。
本専門のリサイクルショップに出せば、僅かですがお金に変わります。
節約にもなるし、またその古本屋で掘り出し物に出会えるかもしれません。捨ててしまうよりは、他の誰かの楽しみになったり知識になる方が、捨てる罪悪感もない上に誰かの役に立っているかもしれないのですから素敵なことですね。
書類の断捨離を進めるための具体的な方法
古い書類は期間を切って処分しましょう。
例えば学生なら去年の行事のお知らせの紙は入りませんし、裏がメモとして使えるなら、まとめてメモ用にして使いきりましょう。
カードのレシートは引き落とされてしまえば、あとは保管せずにシュレッダーで処分していいでしょう。
断捨離の効果
断捨離によってどんな効果があるのでしょう?
断捨離とは一番最初にご紹介したように、下記のような意味です。
- 断・・・入ってくる不要なものを断つ。
- 捨・・・必要でないものを捨てる。
- 離・・・物に執着する気持ちから離れる。
この3つを実際に行動に移すことで、日常の生活の中でもこのような考え方が定着してきて、無意識に実践できるようになります。
例えば余分なものを買わなくなってきます。
物に執着しなくて済むようになれば、出費は間違いなく減りますし、その分は他の意義あることに使えたり、貯蓄に回したりもできます。
知らず知らずのうちに物を効率的に、そして論理的に整理する習慣も身につきます。
物理的にも精神的にも身軽になって自由になり、結果精神的にも経済的にも余裕が生まれます。
余裕が生まれれば自分を磨くことができ笑顔も増えて、結果運を引き寄せることになるでしょう。
運は自分で引き寄せるもの。待っていても余裕のない毎日に追われていては目の前に運が巡ってきても、それに気付く余裕もないでしょう。
断捨離の効果とは、自分をコントロールする術を身につける第一歩なのです。それによって新しい未来も広がっていくのではないでしょうか?
断捨離の作業をする意味とは?
断捨離とは今の自分を整理して、過去の執着を捨てることによって人生を前に進める作業です。
ものに執着せず持ち物を最小限に少なくしていくと、本当に大切なものだけが残ります。
雑多なものの中で生活していると、本当に大切なものは見えにくくなります。
シンプルに暮らすことで本当に大切なものが見えてきそうですね。