親から自立できてる?大人になっても親離れできない人の特徴
Date:2019.02.08
親と子供の関係は、いつまで経っても親と子供です。親は子供がいくつになっても心配ですし、気になります。
しかし、子供も成長し大人になり、自我が芽生え自分の世界を持ちます。
まずは、子供が親元を離れ親離れし、そして親も子離れします。親子と言えども別の人間であり、一人の大人、社会人として巣立つのを見守るようになるのですね。
しかし、中にはいつまでも親離れ子離れができない家族もいます。親が子供に干渉しすぎて、子供は親がいないと何もできなくなり、親は自分がいないと子供が何もできないと、べったりな関係になってしまっているのです。
このようにいつまでも親離れ子離れができていない親子の特徴をご紹介しましょう。
自立度チェック!親離れできない人の特徴はコレ!
子供時代はまだしも、成長するにつれて親子関係よりも友達関係が密になったり異性との交際が始まる時期である思春期にも、過保護で過干渉の親子関係は親離れ子離れできません。
このように、いつまでも親から自立できていない、親離れできない人の特徴をピックアップしました。お付き合いしている人や友達、もしくは自分も「もしかしたら?」と思うならチェックしてみてくださいね。
- 親が希望した学校、職場に通っている
- 親の希望した学校や職場に通っているのなら、親の思う通りの道を歩んできた証拠です。親が敷いたレールに疑いもせずに乗ってきた可能性が高いです。
親が子供の意見を聞かずに、子供がこうあるべきだという理想を押し付けてきたのかもしれません。また、子供も親の意見に影響され続けた人生を送っており意見を言えない親子関係か、親を信頼した親任せの人生を送っていると言えますね。
チェックポイント- 親の言う通りの進路を希望した。
- 親が提案した職業に就いたり、職場に勤めている。
- 家から近場の学校や職場に通っている。
- 親が買ってきた洋服を着ている
- 洋服だけでなく、身の周りのものを親が揃えている家庭は、親離れ子離れできていないでしょう。
今まで子供が考えることよりも先に意見を提案し考える余地を与えずにコントロールしてきた可能性があります。そして、子供は親に自分の意見を言う機会がなく、もしくは意見を持たないのです。
チェックポイント- 何でもいいと親が購入した洋服を文句も言わずに着ている。
- こんな服を着たらおかしいかなと親の目が気になる。
- 親に日用品の買い物も頼んでいる。
- いつまでも親と同居している
- 一人暮らしの経験をせずに親と同居している率は高く、何でも親がやってくれる環境下にいます。
そして、母親は専業主婦であることが多く、送迎は当たり前、帰宅が遅くても待っているなど身の周りのこと全般、至れり尽くせりで子供時代と変わらない毎日を過ごしています。
経済力もあり独身願望が強いわけでもないのにいつまでも実家暮らしの人は、自立できず親離れできていない可能性が高いですね。
チェックポイント- ボタンをつけることができない。
- アイロンを使ったことがない。
- 調味料の在りかがわからない。
- 全て親任せになっており身の周りのことができない。
- 自分の部屋が子供時代のまま
- 自分の部屋が子供時代の学習机やぬいぐるみが置いてあるなど、幼いころのままの状態であることが多いです。それは、「こういう部屋にしたい。」「こんなものを置きたい。」と言う自分の意志がないということとも言えるのです。
よって、親がカーテンやベッドカバーを選ぶなど親好みの部屋になっている可能性があります。子供が成長して自分の嗜好を叶えようとする意思がなく、親の用意したもので納得しており自立心が見られない象徴とも言えます。
チェックポイント- こんな部屋にしたいという気持ちを持ったことがない。
- 親が用意してくれた部屋で文句もなく過ごしてきた。
- 部屋の掃除は親がする。
- 自分の意見を言えない
- 答えを求めてもすぐには答えることができずに、返答を翌日以降に持ち越します。親の意見を聞かないと、確実な返事ができないのですね。自分の考えを持たず自信を持って意思決定ができないのです。
子供の時から親が子供に選択させる場面はなく、親が全て決めてしまった人は、自分の意見を言うことができません。「うーん、ちょっと聞いてくる。」「相談してくるからちょっと待って。」なんて返答は、親離れしていない可能性が高いですね。
チェックポイント- どんな場面でも自分の意見を言えない。
- いつも優柔不断でどっちつかず。
- 友達の意見よりも親の意見を大事にする。
- 友達親子
- 親を名前で読んだり休日も当たり前のように一緒に行動したりと仲が良すぎて友達のような親子関係は、親離れ子離れができない人が多いです。
仲が良い親がいると楽ちんでもあり、恋人がいなくても寂しくなく不自由を感じず毎日楽しく過ごせるので、いつまでも親離れできないのです。
また、親も仲良しの子供が結婚したり恋人ができると寂しいので、いつまでも一緒にいたがり無意識に束縛し子離れできないのですね。
チェックポイント- 親を名前で呼ぶ。
- 同年代の友達と遊ばない。
- 一緒に行動したり、相談するのはいつも親。
- イベント事でも親と過ごすことを第一に考えている。
- 成人しても親が出てくる
- 成人した社会人になっても親の登場回数が多いと自立していないと判断されます。
例えば、会社を休む時に親が休みの連絡を入れたり、会社での失敗の謝罪に現れたりと、大人になった子供の保護者気分が抜けずに、子供をかばい矢面に立とうとし、子供の自立を阻害します。
それを受け入れる子供も親離れできておらず、親もいつまでも子供扱いする子離れができない親子関係ですね。
チェックポイント- いつになっても親が子供を子供扱いする。
- 親が子供の失敗や間違いをかばい責任を取ろうとする。
- 子供もそれを恥ずかしく思わずに受け入れている。
親離れできないのは無意識に子離れできない親がいるから
親離れ子離れできない家族は、ほとんどが子供をコントロールしようと意識して親離れさせないようにしているわけではなく、親の子供への愛情が肥大化してしまい、結果的に親離れ子離れができない家族になってしまったと言えるでしょう。
親はいつまでも一緒にいられるとは限りません。いつまでも子供だと思っているのは親だけです。世間から見れば立派な成人した大人が、いつまでも年老いた親を頼って一緒にいるなんておかしいのです。
手遅れになる前に、親離れ子離れができるように意識して親子関係を変化させていかなければならないのです。大人になったら親子関係も対等です。親の世界観だけで生きていくことはできないのですから。
つまり、親は子供の意見に耳を傾け、意見が食い違っても上から押さえつけることはせずにアドバイスをするなどの関りを持つようにし、何もかも一緒であることを断ち、親子共に別々の時間を持ったり、経時的にも自立をするなど、社会人としての責任を持たせなければなりません。
親のためでもない子供自身のための人生を送るためには、人生の先輩である親の意見も加味しつつ、自分で考え自分で歩んでいく力を持って自分の人生を送る方が、親子共に幸せであるはずです。
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