UVカットに優れたサングラスの選び方。目の紫外線対策も万全に!
Date:2017.07.21
紫外線は肌に悪影響を与えるということを認識している人は多く、特に日差しが強くなってくると肌に日焼け止めを塗るなどの対策をしている人は多いのではないでしょうか。
では、目に受ける紫外線対策はしていますか?紫外線は肌だけでなく目にも悪影響を与えてしまうものです。
また、目が日焼けすることで肌に影響が出てしまうことも。肌だけでなく目も紫外線から守らなければ、美肌を保てなくなってしまいます。
サングラスはファッションアイテムとして取り入れる人も増えてきています。せっかくなら、紫外線から目を守ってくれるサングラスを選びたいですよね。そこでUVカットに優れたサングラスの選び方をご紹介します。
場合によっては逆にサングラスが目に悪影響を与えていることもあります。あなたのサングラスは大丈夫ですか?是非参考にしてみて下さい。
この記事の目次
色に惑わされないこと。濃い色だけでは紫外線をカットできない。
サングラスは濃い色の方がなんとなく紫外線を沢山カットしてくれる印象はありませんか?しかし、色は紫外線対策のための機能には関係がありません。
色の濃いサングラスが目に悪影響を与える
紫外線カット機能のないサングラスを使用する時、色の濃いもの使用すると逆に多くの紫外線を目に受けていることになります。
このことから紫外線カット機能のないサングラスを使用する場合は出来るだけクリアな色を選ぶと良いでしょう。しかし、このような色付きレンズは眩しさを軽減することはできても、当然紫外線はカットできません。
しっかり紫外線から目を守るためには紫外線カット機能があるサングラスを選びましょう。
紫外線をしっかりカットする高性能サングラスの条件とは?
では紫外線をきちんとカットしてくれるサングラスはどんなことを基準に選べばよいでしょうか。
紫外線透過率と紫外線カット率
紫外線透過率とは紫外線が透けて通る量のことです。つまり、紫外線浸透率は少ない程紫外線対策に効果的という事です。
例えば
ということになります。
また、紫外線カット率はその名の通り、紫外線をカットしてくれる割合のことです。
紫外線カット率は浸透率とは逆で値の多い方がより紫外線対策に優れているということになりますね。
UV400なら紫外線を99%カット!
紫外線には3つの種類があり、波長が短いものほど悪影響を与えます。
- UV-A…315~380nmの波長。シワやたるみなどの原因を作ります。窓ガラスも通過するため家の中にいても対策が必要な紫外線です。
- UV-B…280~315nmの波長。シミ、そばかすの原因を作ります。有害性はUV-Aの6000~1000倍とも言われています。
- UV-C…200~280nmの波長。最も有害な紫外線ですが、オゾン層で吸収されてしまうため地上に届くことはありません。
つまりUV-AとUV-Bの紫外線対策を行う必要があります。
サングラスにUV400やUV380という表記がありますが、これはどの程度の波長の紫外線をカットできるかを表しています。
一般的にUV400のレンズは紫外線カット率が99%と言われています。UV380のレンズでは90%です。単に「UVカット」と表記されたものもありますが、UVの後に続く波長の長さにも注目して選びましょう。「UVカット」よりも「UV400」を選ぶと安心ですね。
可視透過率は眩しさの数値
可視透過率は光を通す割合のことです。紫外線は目に見えない光ですが、可視光線は目に見える光であるため、この透過率は低い程視界は暗くなるという事です。
- 可視透過率が10%のレンズ…90%の光をカットしてしまうので暗い視界
- 可視透過率が90%のレンズ…10%しか光をカットしないので裸眼とほぼ変わらない明るさ
となり、レンズの色が濃い程可視透過率が低くなります。しかし、これは光を遮るだけで紫外線をカットするものではありません。
可視透過率は明るさの数値と認識し、目的別に選ぶと良いでしょう。
サングラスのレンズの種類それぞれの特徴
サングラスのレンズには色付きレンズの他に「偏光レンズ」や「調光レンズ」といったものがあります。レンズのそれぞれの特徴を知っておくとシーン別に利用できて便利です。
運転中は光の影響が少ない偏光レンズがおススメ
長時間運転で目が疲れたという経験がある人も多いですよね。実はその疲れの要因として、目から入ってくる紫外線があります。
紫外線だけでなく実際に目で確認できる光である可視光線も同様と言われています。つまり運転中の反射光や雑光を少しでも軽減できれば目の負担も軽減できますね。
偏光レンズは照り返しなどで起こる眩しい光をカットし、見やすくする効果があります。
日中の運転中以外にも釣りやスポーツにもおススメですよ。
しかし、偏光レンズだけでは紫外線をカットできませんので、偏光レンズと合わせてUVカット機能のあるサングラスを選びましょう。
紫外線の量で色が変化する調光レンズ
調光レンズは紫外線の量に反応してレンズの濃さが変化します。
- 紫外線量が多い屋外ではレンズカラーが濃くなる
- 紫外線量が少ない室内ではクリアに見える
しかし、デメリットとして色の変化に多少の時間を要しますので、車の運転には不向きです。運転中に明るい場所から暗いトンネルなどに入る時にすぐに適応できないためです。
また車の窓やフロントガラスには紫外線カットが施されているものも多いですよね。調光レンズは紫外線の量で反応するため、車の中では色が変化しないということもあります。
目にとっては悪影響でしかない紫外線。しっかり対策を!
紫外線を浴びることで、ビタミンDの生成や免疫力アップなどの効果があり、体にとって多少の紫外線は必要とされることもあります。しかし、目にとっては白内障などの病気の原因になるなど、悪影響しかありません。
また、目から入る紫外線により肌が日焼けすることもあります。
そんな事態にならないためにも紫外線から目を守りましょう。
色が濃いだけのサングラスでは紫外線カット機能があるとは限りません。選ぶ時はUVカットのサングラスかどうかきちんと確認することもが大切ですよ。
- 紫外線透過率は1%以下のもの
- UV400の表示がされているもの
がおススメです。くれぐれもサングラスの色だけで紫外線カット率を判断しないようにしましょう。
しっかり紫外線対策ができるサングラスを役立てて、あなたの大事な目を紫外線から守りましょう。
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