頂いたお祝いなど「お付き合いの記録」を残しておくと便利なワケ
Date:2018.02.15
人生、生きているといろんな人から何かをいただくことがありますよね。
- お歳暮やお中元など季節の贈り物
- 結婚祝い
- 出産祝い
- お誕生日プレゼント
などなど…。これらのいただきもの、いつ誰に何を貰ったのか、ちゃんと把握していますか?
いただいた贈り物をその都度記録していると、お返しをすることや誰かへの感謝の気持ちを忘れることはありません。つまり、良い人間関係を築くサポートをしてくれるというわけです。
この記事では、いただいた贈り物の記録を残す重要性と、実際にどうやって記録していくのか、その方法について見ていきます。
記録するとどんな良いことがある?お祝いを記録する意味
人からのお祝いを記録する…ということを、あまり考えたことがない人もいるかもしれませんね。「貰ったらそれで終わり」という考え方で生きてきた人は多くいるでしょう。
ですが、いただいたお祝いを記録していると、記録する以前と比べて明らかに人付き合いがやりやすくなるのです。
人付き合いが苦手な人ほど、お祝いの記録で人との関係性を良好なものにしていきましょう。
相手への理解を深められる
関わる人が多くなればなるほど、「この人ってどんな人だったっけ…?」と相手への印象が分からなくなることがありますよね。人の顔を覚えるのが苦手な人であればなおさらです。
いただいた贈り物とその内容、贈り主を記録しておけば、相手のことを思い出すきっかけになります。
「このときこれを貰った人だ」という記録を残しておけば、自分の周りの人間関係を確実に把握することができますよ。
また、贈った内容から相手の性格や特徴を分析することもできます。贈り物には相手のセンスや性格、経済力が反映されているのです。
- 贈り物の内容(実用品や飾り物など…)
- 贈り物の傾向(カワイイ系・シック系など…)
- 値段や価値など
「意外と可愛いのを選ぶ人」や「自分の趣味ばかりを押し付ける人」、「私のことをよく見てくれている人」など…相手についての認識を改めるとき、お祝いの記録帳は大活躍してくれます。
お返しを忘れることがなくなる
人から何かをいただいたのにもかかわらず、すっかりお返しを忘れていた…ということはありませんか?
たとえ悪気がなかったとしても、お返しを忘れていると相手との関係性にヒビが入ってしまいます。
何かを贈ったのにそのお返しをされなかった場合、贈り主からの印象は悪くなるばかりです。
- 失礼な人
- 感謝をしない人
- マナーのない人
と思われるだけならまだしも、「贈りものが迷惑だったのかも…」と贈り主を落ち込ませることも有り得ます。
せっかく贈り物をいただいたのに、相手に嫌な思いをさせるわけにはいきませんよね。万が一のこともありますから、「絶対に忘れない」と意地を張らず、贈り物をいただいたときはしっかり記録しておくのが無難です。
お返しの内容に困らない
贈り物をいただいたとき、人付き合いとして必ず相手に何かしらのお返しをしますよね。特に結婚祝いや出産祝いなどは、どんなお祝い返しをすれば良いのか悩む人も多くでしょう。
贈り物の内容や大体の価格を記録しておくと、「誰にどのくらいのお返しを選べば良いのか」の基準になります。
一人一人に合わせたお返しができるため、「貰いすぎ」や「返し過ぎ」といった事態を防ぎ、自分も相手も気を使わないですむ良い関係を築き上げられますよ。
誰かへの贈り物のヒントになる
お祝いの贈り物は、いただく側ではなくて自分が贈る側になる場合もありますよね。友人や知人をお祝いするときの贈り物には、なかなか悩まされます。
人からの贈り物を記録していると、記録帳の中から誰かへの贈り物のヒントを貰えます。
過去に何かをいただいている相手であれば、相手からいただいた贈り物の記録を見てみましょう。相手の趣味やセンス、経済力にピントをあてると、贈り物の候補も浮かんでくるものです。
また、自分が過去に結婚祝いや出産祝いをいただいているのなら、その後誰かに結婚祝いや出産祝いを贈るときの参考にさせてもらえます。
記録の中には「あのときはこれを貰って助かったな」と感じたものはあるはずです。自分が贈り物を受け取ったときのことを思い出しながら、相手への贈り物を選びましょう。
記録に残っている商品を調べてみると、今まで知らなかったようなギフト店やブランドを発見する機会にもなりますよ。
実際に記録してみよう。お祝いを記録する方法やコツをチェック
お祝いを記録するだけで、随分と人付き合いが円滑になることがわかりました。もちろん試さない手はありませんが、記録の方法にもいろいろあります。
後から記録帳を読み直しながら、あなたが本当に「見やすい」と感じる方法で記録するのが一番です。
ここでは、お祝いの記録を残す実践方法をいくつかご紹介していきます。自分の性格に合った方法で試してみてくださいね。
最低限記録しておきたいこと
まずはお祝いをいただいたとき、何を記録するのかをご説明します。最低限記録しておきたいのは次のことです。
- いただいた日付
- いただいた相手
- いただいた物の内容
- お返しをしたか否か
いただきものの記録のすぐ隣に「お返しの有無」を記録しておくと、後々からお返しを忘れることを防げますよ。
これ以外にも、必要であればおおよその価格を記録しておいても良いですね。
自分が見返して使うためのものですから、自分が欲しいと思った情報は積極的に記録していきましょう。
タイミング別に分ける方法
お祝いの記録帳と言っても、どんな順番で記録していくのかは人それぞれです。ここでご紹介するのは「タイミング別」に項目を作って記録する方法。
- 結婚
- 出産
- 引っ越し
- 誕生日
…など、冠婚葬祭やライフイベント毎に項目を作り、その中で「誰から何を貰ったのか」を記していきます。
いただきものの内容や相場は、「何のお祝いだったか?」でそれぞれ異なりますよね。タイミング別に項目を作っておけば、「どのイベントでどんなお祝いを貰ったか?」という視点から記録を見返しやすくなります。
また、イベント毎にお祝いをいただいた人とそうでない人を分類することができます。一気にお返しをするときなどは、お返しの相手を洗い出しやすくなりますね。
人物別に項目を作って記録していく方法
お祝いを贈られた相手毎に項目を作って記録していく方法です。「相手」といっても立場や関係性はそれぞれですから、
- 職場関係(同僚、部下、上司など…)
- 友人・知人関係
- お世話になっている人(恩師や先輩など…)
- ご近所さん
- 親戚・家族関係
…など、相手との関係性で分類していくと、人間関係を整理しやすくなりますよ。
一人一人で項目を作ると、自然とその人のセンスや経済力が見えてきます。お返しや贈り物をするとき、相手のことを分析しやすくなりますね。
特定の誰かからの贈り物が明らかに多い、という場合などは、タイミング別に分けるよりも人物別に分けた方が見やすいこともあります。
また、冠婚葬祭などで滅多に会わない人からの一度きりの贈り物が多いと、人物別に記録するのが大変になる可能性もあります。
専用のノートを使って記録する方法
人からいただいたお祝いを記録するなら、専用のノートを使うのもおすすめです。
最近であれば、本屋さんや文具屋さんで「人付き合いノート」や「贈答記録帳」などの名前でお祝いを記録するノートが売られています。
市販のノートだと、日付や内容、品物、金額などを見やすく整理することができます。自分で項目を分けて記録して…というのが苦手な人にはおすすめですね。
- 誕生日や記念日リスト
- 人物別の住所録やプロフィール欄
- お店やブランドについての備忘録
- 贈答のマナーやエチケットなどの付録
お祝いを記録することにまだ慣れていない人なら、最初は市販のノートを買って試してみましょう。使い続ける内に「こういう機能が欲しい」と思うようになれば、自由にカスタマイズした自作のノートで記録していくのも良いですよ。
自作でノートを作る方法
ただのノートを買ってきて、それを自作で贈答の記録帳にする方法もあります。相手の名前やイベント、品物の内容の他にも、
- 品物の内容や満足度
- 相手への好感度
- 自分の人間関係の表(相関図や親族表)
など…市販のノートにはないような事柄を記録しておきたい、という人はノートを自作するのがおすすめです。
何かをいただいたときの感情や重要度は人によって違います。市販のノートでは一人一人の感性に合わせられませんから、記録しておくことにこだわりがあるならノートを自作してしまいましょう。
おすすめなのは方眼ノートです。1マスずつに区切られていますから表を作りやすいですし、見やすく整理することができますよ。
エクセルなどを利用し、デジタルに記録する
手書きで記録する方法もありますが、エクセルなどのソフトを使ってデジタル形式に贈答記録をつける方法もあります。
- 品物やお祝いの金額で並び替えたい
- 特定のイベントで何かをくれた相手に絞りたい
- まだお返しをしていない相手だけを表示したい
といったように、特定の条件で絞り込みや検索機能を使うことができるのが、デジタル形式の強みです。
細かな設定をつければ「お返しをせずに半年経過している」などの条件で検索をかけ、その相手を赤字で表示する…といった使い方もできますね。
エクセル形式のデータは、エクセルを持っていなくても他のフリーソフトで使用できますよ。
▼エクセルでの作成例
スマホやタブレットとファイルを共有しておけば、いつでも記録を増やしたり閲覧したりできます。家族とみんなで贈答記録を確認することも可能です。
もし表計算ソフトが難しいと感じるなら、贈答記録を管理するためのスマホ用アプリもありますよ。
手書きよりもデジタルの方が得意だという人は、使えそうなソフトやアプリを探してみてくださいね。
人間関係が苦手な人こそ贈答記録で人を整理していこう
人間関係を上手く築けない…と悩んでいる人は、ぜひお祝い記録をつけてみてください。
ただ記録をつけていくだけですが、本来なら目に見えないはずの”人間関係”を物理的にアウトプットすることで、客観的に人と向き合うことができます。
また、忘れずにしっかり誰かへのお返しやお祝いができる人は、それだけでしっかりした大人に見えるものです。
家族を持っている人であれば、子どもが貰ったお年玉やプレゼントなどを管理する方法としても使えますよ。
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コメント一覧
もっと早く、この記事を読めたらと後悔します。結婚式はほんとにバタバタと終わり、誰にどのようなものを頂いたかあやふやになってしまい、失礼なことをしたと反省していました。。今後の付き合いを考えるのならばしっかりとしたお祝い、お返しができるようになりたいです