マイボトルを使用する際に注意したい7つのこと。実は細菌の宝庫!
Date:2017.09.11
コンビニでペットボトル飲料を買うよりも、自分の好きな飲み物をマイボトルに入れて持ち歩いている女性は多いと思います。
デザインが可愛い物たくさんありますし、気分によって持ち替えている人も多いでしょう。
水分補給に毎日ペットボトルを買うよりも経済的だし、ダイエットのために酵素ドリンクを持ち歩いている、なんて人もいるかもしれませんね。
しかしそのマイボトルに食中毒などの危険があるということをご存知でしょうか。注意しないと病気の原因になることもあるのです。
せっかくのマイボトルで健康を害することのないように、注意点をまとめました。
マイボトルが危険なものに変わる3つの理由
マイボトルを持ち歩いてこまめに水分補給をすることは、熱中症予防にも効果的ですし、それ自体は決して悪いことではありません。むしろ、推奨したいくらいです。
しかし、マイボトルの扱い方次第で、逆に健康を損ねてしまう可能性があるのです。
ただの飲み物容器であるはずのマイボトルがなぜ危険なのか、それには主に3つの理由があります。
1.プラスチック製の口の部分に雑菌が繁殖
マイボトルを持ち歩いていると、こまめに水分補給をしますよね。その時、プラスチックの口部分に何度も口を付けていると、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
実際に行われた検査によると、
- 大腸菌
- サルモネラ菌
などのバクテリアが、注ぎ口やボトルのキャップ付近に大量にいることがわかりました。
2.口の雑菌が飲み物の中で繁殖する
雑菌が繁殖するのはボトルの入り口だけではありません。口の中は雑菌の宝庫。一説にはお尻より汚いといわれるくらいで、ものすごい菌の数があるんです。
その菌が、水分を摂るたびにボトルの中に入っていき、その中で繁殖を始めます。
温度が高いほど菌は繁殖しやすいので、夏場など常温でおいておけば、ボトルの中でどんどん菌が繁殖しますね。
その菌は食中毒の原因にもなりますから、注意が必要です。
3.マイボトルの金属が溶ける
マイボトルの素材と水筒の中身があわない場合、健康被害につながってしまう恐れがあります。
ステンレスボトルなど金属製の容器は水分を入れたまま放置すると腐食する可能性があり、長時間水分を入れておくのはあまりよくありません。
溶け出した金属で、金属中毒を起こす可能性もあります。
マイボトルで健康被害を出さないための注意点7つ
マイボトルの使用法で気をつけて欲しい注意点をまとめましたので、毎日持ち歩いている人はちょっと注意してみてくださいね。
1.直に口を付けて飲まないこと
口を付けて飲むと、ボトルの入り口だけでなく、中身にも雑菌が繁殖しやすくなります。できれば直接口を付けずに、中身をコップに移して飲むことをおすすめします。
歩いている時や外出先では難しいですが、オフィスなら出来るでしょう。少しでも口を付ける回数を少なくすることで、雑菌の繁殖を防ぎます。
2.糖分の入った飲み物を入れない
ジュースなど糖分の多い飲み物は菌が繁殖しやすいので注意が必要です。雑菌は糖分を栄養源として繁殖するので、中に入れるものとしては、
- お茶
- ミネラルウォーター
など、糖分が入っていない飲み物がおすすめです。
3.塩分を含む物、酸性の飲み物はダメ
心配なのは糖分だけではありません。塩分や酸性の成分も注意して欲しいのです。具体的には、
- オレンジジュースなどの果汁飲料
- スポーツドリンク
- 乳飲料
- 乳酸菌飲料
- 炭酸飲料
- 味噌汁
などです。
これらは、雑菌が心配なのではなく、アルミニウムや銅を溶かしてしまう恐れがあるからです。塩分や酸を含む飲み物は、長時間入れっぱなしにしないようにしましょう。
スポーツドリンクを持ち歩きたいなら、プラスチック製のスクイズボトル(口の部分を引き上げて飲むタイプのボトル)かスポーツドリンク専用のボトルを使った方が無難です。
マイボトルにスープ類を入れる人はいないと思いますが、塩分を含んだ汁物を入れる時にも専用のスープジャーを使いましょう。
いずれにしても、丸1日入れっ放しで放置するのは危険です。
4.お茶は煮出した物を使う
食中毒の予防としては、水出しのお茶ではなく、きちんと煮出したお茶を入れるというのもひとつの方法としておすすめです。
煮出すことがお茶の熱湯消毒になるので、水出しよりも雑菌の繁殖を防いでくれます。
しかし煮出すのは面倒、と水出しにしたいなら水道水を使ってください。ミネラルウォーターや浄水器の水では菌を防ぐ成分が入っていないので心配です。
水道水は美味しくないかもしれませんが、塩素が入っているので雑菌の繁殖を防ぎます。
5.ペットボトルを使い回さない
マイボトルの代わりに、1度飲んだ市販のペットボトルを洗って何度も使っていないでしょうか。
もったいないからとペットボトルを使い回すのは、健康上あまりいいことではありません。
6.小さなボトルですぐに飲みきる
口を付ける回数を少なくするために、小さなボトルで短時間で飲みきる、というのもオススメです。
500mlを1本持っていくより、250ml2本の方が、1本を飲みきる時間は短く口を付ける回数も減るわけです。
雑菌が繁殖する時間を短くすることが出来るので、食中毒の予防になります。
7.マイボトルはしっかり洗って乾燥させる
マイボトルは必ず毎日しっかり洗って乾かします。ステンレスボトルなどでもこまめに手入れをし、清潔に使っていれば金属の腐食を防ぐことは出来ます。
ポイントは水洗いだけで済ませないこと。洗剤で汚れをしっかり落とし、パッキンなどはたまに漂白しておくと、雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
マイボトルは使い方次第!
水筒を持ち歩くことはゴミを出さないという観点からも良いことですし、経済的。いたずらに不安をあおるつもりはありません。ただ、何事も正しい使い方が大事だということです。
飲み物の種類に気をつけ、手入れもこまめにしていれば、そんなに心配することはありません。人間は、多少の雑菌には抵抗できるようになっているからです。
ただ、疲れている時や身体が疲れている時など、抵抗力が弱っている時には、いつもは何ともない菌でも体調を崩すことがあります。
うっかり食中毒などにならないように、マイボトルは清潔第一を心がけてください。
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