女性が明るく働くために!希望の仕事につくための就職のススメ
学生にとって、人生の一大イベント「就職」。終身雇用の概念が崩れた今でも、新卒の就職先はやはり重要です。
就職率が改善しているとはいえ、ブラック企業も多い昨今、希望の職種で優良企業に就職するためにはどうすればいいのでしょうか。皆さんの就職活動に役立つ情報をご紹介します。
気になる就活スケジュール。就職活動はいつから始めればいい?
大学3年生にもなると、周囲でも続々と就職活動準備をする人が出始めて、焦ることってありますよね。実際、就職活動って、いつ頃から始めればいいものなのでしょう?
2015年卒まではだいたい前年の12月から就職活動(採用情報)が解禁になり、翌年4月頃から選考・内定開始というスケジュールが一般的でした。しかし2016年度から大幅に変更になり、就活の解禁が3月、選考・内定開始が8月以降に。
ただ、この変更は学生からも企業側からも不満が噴出したため、2017年以降は3月に就活解禁、6月以降に選考・内定の開始とやや前倒しの流れに戻っています。
2016年度新卒の就職率は97.3%!就職率は改善の傾向あり!
気になる就職率ですが、2016年度新卒の就職率は97.3%と、前年春より0.6%上昇。 1997年の調査以来、過去最高水準となりました。高卒の新卒内定者も99.1%と、前年よりも0.3%増加しています。
文系女子、理系女子、それぞれに人気の業種は?
気になる人気の業種ですが、文系と理系ではだいぶ結果が違うよう。それぞれのランキングをまとめました。
文系女子に人気の業種
1位 金融
2位 商社
3位 旅行
理系女子に人気の業種
1位 食品
2位 化粧品
3位 商社
待遇だけじゃない!女性たちが仕事に求めるものとは?
就職先を探す上で、早い段階で〝自分が仕事に求めているもの〟を知っておくと、会社選びもぐっとスムーズになるでしょう。
業種や仕事内容だけでなく、勤務の形態や会社の雰囲気などを考慮することも大切です。女性たちが仕事選びで重視するのは、主に以下のようなこと。
- 仕事内容にやりがいがある
- 専門スキルが身に付く
- 給料が良い
- プライベートの時間が持てる
- 正当に評価される
- 人間関係が良い
どれも「分かる」と頷けるものばかり。給料ややりがいがあることはもちろんですが、やはりプライベートとのメリハリがあってこそ、仕事も意欲がわくというもの。余暇にしっかりリフレッシュできて、雰囲気のよい職場を選びたいというのは納得ですね。
採用に有利になるかも?就職前にやっておきたいこと
就職活動は、何も採用情報が解禁になった時がスタートではありません。目指す仕事が決まっている人は、大学入学時から準備をしている場合もあります。直接採用に関わるわけではありませんが、以下のことを実践していると、就職活動に有利に働くかも?
- インターンシップ
- 学生が興味のある企業で、一定期間研修生として働くことができる制度。日本の場合、就職活動が始まる前年の春か夏に行うことが多いようです。実際に働いてみることで生きた知識が学べ、会社の人に憶えてもらえるメリットも。企業側としても、事前に学生の仕事に対する考え方や人間性を見ることができ、採用の参考にするケースも多いようです。
- OB訪問
- 自分の志望企業で実際に働く、同大学の卒業生などをたずね、話を聞くことを言います。特に人気職種の場合、OB訪問をするケースが多いようです。一般に開示されている情報では分からない、職場の雰囲気などを聞くことができ、また先輩の就職活動の話を聞くことで、自分の活動の参考にすることもできます。
- 留学
- 商社など海外との繋がりが多い企業で働きたいのなら、留学の経験は有利です。語学の能力だけではなく、異文化の中で暮らすことで、視野の広さやコミュニケーション能力も身に付きます。近年は英語圏だけでなく、アジアやアフリカ圏などでの仕事の機会も多いので、志望する企業がどのような国と繋がりが深いのか、事前に調べておくとよいでしょう。
- 資格取得
- 決定的に有利になるわけではありませんが、コツコツ資格を取得して履歴書に記載することで、就職活動にプラスになる可能性も。特に海外での仕事が多い業種の場合、TOEICの点数や英検取得は重要な条件になってきます。また、パソコン関係の資格や簿記なども職種によっては有利な場合があります。
志望企業に採用されるために。就職活動の必勝法を伝授!
一度にたくさんの志望者が殺到する新卒採用。人気企業ならば書類選考で振るいにかけたり、面接も短時間しかない場合がほとんどです。そんな中、選ばれるにはどうしたらいいのでしょうか?項目ごとに、気を付けたいことをまとめました。
履歴書の写真で印象が決まる!好感度が高い撮り方とは?
書類だけで1次選考の可否が決まる場合もあるため、履歴書の写真はとても重要。容姿の良し悪しより、大切なのは清潔感や真面目な印象を与えることです。
服装は黒のスーツに白シャツ、髪の色は黒で、長い髪はまとめるようにしましょう。また、耳とおでこを出した方が明るい印象を与えます。前髪がある場合は分けたり流すなどして映るようにし、メイクは流行のものではなく、ナチュラルメイクを心がけてください。
書類選考を突破するための、履歴書・エントリーシートの書き方!
ほとんどの履歴書やエントリーシートで記入しなければいけないのが、「志望動機」と「自己PR」の2つ。これらを書く上で気を付けるべきことを以下にまとめました。
- 志望動機の書き方
- 就職活動中は、短期間に何十社とエントリーシートを送る人もいると思います。一社ごとに詳しく志望動機を考えるのは大変ですが、かといって「海外で仕事をしたいから」「物作りに興味があるから」など、漠然とした内容では心に響きません。企業は学生の熱意を見ています。面倒であっても会社の特色や業務内容をよく調べ、何に共感や興味を覚えたのか、しっかりアピールしましょう。
- 自己PRの書き方
- 自己PRで大切なのは、企業が求める力を自分が持っていることを、具体的なエピソードを用いてアピールすること。できれば成功体験だけではなく、失敗談も交えながら、そこで学んだことを記述した方が、あなたの人間性がより伝わります。そしてその経験がどのように仕事に活かせるかに話を繋げていくと、素晴らしいエントリーシートになると思います。
第一印象が肝心!面接時に気を付けたいマナーとは?
書類選考を無事に通過すれば、次は面接に進みます。面接は何より印象が肝心!同じことを話しても、印象で評価が変わる場合も多々あります。当日は以下のようなことを心がけてください。
遅刻は厳禁
時間にルーズな印象を与えては非常に不利です。面接の十五分前には受付を済ませられるよう、時間を調整してください。
万が一交通トラブルなどで間に合わない場合は、事前に連絡を入れておきましょう。
面接は扉を開いてから着席までが勝負!
面接室に入る場合、扉は3回ノックしてから入りましょう。「どうぞ」と言われてから入室するのですが、ここから着席するまでの第一印象が大切!面接は最初の3秒で決まると言う人もいるほどです。
面接は相手の目を見てはきはきと!
いよいよ面接本番ですが、着席している時は姿勢にも気を付けてください。姿勢をまっすぐ正し、相手の目を見て話すように心がけましょう。面接官が複数いる場合は、まんべんなく視線を合わせるとGOOD。
ぼそぼそと声が小さかったり、話が長すぎるのは悪印象です。細部まで相手が聞き取れるようはきはきと、きちんと敬語を使って話すようにしましょう。志望動機はこの業界を選んだ理由だけでなく、なぜこの会社かまで話した方がいいでしょう。
こんな志望動機はNG!
志望動機を話す際、企業から好意的に受け取られない答えもあります。例えば、仕事の内容にはほとんど触れず、「地元を離れたくないから」など、地元愛を理由にすること。
また、「自分を採用したらこの会社にメリットになる」という上から目線も、よほど特別なスキルがある人以外は言わない方が無難です。
働きすぎで身体を壊さないために!ブラック企業の見分け方
最近、過労死自殺や長時間労働、モラハラ、残業時間の隠蔽や残業代の未払いなど、健全な労働環境を守らない「ブラック企業」の実態が問題視されています。
せっかく新卒で就職しても、働きすぎで心身を病んでしまっては元も子もありません。募集段階で悪質なブラック企業を見分けるために、以下のようなことを参考にしてください。
耳障りのよい求人広告には注意が必要!
「年収何百万円以上」など、やたらと年収が高いことをアピールしていたり、成果主義や実力主義を謳っているところは要注意。成果が出なければ、生活ができるぎりぎりの収入しか保障されないこともあります。
採用人数が多すぎる、年中中途採用を募集している
業務拡大など明確な理由があるわけでもないのに、他企業より極端に募集人数が多かったり、企業規模の割に求人数が多いのは、新入社員が続かないせいかもしれません。
残業代のシステムに注意!
ホワイト企業であれば残業時間に見合った給与が支払われるはずですが、ブラック企業の場合、残業代を減らすために月額給与に見込み残業代が含まれていることがあります。その場合、いくら残業をしても別途で残業代が支払われない可能性があります。
労働実態の調査などを参考に!
上記のようなヒントはあるものの、なかなかホームページや求人票を見ただけでは、ブラックかどうか区別がつきにくいもの。そんな場合は、企業の労働実態調査などを参考にするとよいかもしれません。
働き方を見直したい人に。転職で成功するコツとは?
女性は結婚や出産、育児の期間に今までの働き方を見直さなけらばならない場合があります。ほかにもキャリアアップのために転職を考える人もいるでしょう。
しかし三十代ともなると、男性以上に女性の転職は狭き門。転職で失敗しないために、心得ておきたいことをまとめました。
「好き」を仕事にするには、専門スキルを身に付けることが大切
男性と違い女性が転職を考える場合、「好きなことを仕事にしたい」「専門性を磨きたい」といった理由を挙げることが多いようです。
人気職種は旅行関係やSE、ウェブデザイナーやセラピスト、インテリアコーディネイター、フラワーコーディネイター、CADオペレーターなど。
同職種で業界を変えるのは狙い目?
子供が小さいうちは、保育園などを利用しても、残業や出張の多い職場は続けにくい場合があります。結婚して子供を望むなら、働き方を見直す人も多いことでしょう。
かといって、営業職から事務職など、三十代になってから正社員で職種を転向するのは難しいものです。そんな場合、狙い目は同職種で業界を変えること。
三十代で有利な転職をしたいなら、二十代にスキルを磨く努力を
三十代の転職で、ものを言うのは経験値。マネジメント職やプロジェクトの立ち上げなど、幅広い経験があれば転職の際の強みになります。
二十代のうちからそのような大役を任されることがあれば、萎縮せず積極的に挑戦するようにしましょう。たとえ成功しなかったとしても、経験はその後の仕事に役に立つはずです。
就職活動は自分を見つめるよい機会。後悔しない仕事選びを!
いかがでしたか?就職活動に少しでも役に立ちそうな情報はあったでしょうか?
学生にとって、就職は人生の大きな山場。自分のやりたいことや夢、人生設計や働く目的などを考えるよい機会でもあります。興味のある職種や企業についてよくリサーチし、じっくりと腰を据えて取り組みましょう。
ただ何となく就職活動をしている人は、企業側にも見透かされてしまいます。逆にしっかりと軸を持った考え方をしている人の言葉は、採用担当者の胸にも響くことでしょう。
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