化粧崩れを防止するためのスキンケアとメイク法。朝の一手間で違う!
Date:2018.11.15
朝お化粧をしたてのサラサラ感がずっと続いて欲しい!と願う女性は多いでしょう。
がんばってメイクをしたのに、数時間後には汗でドロドロ、なんて悲しい思いはしたくないですよね。
どこへ行っても化粧崩れしないように、スキンケアとメイクに一工夫をしてみましょう。
この記事の目次
化粧崩れが起きる原因は一つじゃない
化粧が崩れる三大原因は
- 汗
- 皮脂
- 乾燥
だといわれています。
汗が多い人は化粧が崩れやすい
暑いと感じると体温を下げるために分泌される汗。これが化粧崩れの大きな原因の一つです。
夏は特に汗をかきやすいですが、冬はエアコンが効きすぎていたり満員電車の中で暑くて汗をかきますね。
顔から出る汗はほとんどが水分なので、少なければそっと抑えて拭き取るだけでそれほど化粧は崩れないのですが、
- 普段から運動不足の人
- 体脂肪が多い人
- 多汗症の人
などは普通の人よりも顔に大量の汗をかいてしまうので、どうしてもメイクが崩れやすくなってしまいます。
乾燥肌は皮脂が出て化粧が崩れやすい
乾燥肌の人はファンデーションが粉を吹いてしまいそうですが、逆に皮脂が過剰に分泌されてべたべた肌になってしまい化粧が崩れやすくなるのです。
皮脂でべたついているから脂性肌だと思っている人も、実は外はべたべた、内側はカサカサのインナードライ肌なのかもしれません。
肌が乾燥しているのに皮脂が出て化粧が崩れるのは、
- 肌が乾燥している
- 水分不足だと肌が判断する
- たくさん皮脂を出そうとする
- 化粧が崩れる
というメカニズムなのです。
化粧崩れしないための正しいスキンケアの方法
化粧崩れを防止するためには、朝のスキンケアに一工夫が必要です。少しの手間で化粧も崩れず、さらさら感が持続しますよ。
化粧前の洗顔方法を見直してみましょう
朝の洗顔、どんな風にしていますか?もしかしたらごしごしと洗いすぎて、大事な皮脂をとりすぎてしまっているのかもしれませんね。
まずはお湯の温度。ちょっと冷たい?と思うくらいのぬるま湯で洗顔するのが一番です。
お風呂の温度(38~40度)では熱すぎて肌に負担もかかりますし、乾燥しやすくなってしまいます。
洗顔料はどうでしょうか。しっかり泡立てずに手の平でごしごし顔をこすってしまうのは厳禁。肌を傷めるばかりか、これも皮脂を取りすぎて乾燥肌を助長してしまいます。
洗顔の基本は
- ぬるま湯で洗う
- 洗顔料をしっかり泡立てて手が顔に触れないくらいの泡で洗う
です。
洗顔一つで肌質はグンと変わりますよ。
毛穴のケアをしっかりして詰まらせない
せっかく汚れを落としてキレイにするのですから、毛穴の中もキレイにしておきましょう。
毛穴が開きっぱなしになると皮脂が過剰に分泌される原因になるので、しっかり引き締めておきたいところですが、余分な皮脂や古い角質が毛穴に詰まると角栓になります。
この角栓が詰まったままだと毛穴も開きっ放しになってしまうのです。放置しておくと酸化してどんどん黒ずんできます。
朝時間がなければ夜でもかまわないので、蒸しタオルを使って毛穴のケアをしましょう。
メイクを落とした後か洗顔前に蒸しタオルを顔に当てて毛穴をしっかり開きます。その後に洗顔すれば、
- 余分な皮脂
- 詰まった汚れ
をしっかり落とすことが出来て、毛穴を引き締めることが出来ます。
徹底した保湿対策で乾燥を予防する
皮脂が過剰に出てしまう原因は肌の水分不足です。朝もしっかりと化粧水で肌に水分補給をしてあげましょう。
乾燥肌の人は出来れば年間を通してしっとりタイプの化粧水を使った方がいいですね。
時間があれば、朝もローションパックをして、とにかく保湿です。
化粧水をしっかり浸透させることで乾燥を防ぐことが出来れば、皮脂が余分に出てくることもありません。
水分がどんどん蒸発して、余計に乾燥してしまいます。とはいえ、使い過ぎはべたつきの原因になるので、
- Tゾーンは少なめに
- 乾燥しやすいUゾーンは普通に乳液などで蓋をする
という具合に調整をして下さい。
化粧の前にTゾーンの毛穴を引き締める
メイクに移る前、スキンケアの最後の工程で、しっかりと毛穴を引き締めておくことがとても大切です。
毛穴が開いたままだと皮脂がどんどん出てきて化粧崩れの原因に。スキンケアの最後に収れん化粧水などを使って毛穴をしっかり引き締めましょう。
化粧崩れを防ぐための大事なひと手間です。
首の後ろを冷やして顔に汗をかかないようにする
夏など、顔にうっすら汗をかいている状態で化粧をしたりしていませんか。顔の表面温度が高い状態だと化粧下地もまったく密着せずに、化粧が崩れる原因になります。
まずは汗をしっかりと拭き取りましょう。ティッシュを優しく当てて汗を吸い取ります。扇風機などを顔に当てるのもいいですね。顔の表面温度をしっかり下げます。
メイクをしながら汗をかいていると、ファンデーションもよれてしまいます。
顔に汗をかいていない状態で化粧をしないといけませんが、体脂肪が多い人は身体から熱を放出しにくいため体温が上がってしまい、顔に大量の汗をかく傾向があります。
顔の汗をしっかりと抑えて体温を下げる事が大事ですね。首の後ろを保冷剤などで冷やすと体温が下がるので、汗も引いていきますよ。
汗がしっかり引いてからメイクを始めましょう。
顔のムダ毛処理をするとメイクのノリが良くなる
脇やすねなどのムダ毛は処理するのに、顔のムダ毛は放置している人が意外に多いのです。顔の産毛もしっかりと処理しているでしょうか。
今は理髪店などでも女性専用のシェービングのメニューなどもありますから、定期的に利用してみてはいかがでしょう。
化粧崩れを起こさないためのベースメイク法
スキンケアの方法は一通りご紹介しました。次はその後のメイクの方法です。これもちょっとした手間で、化粧は崩れにくくなるんですよ。
下地を塗ってすぐにファンデを塗らない
朝は忙しいので、手っ取り早くメイクを済ませたいところですが、ここは一つ一つの工程に少し時間をかけましょう。
基礎化粧品から下地まで一気に塗ってファンデーションを塗ると化粧が崩れやすくなります。
- 乳液を塗ってからすぐに化粧下地を塗らずに乾くのを待ちます。
- ハンドプレスをしてしっかりと浸透させて2~3分おきましょう。
- 下地を塗ってここでもさらに2~3分待ちます
- それからファンデーションです。
化粧下地はムラにならないように丁寧に塗る
化粧下地も急いで、何となく塗ってしまっていませんか。ここでも丁寧に伸ばしていきましょう。
イメージとしては、伸ばすというよりも毛穴を埋めていくようにポンポンと叩き込む感じです。
それが化粧崩れの原因になりますから、厚みが均等になるように丁寧に叩くようにして広げていきます。
指で塗るよりもパフを使った方が均一に伸ばせます。
肌質にあったファンデーションを使うこと
年間を通していつも同じファンデーションを使っていたり、季節ごとに肌の調子が違うのにファンデーションを変えない、というのもファンデーションのノリが悪くなる理由の一つですね。
- 夏はパウダーファンデーション
- 冬はリキッドファンデーション(またはクリームファンデーション)
など、季節や肌質にあったファンデーション選びが大事です。
ファンデーションの厚塗りに気をつけること
メイクを崩すまいとして厚塗りしてしまうと、それがかえって化粧崩れの原因になってしまうので、ファンデーションは基本的に薄塗りにします。
特に顔の動く部分、
- 口の回り
- 目の周り
などはよれやすいので、スポンジに残ったファンデーションをつけるくらいでちょうどいいでしょう。
ファンデーションも化粧下地と一緒で、塗るというよりも叩き込むようにしていくとムラなくつきます。これでベースメイクも崩れにくくなります。
フェイスパウダーで皮脂を吸着
リキッドファンデーションを使う場合は、仕上げにフェイスパウダーを必ず使いましょう。
フェイスパウダーを使うことで余分な皮脂を吸着してくれるので、サラサラ感が持続してメイクの崩れにくいのです。
- パフにたっぷりと粉をとります。
- パフ全体をもみこむようにして粉をなじませます。
- 顔にパフを滑らせるようにして粉をのせていきます。
- 最後はフェイスブラシで余分な粉を落として完成です。
上記のような流れで丁寧に行ってみてくださいね。
フェイスパウダーの代わりにベビーパウダーを使う方法
ベビーパウダーといえば、赤ちゃんのあせもを予防するために使うものですが、汗を吸着しながらもお肌にはとても優しいので、大人にもおすすめなんです。
フェイスパウダーと同じように、パフで顔全体につけたらブラシで余分な粉を落とします。これで赤ちゃんのようなサラサラ肌に!
最後は化粧崩れ防止スプレーで完璧!
汗や皮脂を押さえてくれるスプレーを最後にシュッと一吹きするだけで、メイクの持ちは格段に良くなります。
化粧したてのサラサラ感を持続できるだけでなく、保湿成分が配合されているスプレーも多いので、1日中しっとりしたまま化粧も崩れないという優れものです。
アイメイクなどポイントメイクを崩さない方法
崩れてしまうのはファンデーションだけではありません。せっかく作ったぱっちりお目めがいつの間にかパンダ目に…という悲しい経験はありませんか。
アイシャドウやマスカラなどのポイントメイクも汗や皮脂で崩れやすくなるのは同じです。ここでも長時間つけたての色をキープする方法をご紹介しましょう。
ファンデーションの塗り方に一工夫
ファンデーションを薄く塗るのは基本ですが、目の際までしっかりと塗っておきましょう。
角が丸いタイプではなく尖っている菱形のスポンジを使うときれいに際まで薄く塗ることが出来ますよ。
まつ毛の油分を取っておく
乳液などを塗った時にまつ毛についてしまっていることがあります。
それを放置したままマスカラを塗ると落ちやすくなるので、顔をティッシュで押さえたのと同じように、まつ毛は綿棒を使って拭いてからマスカラを塗りましょう。
アイラインの前にアイシャドウを塗る
アイラインを引く前にパウダータイプのアイシャドウを塗っておくとアイラインがにじみにくくなります。
アイライナーはペンシルタイプよりもリキッドタイプの方がキレイに塗れますよ。
マスカラはカールしてからトップコートを
まつ毛をしっかりとカールして上向きにしてからマスカラを塗ることで、下を向いたりまばたきしたときにまつ毛が顔に触れることがなく、パンダ目になるのを防ぎます。
また、マスカラが落ちないようにするアイテムとしておすすめなのがマスカラのトップコートです。
ウォータープルーフタイプは水には強いけど油分に弱い、オイルプルーフは逆ですね。
パウダーを使って口紅を落ちにくくする工夫
口紅は重ね塗りをすることで落ちにくくなりますが、ただ重ねて塗るのではなく、ここでもひと手間をかけましょう。
ここで、そのまますぐに口紅を塗ると崩れますから、また数分おいてなじんでから次の工程へ。口紅を塗る前に軽くティッシュで押さえて余分な油分を吸い取りましょう。
次にリップライナーを使って、ラインだけでなく唇全体を塗りつぶしましょう。これで格段に口紅が落ちにくくなります。
口紅を塗ったら一度ティッシュで押さえます。パウダーファンデーションなどを唇にのせて色を定着させ、最後にもう一度口紅を重ね塗りして完成です。
化粧崩れを起こさないためのライフスタイル
化粧崩れの原因は外側からのケアだけでは解消することは出来ません。体の中からもケアして、化粧崩れを防止しましょう。
汗をしっかりかいて汗腺を鍛える
顔汗を大量にかいてしまう原因として、
- 運動しない
- 屋外に出ない
ということがあります。
汗腺を鍛えていないと、気温が上がった時に尋常ではない汗の量が出たりすることがあるからです。
ふだんから適度に汗をかいておくと汗が一気にどばっと出ることがない上に、サラサラのいい汗なので拭き取れば大丈夫。メイクも崩れにくくなります。
脂っこいものや辛いものばかり食べている
刺激物ばかり食べていると汗もたくさんかきますし、揚げ物など油を使ったものは皮脂が過剰に分泌される原因になります。
乾燥肌でもないのに皮脂が多い、という人は食べるものも見直してみましょう。
ちょっとした手間で1日中化粧崩れの心配なし!
一つ一つの工程に数分かけると、トータルで結構な時間がかかってしまうかもしれませんね。
でも、その手間を惜しまないことが化粧崩れを防止することにつながります。
美しくなるには手間がかかるんです。ひとつひとつ丁寧にこなしていけば化粧が崩れて悲しい思いをするなどということもありませんよ。
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