職場の厄介なお局、どう対処する?防御しつつ被害を抑える方法
Date:2018.09.19
どの職場にも必ずいるのが「お局様」と呼ばれる女性の存在。
- 勤続年数が長いベテラン社員
- 管理職にも大きな顔ができる
- 若いスタッフや新入スタッフは必ず目をつける
- 人の陰口や悪口を日課のように言いふらす
- 機嫌の良し悪しが激しい
…こんな特徴のある女性社員が、お局と言われています。あなたの職場にも心あたる人物がいるのではないでしょうか?
お局の言動を真に受けると心を打ちのめされ、退職に追いやられることもあります。当然ですがお局の性格に難があるからと言って、こんなことをされる筋合いはありません。
この記事では、職場のお局に負けないための対処法や防御方法についてご紹介していきます。
この記事の目次
自分の心を守ることが優先的。防御するための対処法
職場のお局様への対処法は様々ありますが、ひとまずは自分の心と身体を守るのが第一。お局の心ない言動に脅かされないように、しっかり自衛していきましょう。
気にしない・耳を貸さない
お局の言動と言えば、聞えよがしに悪口を言ってきたり、周りの人に陰口を言いふらされるようなことがほとんどでしょう。もしかしたら、直接面と向かって酷い言葉を言われることもあるかもしれませんね。
意味のない悪口や罵倒はまともに取り合う意味がありません。必要な指示や意見さえ聞いたら、後の悪口は「どうでも良いこと」だと思って気にしないようにしましょう。
「何か言ってるなー」「今日も元気だなー」くらいの気持ちで、とにかく聞き流してください。まともに取り合ってもこちらの心が消耗するだけで、他には何も得はありません。
適当に相槌を打ってやり過ごす
お局の言動を気にしないとは言っても、何も言わないでいれば今度は「無視するなんて!」と非難されてしまいかねません。適当に相槌を打って対応しましょう。
- 「はい」
- 「そうですね」
- 「その通りです」
- 「流石です」
こんな当たり障りのない相槌をいくつか用意しておいて、実際にお局から何か言われているときはこれで対応してみてください。
大切なのは似たような相槌を繰り返さないように、バリエーション豊かな相槌で返事をすることです。
ずっと「はい」しか言わないでいると、逆に「生返事だ」「話を真面目に聞かない」と火に油を注いでしまうので要注意です。
目立つ格好・言動をしない
お局は常に自分が目をつけるターゲットとなる人を探しています。そんなお局の目に留まりやすいのは、やっぱり地味な人より目立ちやすい人。
- 派手な色の服装
- 露出の多い服装
- 目立つ髪型や髪色
- 必要以上に大きな声で話す
こんな特徴のある人はお局から目をつけられやすくなり、見た目や話し方をきっかけにして口を出されてしまいます。
同じ職場にお局がいる場合は、出来るだけ目立たず周囲に溶け込むような外見を意識すると無難です。
かといって、極端に地味すぎるのもリスキーです。今度は「垢抜けない」「ダサイ」なんて言ってからかいの種になることもあります。地味すぎず派手すぎずを意識してみてください。
機嫌の良し悪しを見極める
お局と呼ばれる女性のほとんどが、感情の起伏が激しく機嫌の良し悪しが両極端な人ばかりです。機嫌の悪いときはとことん人に当たり散らかし、酷いことを言ったりしたり…。
仕草や格好、言動などから、お局の機嫌の良し悪しを見極められるようになりましょう。機嫌が悪いと分かったらなるべく近づかないようにすれば良いだけですし、逆に上機嫌なようなら声をかけやすいですよね。
- 機嫌が良いとき
…服装が華やか、誰にでも声をかける、笑顔が多い、など - 機嫌が悪いとき
…ムスッとしている、口数が少ない、昼食を社外に食べに行く、など
絶対に仕返しをしない
お局から何らかの嫌がらせをされることがあっても、絶対に仕返しをしてはいけません。どんな悪口も行動も、可能な限り全てスルーしてください。
お局に仕返しすると火に油を注いでしまい、嫌がらせが激しくなったり、今度は自分が被害者ぶろうとし始めます。また、反応を面白がられてしまえば、ずっとあなたがターゲットのままです。
仕返しをして大人しく引き下がるような相手なら、そもそもお局なんてやってはいません。仕返しで事態が好転することは十中八九有り得ないので、とにかく動じずにスルーしてください。
とにかく仕事に熱中する
お局に何を言われてもされても、あくまでその場所は職場です。仕事をするのが職場のメインですから、お局に構わずに仕事に没頭してしまいましょう。
仕事さえしっかりこなしていれば、周囲からは確実に評価され、お局も口を挟む隙がなくなります。
どんなに嫌がらせをしても仕事にしか目を向けない相手を見れば、お局も「つまらない」と感じて離れていく可能性もあります。少なくとも仕返しをするよりは良い防御策になるので、お局へのストレスを全て仕事にぶつけましょう。
味方にすれば怖くない!お局に取り入って気に入られる方法
お局の標的にならない一番の方法は、お局から気に入られることです。お局の懐に入って彼女の「お気に入り」になることで、少なくとも「こいつをいじめてやろう」なんていう気持ちにはさせないはず。
お局に上手に取り入って気に入られるための方法をチェックしていきましょう。
必ず笑顔で挨拶する
職場でお局に会ったとき、ついつい「うわっ」と顔をしかめてしまっていませんか?もしくは、早くその場を立ち去りたくて無愛想に接してしまっているなど…。
お局にとって笑顔を見せる後輩は「可愛い後輩」ですが、笑顔のない後輩は「可愛くない」「やる気がない」「無愛想」です。
そのうち「あの子は生意気だ」「私のことが嫌いなんだ」なんて言いふらされ、嫌がらせの対象になってしまうのです…。
どんなに嫌いな相手だったとしても、会ったときはとりあえず笑顔で挨拶しておきましょう。絶対に無視したり無愛想な顔で受け答えしないように気を付けてください。
お局を持ち上げる言動をする
お局は自分を頼りにして、自分の存在価値を高めてくれる後輩が大好きです。実際にお局の嫌がらせや悪口のターゲットになるのは、お局を頼らなかったりお局よりも仕事ができるしっかりした人が多いです。
何か質問があるときや頼みごとがあるときは、「ぜひ○○さんにお願いしたくて」とお局を持ち上げ、頼ってみましょう。
「○○さんはしっかりしているから」「○○さんにして貰えると安心できます」など言って、とにかくお局を持ち上げるようなことを言っておきましょう。頼りにされて持ち上げられれば、お局も気分を良くします。
とにかく否定せず同意する
お局の言うことなすことは、全て正しいとは限りません。むしろその時の感情に左右されて、間違ったことを言ったりしたりすることもあるでしょう。
お局がどんなに間違った言動をしたとしても、絶対に否定せずに同意してください。「それはおかしいですよ」「それは違います」なんて反論するのはNGです。
間違ったことを否定されたとしても、お局に取っては「自分に刃向う嫌な後輩」にしか見えません。それが嫌がらせの動機に繋がることもあるので、「そうですね」「そうかもしれませんね」ぐらいの返事が無難です。
機嫌の良いときを狙って声をかける
もしもお局の機嫌の良し悪しを見極められるようになっているなら、お局の機嫌が良いタイミングを見計らって声をかけてみましょう。少なくとも不機嫌なときに声をかけるよりは全然ストレスの大きさが違います。
お局は自分を避けようとする後輩を嫌います。ですから機嫌の良いときにお局に近づけば、こちらのストレスは減るしお局にも気に入られて一石二鳥です。
お局に気に入られたいなら、機嫌の良いタイミングを見計らって挨拶をしたり、雑談を振ってみてくださいね。どうしてもお局と会話しなければならないときも同様に、ご機嫌なタイミングを狙いましょう。
1日1回は声をかける
どんなにお局が嫌いで苦手だとしても、1日に最低1回は話しかけておきましょう。お局を徹底的に避けていると、そのうち「あの子は私を嫌ってる」「私に何か恨みでもあるんだ」なんて言いふらされかねません。
ただの挨拶の他にも、何気ない雑談を振った方が好印象です。お局はお喋りな人が多いですから、こちらから話を振ればすぐに一言二言喋ってくれるはずですよ。
何回か会話をすれば、お局の好きな話題やお局の身の周りのことについて詳しくなれるでしょう。その後はお局が食いつきそうな話題をこちらから振ってあげれば良いだけです。
一人じゃダメなら人に頼ろう。上司や同僚、男性社員に相談
お局は理不尽に人を嫌います。気に入られようと努力して失敗する人もいれば、最初からお局の当たりが強くて嫌がらせを受けている人もいるでしょう。
もう心がくじけて自分一人ではどうにもならないと感じたときは、周囲の人に頼ってみるのをおすすめします。
パワハラとして記録しておく
お局の嫌がらせは、度合によっては「パワハラ」として対応して貰える場合もあります。
- 職場での立場を悪くさせられる
- 業務に支障を出すレベルの嫌がらせをされる
- 精神的な苦痛で悪影響が出ている(不眠やうつなど)
ハラスメントともなれば、会社が放っておける問題ではなくなります。
いつ、どこで、どんなことをされたのか、お局の嫌がらせを事細かに記録しておきましょう。できればメールなどのスクリーンショットを保存したり、会話を録音しておくと安心です。
お局の嫌がらせ記録があれば、上司や人事課にパワハラとして相談しやすくなりますよ。
周りの人に相談してみる
職場内に信頼できる同僚や先輩・後輩がいれば、お局からの嫌がらせを相談してみると良いでしょう。
周りに同じお局からの被害を受けている人がいれば共感し合えますし、協力してお局への対策を相談することもできます。
実は自分も知らなかったようなお局の性格や境遇を知ることがありますし、そうなればお局への対処法についてもっと良い案が浮かぶでしょう。
上司に相談してみる
お局との関係性が悪化して業務に悪影響を及ぼしているようなら、上司に相談してみるのも良いでしょう。
- 所属する部署を変えて貰う
- 休憩時間をずらして貰う
- デスクの配置を変えて貰う
などなど、上司に相談することで様々な解決策が視野に入ることでしょう。
ただし、上司までがお局を恐れているようであれば、上司に相談しても無意味かもしれません。
お局の中には上司よりも勤続年数が長く、偉そうに振る舞う人もいます。その場合は上司に相談したところで「我慢してくれない?」と何の解決策も出して貰えないので、他の人に相談しましょう。
男性社員に頼んでみる
お局は女性に厳しく男性に甘いことが多いです。特に若くて人当たりの良い、人気者の男性社員にはデレデレしがち。
お局に直接言いにくい・頼みにくいことがあれば、お局が可愛がっている男性社員から伝えて貰いましょう。
同じ内容の発言だとしても、女性社員が言うのと男性社員が言うのとではお局の対応が全然違います。お局が怖くて自分じゃ言えない…とお悩みの人は、周りの男性社員の力を借りてみてくださいね。
お局はどこにでもいる。対処法を身に付けておくと後が楽
「お局」と呼ばれる女性は、残念ながらどの職場にも一人はいるものです。完ぺきに関わらずに生きていける確率は低いですから、対処法を身に付けておいた方が楽。
お局の多くは劣等感や嫉妬で嫌がらせをしていますから、彼女たちの言動を気にする必要はありません。「誰かのため」と言いながら、結局は自分の都合で勝手に怒っていることがほとんどです。
…とは言え、お局の心ない言動であなたが壊れそうなら、さっさと転職してしまいましょう。お局にもいくつか種類がありますから、転職先のお局なら難なくやり過ごせるかもしれません。
とにかく大切なのは、お局のせいで無理をし過ぎないこと。どんなお局にも、あなたを傷つける権利はないのだと覚えておいてくださいね。
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