無意識のうちに老化が進行?老化の原因となる悪習慣とは
Date:2017.04.17
ひと息入れる時には甘いコーヒードリンクが欠かせない!空腹ではないのに食べるのがやめられない!
日々なにげなく習慣化している行動の中に、実は老化の深刻な原因となっているものがあります。
ここでは、無意識に日常化しているからこそ頑固な、飲食にまつわる悪習慣とそれらを防止する方法を紹介していきます。
甘い飲み物が好き!見過ごしてはいけない飲料に含まれる砂糖
一日の始まりやほっとひと息入れたい時、カフェで甘いコーヒードリンクをオーダーしたりコンビニで甘い飲み物を購入したりしてはいませんか?
甘い飲み物をやめた方がよい理由
小さなバニラ・ラテのようなシンプルな飲み物でさえ、およそ14グラムの砂糖が含まれています。これはWHO(世界保健機関)が推奨する1日の推奨摂取量25グラムの半分以上です。
- 「糖化」が進む
- 大量に摂取した糖は体内でタンパク質と結びつき、変性したタンパク質は劣化してAGEsという老化物質になります。
この糖化によって生成されたAGEsはシミやそばかすをできやすくするほか、全身の老化を進行させ美容、健康に悪影響を及ぼします。
液状の砂糖は素早く吸収され、血糖値を急上昇させます。そこで血糖値を下げようと大量にインスリンが分泌され低血糖状態となり、さらに砂糖を欲するようになります。
朝一番に空腹状態で飲んだものが甘い飲み物の場合は特に顕著で、その日一日の食べ物の選択に悪影響を及ぼします。
自分で甘さを調整してみる
カフェで甘い飲み物をオーダーする習慣のある人は、甘くないものをオーダーして自分で砂糖を加えてみましょう。
砂糖の量がどれほどであるかを知ることができます。砂糖の量を減らすことにつながるでしょう。
砂糖を完全に断ってみる
砂糖は依存状態になりやすいものです。飲み物から完全に砂糖を断つ必要がある人もいるでしょう。
初めのうちは物足りず苦しいかも知れませんが、思うより早く体は慣れてくれます。
甘くないコーヒーにミルクを入れ、シナモンやナツメグを振りかけてみてはいかがですか?
バニラなどの甘い香りのついたフレーバーコーヒー、フルーツの香りのフレーバーティー自然な甘い香りを楽しめる美味しい飲み物はたくさんあります。
- アイスティー
- 甘く味付けされたものが売られていますが、冷たいと甘みを感じにくくなることから、多くの砂糖が含まれています。
- ホットココア
- 典型的なホイップクリーム入りのココアの場合、200キロカロリーのもので20グラム程度の砂糖が入っています。
- エナジードリンク
- 250mlの缶に25グラム以上の砂糖が含まれていることがあります。エナジードリンクに多く含まれるカフェインはコーヒーからも摂ることができます。
- スポーツドリンク
- 500mlのペットボトルに20~30グラムの砂糖が含まれています。激しい運動をしていない時には飲まない方がいいでしょう。
- スムージー
- 果物は体に良い食べ物ですが、あまりにも多く摂ることで必要以上の砂糖を摂取してしまいます。買うのではなく、自分で材料を選びつくるほうが賢明です。
毎日お酒を飲んでいる!アルコール分解が体に与える影響
一日働いて疲れたからお酒を飲んでストレスから解放されたい、特に何もない単調な一日だったからお酒を飲んで気分をかえたい。毎日飲酒することが習慣化していませんか?
毎日の飲酒をやめた方がよい理由
- 「活性酸素」の発生
- アルコールを摂取すると、肝臓に送られ分解・解毒されます。その際「活性酸素」が発生し、活性酸素に触れた細胞は酸化します。酸化した細胞は、栄養分の取入れや老廃物の排出機能化が衰え、老化を早めます。
日常生活においても、呼吸によって取り入れた酸素から活性酸素は発生しています。そこに毎日お酒を飲むことで、さらに発生量を増やしてしまします。
- デトックス機能の低下
- お酒を飲むと、肝臓はアルコールの分解を優先します。分解できる量を超えたアルコールを大量に摂取すれば、肝臓の機能は低下します。
肝臓は、老廃物や生活の中で知らず知らず体内に取り入れてしまっている食品添加物・化学物質を体外に排出する機能があり、このデトックス効果はアンチエイジングには欠かせないものです。
老廃物や有害物質が体内にたまると
- 皮膚から排出させようとする働きから肌に炎症が起こる
- 血液の循環が悪くなり、シミやたるみが現れる
などの症状とともに老化が進行していきます。
なぜ、お酒を飲みたくなるの?
アルコールは、
- エンドルフィン
- ドーパミン
のような多幸感をもたらす脳内物質を放出します。
快楽物質・脳内麻薬とも呼ばれ、これらによる気分の高揚感によりアルコールに対する嗜好性が強まっていきます。
アルコールの摂りすぎを防ぐ
厚生労働省は、1日平均純アルコールで20グラム程度が適度な飲酒量であるとしています。
また、女性はこれより少なく1日350mLの缶ビール一本以下を目安し、週に2日はアルコールを摂取しない日を設けるべきであると推奨します。
アルコール量を意識してみる
自宅でワインや焼酎などを飲む場合は、一杯の量がどのくらいあるのか測ってみましょう。
外食の際、サワーやカクテルには思うより多くのアルコールが含まれています。
味わってゆっくり飲むようにする
短時間で飲み干してしまうのではなく、ゆっくりと時間をかけて楽しみましょう。一口飲むごとにグラスを置くよう意識してみましょう。
飲酒しない日を設けてみましょう
週に2~3日、ノンアルコールカクテルにしてみてはいかがでしょうか。おししいノンアルコールカクテルを飲めば、気分転換になりストレスから解放されるのではないでしょうか。
- ノンアルコールサングリア
- お好みのフルーツ(レモンスライス・オレンジ・リンゴ・桃・キウイなど)+ぶどうジュース
カットしたフルーツとぶどうジュースを合わせ、冷蔵庫で半日~1日冷やす。
- フルーツソーダ
- お好みのフルーツ(ブルーベリー・チェリーなど)+炭酸水+ガムシロップグラスにフルーツを入れて炭酸水を注ぐ。
間食がやめられない!あなたが食べてしまう本当の理由
空腹ではないのに、食べるのをやめられない時はありませんか?
ストレスを食べ物に向けることは、気を紛らわす簡単な方法であるといえます。食べていると、気分が和らぎ楽になるという経験がある方は少なくないのではないでしょうか。
そのような時に食べているは山盛りのサラダなどではなく、高脂肪・高炭水化物の美容や健康に良いとはいえないものになっていると思います。
これらの食事はアルコール同様にエンドルフィンやドーパミンという快楽物質を放出させ、ストレスを感じている際に欲している多幸感をもたらします。
ストレスで食べ過ぎることをやめた方がよい理由
- 「糖化」が進む
- 高炭水化物の食品を食べ過ぎると、必然的に「糖質」を大量に摂取することになります。糖質は糖化の原因となり、老化を進行させます。
- 代謝が低下する
- 体内にある「代謝酵素」と「消化酵素」。二つがじゅうぶんにあると、老化を遅くすることができます。
代謝酵素と消化酵素は「体内酵素」を元にしています。体内酵素の量はきまっているので、食べ過ぎによって消化酵素が大量に必要になると代謝酵素が減少します。その結果、老廃物の排出、肌の新陳代謝などが停滞し老化につながっていきます。
自分をいたわりましょう
ストレスは食べ過ぎてしまう要因の一つです。そこに睡眠不足、疲労、栄養不足が結びつくと食べることを拒絶するのが更に困難になります。
生活の中での睡眠の優先度をあげ、リラックスへ導くお気に入りの方法を見つけ、バランスのとれた食事を心がけましょう。
- 睡眠と食欲
- 睡眠時間が短いと、食欲を刺激するホルモン「グレリン」の分泌量が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減ります。睡眠不足は過食をまねきます。
寝不足のストレスを快楽物質の分泌で癒そうと、甘いもの脂っこいものを欲するようになります。
- 睡眠と「成長ホルモン」
- 睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは若返りホルモンとも呼ばれ、細胞を新しく生まれ変わらせ、脂肪燃焼・肌の代謝を促してくれます。
睡眠後30分から1時間に多く分泌されます。質の良い睡眠がとれるよう、食事は早めに済ませ満腹状態で寝ない・眠る直前までテレビやスマホを使用しないなど工夫しましょう。
落ち着いて自問自答してみる
何かを食べようと手にしたとき、一旦立ち止まり空腹かどうか自問自答してみましょう。もし空腹でないのなら、なぜ食べようとしているのか考えてみましょう。
おそらく、何かを先延ばしにしている、不安感の軽減、嫌な気分を落ち着かせようとしているのではないでしょうか。
食べる!と決めたならば
自問自答し、食べたい理由がストレスだと理解したうえで食べることを決めたならば自分を責めてはいけません。ストレスが原因で食べていると理解しているだけ進歩したといえます。
その場合は、勢い任せに一気に食べてしまうのではなく心から楽しんで食べましょう。
- ビタミンA にんじん、ほうれん草、鶏レバー、豚レバー
- ビタミンC 柑橘類、トマト、ブロッコリー
- ビタミンE アーモンド、焼きのり
自分が本当に求めているものは?
食べ物で気分を紛らわせようとするか否かを問わず、あなたの体と心を本当に苦しめているものが何なのかを特定しましょう。あなたが実際に必要としているものが食べ物ではないことがわかるはずです。
忙しい仕事から頭を切り替えるための散歩に散歩をする、友人に簡単なメールを送ってみる。一日の終わりに日記を書き心配事を綴ってみる。
冷静に、嫌な気分、不安感、孤独感などの原因と向き合うことで、将来のストレスを起因とする過食を避けることができるでしょう。
悪習慣によって加速する「酸化・糖化」=老化という事実
アルコール・糖の摂りすぎ、食べ過ぎはどれも糖化・酸化を進める要因となっています。
老化のメカニズムについては諸説ありますが、現在、細胞の糖化と酸化は老化を加速させると考えられています。
アンチエイジングとは酸化と糖化を防ぐことだといえます。
適度な運動をすると血行を改良して冷えやむくみの解消になり、また、糖化の原因となる糖をエネルギーとして消費することができます。
特に筋トレなど無酸素運動をすると、睡眠時同様に成長ホルモンが分泌され老化防止になります。また、筋肉がつくと基礎代謝が上がり太りにくい体質になります。
老化を加速させる悪習慣に心当たりはありましたか?
まずは自分にそれらの習慣があるということを認識し、どのような悪影響があるのか意識することから始めてみてください。
是非、日常に抗酸化・抗糖化に効果的な食生活・適度な運動をとりいれてみてください。見た目も体も若々し保って、いつまでも充実した日々を送っていきたいですね。
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コメント一覧
参考になった。
なによりも自己管理することがいちばん大事