ヨーグルトの選び方、目的に合わせて選ぶと効果もアップ!
Date:2018.08.20
健康や美容、ダイエットなど様々な効果を持つヨーグルト、習慣的に食べている方も多いと思います。
しかし一方で、味や食感など選り取り見取りに様々な商品があるうえに、毎週毎月のように新しい商品が発売されるので「どれを選んだらよいのか分からない…!」という方も多いのではないでしょうか?
今回はヨーグルトの選び方について、自分に合ったヨーグルトを選ぶためのポイントと併せてご紹介していきます!
この記事の目次
ヨーグルトを選ぶ時どこを見る?ヨーグルトの違いとは
ヨーグルトを選ぶ際、どんなところを見て選んでいるでしょうか?
好きなメーカーやブランド、味や食感など様々な点が挙げられると思いますが、ぜひチェックしてほしいポイントが次の3つです。
- 得たい効果、ヨーグルトを食べる目的
- 好きな食べ心地
- 自分の身体に合っているかどうか
これらのポイントを踏まえたうえでヨーグルトを選ぶことで、よりヨーグルトの持つ様々な効果効能を実感しやすくなります。
それぞれのヨーグルトが持つ効果は使用されている菌株の違い、食べ心地はヨーグルトの作り方や加工の方法などによって異なるものです。
ヨーグルトは継続して食べ続けることで効果が出ます。しかし体調などが日々変わるように、その時々によってヨーグルトを食べる目的が変わることも自然なことです。
「自分が今どういった目的でヨーグルトを食べるのか」というポイントを考えながら、それぞれのヨーグルトの具体的な種類や違い、選び方について見ていきましょう!
ヨーグルトは効果で選ぶ!菌によって異なる作用をチェック
ヨーグルトは厚生労働省の定めた基準で乳酸菌の量などは規定がありますが、その乳酸菌の菌株や種類については定められていないため、様々な特徴を持つ菌株を使用したものが販売されています。
次は、ヨーグルトの菌株の違いによって異なる効果について見ていきましょう。ぜひ自分の求めている効果と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね!
ビフィズス菌か乳酸菌か
ヨーグルトによく表示されている「ビフィズス菌」と「乳酸菌」の違いをご存知でしょうか?
「乳酸菌の方がヨーグルトのイメージが強く、聞き馴染みがある」という方も多いと思いますが、実は私たちの腸内には乳酸菌よりもはるかに多い数のビフィズス菌が存在しているんです。
ここで、ビフィズス菌と乳酸菌の性質の違いを見てみましょう。
ビフィズス菌 | 乳酸菌 | |
---|---|---|
働き | 善玉菌として悪玉菌を退治 腸内フローラのバランスを整える |
善玉菌として腸の働きを助ける |
体内での主な分布 | 腸内フローラの99%を占める | 全身の色々なところに分布 |
性質 | 酸素に弱い | 酸素に強い |
「お腹の調子を整える=乳酸菌」というイメージとは裏腹に、腸内の菌のほとんどを占めているのがこの「ビフィズス菌」です。そのため、乳酸菌よりもビフィズス菌を摂取した方が腸内の善玉菌の塊である、「腸内フローラ」の細菌バランスを整えやすくなります。
また乳酸菌が体内で乳酸を作るのに対して、ビフィズス菌は乳酸に加えて「酢酸」も生成します。この酢酸の効果でより強力に悪玉菌を退治することができるんです。
これらのことから、よりしっかり整腸作用が得たいときには「ビフィズス菌入り」のヨーグルトの方が効果的になります。
しかしビフィズス菌は酸素に弱くヨーグルトを発酵させる力が弱いため、ビフィズス菌が入っているヨーグルトは実は意外と少ないのです。そのため、「ビフィズス菌が入っているかどうか」はヨーグルトを選ぶ際の1つのポイントになります。
菌株によって効果が異なる
ヨーグルトに含まれている菌は、ひとえに「ビフィズス菌」「乳酸菌」と言ってもそれらの中でさらに細かい種類があり、得意とする働きも少しずつ異なります。
菌株による効果の違いについて、いくつかの菌で例を見てみましょう。
- ブルガリア菌2038株…整腸、便秘解消、肌荒れの改善
- SBT2928株 (ビフィズス菌SP株)…整腸、便秘解消、免疫力の強化
- クレモリスFC株…整腸、便秘解消、免疫力の強化、アトピーの改善、コレステロール値改善
今挙げた3つの菌株はほんの一例ですが、菌株によってさまざまな効果の違いがあることが分かります。これらのような菌株によって特化した働きなどは、ヨーグルトのパッケージにしっかり記載されていることも多いです。
ヨーグルトに使われている菌がどのような働きが得意なものなのか、というポイントを押さえてヨーグルトを選ぶことでより狙い通りの効果を得られやすくなります。
ヨーグルトを選ぶ際にはぜひ、「どのような菌が使われているか」というポイントをチェックしてみましょう!
作り方によって異なるヨーグルトの種類、好みで選ぼう
ヨーグルトにはその製造方法などによって、様々な固さや形状のものが存在します。これらは自分の好みに合ったものを選びましょう。
作り方によって異なるヨーグルトの種類の代表的なものには、次のようなものがあります。
ヨーグルトは毎日継続して食べ続けることでその効果が発揮されるため、無理なく美味しく続けるためにも自分の好みのタイプを探してみましょう!
- プレーンヨーグルト
- 原料となる乳を発酵させただけの、もっとも一般的なヨーグルト。甘味などもつけられておらず、とてもシンプルな作り。
- ハードヨーグルト
- 甘味などがつけられ、寒天やゼラチンの添加によりプリンのような固さのあるヨーグルト。様々なフレーバーがついているものも多い。
- ソフトヨーグルト
- 発酵によって固まったヨーグルトをなめらかになるように混ぜ合わせたもの。甘味やフレーバーがつけられたり、果肉や果汁が加えられたりすることが多い。
- ギリシャヨーグルト
- 水切り製法という、水分を取り除く製法で作られておりとても濃厚な食べ心地。普通のヨーグルトよりも水分とカロリーが少なく、タンパク質が多く含まれている。
- フローズンヨーグルト
- アイスクリームのように、空気を含ませてから凍結させたヨーグルト。凍っているが菌は生きている。
- 飲むヨーグルト
- ヨーグルトを破砕してドリンク状にしたもの。甘味やフレーバーをつけて、飲みやすくされているものがほとんど。
ヨーグルトとの相性も大事!選ぶ時のポイント
ここまではヨーグルトの種類や効果などから選ぶポイントをご紹介してきました。しかしどんなヨーグルトでも自分の身体や体質にマッチしていなければ、期待した効果が十分に得られないことがあります。
次は自分の身体に合った、相性の良いヨーグルトの選び方について見ていきましょう!
同じヨーグルトを1週間続けてみる
ヨーグルトと自分の身体との相性を、パッケージに描いてあることや見た目などから判断することはできません。
そのためまずは「実際に食べてみる」ということが必要です。1~2週間程度継続して同じヨーグルトを食べ続けてみることで自分の身体に合っているかどうかが分かってきます。
逆に特に変化がなかったり、お腹の調子が悪くなってしまったりということであれば、そのヨーグルトはあまり身体には合っていません。
選んだヨーグルトが身体に合っていないと思われる場合には、また別のヨーグルトで同じように試してみましょう。
食べるタイミングは食後に
ヨーグルトを食べるタイミングは空腹時などよりも、「食後」が一番効果的です。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は、胃酸などの消化液に弱いため腸につく前に死んでしまうことも多くあります。
特に食前や空腹時などは、胃酸などの消化液の酸性度が高くなっています。そのため、乳酸菌も生きたまま腸まで到達することが難しくなってしまうのです。
これらの菌は死んでしまっても、腸内に存在する菌たちのエサとなるなど良い効果をもたらします。しかしこれらの菌のうち、より多くのものを生きたままで腸に届けるためには、「食中」もしくは「食後」の消化液の酸性度が落ち着いているタイミングでヨーグルトを食べることが効果的です。
今の自分にピッタリのヨーグルトで、効果を最大限に!
今回はヨーグルトの選び方についてご紹介してきました。
ヨーグルトには様々な種類や効果のものがあり、味や食感も多種多様です。選ぶ際には求めている効果効能だけではなく、「自分の身体に合っているかどうか」までしっかり踏まえて選ぶことが、ヨーグルトの効果を最大限に引き出すために大切なポイントになります。
ぜひ様々なヨーグルトを試して、今の自分にピッタリのヨーグルトを探してみてくださいね!
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