職場へのお土産、適当に選んでない?上手な選び方とNGポイント
Date:2017.11.06
旅行の際、職場へのお土産選びに困ったことはありませんか?
お土産の選び方がまずいと、「気の利かない人ね」と評判が下がってしまうことも。逆に、上手に選べばあなたの評価はぐーんと急上昇する可能性だってありますよね。
定番のお菓子にしても、部長は甘いものが好きだけど、上司はダイエット中だし……なんて悩んでしまいがち。
楽しい旅行をそんな悩みで締めくくるのは、もったいない!
そこで今回は「職場へのお土産の選び方」について。
簡単なコツを押さえるだけで一安心!上手なお土産選びのポイントを見ていきましょう。
この記事の目次
【1】職場で喜ばれる!お土産選びの基本ルール7ヶ条
職場は、仕事をするための場所です。
だからこそ、お土産を選ぶ際にも、家族や友人宛のものとはちょっと異なるポイントに気を配る必要があります。
(1)やっぱりお菓子がちょうどいい!
職場へのお土産は、やっぱり食べ物、中でもお菓子がベストです。
個性を出そうと一生懸命選んで邪魔になってしまうより、あげる側ももらう側も負担が少なく、気軽にやりとりできる「ちょっとしたお菓子」がちょうどいいのです。
どの観光地に行っても、お土産売場にはお菓子が所狭しと並んでいますよね。その中から選んでOK。
できれば試食してみて、自分が美味しいと感じたものを選びましょう。
(2)金額は1000〜3000円が相場
職場へのお土産にかける金額は、一般的に1000〜2000円くらいという人が多いようです。
ただしこれは、配布する人数によっても変動します。大人数の職場であれば3000円くらいは見ておいた方が良いでしょう。
あまり高価なものだと、もらう側も負担に感じます。一箱に12個、18個……と、ある程度の数が入っている箱詰めのお菓子が最適です。
職場の人数に合わせて1〜2箱ほど見繕って購入しましょう。
職場全体で1000〜3000円程度ならば、お財布にもさほど負担にはなりません。
(3)「個包装」は厳守する
職場へのお土産は、個包装が必須です。
ここを気にせず買ってくる人も意外と多いようですが、個包装になっていないというだけで「あの人は気が利かない」と一気に評価が下がってしまうこともあります。厳守すべきポイントです。
あなた自身が切り分けて配り歩いたとしても、ケーキの乗ったお皿やフォークを洗って片付けるのは、もらって食べた人でしょう。
あなたにとってはたいした手間ではないかもしれません。でもその感覚は、人によって大きく違います。
また、剥き出しの食べ物に対して衛生的に不安を抱く人も少なくありません。
ケーキなどは表面が乾いてしまうため、そのまま置いておくわけにもいかず、わざわざ仕事の手を止めて食べることになります。
どんなに美味しい食べ物でも、切り分けが必要なお土産は、職場には向きません。もしも切り分ける作業を他人に任せようとしているなら、なおさらNGです。
個包装のものならば、
- 切り分けたり、食器を洗ったりする手間が要らない
- 手が汚れない
- すぐ食べなくても置いておける
- 家にもって帰ることもできる
と、もらう側のあらゆる負担を減らすことができます。だから、個包装のお菓子は喜ばれるのです。
(4)一口サイズで「手や机が汚れない」ものが嬉しい
職場で配られたお土産は、仕事中にちょっと手を休めて食べる、ということが多いもの。このとき食べやすいものだと、喜ばれます。
また、溶けやすいもの、きな粉など粉末をまぶしたものは、手や机が汚れやすいので避けた方が良いでしょう。
(5)個数は人数より多めにしておく
意外とうっかりしがちなのが、お菓子の個数です。
人数ぴったりの個数でもよいのですが、人間うっかりミスをすることがあります。
人数を把握するときに誰かを数え忘れていたり、その日だけたまたまヘルプで別の部署から人が導入されたり……といったこともあり得ますよね。
また、給湯室や休憩室に置いておいて自由に持っていってもらう場合、一人で何個も持っていってしまう人も案外います。
そうした不測の事態で「全員に行き渡らない!」というハプニングを防ぐために、ちょっと多めに買っておく方が安心です。
(6)日持ちするものを選ぶ
お土産をもらってすぐに食べる人もいれば、後で食べたい人もいます。中には、出張に出ていて数日戻らない人だっているかもしれません。
色々な人に安心して食べてもらえるように、お土産はある程度日持ちするものを選びましょう。
(7)常温保存できるものを選ぶ
冷蔵庫や冷凍庫に入れておく必要のあるものは、職場のお土産には向きません。
食べる際にわざわざ取り出す必要があるものは、手間がかかり面倒だと思われ、放置されてしまいがちです。
また自宅に持ち帰る際にも、常温で持ち歩くことができないものだと大変ですよね。
お土産を選ぶ際には、賞味期限だけでなく、常温保存が可能かどうかもチェックしておきましょう。
【2】あなたの評判、急上昇!さらに喜ばれるポイント3つ
職場へのお土産選びにおける、ぜひとも押さえておきたい基本ルールは、
- やっぱりお菓子
- 金額相場は1000〜3000円
- 個包装のもの
- 一口サイズで手や机が汚れないもの
- 個数は人数よりも多めに
- 日持ちするもの
- 常温保存できるもの
この7つです。
ここからは、より踏み込んで「あの子は気が利くなぁ」と言われる、お土産選びのさらなるコツについてお伝えしていきます。
(1)地方の名物・定番お菓子は、何度もらっても嬉しい
実家に帰省した際、地元の名物お菓子をお土産に選んでいる人も多いでしょう。
ひょっとすると「毎回同じもので飽きられているかも……」と心配になっているのでは?
どうぞ、ご安心ください!
毎年同じお土産を食べても飽きるということはあまりなく、むしろ「今年も楽しみにしていたんだよね」と喜ばれている可能性の方がずっと高いです。
地方の名物や定番のお菓子は、意外なほど好感度が高いのです。
もらう側は何度もらっても嬉しく、あげる側も選ぶのに頭を悩ませずにすむ。どちらもハッピーなお土産です!どんどん活用していきましょう。
(2)インスタントの飲み物も人気
とくに大型連休の直後などは、いろいろな人のお土産でデスクがいっぱいになってしまう、という職場もありますよね。
お菓子ばかり集まるのもちょっとなぁ……と思ったら、ぜひお菓子に合う美味しいドリンクを選んでみてください。
ポイントは、手間がかからずすぐ飲めるものにすること。とは言え、缶や瓶に入ったものでは持ち運ぶのが大変です。
お湯に浸けたり溶かしたりしてさっと飲める、ティーパックやインスタントのものが、お土産としては最適でしょう。
(3)とくにお世話になった人には、別途用意する
休んでいる間の顧客フォローを代わってもらった、シフトや当番を交替してもらったなど、休暇中とくにお世話になった相手には、別途お土産を用意するのがおすすめです。
高価なものでなくて構いません。500円程度のものでも、「あの人はきちんとしているな」と、あなたの印象はグンとアップするでしょう。
多かれ少なかれ負担をかけた相手です。きちんと感謝を示すのが大人の礼儀。次の休暇を気兼ねなくとるためにも、こうした気遣いを大切にしましょう。
善意がかえって迷惑に…「NGなお土産」一覧
職場のお土産としては避けた方がよいものについても、まとめておきましょう。
(1)生もの(ケーキ、フルーツなど)
ケーキやフルーツといった生ものは、傷みやすく、日持ちしません。万が一、職場で食中毒でも発生させてしまったら大変です。
またこうしたものは、食べづらかったり、その場ですぐ食べないといけなかったりと、もらう側が負担を感じる要素が多く、避けた方が無難です。
(2)切り分けないと配れないもの
ホールケーキやロールケーキを「美味しいので良かれと思って」お土産に選んでしまう人は多いです。
家族や友人へのお土産なら何も問題はありませんが、職場のお土産としては不向きなので避けましょう。
こうしたものは、切り分けなくては食べることができません。配る側にももらう側にも手間がかかります。
職場のお土産では「手間がかからない」ことも大切なポイントです。
ケーキ以外にも、大きなカステラやフルーツなども切り分ける手間が必要なため、避けた方が良いでしょう。
(3)冷やす必要があるもの
アイスクリームやゼリーなど、冷やす必要があるものも、職場のお土産としては不向きです。
まず、冷蔵庫や冷凍庫から出す手間を面倒だと思われてしまうケースが多いです。
またデスクで食べる際には、手や書類を汚すおそれもあります。持ち帰りにも不便ですよね。
そもそも、人数分のそれらを冷やすだけのスペースが、職場の冷蔵庫や冷凍庫には残っていないかもしれません。
うっかりしがちなのが、夏場のチョコレート。とくに生チョコは溶けやすく、製品によっては粉も飛び散りやすいため、意外と食べづらいのです。
(4)奇をてらった味のもの
いつものお土産が少々マンネリぎみだからといって、無理に珍しいものを探す必要はありません。
ウケを狙って変わった味のお菓子を持参すると、逆にがっかりさせてしまうかも。それに、変わり種の味付けは好みがかなり分かれます。
奇をてらった面白いお菓子よりは、万人に好まれる定番の味のお菓子の方があなたの好感度を上げてくれます。
上手なお土産チョイスで、職場を居心地のよい場所に
もらう側の身になって考えること。事務スタッフなど、配る側の手間も考えること。
そうした気遣いが、お土産選びには一番必要なのかもしれません。
お土産は、職場でのコミュニケーションを円滑にするのにも役立つツールです。上手に選んで、感謝を伝えていきたいですね。
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