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お腹にガスがたまるのはなぜ?ガスがたまったぽっこりお腹の解消法

Date:2016.11.16

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お腹にガスがたまるのはなぜ?ガスがたまったぽっこりお腹の解消法|女性の美学
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shutterstock_192038063おなかが張って苦しい、女性に多い悩みですよね。下腹部がぽっこりして見た目にもちょっと恥ずかしい。

あまり人には相談しにくい悩みなので、誰にも相談できずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

でも大丈夫!悩んでいるのはあなただけではありません。お腹のガスで悩んでいる人は意外と多いものです。

どうしてお腹にガスがたまってしまうのか、その原因をしっかり把握して、苦しいぽっこりお腹を改善していきましょう。


お腹のガスだまりに悩んでいる人は3割も!

最近1年間にガスがたまった経験のある女性は20~50代の約3割にものぼるというデータがあります。意外と多いと思いませんか?

そのうちおよそ半数はほぼ毎日、もしくは週に2~3回という頻度でガスだまりを感じているのだとか。

ガスがたまるとお腹が苦しいだけでなく、様々な不快症状が出てくるので、早急になんとかしたいものです。

お腹の中にはコップ1杯分もガスがある

お腹の中にまったくガスのない人はいません。普通であってもコップ1杯分くらいのガスが存在しています。

普通は血液中に吸収されて、肺を通って呼気と一緒に出ていくことが多いので、それほど気になることはありません。

げっぷやおならで外に出ていくガスは1割程度しかないのです。

ところがそのガスが増えすぎると、血液では吸収しきれなくなります。げっぷなどで外に出すのも限界があり、余分なガスはお腹にたまってしまいます。

外から見てもお腹がぽっこりするくらい増えてしまうと問題ですね。

おなかが張る時というのは、このガスの産生と排出のバランスが乱れることによって、お腹の中のガスが増えてしまった状態のことなのです。

ガスがたまると様々な不快感が…

ガスがたまると具体的にどんなことに困るのでしょうか。ガスがたまることで出てくる症状には以下のようなものがあります。

下腹部がぽっこり出る

全体的には決して肥満ではないのに、ガスによるお腹の張りで、下腹部だけぽっこり出てしまうことがあります。太って見えるのでいやですね。

お腹だけぽっこりしていると、スカートやパンツがきつくなって困りますね。

でもガスでお腹が出ているので、お腹を引っ込めても治りません。ガスを外に出すことが大切です。

腹痛や圧迫感で苦しい

ガスが腸の中を移動する時に痛みが出たり、常にぽこぽこ移動しているので圧迫感を感じています。

おなかが重く感じて食欲もなくなってきます。

おならが増えてちょっと恥ずかしい

女性が一番困るのはおならでしょう。我慢するのも辛いですし、においが出たら恥ずかしいですよね。

仕事をしている人や人と接する機会の多い人にとっては笑い事ではない深刻な問題です。

どうしてぽっこりするの?ガスがたまる原因

おなかが張ることを「腹部膨満感」と言いますが、これは腸にガスが増えた状態、またはガスによって胃腸の働きが悪くなることをさしています。

ガスがたまると腸の働き自体も弱ってしまうため、さらにガスを溜め込んでしまうことになり、どんどんガスで膨らんでしまいます。

どうしてガスがたまるのか、その原因を見ていきましょう。

食事と一緒にガスを飲み込んでしまう

早食いや大食いの人に見られがちな傾向ですが、よく噛まずに食べ物を飲み込むと空気も一緒に飲み込んでしまい、それが胃にたまるのでお腹のガスの原因になります。

食事中の適度なおしゃべりはゆっくり食べることにもつながりますが、話しすぎるのは逆に飲み込む空気の量が増えてしまうのでよくありません。

ストレスによる呑気(どんき)症

ストレスを強く感じている人は、唾を飲み込んだり歯を噛み締めたりすることが多く、そのときに同時に空気を飲み込んでしまうのです。

便秘による過剰なガスの産生

女性は腹筋が弱かったり、ストレスなどで便秘がちな人が多いですね。

便秘が続くと腸内環境が悪化し、有毒ガスが産生され、ガスがたまりやすくなります。

しかも、たまった便のせいでおならも臭くなってしまいます。

ガスを作らないためには便秘解消が欠かせません。

炭酸飲料の飲み過ぎ

ガスがたまりやすい人は、普段炭酸飲料を多く飲んでいないでしょうか?炭酸飲料もお腹のガスを増やす原因のひとつです。

清涼飲料水はもちろん、

  • ビール
  • サワー

も炭酸飲料ですから、お酒が好きな人も飲み過ぎに注意した方がいいかもしれません。

甘いもの大好き!糖質の摂り過ぎ

下記のような糖質の高いものが好きではありませんか?

  • ケーキ
  • 和菓子
  • クッキーなどの焼き菓子
  • パン
  • いも類などのでんぷん質

甘いものは悪玉菌の大好物。腸内にガスを作りやすいのです。

実はお腹によくない?食物繊維の摂り過ぎ

さつまいもをたくさん食べるとおならが増えたりしませんか?

お腹の中をきれいにしようと思ってたくさん食物繊維をとると、消化が悪くなり逆に悪玉菌が増えてしまってガスが増えることがあります。

食物繊維が身体にいいからといって食べればいいというものではありません。適度な量を守って食べるようにしましょう。

何事も程々が大切です。

肉類などたんぱく質が好き

お肉の食べ過ぎは腸内で悪玉菌を増やしてしまうので、においのきついガスが発生します。

肉を食べる時は

  • 一緒に野菜もたっぷり食べる
  • たんぱく質を分解する酵素を含んだパイナップルやキウイをデザートに食べる
  • ヨーグルトで善玉菌を補う

などして、腸内環境の改善にとつめましょう。

暴飲暴食で胃腸が疲れている

ダラダラ食べてばかり、もしくはどか食いなど暴飲暴食は胃腸に負担をかけます。胃腸が空になることがなく、常に消化吸収を行っているので、休む暇がありません。

そうすると胃腸が疲労して働きが悪くなります。腸内のガスをうまく排出できなくなり、お腹にガスがたまるのです。

胃腸に何らかの炎症がある

冷えによる血行不良なども働きを悪くする原因のひとつです。

その他

  • 暴飲暴食
  • 香辛料などの刺激物の摂取

など胃腸に負担ばかりかけていると胃腸に炎症が起きることがあります。

胃腸に何らかの炎症が起きている時も機能が低下してうまくガスを排出できません。

お腹を締め付ける服装もガスの原因に

実は服装一つでもガスがたまりやすくなってしまうことをご存知でしたか?

  • 腹部のサポート機能の強いストッキング
  • 補正下着
  • パツンパツンのスカート

など、お腹を締め付ける服装は、腸を圧迫しガスの逃げ場がなくなるため、ガスがたまりやすくなるのです。

ガスがたまっている時は、少しゆるめの服装の方がいいかもしれません。

おならを我慢している

女性なら当然かもしれませんが、会社や外出中におならはできませんよね。

その我慢している時間が長いほど、腸に負担がかかり、ガスがますます出にくくなってしまいます。

女性ホルモンの影響でもガスがたまる

生理前になると便秘になりやすいということはありませんか?これは女性ホルモンの黄体ホルモンの働きによるもの。

妊娠したときに腸の働きが活発だと子宮に刺激を与えてしまうため、流産の危険があります。

黄体ホルモンが子宮を守るために腸の蠕動運動を鈍くするため、便秘がちになりガスがたまりやすくなるのです。

神経質な人は注意・過度な緊張

人との関わりでやたらと緊張したり、仕事上必要なのに人前で話すことが苦手だったり、常に緊張状態にある人は自律神経のバランスを乱しやすく、胃腸の働きが弱くなります。

胃腸などの内臓の働きは自律神経によって支配されていますが、自律神経は自分の意思でコントロールすることが出来ません。

緊張すると交感神経が優位になり、胃腸の働きが鈍るのです。緊張している時間が長いほど、ガスがたまりやすくなるといえるでしょう。

遅延型のフードアレルギー

食べ物のアレルギーというと蕁麻疹が出るなど皮膚の症状が多いように思われますが、他にも

  • お腹のガスの発生
  • 頭痛
  • 肌荒れ
  • だるさ
  • 疲労感

など、その症状は実にさまざまです。

どのような原因にもあてはまらない、改善策を施してもちっとも解消されない、という場合は食べ物が原因かもしれません。

恥ずかしいぽっこりお腹…お腹のガス溜まりの解消法

なるべく薬に頼らずにお腹のガスを解消するには、日頃の食事の仕方などがとても大切です。

運動やマッサージなども併用しながらお腹を楽にしていきましょう。

よく噛んでゆっくり食べること

早食いはお腹のガスによくないばかりか、ダイエットの観点からもよくありません。1口最低30回以上は噛むことを心がけてみましょう。

また、一口食べるごとに箸を置くと早食いを防止できます。

食べる時は空気を飲み込まないよう、口を閉じて食べることも忘れずに。空気を飲み込まないことがガス防止の対策になります。

食べ過ぎない&消化の良いものを食べる

暴飲暴食は胃腸の働きを低下させます。食べ過ぎを防いで腹八分目を心がけることが大切です。

1度にどかんと食べるよりも、少量の食事をこまめに食べた方が胃腸に負担をかけません。

食事の時にいつもより小さなスプーンを使うといいですよ。少量しか取れないのでどか食いを防ぐことが出来ますし、全体的な食べる量も抑えられます。

また、お腹に負担をかけないように、ガスがたまっている時は食物繊維の摂り過ぎを避け、消化の良いものを食べるようにしましょう。

ヨーグルトなど腸内の善玉菌を増やす食べ物

腸内環境を整えることはとても大切なので、腸内の善玉菌が増えるようにビフィズス菌や乳酸菌を積極的に取り入れましょう。

ヨーグルトでもいいですし、キムチやチーズなどの発酵食品もいいですね。

オリゴ糖やビフィズス菌は善玉菌のえさになりますから、はちみつ入りのヨーグルトもいいでしょう。

ヨーグルトが苦手な人は乳酸菌のサプリメントや整腸剤を利用するのもおすすめです。

善玉菌が増えて腸内細菌のバランスが良くなってくればお腹のガスも抑えられます。

適度な運動で腹筋を鍛える

腹筋が弱いと腸の蠕動運動も弱くなります。特に1日座りっぱなしの人は意識して身体を動かすようにしないといけませんね。

筋肉を鍛えて排便力をつけていけば、便秘も解消されるでしょう。

腹筋運動が大事ですが、なかなか効果が出ないとモチベーションが続きませんよね。腹筋運動よりもスクワットをする方が筋肉を鍛えるには効果的です。

スクワット15回は腹筋500回に相当するともいわれています。スクワットなら下半身全体も引き締まりますし、ダイエットにもいいのでぜひやってみて下さい。

ストレスを上手に解消する

人は考え方、感じ方次第で何でもストレスになります。また、睡眠不足や疲労も身体が感じるストレスです。

ストレスを感じている状態が長いほど、自律神経に与える影響も大きいので、

  • 疲れたら休む
  • よく眠る
  • 楽しいことをしてストレスを解消する

などを心がけて下さい。

ストレスをなくすことは不可能ですが、自分を少しでも楽しませる方法を考えて、上手に解消していきましょう。

ガスを抜くマッサージ

おへその回り、腸の曲がり角を意識してマッサージしていきます。

  1. 仰向けに寝て膝を曲げます。
  2. 右下腹部(右骨盤の上)を両手の指を重ねてゆっくり押します。
  3. 次は右側肋骨の下、左の肋骨の下と進みます。
  4. 左下腹部(左骨盤の上)と進み、最後は膀胱の上当たりを押します。

この5カ所を時計回りに押していくことによってガスが排出されやすくなります。

腹式呼吸をしてお腹の動きを良くする

女性は胸式呼吸が多いため、どうしても呼吸が浅くなりがちです。疲れを取るためにも、腸の動きを良くするためにも、腹式呼吸をしてみましょう。

  1. ゆっくり息を吐き出します。お腹がへこむくらいしっかり吐きましょう。
  2. 次にゆっくりと鼻から息を吸い込みます。
  3. それを10回繰り返しましょう。
寝る前にやると身体を温め、リラックス効果もあるので、よく眠れるようになりますよ。

お腹を温める、冷やさない

女性は冷えて腸がむくんでいる人も多いので、お腹を温めるのはガスを抜く良い方法です。

  • 腹巻きをする
  • 毛糸のパンツを履く
  • カイロを貼る
  • 温めたタオルで温湿布をする
  • 湯船にしっかり入る

など、お腹を温めてみましょう。

ガスを抜く市販薬を利用する

それでもガスがたまって辛い時は市販の薬を利用してみましょう。

整腸剤やガスを抑える薬で症状を改善しながら、食事の仕方なども気をつけてみてください。

ガスピタン

水が無くてもラムネの様にポリポリ食べられるチュアブルタイプ。食前または食間に服用します。

ヨーグルト味で飲みやすいのが特徴。消泡剤、消化酵素が配合されているので、ガスをつぶし、食物繊維を分解することでガスがたまったお腹を楽にします。

食物繊維を分解し、今あるガスもしっかりつぶします。また、乳酸菌の力でガスをたまりにくくします。

価格:1,000円
容量:18錠

ガスピタン – 小林製薬株式会社
http://www.kobayashi.co.jp/brand/gaspitan/product.html

なかなか改善されなければ病院へ

お腹のガスのバランスが悪いだけならまだ良いのですが、

  • 胃炎
  • 過敏性腸症候群
  • 腸閉塞
  • 大腸がん

などの病気が原因でガスが増えることがあります。

色々試してもガスだまりが改善されない場合は病気が原因の可能性もあるので、1度病院で診てもらった方が良いでしょう。

お腹のガス対策はライフスタイルの見直しから

お腹のガスそのものは病気ではありません。だから、放っておいても深刻なことにはなりませんが、苦しいし辛いですよね。

普段の生活習慣をちょっと見直すだけでもずいぶん改善されるはずですから、出来るものから試してみて下さい。

お腹のガスの解消法は、実はダイエットにも効果的なものが多いので、ガスを解消しながらダイエットまでできてしまうかもしれませんよ!

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お腹にガスがたまるのはなぜ?ガスがたまったぽっこりお腹の解消法|【女性の美学】
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ライター:奈南有花

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