ダイエットや美容に!プーアル茶の効果効能と美味しい飲み方
Date:2018.02.26
中国茶はジャスミン茶や烏龍茶など香りが良いものが多く、女性にも人気がありますね。
プーアル茶は少し味と香りに癖があるので、好みが分かれるところですが、その効果・効能を知ったらきっと飲んでみたくなるはず!
ダイエット以外にも女性には嬉しい効果がたくさんあるプーアル茶。美味しい飲み方も合わせてご紹介するので、早速試してみませんか?
この記事の目次
ダイエットにも役立つ、プーアル茶の健康効果
中国料理は油を使った高カロリーな物が多いので、中国茶には油をためないようにするお茶がたくさんありますよね。
- ウーロン茶
- ジャスミン茶
などが人気ですが、プーアル茶も濃い味の食事にはとてもおすすめ。
油の吸収を抑えるだけでなく排出もしやすくするお茶なので、脂っこいものを食べても大丈夫。ダイエットにはもってこいのお茶なのです。
脂肪の吸収を抑える
私たちは食事をすると、糖質や脂質を身体の中で分解して吸収してきます。
プーアル茶には、
- 重合カテキン
- 没食子酸
という、ダイエットに役立つ2つの成分が入っています。
脂肪の分解、吸収を防いでそのまま体外へ排出してくれるので、ダイエットに役立つんです。
カテキンといえば日本の緑茶にも含まれていますが、カテキンと没食子酸の量はプーアル茶の方が多く、30倍もの差があるのだとか。
だから、ダイエットのために飲むなら緑茶よりもプーアル茶の方がおすすめということですね。
脂肪燃焼効果
プーアル茶には脂肪をためにくくするだけでなく、脂肪を燃焼しやすくする働きも期待できるんです。
いうまでもなく、脂肪を減らすためには「燃焼」させていかなくてはいけませんね。
この脂肪ですが、身体の中にたまっている状態ではなかなか燃えないんです。
身体の中に蓄えている時は「中性脂肪」という形でもっているのですが、それを「遊離脂肪酸」という、燃えやすい形に変えていく必要があります。
もしかしたら、一生懸命運動してもなかなか痩せなかったのは、この脂肪の変換が出来ていなかったことが原因かもしれません。
ではプーアル茶の何が良いかというと、中性脂肪を遊離脂肪酸に変える「リパーゼ」という酵素の働きを活発にする働きがあるんですね。
リパーゼが活発になることで中性脂肪をどんどん遊離脂肪酸に変換し、燃えやすい状態にしてくれる=脂肪が燃焼しやすい身体になる、というわけです。
腸内環境を改善して便秘も解消
プーアル茶は便秘に良いお茶としてもよく知られています。
プーアル茶は緑茶と違って発酵させたお茶なので、酵素がたっぷり含まれています。その酵素が腸の善玉菌の働きを助け、腸内環境を改善していきます。
善玉菌が増えれば悪玉菌は減っていき、腸の蠕動運動も活発になっていくでしょう。
また、プーアル茶にはビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、これも便秘解消に役立つと考えられています。
血行促進して冷え性を改善
プーアル茶にはポリフェノールも豊富に含まれています。その一つがタンニンです。
お茶の渋味の元になるポリフェノールですが、このタンニンが血行を良くしてくれるんです。
冷え性の方はプーアル茶を取り入れることで、血行を良くして体温を上げていくことが出来るでしょう。
デトックス効果、むくみの解消
プーアル茶は血行を良くして老廃物を排出しやすくしてくれるので、身体の巡りを良くするデトックス効果も期待できます。
利尿作用もありますから、むくみの解消にも役立つでしょう。
塩辛いものが好きな方は、食事の時の飲み物をプーアル茶に変えるだけでも、むくみにくくなるかもしれません。
ポリフェノールで免疫力アップ
プーアル茶に含まれる重合カテキンは強力な殺菌作用があることでも知られています。重合カテキンとはその名の通り、カテキンが重なり合ったものです。
身体の中に入ってきたウィルスや菌を撃退してくれるので、免疫力の向上にも役立つと考えられています。
疲れがたまって風邪を引きそうだなと思ったら、プーアル茶で予防ですね!
アレルギー症状の緩和
先ほど、プーアル茶には腸内環境を整える働きがあるというお話をしました。
腸内環境が整うと、便秘の解消だけでなくアレルギー症状を緩和する働きも期待できるんです。
というのも、私たちの免疫細胞の7割は腸に集まっているといわれており、
- アトピー性皮膚炎
- 花粉症
などのアレルギー症状は腸内環境と深い関係があることが様々な研究で分かってきました。
プーアル茶は薬ではありませんが、腸内環境を整えながら体質改善をしていく上で、とても役立つお茶だといえるでしょう。
がん予防にも役立つ
最近ではプーアル茶ががんの予防に役立つのでは、という研究もされています。
そもそもがんの原因がまだすべて解明されていませんが、注目されているのがニトロソアミンという物質です。
多くの食品に含まれているもので、発がん性があるとされているものです。
プーアル茶にはこのニトロソアミンが大量に作られるのを抑える働きがあるので、がん予防に効果が期待されています。
二日酔いの改善にも
お酒を飲み過ぎた次の日はちょっと起きるのが辛い、なんてことはありませんか。
日本人は元々体内でアルコールを分解する能力が低い人が多いので、お酒はほどほどにしたいものです。
プーアル茶のポリフェノールにはデトックス効果がありましたね。老廃物の排出をサポートするので、二日酔いにもおすすめです。
美肌作りにも飲んで欲しい!プーアル茶の美容効果
プーアル茶の効能は健康だけではありません。美肌を作るためにもとても役に立つんですよ!
ポリフェノールのアンチエイジング効果
ポリフェノールには体内にある活性酸素を取り除く働きがあります。
活性酸素は呼吸をしても出来るものですが、紫外線を浴びたり、ストレスが強かったりするとたくさん作られてしまいます。
活性酸素は身体を錆び付かせる物質。細胞を傷つけ、シミやシワの原因になります。
プーアル茶のポリフェノールは活性酸素を除去して身体を老化から守る働きが期待できるもの。
病気の予防はもちろんのこと、お肌を美しく、健康に保つアンチエイジング効果が期待できます。
ビタミンB群が健康な肌を作る
プーアル茶にはビタミンやミネラルも含まれていますが、その中でも注目したいのはビタミンB2です。
肌の新陳代謝をサポートし、皮膚や粘膜を保護する働きのあるビタミンです。
年齢とともに肌の新陳代謝も悪くなっていくので、キレイな肌を作るためにはビタミンBは欠かせません。
初めて飲むときのプーアル茶の選び方と美味しい飲み方
プーアル茶はややクセのあるお茶なので、好みが別れるかもしれません。美味しく飲んで頂くために、プーアル茶の選び方などをご紹介しますね。
生茶と熟茶の違い
プーアル茶には生茶と熟茶の2種類があります。
どちらも発酵していることには変わりないのですが、生茶は天日干しをして、太陽光の力でもって時間をかけて自然発酵させます。
作るのにとても時間がかかるので非常に高価ですし、発酵年数が10年を超えるものはマニアが買い求める希少な茶葉です。
それに対して熟茶というのは、天日干しをした後にカビ(黒麹菌)を混ぜて発酵させます。麹菌の力で強制的に発酵させるので、短期間で大量生産できるお茶です。
日本でプーアル茶といったらたいていはこの熟茶です。
発酵の度合いで香りが違う
熟茶は発酵年数が長くてもそれほど味や香りに違いはありませんが、生茶は発酵年数が長いほど、まろやかで美味しいお茶になります。
数十年も発酵させたプーアル茶になると、ビンテージものとして高値で取引されています。
そこまで高価なものでなくても、初めて味わうなら生茶の方がまろやかで飲みやすいかもしれません。
信頼できるメーカーのものを選ぶこと
プーアル茶は中国茶ですが、中国産のものを買うのは何となく不安、という方も多いと思います。
茶葉が有機栽培されているかどうかはもちろんのこと、製造過程や品質管理がどうなっているかということをしっかり公開しているメーカーなら安心です。
台湾産の茶葉は比較的品質もよく、信頼度が高いそうですよ。買うなら国産か台湾産がおすすめです。
プーアル茶の淹れ方
プーアル茶は茶葉が固形になっているので、まずほぐすところから。1回分の塊になっていることが多いので、それをよくほぐします。
- ティーポットにほぐした茶葉を入れてお湯を注ぎます。
- 10秒ほどおいたら一度カップに注ぎます。
- 再度ポットにお湯を入れて、3~5分かけて蒸らします。
- 先ほど注いだお茶はいったん捨てて、しっかり蒸らしたお茶を注ぎます。
一度さっと蒸らしてお湯を捨てることを「洗茶」といいます。茶葉のホコリを落とすとともに、カップに注いでおくことでカップを温めることもできます。
この工程が面倒な人は、ティーバッグタイプのものを購入するといいでしょう。
冷え性ならホットで飲むこと
プーアル茶はホットでもアイスでも飲むことが出来ますが、女性は冷え性の人が多いですね。出来ればホットで飲んだ方がいいでしょう。
ダイエットのために飲むなら食事中もしくは食後
脂肪の蓄積を防ぎたい!と、ダイエット目的で飲むなら、食事中かもしくは食後に飲むのがおススメです。
こんなことに気をつけて!プーアル茶を飲む時の注意
プーアル茶はお茶なので、特に副作用などは心配しなくても大丈夫です。ただ、カフェインを含んでいるので少しだけ注意して欲しいことがあります。
空腹時に飲み過ぎない
カフェインはとても刺激のある物質です。プーアル茶のカフェインは緑茶よりも少ないとはいえ、空腹時に飲み過ぎると胃液が分泌されて、胃が荒れてしまうこともあります。
胃の弱い人は、空腹時に飲むことは避けた方が無難です。
カフェインの摂り過ぎには注意
1日にとっても良いとされるカフェインの量は400mgくらいが上限です。
プーアル茶のカフェイン量は、
- 生茶 20mg
- 熟茶 15mg
※100mlあたり
なので、普通に飲んでいればそれほど心配する必要はないでしょう。
ただし、プーアル茶だけを見ればたいしたことのない量でも、
- コーヒー
- 緑茶
- チョコレート
- エナジー飲料
など、他にカフェインを含む飲み物や食べ物を摂っている場合は、それらも加味してカフェインの量を考えてください。
毎食後に1杯飲むくらいなら特に問題はないでしょう。
シュウ酸の摂り過ぎも注意したい
シュウ酸という物質はプーアル茶以外のお茶、野菜などにも含まれいてるえぐみの成分。
野菜だとほうれん草が身近ですね。シュウ酸を含んだまま調理をすると苦味が出るので、一度ゆがいてから調理しますよね。
プーアル茶に含まれるシュウ酸は、腸の中でカルシウムと結びついて排出されます。
さらに、腸内のカルシウムが不足することによって、今度は腎臓にあるカルシウムと結合使用とします。
そうすると「シュウ酸カルシウム」という物質が作られ、これが腎臓結石の原因となってしまいます。
ですから、カルシウムが十分でない人がプーアル茶を飲む時は、小魚などカルシウムを含んだお茶請けなどと一緒に摂る方が安心です。
持病がある人は主治医に相談して
病気によってカフェインを含むものを控えるようにいわれている人は、プーアル茶にもカフェインが含まれているので、念のため主治医に相談してから飲んだ方がいいでしょう。
プーアル茶で身体の中からスッキリしよう!
初めてプーアル茶を飲んだ時は、正直「美味しくない」と思いましたが、熟成の度合い、お店によってお味や香りは結構違いました。
紅茶もそうですが、お茶は奥が深い。だから、自分好みのプーアル茶が見つかるまで色々と試してみるといいと思います。
中華料理を食べた後は口がさっぱりしますし、油っこい料理とはとても相性がいいですね。
ダイエットにも役立つので、食後はコーヒーからプーアル茶に変えてみるのもいいかもしれないですね。
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