
大切なメガネの正しいお手入れ方法。洗い方や保管方法に注意
Date:2018.08.06
普段からメガネをかけて生活している人や、自宅でのみメガネをかけている人は現在とても多くいます。
普段からお世話になりっぱなしのメガネは「相棒」とも言える存在。大切にしていきたいですよね。
メガネにも正しい洗い方やたたみ方があって、これを守らないとメガネの寿命が年単位で変わります。
生活に不可欠なメガネですから、しっかりお手入れして長持ちさせたいところ。
この記事では、メガネの正しいお手入れ方法をチェックしていきます。
この記事の目次
普段からやるべきメガネのお手入れ方法
普段からよく使う機会のあるメガネだからこそ、何げないお手入れが大切です。ちょっと使った後にケースに仕舞うときや、レンズを拭くときなど…日常的によく使われるメガネのお手入れ方法をご紹介していきます。
基本的なメガネの拭き方
「メガネを拭いたことがない」なんて言うメガネ愛用者はいません。普段から何気なく行う動作だからこそ、メガネの拭き方には注意したいところ。
メガネの拭き方によっては、メガネのレンズが傷ついたりコーティングが剥がれやすくなったりしてしまいます。
そんなことでメガネを傷つけてしまわないよう、様々なアイテムを使ったメガネの拭き方をチェックしていきましょう。
- メガネ拭きを使った拭き方
- メガネ拭きを使ってメガネを拭く場合は、レンズの表面にホコリが付着していないのを確認してから拭いてください。もしホコリが付着している場合は、水洗いしてから拭くようにしましょう。
ホコリがついたまま拭くと、レンズがホコリでガリガリと削られ、傷ついてしまいます。メガネ拭きでレンズの外側を優しく持って、擦らずにやさしく拭いてください。
- ティッシュを使った拭き方
- ティッシュで拭くときは、絶対にティッシュかレンズを水で濡らしてから拭くようにしましょう。ティッシュの繊維は凹凸が激しいため、乾いたまま拭くとレンズを傷つけます。
出来ればウェットティッシュを用意しておきましょう。乾いたティッシュしかない場合は一度レンズを水で濡らし、水気をティッシュでポンポンと吸い取るのが正しい拭き方です。
レンズが汚れたときの対処法
何気なく生活していて、メガネのレンズが汚れてしまうことはあるでしょう。食事中にスープや油がレンズに跳ねたり、気温の変化でメガネが曇ったり…。
レンズが汚れてしまったときは、慌てずにその場面に応じた対処をしてください。
- レンズが曇ったとき
…専用のメガネ拭きで優しく水気を取る - レンズに水滴が付着したとき
…メガネ拭きかティッシュで水分を吸い取る。擦って拭くのはNG - レンズにホコリが付着している
…水洗いをしてからティッシュorメガネ拭きで水気を吸い取る
特に水滴や汚れはそのまま放置しておくと、シミになったりレンズやフレームが劣化する原因になります。汚れたらその都度拭き取る習慣をつけておきましょう。
左耳からたたむのが正解
メガネを置いておくときや仕舞うとき、どのようにしてたたんでいますか?実はメガネには正しいたたみ方があって、これを守らないとフレームが傷みやすくなります。
多くのメガネは左耳にかけるテンプルからたたみます。たたんだときに右耳にかかるテンプルが上にくる、というイメージですね。
こまめにメガネケースに仕舞う
メガネを使うとき、ちゃんとメガネケースを持ち歩いていますか?ちょっと面倒に思うかもしれませんが、メガネを使わないときは必ずケースに仕舞うようにしてください。
服に引っかけたりポケットに入れたりしていると、フレームが歪んでメガネの劣化が早くなります。
- 左耳にかかるテンプルからたたむ
- メガネケースにメガネ拭きが敷かれているのを確認
- レンズを下にしてケースにしまう
レンズを上にしてケースに仕舞う人が多いかと思いますが、レンズはメガネの中でも特にデリケートなパーツですから、メガネ拭きを敷いてレンズを下にして仕舞った方が安全に目癌根を保護できるのです。
メガネを長持ちさせる正しい洗い方・お手入れ方法
メガネはすぐに汚れが溜まってしまいますから、定期的な洗浄が欠かせません。いつもメガネ拭きで拭くのとは違う、メガネの丁寧な洗い方をチェックしていきます。
中性洗剤を使って洗う方法
メガネを洗うのによく使われているのが、中性洗剤です。食器洗い洗剤や掃除洗剤などで手軽に代用できるのでおすすめ。
- メガネのレンズを水道水で流して軽く洗う
- 中性洗剤をレンズ1枚につき1滴落とす
- 指で優しく揉むようにしてレンズを洗う
- 水道水で洗剤が完全に落ちるまで洗う
- メガネ拭きやティッシュ、乾いた布で優しく水気を吸い取る
最初に水洗いをするときに、ホコリや細かなゴミを良く落としてください。アルカリ性や酸性の洗剤だとレンズを傷めるので、必ず中性洗剤を使うように注意しましょう。
メガネは毎日汚れますから、気が付いたら洗剤を使って洗うように習慣づけてみてくださいね。
メガネクリーナーで仕上げをする
「必ずやるべき」というわけではありませんが、時間に余裕があるときはメガネの専用クリーナーで仕上げをしてみましょう。
クリーナーにはレンズをコーティングし、汚れや静電気から守る働きをしてくれます。
クリーナーにはスプレーで拭きかけるタイプや、シート状になっていて直接レンズを拭くタイプのものなど様々あります。持ち運びや用途に応じて使い分けると便利ですよ。
曇り止めでコーティングする
メガネを洗った後は、曇り止めスプレーを使ってメガネが曇るのを防ぐ方法もあります。スプレータイプやジェルタイプの曇り止めスプレーは、レンズをしっかりコーティングしてメガネを曇りから守ってくれます。
曇り止めを使った後はしばらくメガネを放置して乾かす必要があります。時間に余裕のあるときにやりましょう。
マスクを着用するときや室内外の気温差が激しい時期、温かい料理を食べるときなどに活躍するアイテムですよ。
超音波洗浄機で洗う
メガネ屋さんに置いてあるイメージの強い超音波洗浄機。専門的なイメージがありますが、最近では家庭に置けるタイプのものもあります。
超音波で細かな気泡を無数に発生させることで、人の手では取れないような細かな汚れまで落としてくれるのが超音波洗浄機の特徴。
自宅で手軽に本格的なクリーニングが行えるので、綺麗好きな人やメガネを頻繁に使う人はぜひとも手に入れたい一品ですね。
水と洗剤を適量入れれば、後は時間を待てばメガネを洗ってくれます。超音波洗浄機に入れた後のメガネは、軽く水洗いをしておくと完ぺきに綺麗な仕上がりになりますよ。
店舗でクリーニングしてもらう
時間があるときで良いですが、メガネを作って貰ったお店でクリーニングをお願いするのもおすすめです。大体のメガネ屋さんでは、アフターサービスとしてメガネのクリーニングをしてもらえます。
メガネ屋さんでは、メガネを細かな部品単位で分解して洗浄してくれます。自宅では手の届かない汚れまでしっかり落としてくれるのです。
また、メガネ屋さんでは専用のクリーニング機器を使ってくれるため、新品のような輝きが取り戻せます。いつも頑張ってくれるメガネへのご褒美として、たまにはプロに洗浄をお願いしてみるのも良いですね。
誤って傷つけるNG行為。メガネのお手入れ時の注意点
メガネは非常にデリケートな存在です。謝って傷つけてしまわないように、メガネをお手入れするときは次の点に注意してください。
お湯を使って洗うのはNG
一般的には、お湯を使って洗うと汚れが溶けて綺麗に洗えるというイメージがあります。ですがこれ、メガネに限っては絶対にやってはいけない行為の一つ。
お湯を使ってメガネを洗うと、お湯の温度でレンズのコーティングが剥がれてしまいます。汚れやすく・傷つきやすくなってしまい、メガネの寿命を縮めてしまうのです。
ぬるま湯もできれば避けて、メガネを洗うときは水に限定してください。お湯に弱いということで、お風呂場もなるべく避けるようにしましょう。
乾いた状態で擦るのはNG
専用のメガネ拭きを持っているからと言って、乾いた状態のメガネを擦って拭くのはやめましょう。
メガネには花粉や化粧品、皮脂などの目に見えない細かな汚れが付着しています。乾いた状態で拭くと、これらの汚れがレンズを削ってしまうのです。
メガネを拭きたいときは必ず水で濡らしてから拭くように徹底しましょう。ウェットティッシュを携帯していると便利です。
直射日光や熱にあてるのはNG
レンズをお湯に触れさせてはいけないのは、熱でコーティングが溶けるから。つまりお湯に限らず、メガネはなるべく熱から遠ざけるべきなのです。
- 直射日光のあたる場所
- 気温の高い場所
- 火や高温機器の傍
こんな場所にメガネを置かないように要注意です。お風呂やサウナに入るときも、メガネは外すように注意してくださいね。
メガネは大切な相棒。念入りなお手入れで長く使い続けよう
メガネを作るのにはコストがかかりますし、気に入ったデザインのメガネを探すのにも手間がかかります。思い入れのある貴重品ですから、なるべくなら大切に長く使い続けたいものです。
丁寧なお手入れを欠かさないでいれば、安いメガネでも高級メガネと同じくらいに長く使えます。「安いから早く壊れた」なんて言い訳は通用しないのです。
安全に保護することと、清潔を保つことに気を付けていれば大丈夫。正しいお手入れ方法を覚えて、一つのメガネを長く大切に使い続けていきましょう。

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