岐阜県の結神社で恋愛祈願!縁結び以外に勝利や成功にもご利益
Date:2016.12.12
結神社は、岐阜県にある縁結びに大変ご利益のある神社です。
最近では縁結びにご利益のある神社で調べると、真っ先にこの結神社の名前が出てきます。
結神社にはロマンチックな伝説があったり、特徴的なお守りの販売などによって多くの人に愛されています。
一体結神社とはどんな神社なのでしょうか?この記事では結神社の魅力についてご紹介します。
この記事の目次
かつて織田信長も参拝した!結神社の御祭神やご利益などについて
結神社は平安時代の末期に創建された神社です。「結大明神」とも呼ばれていて、安産や縁結びにご利益があるとして古くから親しまれています。
決して広い神社ではありませんが、小さいながらに趣のある静かな境内では心を穏やかに落ち着けて祈願することができます。
結神社にお祀りされている御祭神
結神社にお祀りされているのは、次の神様です。
- 高御産霊尊(たかみむすびのみこと)
- 天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)
- 神御産霊尊(かみむすびのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
結神社で行われている年間行事
結神社の年間行事は次のようになっています。もし訪れる予定があるのなら、行事に合わせて向かうとよりご利益があるでしょう。
- 一月三日:正月祭
- 二月上旬の日曜日:大祓い・厄除け
- 三月上旬:祈年祭
- 六月上旬:農上がり祭
- 十月十九日:例大祭
- 十一月中旬の日曜日:七五三
- 十一月下旬:新設感謝祭
- 毎月十九日:月次祭
「結」の言葉には恋愛以外の縁結びの意味も含まれている。
結神社と言えば異性との縁結びのことと思われがちですが、実はそうではありません。
つまり、自分の望んでいるものとの縁を結ぶご利益があるということです。実際、結神社には
- 恋愛運(良縁・恋愛成就など)
- 仕事運(交渉の成功・商売など)
- 勝負運(各種試験の合格・賭けなど)
といった幅広い面に対してご利益があります。
恋愛成就だけではなく、合格祈願や商売繁盛などのお願いを持った人も参拝に来ています。
織田信長の戦勝祈願が叶った
「長篠の戦い」と言えば、歴史的にも有名な出来事ですよね。長篠の戦いでは、武田軍と織田軍が戦い、織田軍に軍配が上がりました。
このことから、結神社には異性との縁を結ぶだけでなく勝利や成功との縁も結ぶご利益があると言われるようになりました。
恋愛のことに限らず、何か成功させたい願いがある人は行って損のない神社です。もちろん歴史好きの女性にとっても必見の場所です。
結神社を縁結びで有名にした「照手姫と小栗半官」のロマン伝説
結神社が縁結びで有名な理由を挙げるなら、「照手姫と小栗半官」の物語は欠かせません。
「照手姫と小栗半官」は、現在でも歌舞伎や浄瑠璃で語り継がれているほどロマンあふれる恋物語です。
「照手姫と小栗半官」物語
語れば長くなる「照手姫と小栗半官」の物語、ここではあらすじだけを簡単にご紹介します。
- 小栗と照手姫が結婚する
- 小栗判官小次郎助重(おぐりほうがんこじろうすけしげ)は家の跡継ぎを残すために妻となる女性を探していると、横山の長女である容姿端麗の照手姫に出会います。二人はたちまち恋に落ち、結婚しました。
- 小栗が殺され、照手姫が遊女宿に売られる
- ところが二人の結婚に起こった照手姫の父・横山殿は毒で小栗を殺害し、娘の照手姫を川に流してしまいます。川に流された照手姫は何とか一命を取り留めますが、流れ着いた場所で人買いに売られ、遊女宿で働くことになります。
- 死んだ小栗が餓鬼として現世に送り返される
- 一方、理不尽に殺された小栗は閻魔大王の裁きで餓鬼(痩せこけて飢えに苦しむ人の姿)として再び現世に送り返されました。一人では満足に歩けない餓鬼の小栗を見つけた僧は、小栗を湯治させるため木の荷車に乗せて熊野の湯へ向かわせます。
- 熊野の湯を目指す小栗
- 「この者を一引きすれば千僧供養、二引きすれば万僧供養」という札を首から下げられた小栗は、行く先々で出会う人達の親切で順調に熊野まで向かいます。熊野まで向かう途中、小栗は何と照手姫の働く遊女宿の下にやって来ます。
- 照手姫が餓鬼の小栗を熊野まで運ぶ
- 殺された小栗のことが忘れられない照手姫は、「小栗の供養になれば」と餓鬼を小栗とは知らずに荷車を引き、小栗の札に「熊野の湯で湯治されたら遊女宿の常陸小萩(照手姫の遊女宿での名前)を尋ねてください」と書き足して遊女宿に戻りました。
- 湯治した小栗が照手姫と再会する
- そして熊野の湯まで辿りついた小栗は湯治の末、餓鬼から元の凛々しい男の姿に戻ってついには美濃国の国守になります。立派な国守となった小栗は遊女宿で働く常陸小萩を尋ね、照手姫と再会することができたのです。
照手姫は結神社に祈願して思いを叶えた
照手姫と小栗半官、とってもロマンのある恋物語ですよね!感動の再開を果たした二人ですが、実はこの再会には結神社が関わっているのです。
照手姫が自分の守り本尊(黄金仏)からのお告げで結大明神に祈願すると、結大明神が「姫の持っている守り本尊を神社に納めてくれたら願いを叶えてやろう」と告げました。
小栗への思いで言われた通り神社に守り本尊を納めた照手姫は、無事に小栗との再会を果たしました。
「照手姫と小栗半官」は何ともロマンチックな物語ですし、確かに思いが叶いそうな気がしてきますよね!
一人の健気な女性の思いが報われたことで、結神社には恋愛成就のお願いをしに来る女性が多くいます。特に正月三が日は女性で溢れ返っています。
結神社に行くならここを見ておこう!女性に嬉しい結神社のスポット2つ
あまり大きくはない神社ですから、拝殿でお参りを済ませたらそれだけで帰ってしまう人も多くいますが、せっかく結神社に行ったなら次の場所には行っておきましょう。
江戸時代に寄進された御手洗水鉢
神社に行くと必ずある手水舎のことです。結神社の手水舎は、江戸時代後期の大名である間部詮勝(まなべ あきかつ)が寄進したと伝えられています。
間部はこれによって神社に対する非礼を詫び、御手洗水鉢を寄進しました。
歴史ある手水舎ですから、中に入って祈願をする前に必ずここで手を清めましょう。
照手姫が守り本尊を納めた観音堂
結神社に来たのなら、観音堂を訪れなければ損です!
神社から南に向かって歩けば見えてくる観音堂には、照手姫が小栗半官との再会を願って納めたという守り本尊が祀られています。
この場所は恋愛成就・安産祈願のパワースポットになっています。もし思っている相手がいるのなら、必ず訪れておきたいですね。
お守りや絵馬・おみくじは境内で購入する!結神社隣の大平工業
結神社のお守りは、恋愛成就や縁結びを望んで参拝する人が多いからか、縁結びにちなんだものが多く取り揃えてあります。
縁結びに大変縁のある神社ですから、是非お守りを買って帰って運気を高めましょう。
おみくじやお守りは境内ではなく事務所で買う
珍しいことですが、なんと結神社の境内ではおみくじやお守りを販売していません。結神社の絵馬やお守りが売ってあるのは、神社の西側にある大平工業の事務所です。
扱っている絵馬・お守り
結神社で取り扱っているお守りの一部をご紹介します!
- えんむすび赤い糸
- 恋愛や仕事・友達など幅広い縁結びにご利益があるようにというお願いが込められて、一つ一つ丁寧に手作りされているお守りです。「しじゅう(始終)ご縁がありますように」という意味で四十五センチの赤い糸で出来ています。
- おみくじ・恋みくじ
- おみくじの類も大平工業で取り扱われています。特に恋みくじは、結神社だけに神社の境内に結んで帰りましょう。
- 恋愛成就絵馬
- 結神社オリジナルの絵馬で、右上の方にあるハートが取り外し出来る形になっています。取り外したハートはお守りとして持ち帰って、願い事が叶ったら絵馬にハートを戻しに神社を訪れましょう。
マイペースに気ままな参拝を楽しめる!結神社でいろんな縁結びを
恋愛だけではなく様々なものとの縁を結んでくれる結神社は、どんな人でも訪れる価値ありです!
「別に恋の悩みはないし」と思っている人も、仕事や人間関係など他の悩みを解決するのにご利益があるかもしれませんよ。
また、人の多い場所やゴミゴミした都会が苦手な人にもおすすめです。
あまり人目につかない場所にある結神社だからこそ、誰かに気を使うことなくのんびり参拝できます。
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コメント一覧
太平工業ではなく大平工業かと
修正いたしました。大変失礼いたしました。
ご指摘ありがとうございました。