パウダーファンデーションの正しい塗り方。ポイントは薄く均一に
Date:2019.10.15
ファンデーションにはリキッドやクリームなどのタイプがありますが、中でもパウダーを使っている人は多いはず。手軽にサッと化粧できる、優れものですよね。
パウダーファンデーションによるメイク崩れを防ぐには、正しく塗ることが大切です。ポイントを押さえて使えばメイクは崩れにくく、長時間美肌をキープすることにつながります。
そこで今回は、パウダーファンデーションの正しい塗り方をご紹介します。パウダーファンデーションを使い慣れている人も、この機会にもう一度手順をおさらいしてみてくださいね。
この記事の目次
パウダーファンデーションを塗る前に、化粧下地で土台作りを
パウダーファンデーションは付け心地が軽く、メイク初心者でも使いやすい点が魅力です。
コンパクトケースにはパウダーと一緒にスポンジや鏡が入っているので、仕事の休憩時間や外出先でもパッと化粧直しができて便利ですよね。
しかし、肌に直接パウダーファンデーションを塗るのは間違いです。まずは化粧下地を使い、その後にパウダーファンデーションを塗りましょう。
では最初に、化粧下地の塗り方をご紹介します。
化粧下地の効果。肌を整え、ファンデーションのノリを良くする
化粧下地には次のような効果があるとされています。
- ファンデーションの持ちやノリを良くする
- 肌のうるおいをキープする
- 皮脂を抑える
- シミやくすみ、毛穴の凸凹をカバーする
UVカット効果がある化粧下地は、紫外線から肌を守る役割も担っています。
くすみや毛穴などの気になる部分をしっかりカバーし、肌の土台を丁寧に作っておけば、パウダーファンデーションのヨレやムラを防げます。パウダータイプに限らず、ファンデーションを使う上で化粧下地は外せません。
化粧下地の塗り方。パール1粒分の量を、顔の内側から外側へ塗る
化粧下地の量はパール1粒分が目安で、顔全体に薄くムラなく塗るのが基本です。頬の中心部から外側に向かうようにして、薄く均一に塗りましょう。
次に額や鼻、アゴ、目元など顔全体になじませます。頬と同様に、内側から外側に向かって塗るのがポイントです。
化粧下地を多く塗ると化粧が崩れやすく、パウダーファンデーションを厚塗りしたようにも見えるので注意してくださいね。
化粧下地を塗った後に手のひらを当てて、すいつく感じがあればOK!肌がベタつくなど、もし多く塗ってしまった場合にはティッシュで軽く押さえましょう。
定番の、スポンジを使ったパウダーファンデーションの塗り方
パウダーファンデーションはスポンジやブラシなど、何を使用して塗っていますか?パウダーファンデーションの塗り方は、どのアイテムで塗るかによって少し違いがあります。
パウダーファンデーション入りのコンパクトケースを購入すると、スポンジが付いているものがほとんどですよね。
まずは定番の、スポンジを使うパウダーファンデーションの塗り方をお伝えします。
パウダーファンデーションを塗るスポンジは別売りのものが◎
パウダーファンデーションを塗る時に使うスポンジは、付属のものを使っている人が多いかもしれません。付属のスポンジでも良いですが、別売りのスポンジで塗ると仕上がりが大きく変わりますよ。
スポンジと言っても種類があり、パウダーファンデーション用は
- 形…四角形、五角形、しずく型
- 素材…ポリウレタン、ラテックス、天然ゴム
など形も素材もさまざまです。
自分が使いやすい形のスポンジを選ぶと、パウダーファンデーションが塗りやすくなります。なお、薄いスポンジは持ち運びしやすいですが、小鼻などの細かい所へパウダーを塗りにくいので、厚みのあるものを選びましょう。
近年人気の立体的なしずく型のスポンジは小鼻の脇や目元、口元といった細かい部分もキレイに仕上がり、塗り残しを防げるのでおすすめです。
スポンジの面と角を使い分け、パウダーファンデーションを塗る
スポンジを使ってパウダーファンデーションを塗る場合、面と角を上手く使い分けるのが大きなポイントです。
- 面…頬や額といった広い部分
- 角…目元や口元、小鼻の脇などの細かい部分
パウダーをスポンジの1/3〜1/2面に塗ったら、力を入れずに優しく頬にのせましょう。
パウダーファンデーションも化粧下地と同じように、顔の内側から外側に向かって薄く均一に塗ります。
平たいスポンジで小鼻の脇や目元にパウダーファンデーションを塗る際は、折り曲げて角を使うと塗りやすくなります。
五角形やしずく型などの立体的なスポンジを使う場合も、同様にして面と角を使い分けましょう。面で頬などの広い所を、角は小鼻などの細かい部分を塗ります。
汚れたスポンジはパウダーのノリが悪い原因に!スポンジの洗い方
パウダーファンデーションを塗るスポンジ、普段きちんと洗っていますか?
できれば使った後にすぐ洗うのがベストですが、難しい場合には週1回洗うようにしましょう。
- スポンジに中性洗剤をつけ、優しくもみ洗いする
- ぬるま湯で泡が出なくなるまでしっかりすすぐ
- スポンジを軽く絞り、タオルやキッチンペーパーではさんで水気を切る
- 風通しの良い所で陰干しする
強い力でギュッと絞るとスポンジのキメが壊れやすいので、控えましょう。また、直射日光の当たる所で乾かすとスポンジの劣化の原因につながります。
汚れたスポンジは肌トラブルを招くだけではなく、パウダーファンデーションのノリも悪くなってしまいます。スポンジを清潔に保つこともメイクをする上で大事なことです。
ただし、穴が空いたり、表面が粗くなったりした場合は、新しいスポンジに変えましょう。
パフならふんわり!パフを使う、パウダーファンデーションの塗り方
パフでパウダーファンデーションを塗ると、スポンジよりもふんわりとした仕上がりになります。
パウダーが顔全体へ均一にのりやすいので、ナチュラル肌に見せたい人はパフがおすすめです。パウダーファンデーションは薄付けが好みという人も、パフの塗り方をマスターしましょう。
パフの選び方。おすすめは細かく長い毛を使用したパフ
パフもスポンジのように、パウダーファンデーション用のものを選びましょう。中にはパウダーとリキッド両用のパフもあります。
細かく長い毛を使用したパフは、ふんわりとパウダーを塗りやすくおすすめですよ。
厚みがあって大きめのパフは一気にファンデーションを塗れるので、忙しい朝に便利です。
なお、100均などで販売されているジェルタイプのパフはリキッド用なので、購入する際は注意してくださいね。
パフを滑らせるようにしてパウダーファンデーションを塗る
パフを使う場合、肌に滑らせるようにしてパウダーファンデーションを塗るのがコツです。
顔の内側から外側へパフを滑らせ、均等に塗ります。シミやくすみなど、気になる部分にはパウダーファンデーションを重ね塗りするのがおすすめです。一度に重ね塗りするのではなく、少しずつ重ねましょう。
小鼻の脇や目元などの塗りづらい所は、パフの端を使うと塗りやすいですよ。パフを折ってもOKです。
パフも清潔に保つ。優しくもみ洗いし、ぬるま湯で丁寧にすすぐ
スポンジ同様、パフも清潔に保っておくことが大切です。使った後に洗うのが理想ですが、無理な場合は最低でも1週間に1度は洗いましょう。
パフの洗い方はスポンジと同じです。
洗剤で汚れを落とし、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。ゴシゴシ洗うとパフが痛みやすいので、優しくもみ洗いしてください。
パフが以下のような状態になり、劣化した場合は使わないようにしましょう。
- 弾力がない
- 薄くなってきた
ファンデーションのノリが悪くなりますし、肌にも悪影響です。
ブラシでパウダーファンデーションを塗るとムラを防げる!
ブラシを使うと顔全体にパウダーファンデーションを塗りやすく、ムラを防げます。パフも薄く塗れますが、ブラシはさらに薄付きになります。
パウダーファンデーションを塗り
- ムラができる
- 厚塗りになる
などの悩みがある人はブラシがおすすめですよ。
ブラシでパウダーファンデーションを塗れば自然な肌に仕上がり、ツヤが出るというメリットもあります。
では、ブラシを使った塗り方をチェックしましょう。
ブラシの選び方。天然毛で毛先がフラット状だと使いやすい
パウダーファンデーションを塗る際に使用するブラシは、
- 天然毛
- 毛先がフラット状
のものを選ぶと初心者でも塗りやすいのでおすすめです。
毛の量が多い丸型のブラシは、パウダーファンデーションをより薄めに塗りたい時に役立ちます。
ブラシを使用すればパウダーファンデーションの質感を活かしつつ、毛穴の凸凹やシミをしっかりカバーしてくれますよ。
ブラシに付いた余分なパウダーを払い落としてから塗ると◎
ブラシにパウダーファンデーションをのせたら、ティッシュに軽く押し付けて余分なパウダーを払い落とします。付けすぎると厚塗りの原因になるため、トントンと払いましょう。
ブラシでの塗り方も、スポンジやパフと同じです。顔の内側から外側に向かってパウダーファンデーションを塗りましょう。
頬や額といった面積の広い部分は、ブラシで塗りやすいはずです。小鼻の脇は、ブラシの毛先を当てて円を描くようにクルクルと塗ります。
口元や目元は軽めにスッとブラシを動かしましょう。
ブラシを使用した後は、付いたパウダーをティッシュで拭き取る
パウダーファンデーションを塗った後は、ブラシに残ったパウダーをティッシュで拭き取りましょう。毎回拭き取り、汚れが目立ってきたら優しく洗います。
- ぬるま湯に洗剤を溶かす(目安はぬるま湯200mlに中性洗剤1滴)
- ブラシを1に浸け、振って汚れを落とす
- 洗剤の泡が出なくなるまですすぐ
- 毛を軽く絞った後タオルやティッシュでブラシをはさみ、水気を切る。毛先を整え、風通しの良い所で陰干しする
毛先の流れを整えずに乾かすと、傷みやすいので注意してください。
ブラシの毛先が広がったり、毛の量が少なくなったりすれば、取り換えのサインです。新しいブラシに取り換えましょう。
化粧崩れを防ぐ、パウダーファンデーションを塗る時のポイント
パウダーファンデーションは使いやすく、メイク初心者にもおすすめです。塗り方はご紹介したようにスポンジ・パフ・ブラシの大きく3種類に分けられます。
パウダーファンデーションを塗る時の注意点をいくつか前述しましたが、ここではさらに、化粧崩れを防ぐためのポイントをご紹介します。
気になる部分はコンシーラーでカバー。パウダーはその後!
前述の通り、パウダーファンデーションは均一に薄く塗るのがポイントです。シミやくすみといった気になる部分には重ね付けがおすすめですが、厚塗りしやすい点がデメリットとも言えます。
化粧崩れを防ぐには、化粧下地の後にコンシーラーを使い、最後にパウダーファンデーションで仕上げましょう。パウダーの後にコンシーラーを塗ると不自然に見えてしまいます。
カバー力の高いコンシーラーを使うと、パウダーファンデーションの厚塗りを避けられ、ナチュラル肌に見えますよ。
化粧崩れの原因は皮脂と乾燥。化粧下地の前に洗顔とスキンケアを
化粧崩れの原因は主に、皮脂と乾燥とされています。肌が乾燥している時にパウダーファンデーションを塗ると粉っぽくなり、シワなどが悪目立ちしてしまいます。
化粧下地を塗る前に洗顔とスキンケアをすれば、皮脂や乾燥を抑えることにつながります。洗顔して皮脂を洗い流し、その後は化粧水や乳液で乾燥を防ぎましょう。
メイクの順番は以下を参考にしてみてくださいね。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液
- 化粧下地
- コンシーラー
- パウダーファンデーション
化粧水以降はアイテムを使うごとにティッシュでオフすると、余分な皮脂を取り除き、パウダーファンデーションのノリがアップしやすくなりますよ。
パウダーファンデーションの正しい塗り方をマスターしよう!
パウダーファンデーションの塗り方はあまり難しくなく、メイク初心者でも簡単なはずです。ポイントは薄く均一に塗ることでしたね。
また、パウダーファンデーションは、顔の内側から外側に向かって塗るのも大事なポイント。次回のメイクでは意識して塗ってみましょう。
パウダーファンデーションの前には化粧下地を塗るのも忘れずに!正しい塗り方をマスターしてヨレや化粧崩れを防ぎ、ナチュラル肌を演出しましょう。
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